2023年5月30日火曜日

IPO分析(Globee)

 【事業内容】

■ 英語学習におけるAI学習プラットフォーム

 主に、スマートフォン向けアプリ及びウェブ上で利用できるAI英語教材「abceed(エービーシード)」の企画・開発・運営を行っております。当社の提供するサービスは、教育主要4分野と呼ばれる「学習ツール」、「教材」、「テスト」、「スクール」をデジタル化し、融合させた英語学習におけるAI学習プラットフォームを構築しております。単語学習、問題演習、シャドーイング(英語を聞きながら発音する練習法)、ディクテーション(英語を聞きながら書き取りする練習法)、辞書など様々な学習機能、蓄積された学習データに基づくAIレコメンド、学習管理者向けの管理機能など学習者及び利用者にとって最適なユーザビリティを追求した「学習ツール」に、700タイトル以上の幅広いジャンルの学習教材を豊富に取り揃えた「教材」のプラットフォームを形成し、オンライン模試といった「テスト」の機能も搭載しております。加えて、厳選されたプロのコーチによる解説動画など、「スクール」の要素を「abceed」に融合したコンテンツも利用することができ、さらに「abceed」を活用して、AIが個人の具体的な弱点を可視化するとともに、「いま必要な、本当に有効な学習」を抽出し、問題を作成することができるような、個別最適化されたカリキュラムで行うTOEIC®対策のコーチングサービスである「ABCEED ENGLISH」も提供しております。


■ サービスライン・顧客・収益形態

 「abceed」は有料プラン(サブスクリプション)である「Proプラン」が中心(売上高全体に占めるサブスクリプション売上比率は2022年5月期で約90%)となっており、音声再生、自動採点マークシート、学習時間計測機能などの基本的な機能に加え、問題レコメンド、予測スコア機能など多種多様な学習機能を利用することができます。「Proプラン」では、200タイトル以上の人気教材、ニュース(英字新聞)、解説・講義動画などが使い放題(一部対象外の教材有)で、TOEIC®・英検®のオンライン模試も利用することができます。

 一部コンテンツの単品での販売も行っております。また、法人向けには、学習管理者に月額制の管理画面の機能も提供しており、学習状況の管理や課題の配信などに対応しております。さらに、プロのコーチのサポートが付いた英語スクールである「ABCEED ENGLISH」も提供しており、さらなるサポートを得て学習したいユーザーにご利用いただいております。

 対象となる顧客については、「abceed」の有料プランと管理画面「abceed for school」を中心に、一般ユーザー(個人)と法人(企業・大学等及び学校)に提供しております。学校向けには「Proプラン」に加え、検定教科書に対応したプランを展開しております。売上高に占める一般ユーザー(個人)と法人の内訳につきましては、2023年5月期第3四半期累計期間で一般ユーザー(個人)が約90%となっております。

  

■ 当社の競合優位性

 次の3つの要素により、「英語学習に特化したAI学習プラットフォーム」という競合優位性を堅持し、独自のポジショニングを確立していると考えております。

①教材コンテンツプラットフォーム

 人気の教材コンテンツを豊富に揃えているため、幅広い学習者から認知されやすく、自然流入でのユーザー獲得が実現できていると考えております。

 創業初期から地道に出版社との関係を構築した結果として、当社は多くの教材のライセンス提供を受けることにより、それらの教材コンテンツを「abceed」に対応できており、豊富な人気教材を使って学習することができます。また、教科書にも対応しており、学校現場への展開も可能となっております。

 語学学習の教材市場においては、学習者に従前から長年利用されてきたベストセラーとなっている馴染みのある教材が利用され続けやすい傾向にあります。学習者にとって、今まで全く知らなかった教材やサービスによるオリジナルなコンテンツは取り掛かりにくく、長年信頼されていた人気の教材、慣れ親しんだ教材の方が始めやすいため、それらを豊富に取り揃えた教材プラットフォームとなっている「abceed」は、幅広い学習者からの認知を得ることができていると考えております。

 その結果、競合他社がマーケティング及び営業コストをかける必要があると考えられる一方で、広告宣伝や営業に関するコストをあまりかけずとも、オーガニックでユーザーを獲得することができており、オーガニックユーザー獲得率は約96%となっております。


②英語特化によるユーザビリティの追求

 「abceed」は、英語学習者に最適なユーザビリティを担保しております。これは多科目ではなく英語に特化することにより実現できたと考えております。

 単語対策、4技能対策(リスニング、スピーキング、リーディング、ライティング)、辞書、MY単語帳など30以上の豊富な学習機能を搭載しておりますが、英語という1つの科目だけでも、学習者にとって最適なユーザビリティを担保するには、様々な要素を深掘りする必要があるため、これらのユーザビリティの担保は多数の科目ではなく英語に特化したことに起因しております。従来型の学習教材をオンライン化した学習ツールや既存のデジタル教材とは一線を画す、AIを活用しつつ英語に特化したユーザビリティを追求しているサービスが「abceed」であります。学習者にとって最適なユーザビリティを追求したことが、法人向けではなく一般ユーザーから先行して口コミで広がり、高い評価を受け続けていることの主な要因となったと考えております。

