2020年7月31日金曜日

初値分析(日本情報クリエイト、Sun Asterisk)

日本情報クリエイト
初値 2210円 +170%
終値 2310円
妥当な初値でその後も静かで無難な動きでした。

Sun Asterisk 
初値 1209円 172%
終値 1509円
朝の気配はチャットワークを思い出しましたが、結果予想付近でした。初日で500億超なので、上にいくのは簡単ではないでしょう。


2020年7月30日木曜日

前日予想(Sun Asterisk、日本情報クリエイト

日本情報クリエイト
初値予想 1800円→2200円
初値買い 中立
過小評価しすぎたので上方修正。ノーマーク予定。

Sun Asterisk 
初値予想 1500円→1300円
初値買い 中立
ブックの状況から下方修正。無理には狙わない予定。

2020年7月28日火曜日

PO(産業ファンド投資法人)

産業ファンド投資法人 3249 東R 
公募:181,000 売出:0 OA9,000
合計 190,000口
仮条件 3.0% ~5.0 % 8/4~11
共同主幹事 野村證券、三菱UFJモルガン・スタンレー証券、SMBC日興証券、大和証券、シティグループ証券
引受人 みずほ証券、SBI証券
発表前終値:195400円 規模:371憶
参加度:やや強気

2020年7月22日水曜日

上場承認(インターファクトリー)

8/25 インターファクトリー   4057 情報・通信業 マザ SMBC日興証券   
事業内容:クラウド型ECプラットフォーム構築事業
I公開株数合計 966,000 OA 144,900(8.1憶)
公募株数 466,000 売出株数 500,000
発行済み株数⇒3,686,000(31憶)
ブックビルディング8/07~14
引受証券会社 SMBC日興証券 SBI証券 いちよし証券 丸三証券  松井証券 
想定価額:840円 予想レンジ2500円~6000円 期待度4
小型のEC関連で人気化必至でしょう。

2020年7月20日月曜日

IPO分析(ティアンドエス)

【事業内容】
  システム開発及びその関連サービスの単一セグメントですが、事業の構成を「相対的に安定したベースロード的な利益体質の事業基盤:ソリューションカテゴリー」と「半導体工場内システムの運用・保守を支援する安定分野:半導体カテゴリー」及び「高度なソフトウエア技術により新市場を創出する成長分野:先進技術ソリューションカテゴリー」の3つのカテゴリーによる構造としております。

(1)ソリューションカテゴリー
  ソリューションカテゴリーは、大手企業顧客向けの請負(開発・運用保守)を中心としたサービスを展開しております。現在は、キオクシアグループ、東芝グループ、日立グループ等の大手企業グループを対象にサービス展開しており、その経験と実績をもとに他の大手企業や中堅企業への事業開拓を行っております。
 本カテゴリーでは、産業領域に特化せず製造業、サービス業など様々な業種のユーザ企業をターゲットとしてサービスを展開しており、請負(開発・運用保守)及び派遣の形態で提供しております。その割合は、売上比で「請負(開発・運用保守):派遣=3:1」であり、請負(開発・運用保守)が主な事業モデルとなっておりますが、お客様の要望にお応えして、どの形態でも対応できる社内体制と人材を用意するよう努めております。
 本カテゴリーの特徴としては、発注元を特定の業界に依存しないこと及び大手企業を取引先の軸としていること
です。開発だけではなく、コンサルティングから、要件定義、テスト、検証まで全てのバリューチェーンに対応する人材を用意するよう努めております。さらに、システム開発後の運用や保守の作業に従事できる社内体制を整備するよう努めておりますので、お客様から見て、ワンストップでの対応が優位性となっているものと認識しております。請負開発だけではスポット取引になり易いため、検証・運用・保守まで広く対応することで、継続的な受注に繋がるものと考えております。さらに、大手企業を軸にしているため、その子会社との取引にも繋がり、これらの実績と経験が、結果的に大手企業グループ以外のお客様にとって安心感となり、受注の継続と他の企業からの新規受注にも繋がっていると認識しております。
 このように、ソリューションカテゴリーは、大手企業とその関連会社を中心とした顧客戦略に基づき、事業領域を特定せず、コンサルティング、要件定義、設計、開発、テスト、検証までの全てのバリューチェーンを網羅し、お客様の要求する技術及び人材提供モデルに柔軟に対応しているため、安定的なサービスカテゴリーとして位置付けております。

