2026年7月8日水曜日

IPO分析(ティアフォー)

【スケジュール】

ティアフォー  593A 東証グロース 情報・通信業 100株

ブックビルディング期間 2026/07/06 - 07/10

公開価格決定 2026/07/13

上場日 2026/07/22

【事業内容】

 

(1) ミッション・ビジョン

当社は、「創造と破壊」をミッションとし、「自動運転の民主化」をビジョンに掲げております。ミッションである「創造と破壊」は、従来にないアプローチで前例のない課題に挑み、新たな価値を大胆に創造するという当社の姿勢を表現しています。

ビジョンには、安全な自動運転技術に資するあらゆるテクノロジーを開放し、様々な組織・個人がその発展に貢献できる開放的なエコシステムを構築するという意味が込められております。

現在、自動車産業は歴史的な大変革期にあり、ソフトウェア・ディファインド・ビークル(以下「SDV」という。)の台頭、電動化、自動運転技術の進展など、従来のビジネスモデルに根本的な変化が求められています。また、自動運転市場においては、各国政府による政策支援や法規制の整備が進展しているものの、当社グループの事業拡大にあたっては、関連法令に基づく許認可の取得や制度整備の進展が重要な要素となっております。

こうした技術革新及び制度環境の変化を背景に、当社グループは新しい技術と伝統的な企業との橋渡し役として、オープンソース(注1)型ソフトウェアを活用した柔軟かつ実装可能なソリューションを提供することにより、既存の自動車業界構造をディスラプト(混乱)させることなく尊重しつつ、次世代技術への円滑な移行を支援する存在となることを目指しています。これにより、既存の大手自動車OEM(注2)やTier1サプライヤー(注3)など自動車産業に関連する様々な企業が自動運転を含む次世代技術を無理なく導入できる環境づくりに貢献していきます。

これらミッション・ビジョンのもと、当社グループはオープンソース戦略によって自動運転技術の社会実装を推進しており、オープンソース型自動運転ソフトウェア「Autoware(オートウェア)」の開発を主導することで、グローバルな技術基盤を提供しております。当社グループはこのような取組みを通じて、自動運転技術を社会全体へ普及させ、人々の移動の可能性を広げることを目指しております。

なお当社グループは自動運転事業の単一セグメントであります。

 

(2) オープンソース自動運転ソフトウェア「Autoware(オートウェア)」との関係性について

当社グループが事業の技術的基盤として採用する「Autoware(オートウェア)」は、自動運転システムの開発・運用に必要な機能群を備えた、オープンソース型自動運転ソフトウェアプラットフォームです。「Autoware(オートウェア)」は2015年に名古屋大学にて当社創業者が公開した後、当社グループが中心となって開発・普及を推進しており、自動運転分野における国際的な共通基盤として、拡大を遂げております。

オープンソースとは、ソフトウェアの設計図に相当するソースコード(注4)を一般に公開し、誰もが自由に利用・改良・再配布できる方式を指します。この方式により、特定の企業や国家に依存しない中立性・透明性が確保され、また、グローバルに分散した開発者や研究者との協調開発が可能となることで、技術革新のスピードと柔軟性が大きく向上します。とりわけ、オープンソースの透明性は、クローズドソース(プロプライエタリ)型ソフトウェア(注5)と比較して顕著です。クローズドなソフトウェアは、特定企業がソースコードや技術仕様を独占的に管理・運用するものである一方、「Autoware(オートウェア)」はその全コードと更新履歴が公開されているため、利用者自身が技術の内容や動作を確認・評価することが可能です。これにより、ユーザーは特定ベンダーへの過度な依存を避け、導入や運用に関する選択の自由を保持できます。また、このような協調開発によって、従来のクローズドなソフトウェア開発と比較して、当社及び当社の顧客であるOEMにおいてソフトウェアの開発効率を高めることができます。「Autoware(オートウェア)」はこうした透明性の利点を活かし、多様な用途・要件に対応可能な柔軟性と拡張性を備えたソフトウェア基盤として構築されています。このような柔軟性及び拡張性を基盤として、当社グループは「Autoware(オートウェア)」に自社技術を組み合わせることで、多様な車種・用途への展開を可能とし、特定用途に特化した企業と比較して汎用性の高い技術基盤を提供しております。

2018年には、「Autoware(オートウェア)」の国際的普及及び持続可能なエコシステムの構築を目的として、当社を含む複数の企業・団体により、一般社団法人「The Autoware Foundation」が設立されました。AWFは、「Autoware(オートウェア)」の開発・保守・標準化の中核的役割を担う国際コンソーシアムであり、産業界、学術機関、研究機関、政府機関、非営利団体など100社超の多様な組織が加盟しています。なお、「Autoware(オートウェア)」に係る知的財産権はAWFに帰属しており、当該知的財産はオープンソースソフトウェアとして、誰もが自由に利用・改良・再配布することが可能な形で管理されています。

 

AWFの主な役割としては、以下の項目が挙げられます。

・「Autoware(オートウェア)」の中長期的な技術ロードマップの策定と管理

・コミュニティ主導によるソフトウェア開発・保守の推進

・国際標準化活動との連携

・技術文書・仕様書の策定と公開

・実証実験や学術研究との連携による実用化支援

 

当社はAWFの創設メンバーとして、理事会や技術委員会において中心的役割を担っており、ソフトウェアの開発のみならず、エコシステム全体の設計・運用、産学官の連携促進、人材育成など、幅広い分野で貢献しています。こうした活動を通じて、当社グループは「Autoware(オートウェア)」の継続的な進化と、自動運転社会における国際的な透明性の高いプラットフォームの形成を目指しております。

2026年4月1日現在、「Autoware(オートウェア)」への貢献者数(ソフトウェア開発プラットフォームであるGitHubにおけるコード・コントリビューター数)は600人であり、そのうち68.2%が当社及びパートナー企業に属さない貢献者です。また、GitHubのユーザーがリポジトリをブックマークし、プロジェクトへの支持を示す手段である「Star」の数も着実に増加しており、同日現在でAWFが受領した「Star」は11,584件となっています。

 

(3) 事業の内容

当社グループ(当社並びに当社の子会社及び関連会社)は、当社(株式会社ティアフォー)、連結子会社2社(TierIV North America Inc.、株式会社Human Dataware Lab.)、持分法適用関連会社3社(株式会社マップフォー、株式会社eve autonomy、AI教習所株式会社)で構成されています。

当社グループは、「自動運転の民主化」をビジョンに掲げ、オープンソースソフトウェア「Autoware(オートウェア)」を基盤とした自動運転ソリューションの社会実装を推進しており、日本国内を中心に事業を展開しております。

会社別では、当社は、自動運転システムの開発と提供を中心に、自動運転車両の走行環境の構築、データ解析、ソフトウェア更新等を含む各種ソリューションを提供しており、連結子会社であるTierIV North America Inc.は、主に北米市場におけるパートナーや事業の開拓を、株式会社Human Dataware Lab.は、自動運転領域等におけるデータ解析、ソフトウェアの開発を主な業務としております。また、持分法適用関連会社である株式会社マップフォーは自動運転の実現に必要な高精度3次元地図データや測量技術に関わる開発、株式会社eve autonomyは工場内などにおける無人搬送サービスの提供、AI教習所株式会社は自動運転技術を活用した自動車教習システムの開発・販売を行っております。

