【スケジュール】
スケジュール
仮条件決定 2026/03/17
ブックビルディング期間 2026/03/19 - 03/26
公開価格決定 2026/03/27
申込期間 2026/03/30 - 04/02
払込期日 2026/04/03
上場日 2026/04/06
当社グループは、当社及び連結子会社1社(SYSTEMEXE VIETNAM COMPANY LIMITED)により構成されております。
創業以来培ってきた特定業種に特化した業務知識と開発力を強みとし、「ITで豊かな未来を創る」ことをミッションに、顧客企業の基幹業務システムをはじめとする情報システムの企画や設計、構築、保守・運用まで一気通貫でのサービス提供、自社開発製品の販売・導入支援などのシステムインテグレーション(※1)(以下、「SI」)事業を展開しております。
事業方針として、当社グループではエンドユーザーとの直接取引(一次請け)にこだわっており、直近2ヵ年(2024年3月期、2025年3月期)の連結売上高に占める比率はいずれも約9割を占めております(情報系グループ会社との取引含む)。エンドユーザーとの直接取引は大きな責任が伴い、技術力のみならず顧客との対話を通じた課題解決力が求められる難易度の高いものですが、これらの経験は社員のやりがいや成長に繋がるものと考えております。さらに、優良顧客との信頼関係の構築は中長期的な案件の獲得にも繋がり、景気に左右されない安定経営が目指せます。当社グループの社是の一つとして「社員の成長なくして、EXEの成長なし」という言葉を掲げておりますが、これら直接取引へのこだわりが、社員の能力やスキルの向上、ひいては当社グループの成長の重要な要素となっております。
なお、当社グループの事業はSI事業及びこれらの付随業務の単一セグメントでありますが、顧客別の経営戦略に基づき事業を展開しております。
(1)主要な顧客業種別の概況
主要な顧客業種別の概況は下記のとおりであります。
①不動産業
総合不動産グループ、大型・全国展開を含む商業施設の運営会社、交通インフラ系不動産会社、公共領域の住宅関連組織などの不動産開発・流通・賃貸・管理といった様々な業態に対して、基幹システムの構築及び保守・運用を通じて最適なITソリューションを提供しております。特に、大規模なシステム開発におけるシステム企画や要件定義といった上流工程から、保守・運用といった最終工程まで一連の工程をワンストップで対応できる強みを有しております。大規模プロジェクトの受注体制については、受注・遂行をリードする大規模プロジェクト専門組織の常設により体制を確保し、受注確度の向上に繋げているほか、受注後の全社的な開発推進やプロジェクトマネジメントの知見獲得機会を通じたハイスキル人材の増強も推進しております。
②保険業
創業当初より損害保険・生命保険業務及び保険周辺業務のシステム開発に携わっており、蓄積してきた保険業務の知識と最新の技術ノウハウをもとに、業務課題の解決に向けたITコンサルティングや上流工程から開発、保守業務にいたるまで、保険業務システム全般におけるトータルサポートを行っております。主要顧客としては、国内大手保険グループ、外資系生命保険会社、少額短期保険事業者などが挙げられます。
また、当社が開発したソフトウェア・パッケージ「EXEX(エグゼクス)少額短期保険」の提供も行っており、短期間でのシステム導入を必要とする企業向けのサービスとして展開しています。
③製造業
石油、化学、ガス・エネルギー関連企業、産業機械メーカー、総合電機メーカー、自動車メーカーといった様々な業態の顧客に対して、基幹システムや周辺システムの構築及び保守・運用を通じて最適なITソリューションを提供しております。近年では最新デジタル技術の積極的な活用も進んでおり、当社の技術ノウハウをもとに、顧客のDX推進や業務課題の解決に向けたシステム対応を行っております。
また、当社が開発したソフトウェア・パッケージ「EXEX(エグゼクス)生産管理」の提供も行っており、多言語対応のため主に海外工場での導入実績が豊富で、業務効率や生産性の向上が期待できるサービスとして展開しています。