(2)半導体カテゴリー
 半導体カテゴリーが提供するサービスは、半導体工場内のシステム運用やシステム保守であります。当社の前身である旧株式会社テックジャパンは、20年以上前から工場を建設する顧客との関係強化に努めてきており、安定的に人員を提供できる体制を整えております。半導体工場における当社の役割は、工場内システムの保守及び運用サービスや、ITヘルプデスク等半導体工場のITインフラストラクチャー運用支援を担当することであり、キオクシアグループ及び東芝グループ各社より受嘱しております。本事業の特徴は、工場に常駐する形態で工場システムの運用や保守業務に従事することであり、工場が存続する限り安定的に事業が継続できることと考えております。
① 工場内システム運用サービスは、お客様の日々の工場運用業務をシステム上のトラブルなくスムーズに稼働させるために、正常にシステム稼働を維持させる業務です。中でもシステム監視業務は工場内セキュリティ対策において重要性が高く、システム稼働状況の監視、データのバックアップ管理、不正アクセス管理・ウィルスチェック、工場内従業員のためのヘルプデスク業務などが含まれます。お客様が滞りなく安心して工場システムを利用するためには、日々継続的にシステムをチェックする当社の役目は極めて重要であると認識しております。
② 工場内システム保守サービスは、当社の技術者がお客様の工場内で稼働する生産システムや社内インフラシステム等の改良・改修や調整・修理を行う業務であります。工場内で実稼働しているシステムに対して、お客様からの仕様や要望に基づき、当社技術者が実際にプログラム上の変更や追加を加えることで、お客様の要望にお応えいたします。特に、不具合の修正やデータベースのチューニング作業等のように、不定型な不具合を運用段階から引き取り、根本解決にまで持っていくには高度なプログラミングスキルが必要であり、当社がソリューションカテゴリーで培った全領域網羅型のサービス体制が生きる分野であります。
 上記2つのサービスは、工場が稼働するためには極めて重要な業務であると認識しております。したがって、工場が稼働し存続する限り安定的に継続することを期待しております。今後も工場建設が継続的に行われることにより、工場の増加に伴い当社が供給する技術者数も増加し、継続的に売上が向上することを見込んでおります。

(3)先進技術ソリューションカテゴリー
 先進技術ソリューションカテゴリーでは、ネットワーク・画像認識・ハードウエア制御・メモリ高速化等最新の高度技術を駆使して、ソフトウエアの高機能化及び品質向上を実現するサービスを提供しております。現在はAIテクノロジー業務として論文調査、論文アルゴリズムの実装・評価、アノテーションサービス、メモリ高速化業務としてアルゴリズムレベルの最適化、ハードウエアレベルの最適化、さらには画像認識ソフトウエア開発などを行っておりますが、その事業規模は、2019年11月期実績で売上高の4.8%と他カテゴリーと比較すると小さい状況であります。そのため、さらなる事業規模の拡大を目指して、今後市場拡大が見込まれ、かつ高度なソフトウエア開発能力が必要とされる領域をターゲットに新規開拓を行っております。前述したソリューションカテゴリーが当社事業の安定的な基盤の位置付けであるのに対し、先進技術ソリューションカテゴリーは、高度なソフトウエア開発力を武器に、急成長が見込まれる産業領域(AI(人工知能:Artificial Intelligence)、画像処理・認識・機械学習、ロボット、自動運転、メモリ高速化等)にターゲットを置くもので、当社事業の急成長を狙うサービスカテゴリーであります。
 本カテゴリーのサービス形態は請負開発であり、先のソリューションカテゴリーと異なる点は機械学習や画像処理・認識、統計処理等、ソフトウエア専門家による高度ソフトウエア技術が必要であることです。この分野は、お客様にとって容易に開発できる分野ではないため、当社の技術力がお客様の課題を解決する付加価値になると期待しております。このため、当社では博士号又はそれに準ずる知識を有するソフトウエア技術者を積極的に採用しております。


【業績等】
業績動向(百万円) 売上高 営業利益 経常利益 純利益
(単独実績)2018.11 2,133 200 202 146
(単独実績)2019.11 2,297 269 269 184
(単独予想)2020.11 2,435 300 300 232
(単独中間実績)2020.11 1,110 164 167 112

1株当たりの数値(円) EPS BPS※ 配当
(単独予想)2020.11 142.00 624.66  - 
調達資金使途 研究開発費、人材採用費・人件費、設備資金

上場時発行済み株数 1,750,700株 (別に潜在株式157,300株)
公開株数 277,000株(公募170,000株、売り出し77,000株、オーバーアロットメント30,000株)

