2018年4月27日金曜日

上場承認(ラクスル)


5/31 ラクスル 4384 情報・通信業 マザ 大和証券 三菱UFJモルガン・スタンレー証券    
事業内容:印刷及び集客支援のシェアリングプラットフォーム「ラクスル」を中心とした印刷事業、物流のシェアリングプラットフォーム「ハコベル」を中心とした運送事業等、産業毎のシェアリングプラットフォームの創出
公開株数合計10,949,900(153億)
公募株数:2,500,000 売出株数:8,449,900
発行済み株数⇒25,017,000(350億)
ブックビルディング5/16~5/22
引受証券会社  大和証券  三菱UFJモルガン・スタンレー証券  みずほ証券  SBI証券  SMBC日興証券  マネックス証券
主要株主
松本恭攝 21.55%
(株)オプトホールディング 17.78%
(株)日本政策投資銀行 8.91%
グローバル・ブレイン5号投資事業有限責任組合 7.32%
WiL Fund I,L.P.(常任代理人 (株)WiL) 6.68%
テクノロジーベンチャーズ3号投資事業有限責任組合 4.86%
YJ1号投資事業組合 4.84%
永見世央 2.70%
(株)リンクアンドモチベーション 1.93%
AT-I投資資事業有限責任組合 1.93%


想定価格:1400円 予想レンジ1200円~2000円 期待度3
売上の伸びは評価できますが、赤字で規模の大きさからスタート段階ではやや厳しいでしょうか。

2018年4月26日木曜日

直前予想 エヌリンクス 

エヌリンクス 初値予想6000円→5000円 
HEROZの影響によりムードは低下しているので下方修正。無理には参戦しませんが、ベストワンやアイペットなどの動きを見ながら考える予定。


2018年4月24日火曜日

直前予想 ベストワンドットコム 、アイペット損害保険

ベストワンドットコム  15000円 
需給は良いのである程度までは追いかけますが、HEROZのように高ければ無理はしない予定。

アイペット損害保険   6000円 
VCは多いですが、規模感から機関が好みそうなので、高くなければ参戦するかもしれません。



2018年4月19日木曜日

直前予想 HEROZ  

HEROZ  21000円 
二万まで狙う人も多いと思うので、二万超えてからは警戒ゾーンに入るでしょう。3万近くの初値も想定され、機敏に動ける人以外はリスクを考えると入りづらいです。

2018年4月18日水曜日

メルカリ6月上場へ

個人が中古品を売買するフリマアプリを運営する「メルカリ」が、ことし6月にも東京証券取引所のマザーズ市場に株式を上場する見通しになったことがわかりました。時価総額が2000億円を超える可能性があり、ことしに入って最大規模の上場になる見込みです。
関係者によりますと、フリマアプリ大手の「メルカリ」は、東京証券取引所の審査にめどがつき、ことし6月にも、新興企業向けのマザーズ市場に株式を上場する見通しになりました。実現すれば時価総額が2000億円を超える可能性があり、ことしに入って最大の上場になる見込みです。

5年前に創業した「メルカリ」は、個人どうしが中古品を売買するフリーマーケットアプリをいち早く手がけ、国内のダウンロード件数が7000万を超えるなど、急成長しています。

現金など、不適切な出品が相次いだこともあって東証の審査が長引いていましたが、会社側が出品者の本人確認を強化する対策などを進めたことから、上場にめどが立ちました。
時価総額が1000億円規模に上る上場していない有望なベンチャー企業は、海外ではその珍しさから「ユニコーン企業」とも呼ばれています。「メルカリ」は国内で数少ない「ユニコーン企業」とされ、上場で得られる潤沢な資金を海外での新たなサービス展開に充て、グローバル化を進めるものと見られます。
NHK NEWSより

2018年4月17日火曜日

決算チェック

・SOU
             売上 営業利益 経常利益 当期利益 EPS
30年8月期 2Q  15390  1191 1174   867  155.12
通期予想       29732  1693 1710  1122 193.71
31年8月期     36500  2350 2400  1580  261.4  
(某社レポート)

進捗率70%なので上方修正の可能性は高く好決算でした。レオスの購入や決算前なので手放していましたが再購入しています。7000円超えでの壁があり、突き抜ければ1万円が見えてきます。


・JTECCORP
売却後もマークしていましたが8000円台では底堅く先週再購入。1万を超えて抜けると思いましたが、本日は8000円台半ばと失速しながらも戻すという展開。底堅いので、高値奪回を期待したいです。













2018年4月11日水曜日

IPO分析(エヌリンクス)

【事業内容】
 NHKからの契約・収納代行業務を主とする営業代行事業とチャットシステムを利用したお部屋探されサイトである「イエプラ」の運営およびゲーム攻略サイトである「アルテマ」の運営を主としたメディア事業で構成されております。インターネットやメディア領域に専門性を持ち、BtoC領域での対面営業スキルを持つ当社は、環境変化が著しい昨今のインターネットメディア業界において、ウェブにリアルの関係性を掛け合わせることで、独自性を強め、他企業との差別化を図っております。

(1)事業セグメント
・営業代行事業・・・主にNHKから受託する放送受信料の契約・収納代行業務を行っております。
・メディア事業・・・主にイエプラおよびアルテマの運営を行っております。
・その他・・・主に求人広告の販売、採用や営業のコンサルティング業務等を行っております。

(2)業務の概要
① 営業代行事業
 平成22年3月の設立以降、NHKから継続して放送受信料の契約・収納代行業務の委託を受けてまいりました。平成29年2月末時点で、その契約数は、東京、大阪を中心に22契約となっており、毎期その契約数を増やしております。
主にNHK営業システムの携帯端末を使用し、下記の業務を行います。
・対象地区内の「全戸点検」による放送受信契約未契約者の点検
NHKより提供された放送受信契約の契約台帳を基に、訪問を行い在宅の確認等を実施いたします。
・放送受信契約の締結および放送受信契約者の転入に伴う住所変更の手続
未契約者または転居後住所変更の手続が未了の方を対象に、契約の勧奨・手続および住所変更の手続を実施いたします。
・放送受信料の未収者および一部未納者に対する収納および収納督励
未納者を対象に、お支払の再開手続および収納を実施いたします。
・放送受信料の口座振替・クレジットカード継続支払の勧奨と手続
振込用紙等を用いての継続支払の契約者を対象に、口座振替、クレジット継続支払の勧奨と手続を実施いたします。
・放送受信契約者の契約氏名等の各種変更手続
契約者の方を対象とした名義変更手続を実施いたします。
・放送受信契約者の転出等の手続
契約者の方を対象とした転出手続を実施いたします。
・訪問・面接時等の結果登録
営業システムの携帯端末に上記の結果を登録いたします。
また、上記のほか、対策シフト表(月単位でまとめた業務計画の概要)の作成・提出、日次、週次でのNHKの局・センターへの報告等を行っております。