 学習管理者向けの管理画面についても、英語学習に最適な管理ツールとして予測スコア、学習時間、課題進捗率など学習成果を一括管理することが可能であり、目標に沿った課題を配信、自主学習の習慣化を支援することができます。


 ③AIの活用

 「abceed」は、14億件超の解答データの蓄積をもとに、AIレコメンドによる個別最適化で高い学習効率を実現しており、リアルタイムスコア予測によりユーザーの成長を可視化します。当社では大量の教材コンテンツ、問題に対する大量の学習データやユーザーのTOEIC®公開テストなどの実績データを保有しているのが強みでありますが、それらに加えて英語学習及びTOEIC®等の対策に精通したスタッフによるノウハウも反映しており、以下の2つの特徴によるユーザーの学習成果の向上の強化を図っております。


・AIレコメンド

それぞれのユーザーにとって、「ギリギリ解けそうな問題」、「忘却曲線に沿って復習すべき問題」などを最適なタイミングで学習できるように、問題データベース(2万超)の中からAIによるレコメンドにより個別最適化して出題し、ひとりひとりに最適な「パーソナライズ教材」を作成します。「abceed」では、膨大な学習データを解析し、問題のレベル別、カテゴリ別に最適な問題を出題しますが、例えば、似ている問題に正答できていれば出題せず、間違いやすいカテゴリの問題を優先して出題する、などの工夫を施しており、学習効率の向上に繋がります。また、ユーザーにとって難易度が高すぎず、低すぎない問題を優先的に解くことができることにより、ユーザーのモチベーションの向上及び学習量の確保に繋がります。その結果として、ユーザーの学習成果やTOEIC®や英検®のスコア向上に貢献していると考えております。


・リアルタイムスコア予測

「ユーザーが各カテゴリ、各難易度の問題を何%正解できそうか」という予測に基づき、本番のTOEIC®公開テストにおけるカテゴリ別、難易度別の出題分布と組み合わせて、「abceed」での学習データから本番のTOEIC®公開テストでのスコア予測を行っております。予測スコアにより学習状況が可視化され、成長の実感やモチベーションの向上にも繋がると考えております。また、「abceed」のオンライン模試は累計受験者数が100万人を突破しており、本番同様の難易度での出題及び予測スコアにより本番に近い体験が可能です。


【業績等】

決算期 種別 売上高 営業利益 経常利益 純利益

2023/05 単独3Q累計実績 679 166 166 110

2023/05 単独会社予想 943 240 239 170

2022/05 単独実績 709 64 62 54

2021/05 単独実績 411 -23 -24 -25


決算期 種別 EPS BPS 配当

2023/05 単独会社予想 34.96 - -


上場時発行済株数 4,996,800株(別に潜在株式146,587株)

公開株数 952,500株(公募110,800株、売り出し717,500株、オーバーアロットメント124,200株)


PER:32.9

PBR:

配当利回り:

公募時吸い上げ資金:11.0億

公募時時価:57億

​   

【株主構成】 

幾嶋研三郎 代表取締役社長 4,000,000 79.48% 180日

NVCC8号投組 投資業(ファンド) 446,000 8.86% 90日・1.5倍

上赤一馬 取締役CTO 400,000 7.95% 180日

(株)としすみ 役員らが議決権の過半数所有 96,000 1.91%  180日

指田恭平 取締役CFO 39,087 0.78% 継続

(株)SEKAISHA 役員らが議決権の過半数所有 24,000 0.48% 180日

守安淳志 従業員 2,500 0.05% 継続

鈴木俊裕 従業員 2,500 0.05% 継続

石渡幹大 従業員 2,500 0.05% 継続

飯山祐弥 従業員 2,500 0.05%

斎藤悠紀 従業員 2,500 0.05%

屋代昌也 従業員 2,500 0.05%

蔵下雅之 従業員 2,500 0.05%

樋口大輔 従業員 2,500 0.05%

星友規 従業員 2,500 0.05%

田村凌 従業員 2,500 0.05%


本募集並びに引受人の買取引受による売出しに関連して、売出人かつ貸株人である幾嶋研三郎及び売出人である上赤一馬並びに当社の株主である株式会社としすみ及び株式会社SEKAISHAは、主幹事会社に対し、元引受契約締結日から上場日(当日を含む)後180日目(2023年12月10日)までの期間(以下、「ロックアップ期間」という。)、主幹事会社の事前の書面による同意なしには、当社普通株式の売却等(ただし、引受人の買取引受による売出し、グリーンシューオプションの対象となる当社普通株式を主幹事会社が取得すること等を除く。)を行わない旨を合意しております。また、当社の株主であるNVCC8号投資事業有限責任組合は、主幹事会社に対し、元引受契約締結日から上場日(当日を含む)後90日目(2023年9月11日)までの期間、主幹事会社の事前の書面による同意なしには、当社普通株式の売却等(ただし、引受人の買取引受による売出し、グリーンシューオプションの対象となる当社普通株式を主幹事会社が取得すること及び売却価格が本募集等における発行価格又は売出価格の1.5倍以上であって、主幹事会社を通して行う株式会社東京証券取引所取引での売却等を除く。)を行わない旨を合意しております。

