(ブルームバーグより)
高級別荘の共同所有サービスなどを手掛けるNOTA(旧NOT A HOTEL、東京都中央区)が、早ければ12月にも東京証券取引所に上場することが分かった。
事情に詳しい複数の関係者が匿名を条件に語ったところによると、同社は野村証券を主幹事に起用し、新規株式公開(IPO)に向けた準備を進めている。協議は続いており、上場時期などIPOの詳細は変更される可能性もある。NOTAはコメントを控えた。野村証からコメントは得られていない。
同社の上場は、日本のスタートアップが非上場時に十分な規模まで成長してからIPOに臨む流れが広がるかどうかを占う試金石となる。

NOTAは8月、トヨタ系の投資会社やSBIホールディングスなどから100億円を調達し、既存株主が保有株式65億円分を投資家に売却したと発表。スタートアップ情報のSpeedaによると、同調達で企業評価額は1120億円になったとみられる。これに先立ち、2月にもMinerva Growth Partnersやヒルハウスなどから資金を調達した。
これまでのIPOでは、早期に小規模で上場した企業がその後十分に成長できず、株価が低迷するケースが課題となってきた。東証はグロース市場の上場維持基準をこれまでの「上場から10年経過後に時価総額40億円以上」から2030年3月以降は「5年経過後の100億円以上」に見直す。ルール厳格化の流れを受け、25年には小型案件数が12年ぶりの水準に急減し、今年1-9月のIPO件数全体も14年ぶりの低水準に落ち込んだ。
NOTAは今月5日、住宅事業などに参入すると発表。グループ会社としてNOT A HOUSEを設立し、ゴールドマン・サックス証券出身でゲームセンターなどを運営するGENDAで社長を務めた申真衣氏が最高経営責任者(CEO)に就いた。ファッションデザイナーのNIGO氏が手掛けるプライベートジェットの販売なども開始した。
NOTAの手掛けるNOT A HOTEL事業は、高級別荘を建て、その所有権を年間の利用泊数単位で小口販売する。北軽井沢や湯河原、北海道の留寿都などで物件を展開し、数千万-数億円で所有権を販売。NIGO氏がデザインを手掛ける物件もある。
★野村主幹事で、GENDAの申真衣社長なので注目度は高そうです。
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