② イエプラ(チャットシステムを利用したお部屋探されサイト運営業務)
 イエプラは「チャット不動産」というサービスで、新たなお部屋探しのスタイルを世の中に提供しております。
 従来の不動産サイトでは、膨大な不動産情報の中から、物件を借りたい人自身が能動的に物件を探す必要がありましたが、当社が運営する「イエプラ」では、ユーザー(物件を借りたい人)がチャットシステムを使い、希望条件等を入力すれば、部屋探しのプロフェッショナルがユーザーにとって最適な物件を提案いたします。
なお、その際、希望の物件が見つかったユーザーに自社店舗である「家AGENT」にて物件を紹介することにより、または、ユーザーを提携先の不動産店舗へ送客することにより、手数料収入を受領しております。
 
③ アルテマ(ゲームの攻略サイト運営業務)
 当社が運営する「アルテマ」は、ゲームの攻略サイトであり、サイト内にインフィード広告(Webサイトやアプリのコンテンツとコンテンツの間に表示される体裁の広告)を掲載し、ディスプレイ広告としての収入やリンク先からのスマホアプリのダウンロードによる成功報酬型広告による収入によって収益を得ております。
現在、アルテマでは、モンスト、パズドラといったタイトルをはじめ、平成30年2月末において全56タイトルのゲームの攻略情報を掲載しており、月間PV数は、平成30年2月において、約1億PVとなっております。

【業績等】
業績動向(百万円) 売上高 営業利益 経常利益 純利益
(単独実績)2016.2 2,252 46 50 66
(単独実績)2017.2 3,054 201 202 136
(単独見込)2018.2 3,958 315 316 202
(単独予想)2019.2 4,852 351 338 230
1株当たりの数値(円) EPS BPS※ 配当
(単独予想 )2019.2 115.11 - - 
上場時発行済み株数 2,300,000株 (別に潜在株式104,660株)
公開株数 469,200株(公募300,000株、売り出し108,000株、オーバーアロットメント61,200株)シンジケート 公開株数408,000株(別に61,200株)

PER:15.7
PBR:
配当利回り:
公募時吸い上げ資金:8.5億
公募時時価:42億
【参考類似企業 今期予想PER(4/5)】
2120  LIFULL 30.7倍(連結予想 )
3654  ヒトコム 19.0倍(連結予想 )
6084  オウチーノ 166.5倍(連結予想 )
6552  GameWith 36.0倍(単独予想 )
9435  光通信 25.8倍(連結見込 )
    
【株主構成】
栗林 憲介 代表取締役社長 700,000 33.26
栗林 圭介 取締役副社長、代表取締役社長の血族 520,000 24.71
(株)KKインベストメント 役員らが議決権の過半数を所有する会社 400,000 19.01
(株)ケイアンドケイ 役員らが議決権の過半数を所有する会社 200,000 9.50
花井 大地 専務取締役 69,240 3.29
前川 英人 常務取締役 67,780 3.22
鹿内 一勝 取締役 67,780 3.22
岩見 真人 従業員 3,880 0.18
幸野 元太 従業員 3,880 0.18
山下 剛功 従業員 3,880 0.18
鈴木 一永 従業員 3,880 0.18
木村 昂作 従業員 3,880 0.18
ロックアップについて
 本募集並びに引受人の買取引受による売出しに関連して、当社の取締役であり売出人かつ貸株人である栗林憲介、当社の取締役であり売出人である栗林圭介及び花井大地、当社の取締役である前川英人及び鹿内一勝ならびに当社の株主である株式会社KKインベストメント及び株式会社ケイアンドケイは、主幹事会社に対し、元引受契約締結日から上場(売買開始)日(当日を含む)後90日目の平成30年7月25日までの期間中、主幹事会社の事前の書面による同意なしには、当社株式の売却(ただし、引受人の買取引受による売出しおよびオーバーアロットメントによる売出しのために当社普通株式を貸し渡すこと等は除く。)等は行わない旨合意しております。
また、当社は主幹事会社に対し、元引受契約締結日から上場(売買開始)日(当日を含む)後180日目の平成30年10月23日までの期間中は主幹事会社の事前の書面による同意なしには、当社株式の発行、当社株式に転換もしくは交換される有価証券の発行または当社株式を取得もしくは受領する権利を付与された有価証券の発行(ただし、本募集、株式分割、ストックオプションとしての新株予約権の発行およびオーバーアロットメントによる売出しに関連し、平成30年3月23日開催の当社取締役会において決議された主幹事会社を割当先とする第三者割当増資等を除く。)等を行わない旨合意しております。

【代表者】
代表者生年月日
1983年08月27日生まれ
代表者略歴
2005年10月 テナントグランス(株) 取締役
2008年04月 (株)レーサム入社
2009年01月 クルーガーグループ(株)入社
2010年03月 当社設立 代表取締役社長(現任)
2014年02月 (株)KKインベストメント設立 代表取締役社長(現任)
【幹事団】
主幹事証券 SBI 346,800 85.00
引受証券 みずほ 20,400 5.00
引受証券 岡三 12,200 2.99
引受証券 極東 12,200 2.99
引受証券 藍沢 4,100 1.00
引受証券 岩井コスモ 4,100 1.00
引受証券 エイチ・エス 4,100 1.00
引受証券 東洋 4,100 1.00

【私見】
 NHKの営業代行という主の事業よりも、家の検索サイトやゲーム攻略サイトという従の事業を主に考えると人気化しそうな業種です。業績は主の事業がメインですが、従の事業のである類似業種のゲームウィズやオウチーノなどと比べるとPERからは高く評価して良いと思います。需給も小型で売り要素もなく、日程も空くので初値・セカンダリー共に期待が持てそうです。