 さらに、当社の新株予約権を保有する指田恭平、守安淳志、鈴木俊裕、石渡幹大及びマイケルスタインは、主幹事会社に対し、ロックアップ期間中、主幹事会社の事前の書面による同意なしには、当社新株予約権及び新株予約権の行使により取得した普通株式の売却を行わない旨合意しております。


【代表者】

代表者名 幾嶋 研三郎(上場時32歳0カ月)/1991年生

本店所在地 東京都港区東麻布

設立年 2014年

従業員数 27人 (2023/03/31現在)(平均35歳、年収434.5万円)

事業内容 オンライン英語学習プラットフォームの開発・運営

URL https://www.globee.io/

株主数 5人 (目論見書より)

資本金 32,476,000円 (2023/05/11現在)

上場時発行済株数 4,996,800株(別に潜在株式146,587株)

公開株数 952,500株(公募110,800株、売り出し717,500株、オーバーアロットメント124,200株)

調達資金使途 借入金の返済、ソフトウエアおよびコンテンツ開発費

代表者略歴

2014年06月 当社設立、代表取締役社長就任(現任)

2015年04月 ソフトバンク株式会社入社


【幹事団】

主幹事証券 大和 - -

引受証券 SBI - -

引受証券 SMBC日興 - -

引受証券 松井 - -

引受証券 マネックス - -

引受証券 楽天 - -


【参考類似企業】今期予想PER(5/15)

3933 チエル 13.9倍 (連結見込)

3998 すららNT 16.5倍 (連結予想)

4427 EduLab - (連結予想)

4686 ジャスト - (連結予想)

6096 レアジョブ 28.8倍 (連結予想)

7043 アルー 15.4倍 (連結予想)

8057 内田洋 11.2倍 (連結予想)

9345 ビズメイツ 20.7倍 (連結予想)

9471 文溪堂 12.4倍 (連結予想)

9560 プログリット 34.3倍 (単独予想)

9783 ベネッセHD 16.2倍 (連結予想)


【私見】

 同業も多い英会話銘柄で、AIを使っているという多少の優位性はありますが、大きくは影響しないと思います。PERは今決算の数字といはいえ、やや高めの価額と感じます。規模的には大きくはないですが、1.5倍でロックが外れるVCもおり、セカンダリーも人気になる要素はないと思います。


想定価額:1080円

仮条件上限:1150円

初値予想:1600円

ブック申し込み度・・・強気

セカンダリー期待度・・・中立

総合評価:3.5

IPO分析(ABEJA)

【事業内容】

(1)事業概要

 ABEJA Platform上で、顧客企業の競争優位の源泉となるビジネスプロセスを変革し、継続的な収益成長の実現に伴走する「デジタルプラットフォーム事業」を営んでおります。当社事業は、ABEJA Platformを基盤としており、主たる領域として「トランスフォーメーション領域」と「オペレーション領域」に分類できます。

 「トランスフォーメーション領域」は、フロー型(都度契約)の契約形態となり、企業のデジタルトランスフォーメーションニーズに対応したプロフェッショナルサービスを、ABEJA Platformを導入し、提供しております。

 「オペレーション領域」は、ストック型(継続収入)の契約形態となり、ABEJA Platform上に構築した様々なシステムを汎用的な仕組み・サービスとして提供しております。

  デジタルプラットフォーム事業として展開する当社のビジネスモデルは、EMS(Electronics Manufacturing Service)に近い形態となります。

 これまでの多種多様な業界・業態300社以上のデジタルトランスフォーメーションを支援する上で培ったナレッジ(EMSにおける製造プロセスノウハウ)を活かし、顧客のニーズにあわせ、設計、開発、構築及び運用まで、デジタルトランスフォーメーションに必要な工程をデジタル版EMSとして、フルマネージドサービスで請け負います。これにより、顧客はABEJA Platformの最先端の製造機械と製造ノウハウを活用し、AIシステムをシームレスに基幹業務に取り入れ、運用することが可能となります。

 トランスフォーメーション領域で設計し、ABEJA Platform上に構築したビジネスプロセスを、オペレーション領域で運用する事業モデルとなります。このため、運用におけるフィードバックがビジネスプロセスの精度向上やトランスフォーメーション領域での機能改善・追加開発に結びつくなど、2領域は密接に連携しております。


① ABEJA Platform

a.ABEJA Platform概要

 デジタルトランスフォーメーションの実行に必要な、データ生成からデータ収集、データの加工、データ分析、AIモデリングまでのプロセスを提供し、継続的・安定的な運用を行う、ソフトウェア群となります。

 ABEJA Platformは、大きく5つのレイヤーで構成されております。顧客企業は必要なデータをABEJA Platformに蓄積することにより、コンピューティングリソースの管理やセキュリティを担保した環境の中で、データ加工等を行い、当該データと、BaaSレイヤーで予め準備しているAIモデルを組み合わせることにより、簡便に属性推定システム、異常検知システムといったAIシステムを構築することができます。