④サービス業・その他
国内大手通信事業者・グループ、放送・通信関連企業、広告・マーケティング企業、EC・流通企業、消費財メーカーなどの各種サービス業や公共、教育、医療分野及び事業会社を母体とした情報系グループ会社を中心に、システム構築及び保守・運用を通じて最適なITソリューションを提供しております。情報系企業に対しては、前述した①~③の各業種における当社の強みを活かすとともに、複数のシステム開発プロジェクトを横断的に支援するPMOサービスなども提供することで、情報システム業務を全面的にサポートしています。
(2)幅広い技術領域
当社グループでは、顧客課題解決に繋がる幅広い領域の技術を有しており、上述の顧客別の経営戦略の推進を下支えしております。主な領域は下記のとおりです。
①アプリ受託開発領域
ユーザーが主に目にするWebアプリケーション(※2)機能や、企業の業務プロセスの効率化に向けて開発・提供する業務アプリケーション等、システム開発における上位レイヤーを担当する領域です。
②データ関連領域
システム構築におけるデータベースやETL(※3)、BI(※4)等、データ関連レイヤーを担当する領域です。特にデータベースについては、創業時より注力しており、特定のデータベース製品に依存しないマルチベンダー(※5)として最適なサービスを提供できることが当社の強みです。
③インフラ領域
当領域では、サーバ・ネットワーク・セキュリティ等のITインフラ部分を担当しております。最新・最適な提案とインフラアーキテクチャの提供により、インフラシステムの設計構築及び運用保守等に幅広く対応し、高付加価値なシステムインフラ、デジタル化を推進しております。
④クラウド領域
システム構築におけるクラウドレイヤーを担当する領域です。当社グループでは、当社独自のクラウドフレームワークである「EXE Jet Advisory」(※6)を提案時に活用することで生産性向上及び品質の標準化を実現しているほか、煩雑なクラウド管理業務を一括で任せていただける当社グループのマネージドサービス「EXE-Cloud」(※7)の提供により、クラウドプラットフォーマーとして効率的な開発とそれによる高付加価値なサービス提供を可能にしております。
以上のように、システムのアプリケーション部分だけでなく、サーバーやネットワークといったITインフラ、クラウド基盤の構築やクラウドサービスの提供、データベースやデータ分析基盤の構築など、システム構築に必要な要素全てをワンストップで提供できる点を当社の強みとしております。こうしたワンストップ体制により、全体最適に基づく設計・投資判断や迅速な意思決定を実現するとともに、ナレッジ集約を可能にします。さらに、各領域の技術力が相乗効果を発揮することで、領域横断での最適化を進め、分断のないシステム構築を実現します。万が一の障害発生時も、複数企業が関与して切り分けが複雑化するリスクを抑え、窓口一本で明瞭な対応が可能です。また、これらの強みに加え、生成AIの活用による開発手法の標準化と生産性向上も進めております。具体的には、システム開発工程において生成AIを用いた標準開発ツール群(SmileCHAT(※8)・Agentic Coding(※9)・EXE Jet Advisory)を使用しております。また、先端技術の研究・実現可能性の検証からAI実装までを一貫して行い、生成AIを活用した自社製品の機能拡張やサービス化を通じて、顧客への提供価値の高度化及び差別化を図れる点も特長としております。


(3)プロダクトの価値向上、シェア拡大への取り組み
当社グループでは、自社製品・サービスの開発にもさらに注力してまいります。長年にわたるSI事業の経験で培った顧客業界の業務知識や開発ノウハウを活用し、市場や顧客の課題解決に繋がる独自製品・サービスを開発ならびに提供することにより、他社との差別化を図り、認知度の向上を目指しております。現在ではテレワーク支援ツールであるワークフローシステム「AppRemo」、特定業務支援に特化した「EXEX(エグゼクス)シリーズ」、特許取得の個人情報解析機能でテストデータを生成することができる「テストエース」などを製品として提供しているほか、上述((2)幅広い技術領域 ④クラウド領域)にて記載のとおり、「EXE-Cloud」をはじめとするクラウド関連のサービスも複数有しております。