PER:19.7
PBR:
配当利回り:
公募時吸い上げ資金:7.8億
公募時時価:49億
    

【株主構成】  持株会以外は90日
武川義浩 代表取締役執行役員社長 693,000 39.87
渡辺照男 元代表取締役副社長 248,600 14.30
日下理 旧会社元代表取締役 187,000 10.76
遠藤玲 取締役執行役員 122,100 7.03
日下寛之 従業員 111,100 6.39
従業員持ち株会 特別利害関係者など 38,500 2.22
木村実 特別利害関係者など 37,400 2.15
福田悦生 取締役執行役員 28,600 1.65
日下藍子 特別利害関係者など 25,300 1.46
渡辺貴美子 特別利害関係者など 22,000 1.27
矢ノ下美樹 特別利害関係者など 22,000 1.27
渡辺一樹 特別利害関係者など 22,000 1.27
渡辺奈緒 特別利害関係者など 22,000 1.27


【代表者】
代表者生年月日 1961年08月12日生まれ
代表者略歴 
1984年04月 (株)ティーエスディー入社
1993年07月 (株)アイネット入社
1996年11月 (株)テックジャパン入社
1997年02月 同社代表取締役社長就任
1998年04月 (有)ソフトワールド代表取締役社長就任
2003年10月 (株)フィックスターズ取締役就任
2016年11月 当社代表取締役社長就任
2020年01月 当社代表取締役執行役員社長就任(現任)



【幹事団】
主幹事証券 いちよし 185,500 75.10
引受証券 野村 22,200 8.99
引受証券 SBI 12,300 4.98
引受証券 極東 7,400 3.00
引受証券 東洋 7,400 3.00
引受証券 マネックス 7,400 3.00
引受証券 岡三 2,400 0.97
引受証券 楽天 2,400 0.97

【参考類似企業】 今期予想PER 7/9現
2332  クエスト 12.5倍(単独予想 )
3988  SYSHD 21.5倍(連結予想 )
4769  インフォクリエ 11.0倍(連結予想 )
4826  CIJ 11.7倍(連結見込 )

【私見】
 業種としてはソフト関連で大手企業を取引先とし評価はでき、更に現段階では割合は小さいですがAIなどにも力を入れており評価できます。業績は伸びておりますが、グロース株として評価するにはもう一段の成長率がほしくAIが伸びるか否かにかかっています。需給は非情に良く、ロックは完全にかかっており、吸収金額も小さめで前後にIPOがないことからも初値高騰が見込まれます。AI期待で初値は高騰すると思いますが、高騰した初値には注意が必要そうです。

想定価額:2650円
仮条件上限:2800円
初値予想:8000円
ブック申し込み度・・・強気
セカンダリー期待度・・・中立
総合評価4

2020年7月17日金曜日

IPO分析(モダリス)

【事業内容】
 プラットフォーム技術である『切らないCRISPR技術(CRISPR-GNDM技術)』を用いた創薬によって、その多くが希少疾患に属する遺伝子疾患に対して治療薬を次々と生み出し、企業理念である「Every life deserves attention (すべての命に、光を)」のとおりに、病気のために希望を失わなくてすむ社会の実現に貢献してまいります。
  当社グループのターゲットとしている遺伝子疾患とは、10,000(1)と言われるヒトの疾患の中で、約7,000(2)が患者数の少ない希少疾患(疾患のロングテール)と言われ、ほとんどはこの希少疾患に属します。これらの患者数は、一つ一つの疾患は細分化されていても、合わせると世界中で4億人(3)もいるとされています。希少疾患領域のための治療薬開発は、開発コストと開発期間が膨大にかかる従来型の創薬では効率が悪いためこれまで敬遠されており、95%(3) (5)の希少疾患にはまだ治療薬がありません。当社グループの技術力でこの問題解決に挑みます。
 