 また、ABEJA Platformの強みとして、300社以上に対するサービス提供実績と、その際に開発されたモジュール群が備わっているため、個別の検証を必要とせず安定した品質のソリューションを素早く提供できる点などが挙げられます。

 創業当初よりABEJA Platformへ継続的な投資を行っており、基礎的な機能面における投資はほぼ完了しております。また、ABEJA Platformにおけるコア技術については、特許(「機械学習又は推論のための計算機システム及び方法(PCT/JP2018/3824)」)を取得しており、競合他社への牽制、優位性の一要素となっているものと考えております。


b.ABEJA Platform上でのHuman in the Loopの仕組みについて

 従来、AIを活用したデジタルトランスフォーメーションを推進するためには、PoCを繰り返し行い、AIの精度を継続的に向上させていました。しかし、企業にとってPoC期間は投資期間であり、精度の保証が難しいAIの開発において、継続して投資の意思決定を行うことがボトルネックとなる等、PoCに留まっている企業の割合は63%にものぼります。

 一方で、ABEJA Platform上で、Human in the Loopの仕組みを利用することにより、PoCを行わず、デジタルトランスフォーメーションを推進することが可能となります。

 当社の提供するHuman in the Loopとは、ABEJA Platform上にビジネスプロセスの運用ノウハウや知識をデータとして蓄積するとともに、人が判断や意思決定を補うことで効率的にAIモデルを構築していく仕組みとなります。例えばデータ量が少なく、AIが効果的に学習することができない、高い精度を発揮できない初期段階においても、人が補うことでAIの学習サイクルを成立させることができ、人とAIの協調(人とAIの相互補完)により、当初より実運用を可能としています。


 c.取組範囲の拡大について

 一顧客において、単一のビジネスプロセスから、複数のビジネスプロセスに取組範囲を広げることにより、重層的に顧客企業のデジタルトランスフォーメーションを推進できます。この段階では、ABEJA Platformに蓄積済みの連携データを再活用することで、デジタルトランスフォーメーションの速度を上げ、顧客企業の高収益化に貢献できると考えております。


② トランスフォーメーション領域とオペレーション領域

 a.トランスフォーメーション領域

 企業のデジタルトランスフォーメーションニーズに幅広く対応したプロフェッショナルサービスをABEJA Platformを導入し、提供しております。

 プロフェッショナルサービスの提供にあたっては、経営レベル、全社レベルのビジョンの策定・共有から、ビジョンを具現化するためのプランニング、ビジネスプロセスにあわせたシステム構築・運用までを伴走型で支援しております。

 創業以来、幅広い業種にわたる300社以上の顧客企業のデジタルトランスフォーメーションを支援してまいりました。当該経験がプランニング力やプランを具現化する実行力に繋がっております。


 b.オペレーション領域

 ABEJA Platform上に構築した様々なシステムを、汎用的な仕組みやサービスとして提供しております。

 現状では、小売業、不動産業、製造業、金融業などが対象となり、複数の業界にわたってABEJA Platform上に構築したシステムを運用して業務推進しております。

 創業以来、1,000拠点を超える様々な環境に設置したカメラやセンサーから取得したデータ、顧客の業務システムなどをABEJA Platform上に実装してまいりました。これにより、長期間安定運用するノウハウを蓄積し、プライバシーやセキュリティなどを担保する仕組みを構築しております。

そのほかに、オペレーション領域主体の具体例として、ABEJA Platform上に構築したABEJA Insight for Retailを、小売業中心に553店舗に提供しております。ABEJA Insight for Retailでは、店舗に設置したカメラなどデバイスを通して消費者の動線分析や年代・性別の推定を行い、入店から購買に至る消費者行動をデータとして可視化・数値化することで、店舗の課題を客観的に把握し、運営の改善に繋げることが可能となります。


  d.ABEJA Platformと2領域の連携

 トランスフォーメーション領域とオペレーション領域で得た知見を基盤であるABEJA Platformに還元するとともに、2つの領域間でも相互に連携をとる、シナジー効果の高い事業モデルとなっております。2領域で獲得した知見をABEJA Platformに蓄積することで、継続的な効率化や安定性の向上、ユーザーインターフェース・ユーザーエクスペリエンスなどの改善を行っております。


 (3)収益構造

 トランスフォーメーション領域は、顧客企業のデジタルトランスフォーメーション推進のための各種支援に伴う収入が主な収入となります。デジタルトランスフォーメーションは段階的に進めていくため、多くはフロー型の契約となりますが、一方で長期間にわたる計画的なプロセスとなるため、売上高に占める継続顧客の割合は高くなっております。

 オペレーション領域は、顧客企業に提供する汎用的な仕組み・サービスに応じたストック型が主な収入となります。

 なお、ABEJA Platformはトランスフォーメーション領域、オペレーション領域の基盤となりますが、全体の売上高のうち、ABEJA Platform関連の売上比率は83.6%となります。また、ABEJA Platformの利用社数は266社に及びます。主な販売先はSOMPOホールディングス38.0%。

 