 

a)「Autoware(オートウェア)」を活用した収益創出の仕組みについて

本項では、オープンソースである「Autoware(オートウェア)」を基盤とした技術提供に関連する、当社グループの代表的な収益創出の仕組みの一例について説明いたします。本記載は、「Autoware(オートウェア)」が無償で公開されている中で、当社グループがどのように商用展開に向けた価値を提供し、対価を得ているかについての概要を示すものであり、当社グループの全事業における収益構造を網羅するものではありません。なお、当社グループは、自動運転市場の立ち上がり段階や顧客の導入フェーズに応じて多様な収益創出の仕組みを有しており、これらの詳細については後段の「サービスの説明」にて記載しております。

「Autoware(オートウェア)」は、誰もが無償で利用可能なオープンソースソフトウェアであり、基本的な自動運転機能を備えているものの、そのままでは商用車両への実装や量産フェーズにおいて求められる水準を達成することは困難であり、商用利用には一定の技術的補完が必要とされます。特に、機能安全や品質保証、実運用環境への適応など、事業として自動運転を成立させるには、個別の顧客ニーズに応じた高度な設計と実装が不可欠です。

当社グループは、「Autoware(オートウェア)」を基盤とし、商用利用を見据えたソフトウェア及びハードウェア構成から成る「リファレンスデザイン(注6)」を独自に構築しております。この設計思想の中核にあるのが、「マイクロオートノミー・アーキテクチャ(Microautonomy Architecture)(注7)」という当社グループ独自の概念です。これは、共通の要素技術群を基盤にしつつ、用途や車種が異なる複数の事業領域に対し、効率的かつ柔軟に自動運転レベル4対応の自動運転車両を開発・展開することを可能とする設計思想であり、「Autoware(オートウェア)」や当社グループが開発する要素技術のみならず、サードパーティー製のハードウェアやソフトウェアとも統合されたものです。

なお、自動運転レベルは0~5までに分類され、当社グループでは、運転者を必要としない自動運転の実現が可能となるレベル4が実現可能な技術開発を推進しております。これは、深刻化するドライバー不足といった社会課題の解決に資するのみならず、人の関与を前提とするレベル0~3と比して、より広範なユースケースへの適用が可能となることから、当社グループにとっても事業上の成長機会を獲得するうえで肝要であると認識しております。

 

各自動運転レベルの概要

自動運転

レベル

自動運転レベルの概要

運転操作の主体

全ての運転操作を運転者が手動で行う状態。

運転者

アクセル・ブレーキ操作又はハンドル操作のどちらかが、部分的に自動化された状態(運転支援)。

運転者

アクセル・ブレーキ操作及びハンドル操作の両方が、部分的に自動化された状態(特定条件下での自動運転機能)。

運転者

特定の走行環境条件を満たす限定された領域において、自動運行装置が運転操作の全部を代替する状態。

ただし、自動運行装置の作動中、自動運行装置が正常に作動しないおそれがある場合においては、運転操作を促す警報が発せられるので、適切に応答しなければならない(条件付自動運転)。

自動運行装置

(自動運行装置の作動が困難な場合は運転者)

特定の走行環境条件を満たす限定された領域において、自動運行装置が運転操作の全部を代替する状態(特定条件下における完全自動運転)。

自動運行装置

自動運行装置が運転操作の全部を代替する状態(完全自動運転)。

自動運行装置

 

出所:国土交通省「自動運転車両の呼称」資料をもとに当社作成

 

このリファレンスデザインに基づき、当社グループは顧客(主に自動車OEMや特殊用途車両のメーカー)ごとの車両タイプや運用環境、要件に応じて最適な技術構成を設計・提供しています。これにより、顧客にとっては、一から自動運転技術を開発する必要がなくなり、既に検証済みのリファレンスデザインに基づき、ラストワンマイル(注8)のカスタマイズ作業のみに注力することで、商用化までの期間とコストを大幅に圧縮することが可能となります。また、一度確立されたリファレンスデザインは、共通性・再利用性の高いアーキテクチャで構成されているため、他の類似ニーズを持つ顧客への横展開が可能であり、当社グループにとってスケーラブルな事業運営の基盤を形成しております。こうした技術的基盤の上で当社グループは、リファレンスデザインの提供及び顧客ごとの個別要件に応じたラストワンマイルにおける技術支援・開発業務を通じて収益を獲得しており、さらに、顧客において「Autoware(オートウェア)」を基盤とした自動運転システムを搭載した車両が量産フェーズに移行した場合には、ライセンスモデルやロイヤルティモデルを適用することで、販売台数等に応じた継続的な収益を得る仕組みを構築しております。

このように当社グループは、オープンで非独占的な技術である「Autoware(オートウェア)」を活用し、マイクロオートノミー・アーキテクチャとリファレンスデザインを軸とした技術価値の提供を通じて、収益を創出しております。

 

 

マイクロオートノミー・アーキテクチャとリファレンスデザイン(イメージ)(注6、7)

 


当社グループの顧客への提供価値(イメージ)


 

b)当社の提供するプロダクトについて

当社は、オープンソース自動運転ソフトウェア「Autoware(オートウェア)」の開発を先導する企業として、「Autoware(オートウェア)」を技術的基盤とした自動運転システムの商用利用を実現するための補完的なプロダクトを開発・提供しています。これらは、自動運転機能の設計・検証・運用までの一連のプロセスに対応するものであり、顧客(主に自動車OEMや特殊用途車両のメーカー)の導入フェーズや技術ニーズに応じて柔軟に組み合わせて提供することが可能です。

具体的には、「Autoware(オートウェア)」をベースとした拡張可能な車載ソフトウェアプラットフォーム「Pilot.Auto(パイロットドットオート)」、クラウド技術を活用して開発及び運用の効率化を支援する開発運用プラットフォーム「Web.Auto(ウェブドットオート)」、及びセンサーや演算装置などのハードウェアとソフトウェアを統合したリファレンスプラットフォーム「Edge.Auto(エッジドットオート)」を展開しております。当社グループでは、これらのプロダクトを、自動車OEMや特殊用途車両メーカーを含む多様な顧客の実現したい内容や導入フェーズに応じて、単独又は必要な要素を組み合わせた形で複数同時に提供することで、事業を展開しております。

以下に、各プロダクトの概要を示します。

 

・Pilot.Auto(パイロットドットオート)

「Pilot.Auto(パイロットドットオート)」は、「Autoware(オートウェア)」を基盤として構築された車載用自動運転ソフトウェアパッケージであり、センシング、周辺認識、自己位置推定、経路計画、車両制御など、自動運転に必要な機能を包括的に提供します。商用車両への組込みを前提とした設計となっており、用途や走行環境に応じたモジュール構成(注9)や、機能安全要件への対応も視野に入れた高い拡張性を備えています。

当社グループは、「Pilot.Auto(パイロットドットオート)」を通じて、ソフトウェアのカスタマイズ、車両への組込み及びハードウェア構成要素との統合、走行環境への適合、並びに運用段階におけるメンテナンス支援を提供しています。これには、ソフトウェア及びシステム全体に対する技術支援に加え、「Web.Auto(ウェブドットオート)」との連携による走行ルートや地図データなどの運用環境に対する保守・更新支援も含まれます。

