2020年11月30日月曜日

IPO分析(ビーイングホイールディングス)

 【事業内容】

 当社グループが顧客へ提供する物流改革の特徴として、メーカー、卸売、小売間でそれぞれ実施する拠点間配送、在庫管理、検品作業などを拠点物流センターに集約し、構内作業工程や配送業務の徹底した合理化により全体最適化する「運ばない物流」を提案・構築・運営しております。

 物流拠点の事業展開エリアとしては、設立以降、北陸地方を中心に事業を展開しておりましたが、その後、業務の評判や取引先等からの紹介により物流コンサルティングの引き合いを受けたことを契機に、東海・近畿地方へと事業エリアを拡大しました。また、2013年には顧客から積雪時の安全な輸送について相談を受けたことを契機に、関東・東北地方において物流事業を受託し、更なる事業エリアの拡大を実現しております。

 このように、当社グループでは、全国展開へ向けて物流拠点数の拡大を加速しており、2020年12月期第3四半期末時点では、北陸地方4県に17拠点、関東地方1都4県に15拠点、その他1府5県に11拠点の計43拠点を運営しております。

 当社グループでは、取り扱う商品を生活物資に特化しており、3温度帯(常温・冷蔵・冷凍)の食品、医薬品、化粧品、日用品の小口物流に強みを持ち、卸売企業及びコンビニエンスストア、スーパーマーケット、ドラッグストアの物流センター運営を受託しております。

 また、当社グループでは、物流システムであるWMS(倉庫管理システム)、TMS(輸配送管理システム)及びPMS(生産性管理システム)を自社開発、又はメーカーと協働し開発しております。これらの情報システムの構築及び当社グループ独自の設備や機材により、顧客それぞれの特性に合わせたオリジナルの物流システムを構築できることが当社グループの最大の強みであります。

 生産性管理システムを言い、「勤怠」「業務」「作業」実績を計測・集計し、分析・予測データをリアルタイムで、物流センター全体から個人別に至るまでの生産性を管理する情報ツール。物量に合わせた適切な勤怠シフト作成、レイバー管理及び作業別・個人別の動態管理を行うことが可能であるほか、勤務シフトと連携しながら、日次から月次まで労働時間を管理していくことが可能であり、生産性の向上や労務管理に役立つ。


a.物流事業

 従来の物流業界は、運搬量に応じて収益を計上するシステムによるビジネスモデルが主流であります。その中において、当社グループでは、いかに「運ばない物流」を構築するかという技能、技術、マネジメントの手法を提供しております。拠点間に複数ある物流倉庫を1つにまとめ、生産者から消費者までの物流の作業行程を合理化して、顧客の管理コスト、保管コスト、移動コスト、配送コストを低減しております。メーカーやベンダーからの商品入荷管理及び小売店の発注から納品までの動きを可視化して、流通プロセスのボトルネックを発見し改善することで物流を全体最適化し、顧客の物流戦略に対する強力なサポートを実現しております。

 当社グループでは、物流サービスとして、顧客の「困っていること」を解決し、「求めていること」が実現できるように、「詳細な原価計算」に基づき、オーダーメイドで物流をデザインしております。当社グループの各物流センターでは、「自ら育つことを教える」という教育理念の下で経験を積んだ社員を配置しており、多種多様な物流現場の立ち上げ業務や改善業務に従事しております。

 物流センターの運営は、準備段階から高品質を維持するしくみを丁寧に構築しております。新規事業を受託する場合において、構内業務では、地域の雇用を考え、近隣で働く気持ちのある人を多く受け入れられるように、全自動化などの「人の代わり」ではなく、「人を補助する」しくみにこだわり、設備、道具、IT等をメーカーと共同開発し、「ヴォコレクト」「お化けリフト」「カゴ車用リフトアタッチメント」「ピッキング用台車」などを導入しております。また、人によるカゴ車等の搬送作業を大幅に軽減し、従業員がより重要で付加価値の高い作業工程に従事することを目的として、2020年12月期からマテハン機器のロボット化をメーカーと共同開発で行っております。