(1) 当社の事業領域
① CRISPR-GNDM技術
CRISPR-GNDM技術とは、ゲノム編集技術であるCRISPR/Cas9のコア分子であるCas9というCRISPR酵素を基に、当社グループが開発した独自の創薬プラットフォームシステムです。
この技術は、Cas9タンパク質※7を詳細に解析して有効な改変を行い、また独自に開発した周辺技術と組み合わせ、目的遺伝子の発現(細胞内での出現量)をオン・オフすることを可能にしたものであり、いわば「遺伝子スイッチ」として機能するユニークかつパワフルな創薬技術(モダリティ)です。より具体的には、CRISPR酵素の切断活性を不活化し、これに遺伝子の転写を上げる、または下げるスイッチング分子0を連結することにより、ガイド核酸で誘導された特定の箇所の近傍にある遺伝子を選択的にオン、またはオフにすることが可能になります。つまり、通常のゲノム編集とは異なり、遺伝子の切断を行わず効果を発現させる技術です。このCRISPR-GNDM技術によって、6,000を数えると言われる遺伝子疾患の原因遺伝子に対してエピジェネティクスを直接制御して治療法を生み出すことが可能になります。

② CRISPR-GNDM技術の特徴
a.  CRISPR-GNDM技術による成功確率の優位性
 医薬品開発の主要な4つのハードルとして、薬物動態※12、メカニズム(Proof-of-Mechanism(PoM))、概念実証(Proof-of-Principal(PoP))、コンセプト実証(Proof-of-Concept(PoC))があります。
 一般的な創薬技術(モダリティ)は、低分子医薬、抗体医薬、核酸医薬等があり、旧来の創薬である低分子医薬は、多くの候補の低分子化合物から目的の機能の評価試験法を用いて絞り込みをして開発候補物質を決め、開発のステージを進めていきますが、候補選択の評価試験法には限りがあり、着目している機能以外に毒性など不明なことが多いままに臨床試験を行うことになりますので、開発の各ステージで予期せぬ毒性などが露見し、次々とドロップアウトし、極めて少数のプロダクトが上市に辿り着くのが常でした。また近年は、病態や疾患の原因となるターゲット分子の同定が進んだことにもより、タンパク質や遺伝子のような標的に対して合理的にデザインされた分子によって治療を行おうとする、抗体医薬、核酸医薬等のように分子標的薬アプローチが取られるようになりました。しかしながら、このようなアプローチをしても標的分子の種差によって候補物質の作用の仕方が動物とヒトの間に差がある場合があり、実際に実験してみるまでは薬効や毒性の程度の差はわからないという状況に変わりはありません。つまり、一般的な創薬技術においては、常にドロップアウトのリスクと隣り合わせであり、長期にわたり多額の研究開発投資を投入しても成功の予測が困難な状態が開発の最終段階までつきまといます。したがって、一般的な創薬技術であれば、第Ⅱ相臨床試験の終了まではその薬が効果を見せるかどうか、あるいは毒性があるかどうかは試験を実施するまで予見することが困難です。
 一方で、当社のCRISPR-GNDM技術をはじめとして単因子遺伝子疾患を対象とする遺伝子治療薬開発においては、PoPとPoCの蓋然性がより高いと考えられます。多くの遺伝子治療でターゲットとする単因子遺伝子疾患においては原因が単一の遺伝子に起因しているため、PoP及びヒトPoCは予見可能性が高いと考えております。そのため、動物でターゲット遺伝子の正常化を行った結果が良好であれば、ヒトでの治療効果を早期に予見することができ、開発の成功確率が高まり、一般的なモダリティよりも早い段階でパートナー企業とのライセンス契約の締結に繋げることが可能と考えております。
 
b.  CRISPR-GNDM技術の移転可能性
 一般的な創薬技術の場合は、ある一つの薬が臨床試験に成功して上市されたとしても、その開発ノウハウを別の薬に移転できる部分はあまり大きくありません。これは薬毎に性質が異なり、薬毎の利点も問題点も異なるからです。一般的な治療薬の開発は、数千〜数百万の化合物のライブラリーの中から薬効や薬物動態、毒性などを指標に適切な化合物の絞り込みを行い、さらに最適化を続けて開発に資する化合物へと何段階ものスクリーニングをしなければなりません。ターゲットの疾患毎にこうした作業はゼロから行うことになり、したがってある治療薬の開発経験やノウハウは他の治療薬へそのまま転用することが難しいと考えられます。
一方で、一般的な遺伝子治療薬開発においては必要な細胞への導入方法や製造方法の多くは、ターゲットの遺伝子が変わっても共通の部分が非常に多いと考えられているため、成功のノウハウと失敗の学びを他のターゲット遺伝子に対する遺伝子治療薬に転用することが一般的な創薬技術に比べて容易となると考えております。
CRISPR-GNDM技術においては、特に可変部分がガイド核酸という非常に小さい部品に限られており、またその他の構成成分である切断不活型CRISPR酵素とスイッチング分子(下記図中③)は共通のパーツとして既にあるため、標的疾患毎に対応したわずか約20塩基ほどのガイド核酸のみを個別にデザインをするだけで、効率よく遺伝子治療薬を開発することができると考えております。この技術的な特徴により、多くの遺伝子疾患にCRISPR-GNDM技術による創薬の方法論を拡張して遺伝子治療薬を生み出すことができると考えております。
 