インバウンドマーケティングやベトナムでの販売を中心とした新規顧客開拓を進めているほか、アライアンスパートナーの保有する製品との連携による機能強化等のシナジー創出にも取り組むことで、さらなるシェア拡大を図っております。
(4)グループ企業間の連携
事業推進体制として、当社グループではベトナムに連結子会社を有しており、上述の各領域におけるオフショア開発を中心に、自社製品のベトナム国内での販売、社内システムの開発等、グループ一体となって国内外での事業拡大を推進しております。
特にオフショア開発においては、「Borderless OneTeam Development(以下、「BotDev」)」(※10)という当社独自の開発手法により、サービスを提供しております。日本・ベトナムの技術者と双方の橋渡し役となるブリッジエンジニア(※11)がボーダレスかつ一丸となりプロジェクトが推進できる体制を構築しており、従来のオフショアの持つ、コミュニケーションやセキュリティリスク等の課題に対応し、安定したより高い品質のサービス提供が可能である点が特長です。
(5)アライアンスパートナーとの連携
当社グループでは、独立系SIerである強みを活かしアライアンス強化に取り組んでおります。
資本・業務提携先である「ウイングアーク1st株式会社」においては、提携当初よりウイングアーク1stの保有するソリューションと当社のデータベースの知見によるシナジーの発揮を企図しており、直近ではベトナム国内向けのプロダクト開発・提供にも至っております。また、クラウド領域では、「日本オラクル株式会社」が提供する「Oracle Cloud Infrastructure(以下、「OCI」)」の導入・運用保守の知見をもとに、Oracle Cloudをベースとしたクラウドプラットフォームサービス「EXE-Cloud」をリリースする等の実績が評価され、Oracle Cloudに関する構築や導入、管理などのスキルや専門知識を持つパートナーを認定するプログラムであるCloud Solutions Provider認定を受けております。さらに、「日本マイクロソフト株式会社」及び「アマゾン ウェブ サービス ジャパン合同会社」からも当社技術者の案件実績や資格保有者数を評価され各種表彰・認定を受けるなど、良好なパートナーシップを構築しております。これら4社とのアライアンスを通じて新規顧客獲得にも繋がっており、2025年3月期における顧客獲得数は約30社と増加傾向にあります。
以上のように、アライアンスパートナーとの信頼関係構築に伴い、成功事例からの新ビジネスやサービスの共創にも至っており、既存顧客の課題解決ならびに新規開拓における要となっております。
【業績等】
決算期 種別 売上高 営業利益 経常利益 純利益
2026/03 連結3Q累計実績 9,331 591 591 389
2026/03 連結会社予想 12,219 756 763 542
2025/03 連結実績 11,605 645 646 482
2024/03 連結実績 11,369 832 823 770
決算期 種別 EPS BPS 配当
2026/03 連結会社予想 112.23 1,188.33 34.00
上場時発行済株数 5,234,000株
公開株数 1,283,500株(公募401,100株、売り出し715,000株、オーバーアロットメント167,400株)
調達資金使途 開発標準基盤の刷新(AI化)、AI新サービスの開発、研究開発、採用・育成
PER:8.5
PBR:0.8
配当利回り:3.6%
公募時吸い上げ資金:12.2億
公募時時価:50億
【株主構成】
アセット310(同) 創業者の資産管理会社 1,013,000 20.96% 売出 400,000 株 180日
東京中小企業投資育成(株) 投資業(ファンド) 1,000,000 20.69% 360日