 配送業務では、事前に配送先となる全ての店舗を視察し、「店舗カルテ」を制作しております。「店舗カルテ」は、「物流のお医者様」という意味を込めております。カルテには、ルート、バックヤード位置、荷下ろし手順等は勿論、その配送先ひとつひとつのルールや要望、注意点が詳細に掲載されており、更に店舗周辺環境における注意点、通学路(当社グループでは運行ルートから外しています。)の状況まで掲載しております。「店舗カルテ」により、担当ドライバーを固定しなくても、常に高品質の配送を提供できるしくみを構築しております。

 当社グループは、物流センター内のWMSによる在庫量や入庫・出庫業務の進捗状況及びTMSによる配送の進捗状況などをⅠTシステムにより「見える化」しており、更にその情報を顧客側もインターネット経由で同時に確認し共有することができる「見せる化」するシステムを構築しております。


b.その他

当社グループでは、物流事業の補完及び事業の多角化を目的として、グループ子会社において以下の事業を営んでおります。

 株式会社オリエンタルは、旅客事業として、タクシーの運行、貸切バス・観光タクシーのサービス及び旅行プランの作成などを行っております。旅行プランニングは、顧客一人ひとりに合わせたオンリーワンの観光ツアー実現を手厚くサポートしております。

 貸切バス・観光タクシー事業では、36人乗り大型バス、28人乗り中型バス、21人乗り小型バス、24~28人乗りマイクロバス、13人乗りコミューター、9人乗りジャンボタクシー、3~4人乗り大型タクシー、4人乗り小型タクシー、6人乗りロンドンタクシー、6人乗りジャンボタクシーのほか、ユニバーサルデザイン車両や金沢観光用の企画型車種等、多種多様な車があり、顧客の人数、利用シーンなど幅広いニーズに応えることが可能となっております。

 株式会社Gappaは、当社グループの情報システムの保守、メンテナンス、カスタマイズ及び事業所のサポートを行っております。新システムの開発及び販売は、当社事業開発部が窓口となり統制・運営しておりますが、開発案件によって株式会社Gappaと連携・調整・分担をしております。

 株式会社ベプロは、多くのトラック、バス、タクシーを運用する当社グループと密接な業務として、一般、法人向けの保険代理店業務及び、グループ会社の管財物件や車両の各種保険を取り扱っております。

 株式会社田川自動車は、貨物用の大型自動車から軽自動車まで車検や一般整備等を行っており、また、顧客の新車・中古車の購入の相談についても、丁寧に専門家が対応しております。

 北陸物流効率化事業協同組合は、軽油・レギュラーの2種類を取り扱い、当社敷地内と石川県白山市内でガソリンスタンドの運営をしております。

上記のほか、当社では、不動産業として、当社が所有する物流センター等の一部を顧客に賃貸しております。 


【業績等】

業績動向(百万円) 営業収益 営業利益 経常利益 純利益

(連結実績)2018.12 13,769 338 331 115

(連結実績)2019.12 16,219 540 552 409

(連結予想)2020.12 18,304 520 582 401

(連結3Q累計実績)2020.12 13,479 429 465 295


1株当たりの数値(円) EPS BPS※ 配当

(連結予想)2020.12 87.70 563.42 10

調達資金使途 設備資金、運転資金、借入金返済


上場時発行済み株数 5,675,000株 (別に潜在株式350,000株)

公開株数 1,731,900株(公募1,160,000株、売り出し346,000株、オーバーアロットメント225,900株)

シンジケート 公開株数1,506,000株 


PER:11.4

PBR:1.8

配当利回り:1.0%

公募時吸い上げ資金:17.3億

公募時時価:57億

    


【株主構成】 以下全て90日

(株)喜多商店 役員らが議決権の過半数を所有する会社 2,835,000 58.27

喜多甚一 代表取締役社長 1,145,000 23.54

喜多和行 専務取締役など、代表取締役社長の血族 150,000 3.08

喜多良枝 代表取締役社長の配偶者、従業員 125,000 2.57

高桑和浩 常務取締役など 110,000 2.26

松木正康 取締役など 77,500 1.59

桐原義浩 従業員 52,500 1.08

越峯均 従業員、子会社の取締役 52,500 1.08

山本元也 従業員 52,500 1.08

森本浩行 子会社の代表取締役社長 35,000 0.72

 