このように、「Pilot.Auto(パイロットドットオート)」は当社グループが提案するリファレンスデザインを基盤としながら、顧客のニーズに応じた柔軟なシステム設計と運用を可能とするものであり、初期構築にかかる負担の軽減及び迅速な自動運転システムの導入に資する設計となっております。

・Web.Auto(ウェブドットオート)

「Web.Auto(ウェブドットオート)」は、「Pilot.Auto(パイロットドットオート)」を活用した自動運転システムの開発・検証・運用を効率化するクラウドベースのソフトウェアプラットフォームであり、いわゆるDevOps(開発と運用の連携)を支援するための基盤としての機能も備えております。シミュレーションによる自動運転アルゴリズムの検証、走行ログの管理・可視化、地図データの生成・更新、パラメータのリモート設定といった機能を提供し、開発現場と運用現場を横断した一貫性のある開発環境を実現することを目指しています。

また、「Web.Auto(ウェブドットオート)」は、継続的インテグレーション/継続的デリバリー(CI/CD)に対応した開発データパイプラインの管理や、車両運行管理(Fleet Management Service)(以下「FMS」という。)(注10)・遠隔監視・ソフトウェアの無線アップデート(Over The Air)(以下「OTA」という。)(注11)といった機能を通じて、自動運転システムを搭載した車両の運用・保守を支援する仕組みを提供しており、第三者が提供するアプリケーションや運用支援サービスとの連携も考慮された設計となっております。これらの機能により、開発コストの削減や市場投入までの期間短縮に資することが可能です。

・Edge.Auto(エッジドットオート)

「Edge.Auto(エッジドットオート)」は、「Pilot.Auto(パイロットドットオート)」の動作に必要な周辺ハードウェア(センサー、エッジコンピューティングデバイス、入出力インターフェースなど)と各種ソフトウェアツールを組み合わせたリファレンスプラットフォームです。リアルタイム処理性能や環境耐性など、実運用に求められる仕様に基づいた構成がなされており、商用展開を視野に入れたシステム評価や初期導入に適した設計となっております。

本プラットフォームは、当社グループがこれまでに培ってきた自動運転技術を基に、利用実績のあるセンサーや演算装置を採用し、オープンソースで提供されるセンサドライバや「Autoware(オートウェア)」に含まれるソフトウェアモジュールと組み合わせて動作する構成となっています。これにより、用途や導入フェーズに応じて、個別のハードウェアコンポーネント単位から、統合されたシステム構成まで複数の段階的な選択肢を提供することが可能です。

また、「Edge.Auto(エッジドットオート)」は、当社が提供する「Pilot.Auto(パイロットドットオート)」及び「Web.Auto(ウェブドットオート)」と組み合わせて活用することが想定されており、それぞれのプロダクトと連携することで、自動運転システムに必要なハードウェア及びソフトウェアの選定、評価、検証プロセスの効率化が図られる構成となっています。これにより、ユーザーは独自の自動運転ソリューションを速やかに構築することが可能となります。

 

「Autoware(オートウェア)」と当社プロダクトとの関係性(イメージ)


c)サービスの説明

当社グループの事業は、「Mobility Service(モビリティサービス)」「Development Service(デベロップメントサービス)」「Solution Service(ソリューションサービス)」の3つのサービスに大別されます。これらの事業は、自動運転市場そのものの発展段階に加え、顧客企業が置かれている事業フェーズ(例:自動運転技術の開発・導入初期段階、量産化段階等)にも対応できるよう構成されています。

現時点においては自動運転バスを中心とした事業展開を行っており、地方自治体等における自動運転レベル2からレベル4の実証実験や定期運行に関連する売上が主な構成要素となっております。モビリティサービス及びデベロップメントサービスについても、現状においてはこれら実証実験や定期運行の拡大に対応する形で展開されております。

なお、足元では「Mobility Service(モビリティサービス)」における自動運転サービスの実証実験・導入を推進しておりますが、自動運転市場の拡大及び社会における自動運転車両の需要が高まることに伴い、当該車両の量産を見据えた「Development Service(デベロップメントサービス)」が事業の中心的な役割を担っていくことを想定しております。

具体的には、「Mobility Service(モビリティサービス)」では主に自動運転市場の黎明期かつ顧客が初期導入段階にある場合における実証実験・実装から、その後の運用支援までを担います。「Development Service(デベロップメントサービス)」では自動運転市場の拡大局面において、当社グループの顧客である自動車OEM等が自動運転に対応した車両の量産を行うことに向けた自動運転システムの開発を行います。「Solution Service(ソリューションサービス)」は、これら両事業の下支えとなる基盤的役割を果たしており、当社グループ及び「Autoware(オートウェア)」のエコシステム拡大を支援する位置付けにあります。なお、当社グループでは多様な車種への対応を進めておりますが、現時点においては社会実装の進展状況等を踏まえ、「Mobility Service(モビリティサービス)」における自動運転バスと、「Development Service(デベロップメントサービス)」における閉鎖空間における特殊用途車両を活用したサービスが事業の主要な領域となっております。

2025年9月期における当社グループの「Mobility Service(モビリティサービス)」「Development Service(デベロップメントサービス)」「Solution Service(ソリューションサービス)」の売上高及び構成比は、それぞれ2,267百万円(35.4%)、1,330百万円(20.8%)、2,812百万円(43.9%)となっております。以下に、当社が展開する3つのサービスの概要を記載いたします。

 

・Mobility Service(モビリティサービス)

「Mobility Service(モビリティサービス)」は、当社グループが自動車OEMからベース車両を調達し、自動運転システムを架装した上で、地方自治体や交通事業者、MaaS(Mobility as a Service、注12)事業者等の顧客に提供する事業です。なお、地方自治体等への導入にあたっては、パートナー企業を介して提供するケースが多いものの、一部においては当社グループが直接提供する場合もあります。

本事業は、自動運転市場の黎明期において、日本における自動運転の社会実装に先行して取り組む、新技術への感度が高い顧客層を対象とし、自動運転車両の導入・実証実験・運用を技術的に支援することを通じて、日本国内における自動運転市場そのものの形成を目指すものです。実証実験においても、車両提供や運行サポート、アフターサービスなどを通じて技術知見の蓄積を図りつつ、事業収益を獲得しております。

本事業の収益は、自動運転システムが架装された完成車両の販売に加え、自動運転車の走行準備にかかる技術支援(高精度3次元地図作成、調律作業)、自動運転車の運行・運用支援、自動運転レベル4の認可取得にかかる技術支援、並びに保守・アフターサービスに基づく継続的なサービス収入などで構成されます。地方自治体等との実証実験から得られる収益もこれらに含まれます。

 

・Development Service(デベロップメントサービス)