想定価額:1620円
仮条件上限:1810円
初値予想:6000円
ブック申し込み度・・・強気
セカンダリー期待度・・・中立
総合評価3.5

IPO分析(ベストワンドットコム )

【事業内容】
 (当社グループの特徴)
(1) インターネット販売
当社グループでは、国内を含む世界中のクルーズ乗船券やパッケージ旅行を、当社WEBサイトへの掲載、WEBサイトへの集客によって販売しており、店舗を運営しておりません。
販売チャネルをインターネットに限定し、お客様とのやり取りについては、メール及び電話を主な手段とすることで店舗運営にかかる固定費等のコスト削減を図っております。

(2) オンライン予約対応
当社グループでは、専門スタッフによるお客様のサポートに加え、24時間対応のオンライン予約を強化しており、クルーズ乗船券やパッケージ旅行の空室料金照会と予約が24時間いつでも可能です。
空室や料金の問い合わせを行い、その回答を以て検討を始める、という従来の検討行動では、営業時間や連絡手段、場所による制約がありましたが、オンラインでの空室料金照会と予約受付は、曜日や時間を問わず検討、予約したいというお客様のニーズに対応しております。

(3) 多様な商品ラインナップとAPI連携
当社グループでは、お客様が検索できる商品の拡充を図るため、国内外の61社(平成30年2月28日時点)の船会社と契約し、当社WEBサイトへのコース登録総数は17,101コース(平成30年2月28日時点)となっております。また、複数の船会社とのAPI連携(注)を行うことにより、従来のコース登録に必要とした作業時間削減と、提携船会社が掲載している全てのコースが当社WEBサイトへ自動で掲載され、リアルタイムな空室状況及び料金の反映が実現しており、API連携によるコース登録数は3,709コース(平成30年2月28日時点)となっております
また、当社グループでは、クルーズ乗船券の取扱い(手配旅行)により、価格帯や期間などのお客様の多様なニーズへの対応が可能であり、パッケージツアー(募集型企画旅行)が主体の他社との差別化を図っております。

 
(4) 独自商品
 当社は、旅行業法に基づく第一種旅行業者に登録しており、自社でクルーズツアーを企画しております。
国内外の多くの船会社との契約を背景にしたコース選択の多様さや、インターネット販売ならではの機動力を生かし、船会社特別料金を反映した期間限定ツアーなどを発表し、多くのお客様にご利用を頂いています。

(5) 専門スタッフによる接客・提案
 当社グループは、クルーズ旅行に関して、提案経験の豊富なスタッフがお客様のサポートを行っております。
近年、インターネットの普及により、個人が能動的に様々な情報を検索、取得、発信することが可能となりましたが、クルーズ旅行に関する情報が普及しておらず、購買経験が無いお客様も多いことから、旅行会社によるアドバイスや商品提案に一定のニーズがあると把握しております。
このニーズに応えるため、24時間対応のオンライン予約と、専門スタッフによるメールや電話対応を2つの柱とすることで、初めてクルーズを検討するお客様にも安心のサポートを提供しています。
多店舗運営ではなく1拠点ですべての接客対応を行うことにより、商品知識や接客・提案に関する知識が共有蓄積されやすく、専門性を高めやすい販売体制となっております。
また、取引船会社による社内研修会の定期開催や、入社後半年以内の乗船研修など、教育訓練にも注力し、他社との差別化を図っております。

(6) IT・マーケティングの強みとその内製化
 インターネット販売を支えるのが、技術力とマーケティング力であります。そのため、旅行の企画や手配等の業務だけでなく、WEBサイト構築やWEBマーケティングに関わる主要業務を内製化しております。
開発経験豊富なエンジニアの採用により、当社WEBサイトのユーザビリティや各種機能について日常的に向上を図るとともに、船会社とのAPI連携や、その他の商品登録のスピード化などに取り組んでおります。
また、マーケティングについても広告代理店等を利用せず、自社で蓄積した経験・知識を活用して、WEBマーケティングによる集客や利用顧客のリピーター化の向上を図っております。
SEOへの注力の結果、平成25年10月から平成30年1月までの約4年間で、PV数(注2)は11倍超へと増加しております。

(当社グループの主な運営サイト)
(1) ベストワンクルーズ
 ベストワンクルーズは、国内外のクルーズ乗船券とパッケージツアーをオンラインで検索、予約可能なサイトであります。乗船券、自社企画ツアーの販売に加え、各提携旅行会社企画のパッケージツアーを販売する為、取扱いコース数は17,101コース(平成30年2月28日時点)が登録されております。

(2) フネムーン
 ハネムーンを検討しているカップルへ向けたクルーズ専門サイトです。ハネムーンにかける日数、予算などの調査に基づき、若年層でも楽しめるクルーズコースに限定して紹介しております。ベストワンクルーズとは別サイトとして独自のマーケティングを行うことで、当初クルーズを検討していなかったハネムーナーへもアプローチし、クルーズ旅行認知の向上を図っております。

(3) ファイブスタークルーズ
 高級船専門のクルーズ旅行会社として、子会社(株式会社ファイブスタークルーズ)が運営しております。「すべてのお客様に初めての感動体験を」を謳い、クルーズ旅行を身近な旅行スタイルとして提案する当社とは対照的に、社名通り5つ星のラグジュアリー客船(注)と、その他の客船のスイートに限定して富裕層、シニア向けに販売を行っております。
これにより様々な顧客属性、嗜好に対応できる販売体制をグループで構築しております。

【業績等】
業績動向(百万円) 売上高 営業利益 経常利益 純利益
(連結実績)2016.7 937 11 5 4
(連結実績)2017.7 1,196 48 51 34
(連結予想)2018.7 1,724 117 121 78
(連結中間実績)2018.7 801 76 81 56
1株当たりの数値(円) EPS BPS※ 配当
(連結予想 )2018.7 142.45 - - 

PER:30.4
PBR:
配当利回り:
公募時吸い上げ資金:5.4億
公募時時価:26億

上場時発行済み株数 609,000株 (別に潜在株式30,300株)
公開株数 125,300株(公募75,000株、売り出し34,000株、オーバーアロットメント16,300株) シンジケート 公開株数109,000株 (別に16,300株)
  