c.  CRISPR-GNDM技術の収益の将来性
 米国における遺伝子治療薬を開発するバイオテック企業の時価総額の累計は、『Human Gene Therapy Clinical Development Vol. 29, No. 4』(2018年12月、Mary Ann Liebert, Inc.発行)掲載の「Traditional Approaches for Company Valuation are Flawed for Valuing in vivo gene therapy companies」によると、2018年10月末時点において2,500億米ドル(約28兆円)に達し、特に2017年以降に急速な上昇を見せています。
その背景には、上記で述べた遺伝子治療薬開発においての予見可能であることによる成功確率の高さ及び他の遺伝子治療薬へノウハウを移転することの容易さという、2つの特徴によると考えられています。
 その結果、遺伝子治療薬開発において重層的なキャッシュ・フローを生み出すことが可能であると考えられており、遺伝子治療薬開発バイオテック企業の高い将来性の評価に繋がっていると考えております。特に、CRISPR-GNDM技術においては、一般的な遺伝子治療薬よりも他の疾患への技術移転が容易であるため、当社の収益性も高くなると考えております。
 
d.  CRISPR-GNDM技術の安全性
 遺伝子治療の1つとしてゲノム編集治療があります。ゲノム編集は、染色体上の特定の場所にある遺伝子配列を部位特異的なヌクレアーゼ(切断酵素)を利用して、思い通りに改変する技術です。代表的な技術に第一世代のZFN(ジンクフィンガーヌクレアーゼ)、第二世代のTALEN(タレン)といった旧来からの技術に対して、第三世代となるCRISPRが新たに登場しました。CRISPRは旧来からの技術に対して、より簡便かつ高速にターゲットの遺伝子を改変することができると考えられています。これらの技術を用いたゲノム編集治療は、ヌクレアーゼを細胞内にウィルスベクターなどを用いて送り込み、疾患の原因となった遺伝子コードやエピジェネティクスのエラーを書き換えて治療を試みるものです。
ターゲット遺伝子のカット&ペーストを行う通常のゲノム編集は、遺伝子コードのエラーによって生じる疾患に対して半/永続的に効果をもたらす有効な治療法ですが、遺伝子の二重鎖切断※26を伴うと、遺伝子を切断することでガン化リスクが高まることが報告されており、またそもそも狙った遺伝子ではなく他の遺伝子を切断するリスク等を伴う治療法であります。
一方で、遺伝子のエピジェネティクスの修復にフォーカスしたCRISPR-GNDM技術は、切断を含む遺伝子の配列の改変を行うことなく「遺伝子スイッチ」のオン・オフのみを制御するものであります。つまり、ターゲット遺伝子において異常な機能をもたらしている遺伝子の発現レベルを遺伝子によってはほぼゼロまで落とすことができ、あるいは発現量が足りないことによって疾患が生じている場合には発現量を高めて治療することができるという、遺伝子の切断を行う一般的なゲノム編集と比較して、遺伝子の切断を行わないCRISPR-GNDM技術はよりクリーンな方法で治療を行うことができると考えられています。

【業績等】
業績動向(百万円)事業収益 営業利益 経常利益 純利益
(連結実績)2018.12 65 -214 -213 -217
(連結実績)2019.12 644 157 146 140
(連結予想)2020.12 1,100 350 300 250
(連結1Q実績)2020.12 13 -116 -116 -118
1株当たりの数値(円)EPS BPS 配当
(連結予想)2020.12 9.63  -  0
調達資金使途 自社パイプラインの研究開発、米国関連施設の増床など
上場時発行済み株数 27,200,000株 (別に潜在株式2,903,200株)
公開株数 3,105,000株(公募2,100,000株、売り出し600,000株、オーバーアロットメント405,000株)