「Development Service(デベロップメントサービス)」は、大手自動車OEM等を顧客とし、当社プロダクトを基盤とした自動運転システムの量産化開発を推進する事業です。顧客の中には、商用車メーカー、乗用車メーカーに加え、建設機械等の特殊用途車両のメーカーなど、幅広い顧客が含まれ、2026年5月現在、協業先のOEM及びTier1サプライヤーは合計で18社存在します(直接的な顧客に加え、ビジネスフローに間接的に関与する企業及びエンドユーザーを含む。)。各顧客が自社製品として販売を予定する量産車両への自動運転機能の搭載を見据え、当社プロダクトを提供するとともに、各社の要求事項に対する開発受託並びに技術協力を実施しております。本事業は、自動運転市場の拡大とともに、当社グループ顧客における自動運転システムを搭載した車両の量産フェーズへの移行に応じて、当社グループの事業機会も拡大していく構想であり、中長期的に当社グループの業容を支える主要な事業領域の一つです。また、今後は自動運転市場の拡大及び社会における自動運転車両の需要の高まりに伴い、当該量産フェーズへの移行が進展することで、本事業が当社グループにおいて中核的な役割を担っていくことを想定しております。現在も、当社グループは複数の企業との間で、自動運転技術の開発受託や技術実証などを担っており、こうした連携を通じて、将来の各社の量産車両に向けた自動運転技術の実装を支援しております。

本事業の収益は、顧客との共同開発において、個別のニーズに応じた専用開発支援やカスタマイズ対応に対する対価を主たる構成要素としております。初期段階においては、当社ソフトウェアをベースに顧客の量産車向けに共同開発活動を行います。共同開発の段階においては、エンジニアリングサービスにかかるワンタイム収益のほかに、開発に必要なライセンスを付与することによるライセンス料収入を計上することもあります。こうした取組みは、将来的な量産展開を見据えたパートナーシップの中で進められるため、フェーズごとの技術検証、仕様策定、評価といったプロジェクト単位の収益が中心となっております。次に、自動運転システムの稼働に必要なセンサー、コンピューター類のハードウェアコンポーネント一式である「ADK(Autonomous Driving Kit)」の販売を行います。前述のステップを踏まえ、顧客が自動運転車両の量産が可能となるため、量産フェーズに移行した後は、販売された車両一台ごとに対価を得るライセンスモデルやロイヤルティモデルといった、スケールに応じた収益創出の仕組みが適用されます。

 

・Solution Service(ソリューションサービス)

「Solution Service(ソリューションサービス)」は、オープンソースソフトウェア「Autoware(オートウェア)」や当社プロダクトの導入・活用を推進する企業・団体に対し、幅広い技術支援及び運用支援を提供する事業や、当社が採択された政府の委託事業などが含まれており、当社グループの事業並びに「Autoware(オートウェア)」エコシステムの拡大を支える役割を担っております。提供するサービスは多岐にわたり、「Autoware(オートウェア)」に関する技術トレーニング、エデュケーションキットや関連デバイスの提供、導入コンサルティングなど、委託事業の採択内容や、顧客ニーズに応じた柔軟な技術支援体制を構築しています。

また、本事業を通じ、当社グループは公益社団法人自動車技術会と連携し、自動運転技術を競技形式で学ぶ教育プログラム「自動運転AIチャレンジ」の運営にも参画しております。本チャレンジには、日産自動車株式会社、本田技研工業株式会社、トヨタ自動車株式会社、株式会社SUBARUといった日本の主要自動車OEM等が協賛しており、「Autoware(オートウェア)」に対応可能なエンジニアの裾野の拡大を図るとともに、産学官を横断した連携により、Autowareエコシステムの持続的成長に寄与しています。

このように「Solution Service(ソリューションサービス)」は、当社の他サービスを技術的・組織的な両面から支える事業基盤であり、自動運転技術の普及とその社会実装を支援するうえで、当社グループ全体の成長と持続的な競争力強化に寄与する重要な領域として位置付けられています。

本事業の収益は、顧客に対するソフトウェアライセンスの提供、技術トレーニング、導入支援、ハードウェア販売、コンサルティング等のサービス提供に対する対価で構成されております。これに加え、当社グループが運営に参画する教育プログラムや啓発活動などを通じたパートナーシップ契約やプロジェクト単位での支援業務も含まれており、技術支援と教育支援の両輪による収益基盤を築いております。

以上のとおり、当社のサービスは、自動運転市場の発展段階と顧客の様々な事業フェーズの双方に対応できるよう設計されております。自動運転の導入を検討する初期段階の顧客に対しては、当社グループが車両の提供とともにシステム構築や現地対応まで一貫して支援する「Mobility Service(モビリティサービス)」を展開しており、一方で、将来の量産を見据えた自動運転システムの開発を行う顧客に対しては、「Development Service(デベロップメントサービス)」を通じて共同開発から量産に対応可能な技術提供までを担っています。顧客の技術的成熟度や導入段階に応じた柔軟な提供体制を構築することで、安全な自動運転技術を誰もが利用できるように開放し、様々な組織・個人がその発展に貢献できるエコシステムを築くことの達成を段階的かつ戦略的に推進しています。

 

サービス別概要

サービス

主なエンドユーザー

収益形態 (収益の性質)

Mobility Service

(モビリティサービス)

・地方自治体

・交通事業者

・MaaS事業者

・システムインテグレーション(ワンタイム)

・車両販売(ワンタイム)

・ソフトウェアアップデートを含む保守運用サービス(リカーリング)

Development Service

(デベロップメントサービス)

・自動車OEM

・特殊用途車両メーカー

・エンジニアリングサービス(ワンタイム)

・ADK(Autonomous Driving Kit)販売(ワンタイム)

・ソフトウェアライセンス(リカーリング)

Solution Service

(ソリューションサービス)

・研究機関

・教育機関

・技術導入の意向がある企業、政府機関、団体

・ソフトウェアライセンス(リカーリング)

・ハードウェア販売(ワンタイム)

・コンサルティングサービス(ワンタイム)

 

(注) 1.エンドユーザーに対するサービス提供の形態としては、パートナー企業を通じて提供する場合と、当社グループが直接提供する場合が存在します。

2.「ワンタイム」収益とは、車両やハードウェアの販売など、その性質上個別的なサービス又は製品に関連して発生し、将来において繰り返されることが想定されない収益をいいます。また、「リカーリング」収益とは、長期間にわたり定期的に支払われるライセンス料や納品後のアフターサービスに係る収益など、その性質上継続的に発生することが想定される収益をいいます。

3.Solution Service(ソリューションサービス)のコンサルティングサービスには政府からの委託事業を含みます。

【業績等】

決算期 種別 売上高 営業利益 経常利益 純利益
2026/09 連結中間実績 4,369 -4,102 -2,385 -2,470
2026/09 連結会社予想 8,484 -11,239 -6,593 -6,736
2025/09 連結実績 6,410 -10,506 -5,504 -4,799
2024/09 連結実績 3,871 -7,229 -4,834 -4,834

決算期 種別 EPS BPS 配当
2026/09 連結会社予想 -138.02 243.29 0.00

上場時発行済株数 63,524,090株(別に潜在株式6,133,000株)
公開株数 24,630,700株(公募17,449,600株、売り出し3,968,400株、オーバーアロットメント3,212,700株)
調達資金使途 研究開発費、量産・事業拡張費、組織拡張費


PER:

PBR:
配当利回り:
公募時吸い上げ資金:267億
公募時時価:689億
​   
 【株主構成】 以下180日

SOMPOホールディングス(株) その他の関係会社 11,112,500 21.30%

加藤真平 代表取締役CEO 5,750,000 11.00%

ジャフコSV5共有投組 投資業(ファンド) 3,610,000 6.90% 売出1,444,000

ヤマハ発動機(株) 資本業務提携先 3,459,490 6.60%

出川章理 元取締役 3,300,000 6.30% 売出250,000 

いすゞ自動車(株) 資本業務提携先 3,000,000 5.70%

KDDI(株) 資本業務提携先 2,070,000 4.00%

アイサンテクノロジー(株) 取引先 1,575,000 3.00%

UTEC4号投組 投資業(ファンド) 1,570,000 3.00% 売出942,000 

二宮芳樹 元取締役 1,400,000 2.70%

河口信夫 元取締役 1,400,000 2.70% 売出100,000 

グローバル・オファリングに関連して、当社の株主であるSOMPOホールディングス株式会社、加藤真平、ジャフコSV5共有投資事業有限責任組合、ヤマハ発動機株式会社、出川章理、いすゞ自動車株式会社、KDDI株式会社、アイサンテクノロジー株式会社、UTEC 4号投資事業有限責任組合、二宮芳樹、河口信夫、株式会社アクセル、ジャフコSV5スター投資事業有限責任組合、株式会社Takeda Family Office、武田一哉、Quanta Computer Inc.、株式会社SMBC信託銀行(特定運用金外信託口 契約番号12100440)、大成建設株式会社、スズキ株式会社、RGCM 1号投資事業有限責任組合、トヨタ・インベンション・パートナーズ株式会社、ソニーグループ株式会社、株式会社ブリヂストン、三菱商事株式会社、野辺継男、竹岡尚三、佐々木栄美子及びイーソル株式会社は、ジョイント・グローバル・コーディネーターに対し、元引受契約締結日から上場(売買開始)日(当日を含む。)後180日目の日(当日を含む。)までの期間(以下「ロックアップ期間」という。)中、ジョイント・グローバル・コーディネーターの事前の書面による同意なしには、当社普通株式等の譲渡又は処分等(ただし、引受人の買取引受による国内売出し及びオーバーアロットメントによる売出しのために当社普通株式を貸渡すこと等を除く。)を行わない旨を約束する書面を差し入れる予定であります。

売 出 株 放 出 元   

㈱SMBC 信託銀行(特定運用金外信託口 契約番号 12100440) 500,000 株

ジャフコSV5スター投資事業有限責任組合 361,000 株

ソニーグループ㈱ 150,000株

二宮 芳樹 100,000 株

武田 一哉 100,000 株

佐々木 栄美子 21,400 株       

【代表者】

代表者名 加藤 真平(上場時44歳5カ月)/1982年生
本店所在地 東京都品川区北品川
設立年 2015年
従業員数 404人 (2026/05/31現在)(平均37.7歳、年収1098.2万円)、連結418人
事業内容 オープンソースの自動運転ソフトウエア「Autoware」を活用した自動運転車両の開発・販売、実証・導入支援など
URL https://www.tier4.jp/
株主数 29人 (目論見書より)
資本金 101,250,000円 (2026/06/29現在)


【幹事団】

主幹事証券 三菱UFJモルガン・スタンレー - -
主幹事証券 モルガン・スタンレーMUFG - -
主幹事証券 SMBC日興 - -
引受証券 大和 - -
引受証券 野村 - -
引受証券 みずほ - -
引受証券 SBI - -
引受証券 マネックス - -
引受証券 楽天 - -
引受証券 岩井コスモ - -
引受証券 松井 - -
引受証券 水戸 - -
引受証券 岡三 - -
引受証券 東海東京 - -

【参考類似企業】今期予想PER(7/1)
00001  米オーロラ - (連結予想)
00002 以モービルアイ 30.9倍 (連結予想)
00003 米エヴァ - (連結予想)
00004 以イノビズ - (連結予想)
00005 米オースター - (連結予想)
00800 中ウィーライド(文遠知行) - (連結予想)
02026 中ポニーAI(小馬智行) - (連結予想)
06880 中モメンタ - (連結予想)
336A ダイナミクマ - (連結予想)
4425 Kudan - (連結予想)
6758 ソニーG 16.5倍 (連結予想)

【私見】

 自動運転などモビリティ銘柄で、タクシーの自動化などに国策銘柄で業種としては評価できます。 問題は赤字で、黒字化までには時間がかかりそうで、ダイナミックプラットフォームのように、初値後は苦戦する可能性は高いです。吸収金額も大きく、初値段階で不安はありますが、海外の買い需要もあり初値に関しては公募を上回るのではないかと予想します。


想定価額:1015円
仮条件上限:1085円
初値予想:1200円
ブック申し込み度・・・中立~やや強気
セカンダリー期待度・・・中立

総合評価3.5

2026年7月3日金曜日

IPO初値予想2026

2/13 TOブックス 日興 3810円  4500円 3.5 3595円 ▲5.7%

2/24 イノバセル 野村 1350円  1400円 3   1248円 ▲7.5%

2/27 ギークリー 野村 1900円  1900円 3.5  1757円 ▲7.3%

3/10 グリーンライト・再エネインフラ投資法人 みずほ 80000円 80000円 3   80000円  0 ±0

3/25 ベーシック 岡三 870円  800円 3

3/25 ジェイファーマ SBI 880円 809円 2.5

3/27 セイワHD SBI 1250円 1400円 3.5 1220円 ▲2.4

4/2 レクメド 野村 1120円 1000円~1500円 2.5  中止

4/2 ビタブリッドジャパン SBI 1370円 1370円 3

4/6 システムエグゼ みずほ 950円 1100円 3.5  1061円 11%

4/7 ヒトトヒトHD 野村 430円 430円 3 422円 ▲1.7%

4/9 ソフトテックス 岡三 1940円 2600円 3  3200円 65%

4/21 バトンズ 大和 660円 1500円 4    1674円 154%

4/22 SQUEEZE  SBI 3110円 3110円 3.5  3250円 4.5%

4/23 犬猫生活 SBI 2990円 3600円 3.5   3500円 17%

4/24 梅乃宿酒造 日興 600円 700円 3   900円 50%

6/16 GO 野村 2400円 3,800 4 2910円 21%

6/23  LiNKX 野村 790円 1200円 3.5 1075円 36%

6/30 ネイス 岡三 1320円 1800円 3.5  1476円 12%

7/15  チャットプラス 丸三 1080円 1500円 3.5

7/22  ティアフォー 三菱・日興 1015円 1000円~1500円 3.5

7/26 ビーエイブル みずほ 660円 700円~1000円 3.5

7/29 アイ・グリッド・ソリューションズ  野村 710円 700円~1000円 3.5




IPO分析(チャットプラス)

 【スケジュール】

仮条件決定 2026/06/25
ブックビルディング期間 2026/06/29 - 07/03
公開価格決定 2026/07/06
申込期間 2026/07/07 - 07/10
払込期日 2026/07/14
上場日 2026/07/15

【事業内容】

当社は、「コミュニケーションによる感動を最大限に追求し、AIを駆使した全自動社会を最速で実現する」というミッションのもと、労働力人口の減少や、それに伴うDX(注1)推進などの社会的・経営的課題の解決に資するソリューションとして、SaaSによるサブスクリプション(継続課金)方式のチャットボットシステム「ChatPlus」「AI AgentPlus」及びFAQシステム「FAQPlus」の開発・提供を行っております。