【参考類似企業 今期予想PER】
3926  オープンドア 110.9倍(連結見込 )
6030  アドベンチャ 121.7倍(連結予想 )
6548  旅工房 274.0倍(連結見込 )
6634  ネクスG 10.5倍(連結予想 )
9376  ユーラシア 32.2倍(連結予想 )
9603  エイチ・アイエス 18.6倍(連結予想 )
9726  KNTCT 27.5倍(連結見込 )

  
【株主構成】
沢田 秀太 代表取締役社長 229,200 40.62
米山 実香 取締役 84,900 15.05
(有)秀インター 役員の血族が議決権の過半数を所有する会社 84,000 14.89
MICイノベーション4号投組 ベンチャーキャピタル(ファンド) 39,000 6.91
SMBC VC1号投組 ベンチャーキャピタル(ファンド) 30,000 5.32
みずほ成長支援投組 ベンチャーキャピタル(ファンド) 30,000 5.32
諸藤 周平 特別利害関係者など 30,000 5.32
小川 隆生 取締役 16,500 2.92
宮前 幸央 特別利害関係者など 9,000 1.59
野本 洋平 取締役 4,500 0.80
ロックアップについて
 本募集及び引受人の買取引受による売出しに関し、当社株主であるSMBCベンチャーキャピタル1号投資事業有限責任組合及びみずほ成長支援投資事業有限責任組合は、SMBC日興証券株式会社(以下「主幹事会社」という。)に対して、本募集及び引受人の買取引受による売出しに係る元引受契約締結日に始まり、上場(売買開始)日から起算して90日目の平成30年7月23日までの期間中は、主幹事会社の事前の書面による承諾を受けることなく、元引受契約締結日に自己の計算で保有する当社普通株式(潜在株式を含む。)の売却等(ただし、その売却価格が募集における発行価格又は売出における売出価格の1.5倍以上であって、主幹事会社を通して行う東京証券取引所での売却等は除く。)を行わない旨を約束しております。
貸株人かつ売出人である有限会社秀インター、売出人である澤田秀太、米山実香及び諸藤周平、当社役員かつ当社新株予約権者である小川隆生及び野本洋平、当社新株予約権者である原あすか、田邊浩司及び田渕竜太は、主幹事会社に対して、本募集及び引受人の買取引受による売出しに係る元引受契約締結日に始まり、上場(売買開始)日から起算して180日目の平成30年10月21日までの期間中は、主幹事会社の事前の書面による承諾を受けることなく、元引受契約締結日に自己の計算で保有する当社普通株式(潜在株式を含む。)の売却等を行わない旨を約束しております。
また、当社は、主幹事会社に対し、本募集及び引受人の買取引受による売出しに係る元引受契約締結日に始まり、上場(売買開始)日から起算して180日目の平成30年10月21日までの期間中は、主幹事会社の事前の書面による承諾を受けることなく、当社普通株式及び当社普通株式を取得する権利あるいは義務を有する有価証券の発行又は売却(株式分割による新株式発行等及びストック・オプションに係る新株予約権の発行を除く。)を行わないことに合意しております。
【代表者】
代表者生年月日
1981年11月02日生まれ
代表者略歴
2004年04月 日興コーディアル証券(株)(現SMBC日興証券(株))入社
2005年06月 澤田ホールディングス(株)取締役
2006年09月 エイチ・エス証券(株)(エイチ・エス証券分割準備(株)より商号変更)取締役
2012年02月 当社代表取締役社長(現任)
2016年07月 (株)ファイブスタークルーズ代表取締役会長(現任)
【幹事団】
主幹事証券 SMBC日興 99,400 91.19
引受証券 みずほ 3,300 3.03
引受証券 SBI 2,700 2.48
引受証券 岩井コスモ 1,600 1.47
引受証券 マネックス 1,000 0.92
引受証券 エース 1,000 0.92
【私見】
 旅行会社の中でクルーズ専門の会社は初物ということから業種妙味はあり、HISの澤田社長の息子ということで話題性は非常に高い会社です。業績は伸びてはいるものの、成長性には限界はありそうですが、小型の旅行関連銘柄同様にPER100超えが容認されるのでしょう。需給ではVCは気にならない程度で、吸収金額・時価総額共に非常に小さいので初値高騰は必至でしょう。セカンダリーに関しては時価総額は問題ないものの、PERからは高騰した初値では厳しいのではないかと思います。

想定価額:4130円
仮条件上限:4330円
初値予想:15000円
ブック申し込み度・・・強気
セカンダリー期待度・・・中立
総合評価3.5

2018年4月10日火曜日

直前予想(コンヴァノ)

コンヴァノ  初値予想2000円
VCの売り圧力があるので、安く寄らない限り買い予定はありません。

PO(インベスコ・オフィス・ジェイリート投資法人)

インベスコ・オフィス・ジェイリート投資法人 3298 東R
公募2,128,200口(国内1,245,780口、海外882,420口) 売出株数0口 OA51,900口
合計2,180,124口
仮条件 2.5%~ 5.0% 4/16〜4/18
共同主幹事    SMBC日興証券 野村證券  シティーグループ証券
主幹事 三菱UFJモルガンスタンレー証券 みずほ証券 SBI証券
信用銘柄
発表前終値:15,250円
参加度:中立

直前予想(ヒューマン・アソシエイツ・ホールディングス)

ヒューマン・アソシエイツ・ホールディングス 初値予想2800円 
今日が上場ということを忘れていました。忘れるくらいなので、安く寄らない限りは買い予定なしです。

2018年4月9日月曜日

IPO分析(アイペット損害保険)

【事業内容】
 様々な顧客のニーズに対応できるよう、複数の商品を取り揃えております。ペット保険への認知が高まるにつれ、当社のペット保険に対する支持が次第に拡大し、平成30年2月末では保有契約が35万件を突破することができました。
 顧客と大切なペットが豊かで楽しい生活を送れることがペット共生社会の実現に貢献するものであると考え、今後もペット保険事業を展開し、損害保険会社としての社会的責任を果たしていくことを目指しております。
(1)商品について
 当社では顧客のニーズに合わせ、ペットの通院から入院・手術まで幅広くカバーした犬・猫向けのペット医療費用保険「うちの子」及び「うちの子プラス」、手術と手術を含む連続した入院に補償を限定し、保険料を抑えたペット手術費用保険「うちの子ライト」の3つのタイプの商品を販売しております。また、平成29年4月より鳥・うさぎ・フェレット向けのペット医療費用保険「うちの子キュート」を新たに販売開始しております。
(2)販売チャネル(経路)について
 主に、ペットショップ代理店および一般代理店等からなる代理店チャネルと、インターネット等を通じた募集を行うダイレクトチャネルの2つに分類しております。顧客ニーズやシーンに合わせて当社の商品をご案内しております。
①代理店チャネル
 代理店は損害保険会社との間で締結した「損害保険代理店委託契約」に基づき、保険会社に代わって保険募集を行います。当社では、保険会社のために保険契約の媒介のみを行う媒介代理店を通じて保険募集を行っております。
 当社は、主に、ペットショップ代理店、一般代理店等に販売を委託しております。
 なお、当社の代理店数は、平成30年2月末現在、全国で875社であります。