【業績等】

決算期 種別 売上高 営業利益 経常利益 純利益

2023/08 単独中間実績 1,407 345 345 344

2023/08 単独会社予想 2,767 390 366 320

2022/08 単独実績 1,978 -163 -181 -196

2021/08 単独実績 1,259 -264 -259 -350


決算期 種別 EPS BPS 配当

2023/08 単独会社予想 40.74 - 0.00


上場時発行済株数 8,411,400株(別に潜在株式1,907,100株)

公開株数 1,437,500株(公募700,000株、売り出し550,000株、オーバーアロットメント187,500株)

調達資金使途 人件費、ABEJA Platform拡充のための研究開発運用費、採用費


PER:38.0

PBR:

配当利回り:

公募時吸い上げ資金:22.3億

公募時時価:130億

​   

【株主構成】 

岡田陽介 代表取締役CEO 1,708,100 17.76% 180日

SOMPO Light Vortex(株) 業務提携先の子会社 1,693,500 17.61% 180日

ヒューリック(株) 資本業務提携先 432,945 4.50% 180日

(株)インスパイア・インベストメント 投資業(ファンド) 430,400 4.47% 90日・1.5倍

外木直樹 執行役員 355,000 3.69% 180日

富松圭介 特別利害関係者など 354,155 3.68% 90日・1.5倍

SBI AI&Blockchain投組 投資業(ファンド) 347,200 3.61% 90日・1.5倍

SBI Ventures Two(株) 投資業(ファンド) 347,200 3.61% 90日・1.5倍

コタエル信託(株) 新株予約権信託の受託者 332,000 3.45%  180日

(株)NTTドコモ 特別利害関係者など 326,100 3.39% 180日 

PNB-INSPiRE Ethical Fund 1投組 投資業(ファンド) 297,900 3.10% 90日・1.5倍

小間基裕 代表取締役COO 271,000 2.82% 180日

VC Worldwide, Ltd. 投資業(ファンド) 269,900 2.81% 90日

アーキタイプベンチャーファンド投資事業有限責任組合 229,900 2.39%

Google International LLC 197,100 2.05% 90日

日本郵政キャピタル株式会社 173,600 1.80% 90日・1.5倍

ダイキン工業株式会社 104,100 1.08% 180日


 本募集並びに引受人の買取引受による売出しに関連して、売出人かつ貸株人である岡田陽介、売出人である田島充及びさくらインターネット株式会社、当社株主であるSOMPO Light Vortex株式会社、ヒューリック株式会社、株式会社NTTドコモ、外木直樹、ダイキン工業株式会社、武蔵精密工業株式会社、清水琢麿、小間基裕及び英一樹並びに当社新株予約権者であるコタエル信託株式会社、田中邦裕及び麻野耕司は、主幹事会社に対し、元引受契約締結日から上場(売買開始)日(当日を含む)後180日目の2023年12月9日までの期間中、主幹事会社の事前の書面による同意なしには、当社普通株式の売却等(ただし、引受人の買取引受による売出し及びオーバーアロットメントによる売出しのために当社普通株式を貸し渡すこと等を除く。)を行わない旨合意しております。

 また、当社株主であるVC Worldwide, Ltd.及びGoogle International LLCは、主幹事会社に対し、元引受契約締結日から上場(売買開始)日(当日を含む)後90日目の2023年9月10日までの期間中、主幹事会社の事前の書面による同意なしには、当社普通株式の売却等を行わない旨合意しております。

 さらに、売出人である富松圭介、PNB-INSPiRE Ethical Fund 1投資事業有限責任組合、緒方貴紀、アーキタイプベンチャーファンド投資事業有限責任組合、岡田隆太朗及びアセットマネージメント株式会社、当社株主である株式会社インスパイア・インベストメント、SBI AI&Blockchain投資事業有限責任組合、SBI Ventures Two株式会社、日本郵政キャピタル株式会社、TBSイノベーション・パートナーズ2号投資事業組合及び杉山央は、主幹事会社に対し、元引受契約締結日から上場(売買開始)日(当日を含む)後90日目の2023年9月10日までの期間中、主幹事会社の事前の書面による同意なしには、当社普通株式の売却等(ただし、引受人の買取引受による売出し及びその売却価格が「第1 募集要項」における発行価格の1.5倍以上であって、主幹事会社を通して行う売却等を除く。)を行わない旨合意しております。


【代表者】

代表者名 岡田 陽介(上場時34歳5カ月)/1988年生

本店所在地 東京都港区三田

設立年 2012年

従業員数 87人 (2023/03/31現在)(平均36.6歳、年収893.4万円)

事業内容 DX(デジタルトランスフォーメーション)プラットフォーム「ABEJA Platform」を基盤として顧客企業のDXを総合的に支援する「デジタルプラットフォーム事業」の運営

URL https://www.abejainc.com/

株主数 33人 (目論見書より)

資本金 100,000,000円 (2023/05/09現在)