チャットボットシステムは、従来、電話やメールなどの有人対応により実施されていた社内外からの問合せ対応を自動化・省人化することで、企業の業務効率化及び生産性向上を支援するサービスであります。また、導入の容易さと高いコストパフォーマンスを特長としており、多くの顧客企業においてDX推進の基盤ツールとして活用されています。さらに、WebサイトやECサイト上で訪問者を適切な情報へ誘導する機能を備えており、マーケティング支援ツールとしても活用されています。これにより、コンバージョン率の向上や運用コストの削減を実現し、顧客企業の収益最大化に貢献しています。加えて、ヘルプサイトを構築するFAQシステム「FAQPlus」を展開しています。

チャットボットシステム及びFAQシステムの売上高が当社売上高に占める割合は97.1%(2025年6月期)です。

 

その他、当社は同じくSaaS方式にて、Webメディア向けのコンテンツ配信サービスを展開しております。コンテンツ配信サービスは、占い等のコンテンツを通じて、訪問者の再訪を促し、訪問のきっかけを創出するとともに、コンバージョン率向上を目的として、媒体運営会社向けに提供する事業となります。コンテンツ配信サービスの売上高が当社売上高に占める割合は2.9%(2025年6月期)です。

 

なお、当社の報告セグメントは「SaaSソリューション事業」の単一セグメントであり、セグメント別の記載は行っておりません。当社の主力サービスであるチャットボットシステム及びFAQシステムの概要等は以下のとおりです。

 

(1) チャットボットシステム(「ChatPlus」「AI AgentPlus」)

① 当社チャットボットシステムの特徴

特徴カテゴリ

 

内容

柔軟なプラン構成

 

・利用目的(社内利用、社外問合せ応対)や予算に応じて選択可能な複数の料金プランを用意

・利用状況や事業フェーズに応じてプラン変更が柔軟に可能

直感的なシナリオ設定及びマルチモーダル対応

 

・様々な問合せやカスタマージャーニー(購買行動における顧客の一連の体験プロセス)などに応じたチャットシナリオを自由に設計可能

・テキスト、画像、動画、フォームなど多様なコンテンツを統合して対応するマルチモーダル

導入ハードルの低さ

 

・10日間の無償トライアルの提供

・1ヶ月単位から導入可能

・初期費用や最低利用期間なし

先進技術の活用

 

・生成AIをはじめとした先進技術を積極的に活用

・自社独自の自然言語処理技術を継続的に開発・適用

・ハルシネーション(注2)の少ない高精度の応答を実現

万全のサポート体制及びカスタマーサクセス活動(注3)等に基づく追加機能開発

 

・利用目的に応じた適切なオンボーディング(新規顧客企業がチャットボットシステムの機能や使用方法を理解し、最大限に利用できるようにする導入プロセス)を提供する万全のサポート体制

・豊富なノウハウに基づく活用提案など顧客企業に伴走するカスタマーサクセス活動

・顧客企業からの要望やフィードバックを反映した継続的な機能追加開発

セキュリティ対策を実施した利用環境

 

・AWS環境での運用による安全性の確保

・プライバシーマーク、ISMS(ISO27001)認証取得済み

・WAF(Web Application Firewall)の導入

 

 

チャットボットシステムは、主に以下の利用シーンで活用されています。

社内利用…社内規程・マニュアル案内、ナレッジ共有

社外利用…サービス・利用案内、製品案内、予約受付、ITサポートサービス、施設案内、新規見込顧客申込獲得、EC購入支援、自治体住民サービス・各種手続案内

 

② 「ChatPlus」の概要

「ChatPlus」は、企業の問合せ対応やコミュニケーションの自動化を支援するチャットボットであり、業種業態や企業規模問わず幅広いニーズに対応可能なフォーマットを採用しております。本サービスは、有人チャット、シナリオ型チャットボット及び自社開発AIを活用したフリーワード型チャットボットの各機能を備えております。

有人チャットとは、訪問者からの問合せに対してAIではなく人間のオペレーターが対応するチャットサービスです。丁寧で柔軟な応対、複雑・イレギュラーな質問への対応も可能になるというメリットがあります。また、AIが対応できない内容について途中から人間が引き継ぐハイブリッド型の運用を行うことも可能です。有人チャットにおいては、1名から数百名規模のコールセンター運用に対応するとともに、オペレーター向けのナレッジ管理機能を活用することで教育負担の軽減を図っております。また、定型文入力により業務負荷を軽減し、オペレーターは複数同時応対を可能とすることで、電話による1対1の応対と比較して業務効率の向上に寄与しております。

シナリオ型チャットボットは、あらかじめ設定された質問及び回答の流れに基づき、利用者が選択肢を通じて対話を進める仕組みであり、定型的な問合せへの効率的な自動応対を実現しております。

フリーワード型チャットボットは、自社開発AIにより、訪問者が自由入力した質問内容を解析し、あらかじめ登録されたFAQやナレッジデータとの関連性に基づいて最適な回答を抽出・提示します。これにより、想定された質問形式に限定されることなく、多様な表現による問合せにも対応可能です。また、回答は登録した回答文から行うことで、回答の正確性及び一貫性の確保を図っております。

その他以下の機能を有しております。

 

機能

内容

AI分析レポート

有人チャット、シナリオ型、フリーワード型の応対分析をAIが実行。
総評やアドバイスを分かりやすく表示する。

効果測定

解決フィードバック(解決した/しない)機能。
コンバージョンや離脱ポイントを確認できる仕組み。

チケット

チャットで受けた問合せを「案件(タスク)」として記録・管理する仕組。

チャットの応対の続きや、営業時間外の問合せをメールで応対・管理できる。

問合せ例 :「注文した商品が届いていない」

チケット化 件名:配送遅延の問合せ

      ステータス:対応中

      優先度:中

      内容:配送状況の顧客への対応が必要

 

外部連携

LINEやWhatsAppのアプリ画面にチャットを表示し、「ChatPlus」で応対を一元管理できる。

 

顧客企業の予算やニーズに応じて、月額1,980円から88,000円(月契約の場合)の範囲で、上記機能を利用可能な各種プランを提供しております。

 

③ 「AI AgentPlus」の概要

「AI AgentPlus」(旧AIチャットボットプラン)は、「ChatPlus」にChatGPT等の生成AIを連携し、登録済みの回答に加えてその場で最適な文章を生成することで、訪問者からの複雑な問合せや多様な表現にも対応し、自然な対話による応対を実現するチャットボットです。

また、「ChatPlus」が提供する多様なシナリオ型の表現・制御機能と組み合わせることで、AIによる正確で快適なコミュニケーションを実現しています。「AI AgentPlus」は「ChatPlus」のすべての機能を包含しており、以下の特徴を有しています。

特徴

内容

<設定>初期設定が簡単

回答の素材となるデータ(パンフレットや説明書等の既存ファイル)をアップロードするだけで、AIが適切な回答を生成。

<応対>自然な会話

曖昧な質問も質疑の流れを理解し、自然な応対を実現。

<応対>パーソナライズ回答

CRMの会員情報や購入履歴などを参照し、訪問者の特性に合わせた案内が可能。

<応対>誤回答の抑制

自社開発AIが登録データから質問に関連する情報を抽出し、その情報をもとに生成AIが文脈に沿った回答を生成することで、誤回答を抑制。

<応対>口調・役割設定

導入企業の目的に応じて、共感型やセールス型などAIの「口調・役割」を設定することが可能。

<改善>継続的な業務改善

自動分析機能により、対話履歴などから有用なデータをレポーティングし、AIが具体的な改善案を提示。

 