(a)ペットショップ代理店
 ペットショップは当社代理店チャネルの中核代理店であり、平成30年2月末時点で688社と代理店契約を締結し、1,640店舗で当社商品を販売しております。
 主に、ペットショップ専用商品として、生体購入時から補償が受けられる「うちの子プラス」「うちの子キュート」を販売しております。
(b)一般代理店
 訪問相談や来店型保険ショップ、保険比較サイト等と代理店契約を締結しており、平成30年2月末時点で187社、816店舗で当社商品を販売しております。
②ダイレクトチャネル
 代理店を経由せず顧客が保険に加入する場合、当社コンタクトセンターから商品の説明を受ける、又は当社が提供する資料やウェブサイト等の内容を確認の上、契約の申込みと保険料の支払手続きを行うことで、完了となります。
 また、当社が提供するウェブサイトでは、資料請求や保険料の見積りだけでなく、保険契約締結まで、すべて非対面による手続きが可能となっております。
 平成29年4月から平成30年2月までの新規契約のうち、約4割がインターネット経由での申込となっております。

(3)保険金の支払について
 当社では、損害保険会社として重要な責務である保険金等の支払いを、顧客が利用する動物病院によって以下の2通りの方法で行っております。
 ①アイペット対応動物病院で診療を受ける場合
 当社と提携している「アイペット対応動物病院」で診療を受けた場合は、動物病院の窓口で当社が発行している保険証を提示することにより補償額が控除され、顧客は補償額を除く負担分のみ支払うこととなります。
 アイペット対応動物病院は、全国で4,400病院(平成30年2月末現在)あり、ご協力いただける動物病院ネットワークを構築しています。当社の保険金請求件数の約8割が対応動物病院の窓口での精算によるものです。なお、「うちの子ライト」および「うちの子プラス」の100%補償期間(第1保険期間)は窓口での精算ができませんので、顧客より直接当社への保険金請求が必要になります。
②アイペット対応動物病院以外で診療を受ける場合
 契約者は動物病院にて一旦診療費の全額を支払い、その後、保険金請求書類を当社に郵送します。当社が保険金請求書類を受領した後、原則30日以内に補償割合に応じた保険金を支払います。日本国内の動物病院での診療費が対象となります。

(4)その他サービス等
①クラブアイペット
 クラブアイペットとは、当社と提携している全国の様々な施設やお店で、当社のペット保険の契約者が利用できる優待サービスです。トリミングサロンやペットホテルの割引優待のほか、ドッグカフェ、しつけ教室、ペット雑誌、ペットグッズ等の優待・情報サービスを順次追加しております。
②自社メディア
 平成27年10月より3つの自社メディアの運営を開始しております。
(a)ワンペディア・にゃんペディア
 「ワンペディア」・「にゃんペディア」とは、「獣医師をはじめとするペットの専門家の方々から情報をいただき、ペットに関する知識を広く提供する」ために作られた犬・猫辞典です。ペットとの日々の生活の中で生じる様々な問題を解決するための情報をお伝えします。
(b)PEDGE(ペッジ)
 「PEDGE(ペッジ)」は、「ペット業界の半歩先を伝える。」をコンセプトに、先進的な取り組みや社会的意義のある取り組みをされている個人・企業・団体を紹介するインタビューサイトです。ペット業界の従事者、又は同業界に興味・関心がありペット業界のトレンドをいち早く得たいと考えているユーザーの役に立つメディアとなることを目指しております。

(5)CSV活動
 当社はペット保険会社として、顧客の声へ真摯に対応し事業に反映するとともに、当社を取り巻く社会問題の解決や環境の改善に貢献することを通じて、経営理念であるペットとの共生環境の向上を目指しております。
 また、「CSV基本方針」を定め、上記の活動が当社の利益だけではなく、ステークホルダーとの共有価値の創造に繋がるものと考え、実践しております。
 当社のCSV活動の主な支援先は以下の2つです。
①特定非営利活動法人ピースウィンズ・ジャパン
 世界の難民や被災者の生命を守る緊急人道支援、復興・開発支援を行っている特定非営利活動法人ピースウィンズ・ジャパン(広島県神石郡神石高原町、代表理事:大西健丞)の理念に賛同し、平成26年11月より活動支援をしております。当社では、ふるさと納税制度を活用して、殺処分寸前の犬や迷い犬らの保護、譲渡に取り組む同団体の「ピースワンコ・ジャパン」プロジェクトに当社契約者及び当社従業員が寄付を行っております。また、新卒研修の一環として、ピースワンコ・ジャパンを訪問し、保護犬の世話をするボランティア研修を実施しております。
②特定非営利活動法人ワンコレクション
 小学生や幼稚園児を対象に、動物愛護についての教育を行っている特定非営利活動法人ワンコレクション(東京都港区、代表理事:道躰雄一郎)の活動を支援しております。この活動は、子どもたちに命の大切さを学んでもらうとともに、子どもたちがペットに対する正しい知識を得ることを目的としております。