代表者略歴

2011年02月 株式会社響取締役CTO

2011年06月 株式会社リッチメディア(現株式会社シェアリング・ビューテ ィー)入社

2012年09月 当社設立 代表取締役社長 10月:移動体付随情報表示装置株式会社代表取締役社長

2017年03月 ABEJA Singapore PTE. LTD. Director 6月:一般社団法人日本ディープラーニング協会理事(現任)

2018年04月 株式会社CA ABEJA取締役

2019年06月 当社代表取締役社長CEO 10月:ABEJA Technologies, Inc. Managing Director

2020年11月 当社代表取締役CEO(現任)

2021年04月 那須塩原市DXフェロー(現任)


【幹事団】

主幹事証券 野村 1,125,200 90.02%

引受証券 SBI 93,700 7.50%

引受証券 三菱UFJモルガン・スタンレー 12,500 1.00%

引受証券 みずほ 9,300 0.74%

引受証券 楽天 3,100 0.25%

引受証券 マネックス 3,100 0.25%

引受証券 松井 3,100 0.25%


【参考類似企業】今期予想PER(5/10)

3993 PKSHA 117.8倍 (連結予想)

4011 ヘッドウォータ 160.1倍 (連結予想)

4259 エクサウィザー - (連結見込)

4268 エッジテクノ 62.2倍 (単独見込)

4382 HEROZ - (連結見込)

4418 JDSC 9,999.9倍 (連結予想)

5026 トリプルアイス - (連結予想)

5132 pluszero 165.9倍 (単独予想)

5572 リッジアイ 99.1倍 (単独予想)


【私見】

 AI・DX銘柄で業種妙味はあり、注目度は高い銘柄です。成長性もありそうで、同業のPERが高いことからも割高感は感じません。やや規模が大きめで、1.5倍でロックが外れるVCが相当数いるのはマイナス材料です。空白期間のIPOなので、初値人気はありそうですが、ロック基準を考えるとセンカンダリーは積極的にはなれません。


想定価額:1390円

仮条件上限:1550円

初値予想:3000円

ブック申し込み度・・・強気

セカンダリー期待度・・・中立

総合評価:3.5 

2023年5月29日月曜日

上場承認(クラダシ)

 6/30 クラダシ 5884 小売業 東グロ 大和証券     

事業内容:ソーシャルグッドマーケット『Kuradashi』の企画・制作・運営

公開株数合計 3,300,000 OA 495,000 (19.0億)

公募株数 1,150,000 売出株数 2,150,000

発行済み株数 公開日前⇒ 9,613,358(48億)

公開日現在⇒⇒35,000,000

ブックビルディング6/15~21

引受証券会社 大和証券 みずほ証券 SMBC日興証券 野村證券 SBI証券 東洋証券 松井証券 マネックス証券 楽天証券 

想定価額:500円 予想レンジ800円~1500円 期待度4

業種妙味はあり、低単価で需給は良いので人気になるでしょう。

上場承認(ジーデップ・アドバンス)

 6/30 ジーデップ・アドバンス 5885 卸売業 東スタ みずほ証券     

事業内容:AI学習など高度な処理を可能とするハードウェア等の販売事業

公開株数合計 400,000 OA 60,000(19.2億)

公募株数 120,000 売出株数 280,000

発行済み株数⇒1,320,000(55億)

ブックビルディング6/14~20

引受証券会社 みずほ証券 野村證券 岡三証券 マネックス証券 松井証券 楽天証券 極東証券 あかつき証券 SBI証券 

想定価額:4170円 予想レンジ4000円~6000円 期待度3

AIとはいえ、地方の卸売業で、スタンダード案件なので人気化しないでしょう。

上場承認(W TOKYO)

 6/29 W TOKYO 9159 サービス業 東グロ 野村證券     

事業内容:TOKYO GIRLS COLLECTIONのブランドを活用したブランディング・コンテンツプロデュース事業

公開株数合計 439,000 OA 65,800(14.5億)

公募株数 120,000 売出株数 319,000

発行済み株数⇒2,588,000(74億)

ブックビルディング6/13~19

引受証券会社 野村證券 SBI証券 静銀ティーエム証券 マネックス証券 松井証券

想定価額:2870円 予想レンジ3300円~6000円 期待度3.5

株主構成からの話題性から、それなりの人気はなるでしょう。

2023年5月27日土曜日

上場承認(ノバレーゼ)

 6/30 ノバレーゼ 9160 サービス業 東スタ 野村證券     

事業内容:結婚式場の運営、レストラン運営

公開株数合計 10,881,500 OA 1,632,200(71.3億)

公募株数 0 売出株数 10,881,500

発行済み株数⇒25,000,000(143億)

ブックビルディング6/15 ~20

引受証券会社 野村證券 三菱UFJモルガン・スタンレー証券 SMBC日興証券 大和証券 みずほ証券 楽天証券  松井証券 SBI証券 

想定価額:570円 予想レンジ500円~800円 期待度2.5

VCの再上場売り出し案件で、人気にはならないでしょう。

上場承認(GSI)

6/27 GSI 5579 情報・通信業 札証 岡三証券     

事業内容:ソフトウエア・システム開発の常駐支援、運用保守及び受託開発

公開株数合計 300,000 OA 45,000(4.5億)