「AI AgentPlus」は、月額170,000円(月契約の場合)から、利用可能です。
 
 「AI AgentPlus」は、自社開発AI及びChatGPT等の生成AIを併用することにより、訪問者からの複雑な問合せや多様な表現を解析し、自然な対話による応対を実現するサービスです。一般的な生成AIは、広範な学習データをもとに柔軟な回答生成が可能である一方、学習データに依拠しない推論により事実と異なる内容を生成するリスク(いわゆるハルシネーション)を内在しています。これに対して、自社開発AIは、顧客企業の登録データ(回答生成の際の素材として顧客企業が設定する商品・サービス等に関するデータ)の中から質問内容と意味が近い情報を探し出し、その情報をもとに連携する生成AIが回答を生成する仕組みを採用しています。また、顧客企業で蓄積したナレッジや応対ノウハウをもとに、チャットに適した情報を優先的に抽出しております。これにより、文脈に沿った適切な回答を実現するとともに、回答は登録データに限定し、不明な内容は回答を控えることで誤回答の発生を抑制しています。

 

今後は、連携可能な外部システムの拡充や、自律的にタスクを実行する機能を開発し、業務の効率化・最適化を推進します。

当社チャットボットシステムは、利用目的、業種・業態、企業規模を問わず導入可能な全方位型サービスとして提供しており、スタートアップやIT人材の確保が難しい中小企業から大手企業まで幅広い顧客層に導入されております。すべてのサービス・プランで、ヘルプサイト・チャット・メール・Web会議・電話等を通じたサポート体制を提供しており、無償トライアル、利用目的に応じたプラン・機能の提案、導入支援、運用後のカスタマーサクセス活動まで一貫した支援を可能としています。こうした取組みにより、当社サービスは、「ITreview Grid Award」(注4)の継続受賞や、「The Best Software TOP100」(注5)への選出など、第三者機関による評価を獲得しております。
 

 

④ チャットボットシステムの経営効果

チャットボットシステムは、単なるコスト削減や生産性向上を目的としたIT投資ではなく、生成AI等を活用して訪問者への問合せ対応や設定サポートを自動化し、併せて社内ヘルプデスク業務の効率化を実現することで、顧客企業の業務プロセスを改善し、DXを推進するソリューションです。具体的には、顧客満足度(CS)と顧客体験(CX)の向上、インサイト獲得(注6)と機会創出、商談化促進と成約率向上、さらには従業員満足度(ES)の向上など様々な経営効果をもたらすものと考えております。

経営効果

内容

コスト削減と生産性向上

定型対応を自動化し、オペレーター負担や新人研修コストを削減。深夜・休日対応も可能で働き方改革に寄与。

 

顧客満足度(CS)と顧客体験(CX)の向上

24時間365日即応で待ち時間を解消し、均一で高品質な応対により顧客ロイヤルティを向上。

 

顧客インサイト獲得と機会創出

対話履歴の分析で潜在ニーズや課題を把握し、Webに掲載する内容の改善やマーケティング施策の精度向上に活用。

商談化促進と成約率向上

疑問や不安を即時解消し購買意欲を維持。関連商品提案や多言語対応で販路拡大と営業負担軽減を両立。

 

従業員満足度(ES)の向上

社内定型問合せをAIが一次対応し、担当者は専門業務に集中可能。迅速な情報取得と業務負荷軽減で働きがい向上。

 

 

(2) FAQシステム(「FAQPlus」)

① FAQシステムの概要

「FAQPlus」とは、よくある質問・回答の記事※を作成・整理・管理し、利用者が迷わず答えにたどり着けるようにするヘルプサイト運用サービスです。

FAQシステムは、チャットボットシステムと比較して、自ら迅速に回答を探したい自主解決志向の訪問者に利用されます。チャットボットシステムとの主な相違点は以下のとおりであり、利用方法の違いから、異なる顧客基盤の拡大が可能です。

 

※記事作成では、通常、問合せ・検索ログ及びサポート対応内容等を基に訪問者のニーズを把握し、FAQ記事の作成及びカテゴリ(アカウント設定等)・タグ設定(検索キーワード:パスワード・ログイン等)を行い、ヘルプサイトへ登録します。「FAQPlus」では社内ナレッジ(社内資料、URL、チャット履歴、音声データ等)を活用した記事の自動生成並びにカテゴリ及びタグの自動振分けにより、管理者の負担軽減を図っております。さらに、公開後も検索ログ等の分析を通じて継続的な改善を行い、訪問者の自己解決率向上を図っております。

 

 

チャットボットシステム

FAQシステム

訪問者のニーズ

・問合せ内容が複雑

・何を調べていいか分からない

・FAQで解決できなかった

・答えを出してほしい

・すぐに解決したい

・問合せるのが面倒

・簡単な疑問(ログイン方法など)

・自己解決を好む

導入企業から訪問者への

提供形式

会話(チャット)

FAQページ(検索・閲覧)

解決方法

対話しながら解決

訪問者自身が検索して解決

強み

・膨大な情報の中から、会話形式で課題を絞り込むため、訪問者が自力で検索ワードを考える負担を削減

・能動的にチャットボットが訪問者に話しかけ、課題解決を図るため顧客の満足度向上

多くの情報を整理して掲載できるため、複雑な仕様や複数の手順を一度に把握することが可能

 

 

 

チャットボットシステム

FAQシステム

弱み

シナリオ外の質問や、参照データの不足により、適切な回答を生成できない場合がある

訪問者が自らFAQページにアクセスして検索しない限り、解決を助けることが出来ない

 

 

当社が提供する「FAQPlus」は、自動カテゴリ・タグ設定やキーワードのサジェスト機能等により高い検索性を備えており、訪問者が求める回答へ迅速かつ正確に導く仕組みを有しています。これにより、訪問者の満足度向上とともに、問合せ対応業務の効率化を実現します。

ヘルプサイトの運用では、記事の更新負担が大きく、FAQが増えすぎて管理しきれないなどの重い課題を抱えています。「FAQPlus」はその企業課題をAIが記事の作成、トーンや表現のチェック、類似記事の有無や矛盾チェック、検索・閲覧キーワード分析を行い、管理者の業務負担を大幅に軽減します。また、FAQシステムで解決できない場合は、チャットボットシステムとの連携により、対話で応対することも可能であり、高い操作性を備えています。

さらに、「AI AgentPlus」と「FAQPlus」を連携させることで、よりシームレスで高度なユーザビリティを実現します。「FAQPlus」に蓄積された記事を「AI AgentPlus」のAIが自動学習することで、訪問者はヘルプサイトを検索することなく、対話方式で問合せを解決できます。管理者がヘルプサイトとチャットボットの両方を管理する必要がなくなり、「FAQPlus」のメンテナンスを行うだけでよいため、大幅な運用負担の削減が可能になります。「FAQPlus」は、主に「AI AgentPlus」とのクロスセル(注7)のサービスとして展開しております。

FAQシステムは、主に以下の利用シーンで活用されています。

社内利用…社内イントラネット

社外利用…よくある問合せ、サポートページ

 