【代表者】

代表者名 喜多 甚一(上場時54歳3カ月)/1966年生

本店所在地 石川県金沢市専光寺町

設立年 1986年

従業員数 36人 (9/30現在)(平均45歳、年収538.5万円)、連結882人

株主数 29人 (目論見書より)

資本金 102,921,000円 (11/10現在)

代表者生年月日 1966年08月31日生まれ

代表者略歴

年月 概要

1985年04月 (株)新開トランスポートシステムズ入社

1986年09月 当社設立 代表取締役社長(現任)

1997年03月 (有)ドライ(2019年5月に(株)アクティーに吸収合併)設立 代表取締役社長

2000年09月 (有)ブロードライン(現(株)福井アクティー)設立 代表取締役社長

2002年02月 (有)コラビス(現(株)コラビス)設立 代表取締役社長

2005年01月 (有)コラビス東海(2018年1月に(株)コラビスに吸収合併)設立 代表取締役社長

2009年05月 (株)オリエンタルバス(現(株)オリエンタル) 代表取締役社長 9月:石陸急配協同組合(現北陸物流効率化事業協同組合) 代表理事

2012年03月 (株)Gappa設立 代表取締役社長 8月:(株)アクティー設立 代表取締役社長


【幹事団】

主幹事証券 野村 1,431,000 95.02

引受証券 今村 15,000 1.00

引受証券 みずほ 15,000 1.00

引受証券 三菱UFJモルガン・スタンレー 15,000 1.00

引受証券 SMBC日興 15,000 1.00

引受証券 SBI 15,000 1.00


【参考類似企業】参考類似企業 今期予想PER(11/11)

9029  ヒガシ21 12.0倍(連結予想 )

9034  南総通運 7.2倍(連結予想 )

9036  東部ネット 12.1倍(単独予想 )

9063  岡県運 8.2倍(連結予想 )

9069  センコーGHD 13.3倍(連結予想 )

9070  トナミHD 20.1倍(連結予想 )

9073  京極運 17.1倍(連結予想 )

9075  福山運 19.8倍(連結予想 )

9076  セイノーHD 27.8倍(連結予想 )

9078  エスライン 17.5倍(連結予想 )

9090  丸和運輸 105.9倍(連結予想 )


【私見】

 物流関係なので業種的には悪くはないものの優位性はなく、東証2部の地方の会社で成長性は期待できません。売り上げが伸びていることはプラス材料で、PERは低いものの同業と比べれば妥当だと思います。需給はVCは存在しないのはプラス材料で、規模も2部してはそこまで大きくないので安定的な動きはするでしょう。


想定価額:910円

仮条件上限:1000円

初値予想:1300円

ブック申し込み度・・・やや強気

セカンダリー期待度・・・中立

総合評価3

初値分析( バリオセキュア)

 バリオセキュア

初値 2150円(-4.5%)

終値 2010円

IPO地合いが悪く、見せ場もありませんでした。

2020年11月29日日曜日

PO

POをUPする時間がなかったのでまとめて簡単に書きます。

11/30ウェルビー

主幹事:みず

貸借

参加度:やや弱気


11/30大和証券リビング投資法人
貸借

主幹事:大和

参加度:中立

 

12/1藤久

主幹事:東海

信用

参加度:やや弱気

 
12/1アサンテ 

主幹事:三菱UFJモルガン

貸借

参加度:中立

12/1GMOペパボ
主幹事:大和
信用
参加度:やや弱気

12/1GLP投資法人

主幹事:野村、SMBC日興、みずほ、三菱UFJ、シティ

規模:536憶

貸借

参加度:やや強気


 
12/2新日本製薬

主幹事:みずほ

信用

参加度:やや弱気

 
12/7名南M&A 
主幹事:東海
信用
参加度:やや弱気






上場承認(クリングルファーマ)