公募株数 300,000 売出株数 0

発行済み株数⇒2,000,000(26億)

ブックビルディング6/09~15

引受証券会社 岡三証券 SBI証券 北洋証券 アイザワ証券 あかつき証券 Jトラストグローバル証券 東洋証券 

想定価額:1300円 予想レンジ1200円~1800円 期待度2.5

札幌市場なので人気はでないでしょう。 

2023年5月26日金曜日

上場承認(プロディライト)

 6/28 プロディライト 5580  情報・通信業         東グロ 野村證券       

事業内容:自社開発のIP電話用クラウド PBX「INNOVERA」等、音声コミュニケーションのDXに向けたワンストップ・ソリューションの提供

公開株数合計     474,700              OA 71,200(7.6億)

公募株数             150,000              売出株数             324,700

発行済み株数⇒1,561,650(22億)

ブックビルディング6/12~16

引受証券会 野村證券 SBI証券  岡三証券 極東証券 松井証券 マネックス証券 

想定価額:1400円 予想レンジ1700円~3000円 期待度3.5

小型のグロース案件なのでそこそこの初値はつくでしょう。

上場承認(ノイルイミューン・バイオテック)

 6/28 ノイルイミューン・バイオテック 4893     医薬品 東グロ SMBC日興証券       

事業内容:CAR-T細胞療法を主とした新規がん免疫療法の開発

公開株数合計     3,623,000           OA 543,400(30憶)

公募株数             3,623,000           売出株数             0

発行済み株数 ⇒ 43,202,865(311億)

ブックビルディング6/13~16

引受証券会社 SMBC日興証券 SBI証券 野村證券 みずほ証券 東洋証券 岩井コスモ証券 あかつき証券      丸三証券 極東証券 マネックス証券 岡三証券 

想定価額:720円 予想レンジ650円~1000円 2.5

海外配分は多いですが、再申請の赤字のバイオなので人気はでないでしょう。

2023年5月24日水曜日

上場承認(クオリプス)

 6/27 クオリプス 4894 医薬品 東グロ 野村證券     

事業内容:再生医療等製品、特定細胞加工物の研究、開発、製造、販売再生医療等製品、特定細胞加工物に係る受託開発製造サービス及びコンサルティング業務

公開株数合計 2,200,000 OA 330,000(39憶)

公募株数 1,700,000 売出株数 500,000

発行済み株数⇒7,557,916(118憶)

ブックビルディング6/09~15

引受証券会社 野村證券 SBI証券 松井証券 

想定価額:1560円 予想レンジ1600円~2500円 期待度3

赤字のバイオなので厳しいのですが、ファンドマネージャー出身の社長で、VCのロック基準や規模感からも悪くはないと思います。


上場承認(エリッツホールディングス)

 6/27 エリッツホールディングス 5533 不動産業 東スタ みずほ証券     

事業内容:不動産賃貸事業、不動産ファンド事業、不動産の企画・コンサルティング事業、人材紹介事業、不動産仲介及び管理事業並びにシステム開発・販売事業を行うグループ会社の経営管理及びこれに付帯する業務

公開株数合計 275,100 OA 41,200(5.0憶)

公募株数 200,000 売出株数 75,100

発行済み株数⇒3,342,200(53憶)

ブックビルディング6/09~15

引受証券会社 みずほ証券 SBI証券  野村證券 西村証券 岡三証券 東洋証券 

想定価額:1580円 予想レンジ1800円~3000円 期待度3.5

不動産なので大きくは上がらないでしょうが、京都に特化し、小型で需給は良いのでそれなりの初値は付くでしょう。

2023年5月21日日曜日

上場承認(ARアドバンストテクノロジ)

 6/23 ARアドバンストテクノロジ 5578 情報・通信業 東グロ みずほ証券      

事業内容:クラウド技術とデータ・AI 活用によるDX ソリューション事業

公開株数合計 733,500 OA 110,000(9.1億)

公募株数 278,900 売出株数 454,600

発行済み株数⇒3,273,000(35億)

ブックビルディング6/07~13

引受証券会社 みずほ証券 大和証券 SBI証券 楽天証券 マネックス証券 松井証券 岡三証券 丸三証券 岩井コスモ証券 

想定価額:1080円 予想レンジ1500円~3000円 期待度3.5

AI/・DX・クラウドといかにもの銘柄ですが、小型で需給も良いので初値人気はあるでしょう。

上場承認(ブリッジコンサルティンググループ)

 6/26 ブリッジコンサルティンググループ 9225 サービス業 東グロ SBI証券 SMBC日興証券    

事業内容:公認会計士人材の経験・知見のデータベース化・最適配分を通じて、経営管理の課題解決を支援するプロシェアリング事業及び付帯関連事業

公開株数合計 200,000 OA 30,000 (2.3億)

公募株数 100,000 売出株数 100,000

発行済み株数⇒2,031,400(21億)

ブックビルディング6/07~13

引受証券会社 SBI証券 SMBC日興証券 極東証券 東海東京証券 マネックス証券 楽天証券 Jトラストグローバル証券 あかつき証券 岩井コスモ証券 岡三証券 ひろぎん証券 松井証券 丸三証券