【業績等】
業績動向(百万円) 経常収益 基礎利益 経常利益 純利益
(単独実績)2016.3 8,128 - 307 106
(単独実績)2017.3 10,071 - 297 196
(単独見込)2018.3 12,161 - 380 -137
(単独3Q累計実績)2018.3 8,995 - 316 -104
1株当たりの数値(円) EPS BPS※ 配当
(単独見込 )2018.3 -29.31 - - 
上場時発行済み株数 5,147,467株 (別に潜在株式241,260株)
公開株数 787,400株(公募450,000株、売り出し234,700株、オーバーアロットメント102,700株) シンジケート 公開株数684,700株(別に102,700株)
PER:
PBR:
配当利回り:
公募時吸い上げ資金:22.4億
公募時時価:146億
【株主構成】
(株)ドリームインキュベータ 親会社、ベンチャーキャピタル(ファンド) 3,034,002 61.43
みずほ証券PI(株) ベンチャーキャピタル(ファンド) 234,700 4.75
YCP Holdings Limited ベンチャーキャピタル(ファンド) 234,000 4.74
(株)フォーカス ベンチャーキャピタル(ファンド) 234,000 4.74
双日(株) 特別利害関係者など 234,000 4.74
(株)ソウ・ツー ベンチャーキャピタル(ファンド) 210,000 4.25
従業員持ち株会 特別利害関係者など 157,040 3.18
山村 鉄平 代表取締役社長執行役員 51,500 1.04
工藤 雄太 取締役常務執行役員 51,500 1.04
田中 聡 取締役常務執行役員 51,500 1.04
秋元 康 特別利害関係者など 47,000 0.95
青山 正明 取締役常務執行役員 45,000 0.91
明治キャピタル9号 ベンチャーキャピタル(ファンド) 32,858 0.67
山内 宏隆 特別利害関係者など 25,000 0.51

ロックアップ
 本募集並びに引受人の買取引受による売出しに関連して、売出人であるみずほ証券プリンシパルインベストメント株式会社、大株主であり貸株人である株式会社ドリームインキュベータ、並びに当社の株主である、YCP Holdings Limited、株式会社フォーカス、双日株式会社、株式会社ソウ・ツー、アイペット損害保険従業員持株会、秋元康、山村鉄平、田中聡、工藤雄太、秋元伸介、株式会社Y&N Brothers、萩野研介、有岡正裕、河村陽介、中川裕之、山森康平、安田正、東谷徹、近藤哲平、久保浩規、平田倫広、湯川敬介、朝井秀尚、安部みゆき、谷地又健一、江頭伸哉、前田兄太、殿川一徳、河西正人、横山亜弓、佐々木亜沙美、首藤真樹、千葉和代及び入江穂は、主幹事会社に対し、元引受契約締結日から上場日(当日を含む)後90日目(平成30年7月23日)までの期間(以下、「ロックアップ期間」という。)、主幹事会社の事前の書面による同意なしには、当社株式の売却等(ただし、引受人の買取引受による売出し、グリーンシューオプションの対象となる当社普通株式を主幹事会社が取得すること及び当社普通株式の売却価格が本募集等における発行価格又は売出価格の1.5倍以上であって、株式会社東京証券取引所取引での売却等を除く。)を行わない旨を合意しております。
 当社の新株予約権を保有する山村鉄平、田中聡、工藤雄太、青山正明及び有岡正裕は、主幹事会社に対し、ロックアップ期間中は主幹事会社の事前の書面による同意なしには、当社新株予約権及び新株予約権の行使により取得した当社普通株式の売却等(ただし、新株予約権行使により取得した当社普通株式の売却価格が本募集等における発行価格又は売出価格の1.5倍以上であって、主幹事会社を通して行う株式会社東京証券取引所取引での売却等を除く。)を行わない旨を合意しております。

【代表者】
代表者生年月日
1975年03月27日生まれ
代表者略歴
1997年04月 安田生命保険(相)(現 明治安田生命保険(相))入社
2013年05月 当社入社
2014年10月 当社取締役営業企画管理本部長
2016年06月 当社代表取締役社長執行役員(現任)

【幹事団】
主幹事証券 大和 - -
引受証券 SMBC日興 - -
引受証券 マネックス - -
引受証券 岡三 - -
引受証券 いちよし - -
引受証券 SBI - -

【私見】
 ペット保険としてはアニコム以来の上場で、初物ではないので新鮮さは感じませんが二番手としてそれなりの評価は受けると思います。
単純に500億円のペット保険市場でアニコムとアイペットで8割にシェアと言われ、アニコムが60%のシェアで売上300億円、アイペットが100億の収入なので2割のシェアと考えられます。利益は後から付いてくるとことにして、時価総額730億(4月9日現在)のアニコムから1/3なので240億前後、株価では1.5倍の4500円ほどが考えられます。最終的には、楽天の新規参入などのマイナス評価もありますが、上場での知名度をプラス評価して株価2倍の300億くらいの評価でしょうか。
想定価額:2600円
仮条件上限:2850円
初値予想:6000円
ブック申し込み度・・・強気
セカンダリー期待度・・・中立
総合評価3.5

PO(星野リゾート・リート投資法人

星野リゾート・リート投資法人 3287 東R
公募8.690口 売出株数0口 OA434口
合計9,124口
仮条件 2.5%~ 5.0% 4/17〜4/20
共同主幹事   野村證券  SMBC日興証券
信用銘柄
発表前終値:558,000円
参加度:やや強気

2018年4月5日木曜日

IPO分析(HEROZ)