PER:124
PBR:
配当利回り:
公募時吸い上げ資金:25.4億
公募時時価:223億
    
【株主構成】
(株)ライフサイエンスイノベーションマネジメント 役員らが議決権の過半数を所有する会社 5,000,000 17.86 180日
濡木理 社外取締役 4,500,000 16.07 180日
富士フィルム(株) 特別利害関係者など 2,350,000 8.39 90日・1.5
ファストトラックイニシアティブ2号投組 ベンチャーキャピタル(ファンド)2,350,000 8.39 90日・1.5
SBIベンチャー投資促進税制投組 ベンチャーキャピタル(ファンド)1,050,000 3.75 90日・1.5
協創プラットフォーム開発1号投組 ベンチャーキャピタル(ファンド)1,000,000 3.57 90日・1.5
片山晃 特別利害関係者など 800,000 2.86
SMBCベンチャーキャピタル3号投組 ベンチャーキャピタル(ファンド) 750,000 2.68 90日・1.5
SoseiRMF1投組 ベンチャーキャピタル(ファンド)750,000 2.68 90日・1.5
みずほ成長支援第2号投組ベンチャーキャピタル(ファンド)725,000 2.59 90日・1.5
【代表者】
代表者生年月日 1969年08月09日生まれ
代表者略歴 
1994年04月 麒麟麦酒(株) (現 協和キリン(株)) 入社
2002年01月 Booz Allen Hamilton Inc. (現 PwC Strategy &)
2003年11月 ワイズセラピューティックス(株) 経営企画部長兼事業企画部長
2004年04月 (株)シンク・アンド・ゴー 代表パートナー
2006年03月 (株)レグイミューン 代表取締役CEO
2014年05月 (株)ライフサイエンスイノベーションマネジメント 取締役(現任)
2015年05月 (株)オルファビオ 代表取締役CEO  (同)ブラッド・アレイ 有限責任社員
2016年01月 当社 代表取締役社長(現任)  4月 EdiGENE Inc. (現 Modalis Therapeutics Inc.) CEO(現任)
【幹事団】
主幹事証券 みずほ 2,025,000 75.00
引受証券 SBI 297,000 11.00
引受証券 SMBC日興 297,000 11.00
引受証券 いちよし 40,500 1.50
引受証券 エース 40,500 1.50

【参考類似企業】時価総額(海外株は1米ドル107円換算)
    米インテセラピ 1,494億円
0001  瑞クリスパー 6,547億円
0002  米エディタス 2,185億円
0003  仏セレクティス 769億円
0004  米ブルーバード 3,810億円
0005  米サンガモ 1,611億円
4563  アンジェス 2,000億円
4596  窪田製薬 126億円
【私見】
 バイオですが、技術力・話題性・黒字化と他のバイオとは違い久々に評価できる銘柄の上場です。富士フィルムから出資を受け、また投資家の片山晃の出資もあり注目度は高いです。バイオなので評価は難しいのですが、時価総額200憶のスタートでアンジェスの2000憶は別として、期待で1000憶弱までの可能性もありそうです。

日経2020.4.1より
 東京大学発スタートアップのモダリス(東京・中央)は1日、ゲノム編集技術を持つ米エディタス・メディシン(マサチューセッツ州)とライセンス契約を締結したと発表した。
エディタスのゲノム編集技術「クリスパー・キャス9」を使って医薬品を開発することが可能となる。医薬品開発を目的に、エディタス・メディシンとライセンス契約を結んだ企業はモダリスが日本初となる。
モダリスは、遺伝子を切らずに遺伝情報を編集する独自技術を持つ。ゲノム編集技術を活用することで、遺伝性疾患の治療薬の開発を目指している。
森田晴彦社長は「我々が目指すのはクリスパー・キャス9を使った遺伝子治療により、そのほとんどが希少疾患に属する遺伝子疾患に対し、有効な治療法を作ること」という。
「ゲノム編集」では、生物の設計図といえる遺伝子情報を操作する。
スイスのノバルティス、米ファイザー、独バイエル、米リジェネロンなどが難病や希少疾患を対象としたゲノム編集による治療研究を進める一方、日本では医療現場での活用が進んでいない。
12年ほど前に登場した「クリスパー・キャス9」は、それまでのゲノム編集技術と比べて操作しやすいとされている。
想定価額:820円
仮条件上限:1200円
初値予想:3600円
ブック申し込み度・・・強気
セカンダリー期待度・・・中立~やや強気
総合評価4

2020年7月16日木曜日

初値分析(GMOFG、アイキューブドシステムス)

GMOファイナンシャルゲート 
初値 6550円 +257%
終値 5550円
スタートで250億かつVCありなので触らずです。

アイキューブドシステムス
初値 9430円      +302%
終値 8200円
同じくスタートで500億かつVCありなので触らずです。