想定価額:1010円 予想レンジ1000円~1500円 期待度3

プロからの鞍替えで、成長性からも人気ならないでしょう。

2023年5月20日土曜日

上場承認(アイデミー)

 6/22 アイデミー 5577 情報・通信業 東グロ みずほ証券 SBI証券   

事業内容:デジタル人材の育成支援を行うオンライン DX ラーニング「Aidemy Business」及びデジタル変革を伴走型で支援する「Modeloy」の提供をはじめとする AI/DX に関するプロダクト・ソリューション事業

公開株数合計 345,300 OA 51,700 (2.8億)

公募株数 50,000 売出株数 295,300

発行済み株数⇒3,967,600(28億)

ブックビルディング6/06~12 

引受証券会社 みずほ証券 SBI証券 大和証券 楽天証券 松井証券 丸三証券 極東証券 あかつき証券 岩井コスモ証券 東海東京証券 

想定価額:710円 予想レンジ1000円~2000円 期待度3.5

VCのロック基準は甘いですが、小型で成長力もあるので人気になるでしょう。

2023年5月19日金曜日

上場承認(リアルゲイト)

 6/22 リアルゲイト 5532 不動産業 東グロ 大和証券     

事業内容:不動産に関するコンサルタント業務、不動産売買業務、不動産仲介業務、不動産賃貸業務、不動産管理運営業務、建築・設計監理業務、建築及び内装工事請負業務、損害保険の代理店業務

公開株数合計 670,000 OA 100,500 (13.8億)

公募株数 670,000 売出株数 0

発行済み株数⇒2,670,000(48億)

ブックビルディング6/07~13

引受証券会社 大和証券 SMBC日興証券 SBI証券 岩井コスモ証券 岡三証券 マネックス証券 

想定価額:1790円 予想レンジ2000円~3500円 期待度3.5

不動産関連で真新しさはありませんが、CAの子会社で業績は良いのでそれなりの評価は受けるでしょう。


上場承認(オービーシステム)

 6/21 オービーシステム  5576 情報・通信業 東スタ SMBC日興証券     

事業内容:金融、産業流通、社会公共及びITイノベーションの4つのサービスラインを展開するシステムインテグレーションサービス事業

公開株数合計 600,000 OA 90,000(11.8億)

公募株数 200,000 売出株数 400,000

発行済み株数⇒2,277,000(47億)

ブックビルディング6/06~12

引受証券会社名 SMBC日興証券 三菱UFJモルガン・スタンレー証券 SBI証券 岩井コスモ証券 マネックス証券 松井証券 あかつき証券

想定価額:1710円 予想レンジ1800円~2800円 期待度3

スタンダードで、成長性からもそれほど人気にはならないでしょう。

上場承認(シーユーシー)

 6/21 シーユーシー 9158 サービス業 東グロ 三菱UFJモルガン・スタンレー証券 みずほ証券   

事業内容:医療機関支援事業、居宅訪問看護事業及び在宅ホスピス事業

公開株数合計 6,400,000 OA 960,000 (123億)

公募株数 6,400,000 売出株数 0 (485億)

発行済み株数⇒29,030,400

ブックビルディング6/05~9

引受証券会社名 電話番号

三菱UFJモルガン・スタンレー証券 みずほ証券 ゴールドマン・サックス証券 SMBC日興証券 SBI証券 松井証券 マネックス証券 楽天証券

想定価額:1670円 予想レンジ1800円~2500円 期待度3.5

アフターコロナで業績が読みにくいですが、規模は大きいものの、エムスリーの子会社で、完全ロックで悪くはなさそうな印象です。

2023年5月13日土曜日

上場承認(Globee)

 6/14 Globee  5575 情報・通信業 東グロ 大和証券      

公開株数合計 828,300 OA 124,200(10.3億)

公募株数 110,800 売出株数 717,500

発行済み株数⇒4,996,800(54億)

ブックビルディング5/30~6/05

引受証券会社 大和証券 SBI証券 SMBC日興証券 松井証券 マネックス証券 楽天証券 

想定価額:1080円 予想レンジ1500円~2500円 期待度3.5

業種やVCを考えるとそこそこは上がるでしょうが、大きくは上がらないでしょう。

2023年5月10日水曜日

上場承認(ABEJA)

 6/13 ABEJA 5574 情報・通信業 東グロ 野村證券     

事業内容:DXプラットフォーム「ABEJA Platform」を基盤として顧客企業のDXを総合的に支援する「デジタルプラットフォーム事業」の運営

公開株数合計 1,250,000 OA 187,500 (19,9億)

公募株数 700,000 売出株数 550,000

発行済み株数⇒8,411,400(116億)

ブックビルディング5/29~6/01

引受証券会社 野村證券 SBI証券 三菱UFJモルガン・スタンレー証券 みずほ証券 楽天証券 マネックス証券 松井証券 

想定価額:1390円 予想レンジ2000円~4000円 期待度4

VCのロック基準は気になりますが、グーグルを始め、ヒューリックなど大手からの出資もあり良さそうな銘柄です。