【事業内容】
(1)AI(BtoC)サービス
 当社のAI技術は、将棋、囲碁、バックギャモン、チェスといった頭脳ゲームAI開発の過程で蓄積されました。具体的には、ビッグデータと呼ばれる、従来のデータ処理技術では処理することが困難であると考えられる膨大なデータ群から、機械学習等の技術に基づいて重要な示唆を導き出す技法になります。例えば、将棋AIの開発においては、過去のプロ棋士の棋譜を活用した機械学習の導入以降、評価関数と呼ばれる局面の優劣を判断する関数の精度が大幅に向上し、コンピューター将棋の棋力の向上が見られました。
 機械学習導入以前の将棋AI開発においては、エンジニアによる手作業、つまり最善と考えられる指し手を規定するためのプログラムを一行ずつ記述することによって、AIを開発することが一般的でした。しかしながら、手作業によるプログラミングでは将棋AIの棋力向上には限界がありました。そこで、より精度が高い将棋AIを高効率に開発するために機械学習が導入されることになりました。機械学習を用いることにより、コンピューターが過去のプロ棋士の棋譜データを自ら反復学習し、パラメーター調整等を自動で行いながら、手作業では記述しきれない精緻なプログラムを構築することが可能となりました。その結果、当社エンジニアが開発した将棋AIが2013年に現役プロ棋士に、また2017年には現役将棋名人に勝利することとなりました。また、2015年10月には、情報処理学会から「コンピューター将棋プロジェクトの終了宣言」が出されており、AIが日進月歩で進化していることが示されております。
 現在は、このような手法に加えて、深層学習や強化学習といった手法を実施しながら、日々AIの精度を向上させております。
 当社ではこのAIを活用したアプリケーションを、主に、Google Inc.が運営するGoogle PlayやApple Inc.が提供するApp Store等世界標準のプラットフォームを通じてBtoCサービスとして展開しており、収益はそれらの有料課金収入が中心となります。またアプリケーションの運営効率化のためにもAIを活用しております。現在提供しているアプリケーションの特徴としては、当社の戦略的な重点分野であるAIの活用に加えて、リアルタイムオンライン対戦技術を活用したサービスとしていることが挙げられます。一般的には、スマートフォン端末等においては、通信遅延の問題等によりリアルタイムオンライン対戦は困難とされておりますが、当社では同時対戦型アプリケーションの豊富な開発経験をもとに高品質なリアルタイムオンライン対戦をユーザーに提供することが可能となっております。主要なサービスの内容は下表の通りとなります。
・将棋ウォーズ
 会員数420万人以上を誇る世界最大のスマートフォン将棋ゲームアプリで、現代特有のAIとグラフィックや音楽により、ユーザーは新しい将棋の世界観の中で全世界のプレイヤーとオンライン同時対戦が可能です。Google PlayやApp Store等のプラットフォームを主として展開しております。本アプリにおいては、ユニークなAI課金を行っております。これは、ユーザーがオンライン対戦しているときに、アプリ内で「棋神」と呼ばれる、当社エンジニアが開発したAIである「Ponanza」が、ユーザーに代わって指し手を進めてくれる機能になり、5手120円でユーザーに販売されております。また、終局後には「Ponanza」が算出する評価関数に基づいてプレイ中の分析結果を振り返ることもでき、棋力向上に役立てることができます。日本将棋連盟公認の免状・認定状(六段~5級)申請も可能となっており、将棋の全国大会の予選にて使われることもあります。
また、民放キー局のAIをテーマにしたテレビドラマで使用等、各種メディアとの連携を強化しています。

・Backgammon Ace
 AIとグラフィックを駆使したバックギャモンのスマートフォンアプリで、Google PlayやApp Store等のプラットフォームを主として展開しております。ユーザーは世界中のプレイヤーとオンライン同時対戦やAIが算出する評価関数に基づく最善手やプレイの分析結果を知ることができます。
・CHESS HEROZ
 AIを最大限に活かし、快適・スピーディーなオンライン対戦を提供するチェスアプリで、Google PlayやApp Store等のプラットフォームを主として展開しております。華麗なグラフィックと洗練されたユーザーインターフェイスの下、世界中のプレイヤーといつでもどこでも対戦することができます。AIが算出する評価関数に基づくベスト・ムーブやプレイの分析結果を知ることができます。
・ポケモンコマスター
 ポケットモンスターの魅力的なキャラクターと強力なAIが融合した新しいボードゲームです。株式会社ポケモンとの協業により、平成28年4月にGoogle Play版とApp Store版をリリースしております。平成29年1月には対応言語に英語を追加し、「Pokémon Duel」として世界64の国と地域で配信を開始しております。

(2)AI(BtoB)サービス
 将棋や囲碁といった頭脳ゲームにおけるAI開発では、深層学習等の機械学習を活用しておりますが、こうしたAI開発の手法の根幹となるのは、ニューラルネットワークという人間の脳を模した学習システム等の汎用性の高い技術になります。したがって、将棋等のAI開発で蓄積したAI関連の技術を活用することにより、インプットとなるデータを変えることで頭脳ゲーム以外の問題を解決することが可能となっております。このAIサービスにおいては、様々な領域の事業会社に対してAIサービスを提供しており、当社のAIが高い付加価値を創出できることが実証されております。
 当社ではAIサービス提供にあたっては、金融等の各業界に当社AI基盤技術を複製してBtoB向けAIを提供しておりますが、精度の高いAIサービスを提供するためには、各業界に蓄積されたデータを継続的に機械学習する必要があります。そのため、当社では積極的にパートナーシップ戦略を実行しております。すなわち、資本を含む提携を各産業を代表する事業会社と実施することで、長期的な視点に立ち継続的にデータを活用した学習を行うことが可能となっております。
 なお、具体的には下表領域について、その初期設定から運用・継続学習フェーズにおいて、AIサービスを提供しております。
収益構造については、AIの提供開始時において、顧客から初期設定フィーを受領し、その後、継続する顧客から月次で継続フィーを受領する収益構造を基本としております。すなわち、当社のビジネスモデルはフロー収入となる初期設定フィーに加えて継続フィーを得ているストック型ビジネスとなります。また、AIの性質上、機械学習を継続するほどその精度が向上することから、顧客にとっては当社AIサービスを継続使用するインセンティブが働くため、当社は安定した収益基盤を確保することが可能となります。
 また、各産業におけるAI構築ノウハウを蓄積するとともに、「HEROZ Kishin」と呼ばれる社内専用MLaaSを備えるなど、将棋AIで培ったAI技術の標準化が進んできており、インプットするデータを変えるだけで幅広い産業で様々な課題に対して効率的にAIサービスを提供できる体制構築を進めております。このMLaaSを活用して、各産業に対して上述のAIの提供を行っております。そして、AIサービス提供に際しては、大規模サーバ構築を含む包括的なAIサービスの提供体制を構築することにより、安定した収益を獲得するように努めております。

【業績等】
(単独実績)2016.4 1,155 -22 -23 -87
(単独実績)2017.4 877 88 94 94
(単独予想)2018.4 1,103 321 300 219
(単独3Q累計実績)2018.4 871 305 303 223
1株当たりの数値(円) EPS BPS※ 配当
(単独予想 )2018.4 72.87 - 0 
上場時発行済み株数 3,333,839株 (別に潜在株式264,200株)
公開株数 198,000株(公募172,200株、オーバーアロットメント25,800株)
シンジケート 公開株数172,200株(別に25,800株)
PER:61.7
PBR:
配当利回り:
公募時吸い上げ資金:8.9億
公募時時価:150億
    