② FAQシステムの経営効果

経営効果

内容

問合せ削減と対応コストの低減

訪問者の自己解決を促進し、問合せ件数及び対応コストを削減。

 

ナレッジの蓄積・標準化

属人化していた対応内容をFAQとして蓄積し、応対品質の均一化を図る。

顧客満足度(CS)及び顧客体験(CX)の向上

必要な情報に迅速にアクセス可能とすることで、顧客の利便性と満足度を向上。

顧客ニーズの可視化と改善機会の創出

検索キーワードや閲覧データを分析し、顧客ニーズの把握及びサービス改善につなげる。

従業員満足度(ES)の向上

問合せ対応の削減により、従業員の負荷を軽減し、より付加価値の高い業務へシフト。

 

 

(3) 収益構造について

チャットボットシステム及びFAQシステムは、顧客企業のニーズに合わせて異なる価格帯で月額又は年額課金の形態で提供しております。特に生成AIの実装によって顧客満足度(CS)や顧客体験(CX)の向上に寄与し、導入企業のDXを推進する「AI AgentPlus」の増加により、2025年6月末時点におけるARR(注8)は1,077百万円(前期比+36.7%)となりました。従来のシナリオ型チャットボットは、あらかじめ決められた選択肢と分岐に沿ってしか対応できません。そのため、利用者は選択肢に用意されていない情報にたどり着けないことが課題でした。一方、「AI AgentPlus」は、利用者の質問意図を起点とした柔軟な情報案内が可能である点に加え、初期設定・運用負担の軽減や生成AI活用に対する市場全体の関心の高まりを背景に、受注件数が増加しています。当社は、展示会及びWebを通じた訴求に加え、無料トライアルや新規契約先への設定支援等のオンボーディング並びに既存顧客への継続的な活用提案などのカスタマーサクセス活動を推進しています。これにより、新規受注の獲得及び契約の継続を図り、ARRを継続的に積み上げることで、収益及び利益が逓増するビジネスモデルを構築しています。

なお、ARR及びサービス別アカウント数の推移は以下のとおりであります。

 

ARRの推移                                   (単位:百万円)

 

2021年12月

2022年12月

2023年6月

2024年6月

2025年6月

2025年12月

2026年3月

ARR合計

423

530

580

788

1,077

1,171

1,198

 

 

サービス別アカウント数推移                            (単位:件)

 

2021年12月

2022年12月

2023年6月

2024年6月

2025年6月

2025年12月

2026年3月

ChatPlus

1,887

2,085

2,167

2,204

2,182

2,128

2,037

AI AgentPlus

27

29

30

70

136

175

197

FAQPlus

0

0

0

4

10

12

15

合計

1,914

2,114

2,197

2,278

2,328

2,315

2,249

 

 (注) 1.複数サービスを利用している場合は、サービスごとにカウントしています。

 

「ChatPlus」については、上位プランが安定的に増加しているものの、下位プランの減少により、合計の件数は減少しています。一方、「ChatPlus」上位プラン、「AI AgentPlus」、「FAQPlus」の増加により、ARRは毎期増加傾向にあります。

  

【業績等】

決算期 種別 売上高 営業利益 経常利益 純利益
2026/06 単独3Q累計実績 912 437 437 286
2026/06 単独会社予想 1,222 500 492 322
2025/06 単独実績 1,021 369 369 246
2024/06 単独実績 749 161 162 105

1株あたりの数値(単位:円)
決算期 種別 EPS BPS 配当
2026/06 単独会社予想 80.50 182.17 3.00

上場時発行済株数 4,650,000株(別に潜在株式560,400株)
公開株数 1,322,500株(公募650,000株、売り出し500,000株、オーバーアロットメント172,500株)
調達資金使途 機能強化・機能追加開発・新技術の研究開発、人材投資、販売促進活動

PER:13.4
PBR:
配当利回り:0.28%
公募時吸い上げ資金:14.3億
公募時時価:50億
​   
 【株主構成】 

マネーストレージ(株) 役員らが議決権の過半数所有 1,600,000 35.08%
大江繭子 代表取締役社長 1,335,000 29.27%
西田厚生 前代表取締役社長の血族 344,000 7.54%
赤松哲典 取締役COO 314,000 6.89%
西田幸子 前代表取締役社長の血族 172,000 3.77%
古市直子 前代表取締役社長の血族 172,000 3.77%
西田大翔 前代表取締役社長の血族 140,000 3.07%
西田美朝 前代表取締役社長の血族 140,000 3.07%
森下俊光 取締役CFO 120,000 2.63%
匿名 従業員 50,000 1.10%
本募集並びに引受人の買取引受による売出しに関連して、売出人かつ貸株人である大江繭子、売出人である西田厚生、西田幸子及び当社の株主であるマネーストレージ株式会社、赤松哲典、古市直子、西田大翔、西田美朝及び当社新株予約権者である24名は、主幹事会社に対し、元引受契約締結日から上場日(当日を含む)後180日目の2027年1月10日までの期間(以下、「ロックアップ期間」という。)中、主幹事会社の事前の書面による同意なしには、当社普通株式の売却(但し、引受人の買取引受による売出し及びオーバーアロットメントによる売出しのために当社普通株式を貸し渡すこと等を除く。)等を行わない旨合意しております。

【代表者】

代表者名 大江 繭子(上場時52歳8カ月)/1973年生
本店所在地 東京都千代田区丸の内
設立年 2016年
従業員数 22人 (2026/04/30現在)(平均29.6歳、年収533.9万円)
事業内容 問い合わせ対応を支援するチャットボットシステム(「ChatPlus」、「AI(人工知能)AgentPlus」)およびFAQシステム(「FAQPlus」)の開発・提供
URL https://chatplus.jp/
株主数 8人 (目論見書より)
資本金 10,000,000円 (2026/06/11現在)


【幹事団】

主幹事証券 丸三 977,700 85.02%
引受証券 SMBC日興 57,500 5.00%
引受証券 岡三 17,200 1.50%
引受証券 東海東京 17,200 1.50%
引受証券 SBI 17,200 1.50%
引受証券 マネックス 11,500 1.00%
引受証券 松井 11,500 1.00%
引受証券 楽天 11,500 1.00%
引受証券 岩井コスモ 11,500 1.00%
引受証券 極東 8,600 0.75%
引受証券 東洋 8,600 0.75%


【参考類似企業】今期予想PER(6/17)

3984 ユーザローカル 18.8倍 (単独予想)
3993 PKSHA 29.8倍 (連結予想)
4370 モビルス 59.7倍 (単独予想)
4382 HEROZ 39.9倍 (連結予想)
4444 インフォネット 28.8倍 (連結予想)
460A BRANU 14.0倍 (単独予想)

【私見】

 企業の問い合わせでよく見かけるチャットの会社ですが、参入障壁は高くないと思うので、業種としては今後厳しそうな印象を受けます。業績はここまでは良く、PERも高くはないので成長性次第といったところでしょうか。規模は大きくなく、完全ロックなので、直近2銘柄のような安く寄った場合には、仕手化する可能性は十分あります。それを見越した買いで初値が高ければ妙味はなくなると思います。
 
想定価額:1050円
仮条件上限:1080円
初値予想:1500円
ブック申し込み度・・・やや強気
セカンダリー期待度・・・中立

総合評価3.5