 12/28クリングルファーマ  4884 医薬品 マザ 野村證券  

事業内容:HGF(肝細胞増殖因子)タンパク質を用いた難治性疾患の治療薬の研究開発
公開株数合計 580,000  OA 87,000 (6.3憶)
公募株数 580,000 売出株数 0 (40憶)
発行済み株数 ⇒4,227,700
ブックビルディング12/10~16
引受証券会社 野村證券 SBI証券 SMBC日興証券 楽天証券 三菱UFJモルガン・スタンレー証券 いちよし証券 東洋証券 エース証券 岡三証券 
想定価額:950円 予想レンジ900円~2000円 期待度2.5
規模は小さいですが、赤字のバイオなので人気薄でしょう。

前日予想(バリオセキュア)

 バリオセキュア

初値予想 2250円

初値買い 中立

良し悪しどちらがでるか分からないので参戦しない予定。

2020年11月27日金曜日

初値分析(クリーマ、MITHD、ジオコード)

 クリーマ

初値 4850円(136%)

終値 5300円

やや高いと思いましたが初値下で買い。ロックラインが重そうですが、超えて維持できるかどうか。


MITホールディングス

初値 3590円(434%)

終値 3000円

小規模とはいえ、初値が高すぎでしょう。


ジオコード

初値 3025円(242%)

終値 3725円

アララと同じパターンでしょうか。



2020年11月26日木曜日

前日予想(クリーマ)

 クリーマ

初値予想 5000円

初値買い 中立〜やや強気

狙ってみたい銘柄ですが、1.5倍で売れるVCは多いので高ければ無理をしない予定。

上場承認(オンデック)

 12/29 オンデック 7360 サービス業 マザ 野村證券      /

事業内容:M&Aに関する仲介、アドバイザリー業務

公開株数合計 550,000  OA82,500 (8.0憶)

公募株数 300,000 売出株数 250,000

発行済み株数 ⇒2,781,000 (35憶)

ブックビルディング12/11~17

引受証券会社 野村證券 大和証券 みずほ証券 SBI証券 岡三証券 東洋証券 藍澤證券 エース証券 楽天証券 マネックス証券 

想定価額:1270円 予想レンジ2500円~6000円 期待度3.5

業種も悪くなく、需給も良いので人気になるでしょう。

2020年11月25日水曜日

前日予想(ジオコード)

 ジオコード

初値予想 4000円

初値買い 中立

高いと思うので無理には狙わない予定。

2020年11月24日火曜日

前日予想(MITホールディングス)

 MITホールディングス

初値予想 2500円→3500円

初値買い 中略

地合いは上向きではあるので上方修正。高いと思うので、参戦する予定なし。

上場承認(ファンペップ)

 12/25 ファンペップ 4881 医薬品 マザ みずほ証券      

事業内容:機能性ペプチドを用いた医薬品等の研究開発事業

公開株数合計 2,739,700 OA:410,900(25.8憶)

公募株数 2,739,700 売出株数 0

発行済み株数⇒16,746,700(137憶)

ブックビルディング12/10~16

引受証券会社 SBI証券 SMBC日興証券 いちよし証券 エース証券 藍澤證券  岩井コスモ証券 東海東京証券 東洋証券 極東証券  水戸証券 

想定価格:820円 予想レンジ700円~1500円 期待度2.5

1年ぶりの再申請ですが、赤字のバイオでは厳しいでしょう。

2020年11月23日月曜日

上場承認(東和ハイシステム)

 12/25 東和ハイシステム 4172 情報・通信業 JQS 野村證券      

事業内容:歯科医院向け統合システム(電子カルテ・レセプト・各種アプリケーション等)の開発・販売

公開株数合計 400,000  OA60,000(10.2憶)

公募株数 200,000 売出株数 200,000

発行済み株数 ⇒2,168,000(47憶)

ブックビルディング12/09~15

引受証券会 野村證券 SBI証券 みずほ証券 SMBC日興証券  楽天証券

想定価額:2180円 予想レンジ2200円~4000円 期待度3.5

成長性が物足りませんが、需給は良いので多少は人気になるでしょう。

上場承認(プレイド)