大場康次 代表取締役社長執行役員 323,000 6.68% 180日
ウイングアーク1st(株) 資本業務提携先 320,000 6.62% 180日
後藤清孝 取締役専務執行役員 300,000 6.21% 180日
高橋光司 特別利害関係者など 295,000 6.10% 売出195,000 180日
白銀亨 特別利害関係者など 220,000 4.55% 売出 120,000 180日
荻野弘昭 取締役副社長執行役員 107,000 2.21% 180日
新船幸広 取締役上席執行役員 107,000 2.21% 180日
藤林隆司 取締役専務執行役員 105,000 2.17% 180日
本募集並びに引受人の買取引受による売出しに関連して、貸株人である東京中小企業投資育成株式会社は、主幹事会社に対し、元引受契約締結日から上場(売買開始)日(当日を含む。)後360日目の2027年3月31日までの期間中、主幹事会社の事前の書面による同意なしには、当社普通株式の売却(ただし、オーバーアロットメントによる売出しのために当社普通株式を貸し渡すことは除く。)等は行わない旨合意しております。
また、売出人であるアセット310合同会社、高橋光司及び白銀亨並びに当社株主であるウイングアーク1st株式会社、大場康次、後藤清孝、荻野弘昭、新船幸広、藤林隆司、システムエグゼ社員持株会、川口慎子、佐藤勝康及び当社従業員(元従業員であった者を含む。)25名は、主幹事会社に対し、元引受契約締結日から上場(売買開始)日(当日を含む。)後180日目の2026年10月2日までの期間中、主幹事会社の事前の書面による同意なしには、当社普通株式の売却(ただし、引受人の買取引受による売出しは除く。)等は行わない旨合意しております。
また、当社は主幹事会社に対し、元引受契約締結日から上場(売買開始)日(当日を含む。)後180日目の2026年10月2日までの期間中、主幹事会社の事前の書面による同意なしには、当社普通株式の発行、当社普通株式に転換若しくは交換される有価証券の発行又は当社普通株式を取得若しくは受領する権利を付与された有価証券の発行(ただし、本募集、株式分割及びオーバーアロットメントによる売出しに関連し、2026年3月3日開催の当社取締役会において決議された主幹事会社を割当先とする第三者割当増資等を除く。)等を行わない旨合意しております。
代表者名 大場 康次(上場時59歳7カ月)/1966年生
本店所在地 東京都中央区日本橋室町
設立年 1998年
従業員数 689人 (2026/01/31現在)(平均36.6歳、年収509.6万円)、連結877人
事業内容 システムインテグレーションおよび自社開発ソフトウエアプロダクトの提供
URL https://www.system-exe.co.jp/
株主数 118人 (目論見書より)
資本金 475,000,000円 (2026/03/03現在)
【幹事団】
主幹事証券 みずほ - -
引受証券 岩井コスモ - -
引受証券 SMBC日興 - -
引受証券 岡三 - -
引受証券 三菱UFJモルガン・スタンレー - -
引受証券 楽天 - -
【参考類似企業】今期予想PER(3/11)
2488 JTP 11.5倍 (単独予想)
3799 キーウェア 12.8倍 (連結予想)
3920 アイビーシー 13.1倍 (単独予想)
3992 ニーズウェル 22.3倍 (連結予想)
4012 アクシス 9.6倍 (単独予想)
4430 東海ソフト 10.2倍 (連結予想)
4752 昭和システム 10.3倍 (単独予想)
【私見】
みずほ得意のスタンダードのシステム会社で、安定感はあるものの成長性からは業種妙味はありません。PERも低めで、同業の10強あたりまでは評価はされそうです。規模も大きくはなく、完全ロックで、PBR1倍割れ、3.6%の配当利回りと下値不安はないものの、買い手不在で公募やや上の動きと予想します。
想定価額:950円
仮条件上限:950円
初値予想:1100円
ブック申し込み度・・・やや強気
セカンダリー期待度・・・中立
総合評価:3.5