【株主構成】
林 隆弘 代表取締役CEO 1,250,000 35.19
高橋 知裕 代表取締役COO 1,250,000 35.19
MICアジアテクノロジー投組 ベンチャーキャピタル(ファンド) 300,000 8.44
HEROZ(株) 自己株式 126,710 3.57
ビッグローブ(株) 特別利害関係者など 100,000 2.81
浅原 大輔 取締役CFO 72,000 2.03
井口 圭一 従業員 48,000 1.35
藤野 英人 特別利害関係者など 44,170 1.24
片山 晃 特別利害関係者など 44,169 1.24
(株)バンダイナムコエンターテインメント 資本業務提携先 44,169 1.24
(株)コーエーテクモゲームス 資本業務提携先 44,169 1.24
(株)ハーツユナイテッドグループ 資本業務提携先 44,169 1.24
(株)竹中工務店 資本業務提携先 40,783 1.15

ロックアップについて
 本募集に関し、貸株人かつ当社役員である林隆弘及び高橋知裕、当社役員かつ当社新株予約権者である浅原大輔、並びに当社新株予約権者である井口圭一、池田立野、山本一成、岩下直人、川嶋直樹、近村学、清田英寿、平岡拓也、伊藤久史、一丸貴則、今井達也、二神権一、鈴木義規、石川明洋、岩元智春、田島龍二、坂井靖弘、石井直樹、大井恵介、及川亮太郎、安藤周作及び窪田慈恵奈は、SMBC日興証券株式会社(以下「主幹事会社」といいます。)に対して、本募集に係る元引受契約締結日に始まり、上場(売買開始)日から起算して180日目の平成30年10月16日までの期間中は、主幹事会社の事前の書面による承諾を受けることなく、元引受契約締結日に自己の計算で保有する当社普通株式(潜在株式を含む。)の売却等を行わない旨を約束しております。
 当社株主であるMICアジアテクノロジー投資事業有限責任組合、ビッグローブ株式会社、藤野英人及び片山晃は、主幹事会社に対して、本募集に係る元引受契約締結日に始まり、上場(売買開始)日から起算して90日目の平成30年7月18日までの期間中は、主幹事会社の事前の書面による承諾を受けることなく、元引受契約締結日に自己の計算で保有する当社普通株式(潜在株式を含む。)の売却等(ただし、その売却価格が募集における発行価格又は売出における売出価格の1.5倍以上であって、東京証券取引所における初値が形成された後に主幹事会社を通して行う東京証券取引所での売却等は除く。)を行わない旨を約束しております。
 また、当社は、主幹事会社に対し、本募集に係る元引受契約締結日に始まり、上場(売買開始)日から起算して180日目の平成30年10月16日までの期間中は、主幹事会社の事前の書面による承諾を受けることなく、当社普通株式及び当社普通株式を取得する権利あるいは義務を有する有価証券の発行又は売却(本第三者割当増資に係る新株式発行並びに株式分割による新株式発行等及びストック・オプションに係る新株予約権の発行を除く。)を行わないことに合意しております。

【代表者】
代表者生年月日
1976年12月20日生まれ
代表者略歴
1999年04月 日本電気(株)(NEC)入社 IT戦略部、経営企画部に在籍
2009年04月 当社設立 代表取締役CEO(現任)

【幹事団】
主幹事証券 SMBC日興 145,100 84.26
引受証券 マネックス 6,800 3.95
引受証券 みずほ 3,400 1.97
引受証券 大和 3,400 1.97
引受証券 三菱UFJモルガン・スタンレー 2,500 1.45
引受証券 SBI 2,500 1.45
引受証券 いちよし 1,700 0.99
引受証券 岩井コスモ 1,700 0.99
引受証券 エース 1,700 0.99
引受証券 岡三 1,700 0.99
引受証券 極東 1,700 0.99

【私見】
 AI銘柄で業種妙味は抜群に良く、レオスの藤野社長、投資家の片山 晃が株主で話題性もあり目玉のIPO銘柄です。この3期をみて売上が伸びていないことは気になりますが、今期の利益は良く、将棋関連やポケモンなどゲーム関連かつAI銘柄として今後の成長性は期待できます。PERからはPKSHA同様に判断できず、需給は吸収金額は小さくVCも気になるほどではないので問題ないでしょう。仮条件が示しているようにPKSHA並み、RPA以上の評価は得られるのと思うので時価総額1000憶をまずは目指すと思われます。

想定価額:3640円
仮条件上限:4500円
初値予想:21000円
ブック申し込み度・・・強気
セカンダリー期待度・・・中立
総合評価4.5

2018年4月4日水曜日

PO(ルネサスエレクトロニクス)

ルネサスエレクトロニクス 6723   東1
売出262,870,800株(国内46,941,200 海外215,929,600)     OA7,041,100株  
合計 269,911,900株
仮条件 3.0% ~5.0% 4/18~

主幹事 大和証券、三菱UFJモルガンスタンレー証券、メリルリンチ証券、JPモルガン証券、野村證券、みずほ証券 
貸借銘柄
発表前終値:987円
参加度:やや強気

2018年4月3日火曜日

直前予想 (ビープラッツ)

ビープラッツ 初値予想 5000円→6000円
VCが売り切った後なら狙っても良いが、タイミングが合わなければ無理しない予定。

PO(グッドコムアセット)

グッドコムアセット  3475   東2→1
公募1,048,000株     売出8,000株    OA158,400株
合計 1,214,400株
仮条件 3.0% ~5.0% 4/10~
主幹事 野村證券
幹事 SBI証券他  
信用銘柄
発表前終値:2007円

参加度:やや弱気

PO(Hamee)

Hamee  3134   東1
公募0株     売出800,000株    OA120,000株
合計 920,000株
仮条件 3.0% ~5.0% 4/9~
主幹事 みずほ證券
幹事 SBI証券
貸借銘柄
発表前終値:1797円

参加度:中立


PO(サンワテクノス)

サンワテクノス  6044   東1
公募1,900,000株     売出0株    OA285,000株
合計 2,185,000株
仮条件 3.0% ~5.0% 4/9~
主幹事 大和證券
幹事   
貸借銘柄
発表前終値:1891円

参加度:中立

2018年4月2日月曜日

直前予想 ブティックス

ブティックス  初値予想4000円
興味はあるので価額次第では狙う可能性も。