 12/17 プレイド 4165 情報・通信業 マザ みずほ証券     

事業内容:クラウド型CX(顧客体験)プラットフォーム「KARTE」の提供

公開株数合計 14,339,000 OA 716,000 (210憶)

公募株数 1,522,000 売出株数 12,817,000 (570憶)

発行済み株数 ⇒36,930,900

資本金 公開日前⇒ 961,321,000円

ブックビルディング12/01~4

引受証券会社名 みずほ証券 BofA証券 野村證券 SBI証券 マネックス証券 楽天証券 クレディ・スイス証券 岩井コスモ証券 岡三証券 大和証券 東海東京証券 極東証券 丸三証券 

想定価額:1400円 予想レンジ1400円~2500円 期待度3.5

赤字で規模も大きいのですが、海外売り出しもあり中期では面白そうな銘柄。

上場承認(グローバルインフォメーション)

 12/24 グローバルインフォメーション 4171 情報・通信業 JQS エイチ・エス証券     

事業内容:市場・技術動向調査レポートの販売、年間契約型情報サービスの販売、市場・技術動向調査の受託、国際会議・展示会の販売

公開株数合計 500,000 OA75,000(6.9憶)

公募株数 125,000 売出株数 375,000

発行済み株数 ⇒2,625,000(32憶)

ブックビルディング12/07~11

引受証券会社 エイチ・エス証券 みずほ証券  SBI証券 岡三証券 マネックス証券  松井証券 楽天証券 

想定価額:1200円 予想レンジ2000円~4000円 期待度3.5

業績の伸びは良くありませんがが、グローバルで需給は非常に良いので穴銘柄かもしれません。

2020年11月22日日曜日

上場承認(SANEI)

 12/25 SANEI 6230 機械 東2 大和証券      

事業内容:給排水器具等の製造販売

公開株数合計:460,000 69,000(10.8憶)

公募株数:260,000 売出株数:200,000

発行済み株数⇒2,220,000(46憶)

ブックビルディング12/10~16

想定価格:2050円 予想レンジ1900円~3000円 期待度2.5

引受証券会社 大和証券 野村證券 三菱UFJモルガン・スタンレー証券 SBI証券 SMBC日興証券

業種・業績から人気にならないでしょう。

2020年11月21日土曜日

上場承認(東京通信)

 12/24 東京通信 7359 サービス業 マザ 野村證券     

事業内容:アプリ事業、広告代理事業、その他

公開株数合計 1,000,000 OA150,000(14.3憶)

公募株数 610,000 売出株数 390,000

発行済み株数 ⇒4,937,500(62憶)

ブックビルディング12/08~14

引受証券会社 野村證券 みずほ証券 岩井コスモ証券 いちよし証券 SBI証券  マネックス証券 楽天証券  松井証券 

想定価額:1250円 予想レンジ2000円~4000円 期待度3.5

業種は悪くなく、需給も良いのでそこそこ人気にはなるでしょう。

2020年11月20日金曜日

上場承認(交換できるくん)

 12/23 交換できるくん  7695 小売業 マザ  SBI証券     

事業内容:インターネットを利用した住宅設備機器の販売

公開株数合計 350,000  OA52,500(7.6憶)

公募株数 100,000 売出株数 250,000

発行済み株数 ⇒2,170,000(41憶)

ブックビルディング12/08~14

引受証券会社 SBI証券 SMBC日興証券 楽天証券 エース証券 東洋証券 極東証券 エイチ・エス証券 岩井コスモ証券 藍澤證券 むさし証券 水戸証券 あかつき証券

想定価額:1890円 予想レンジ2500円~6000円 期待度3.5

eコマースで、小型で需給も良いので人気にはなるでしょう。

初値分析(アララ)

 アララ

初値 3080円(220%)

終値 3480円

以前に比べれば安くよりましたが、時価総額で200億スタートとなると上値を考えると微妙な水準です。

PO(ショエイコーポレーション)

ショーエイコーポレーション 9385 東1 

公募 1,304,400株 売出0株 OA 195,600株

合計 1,500,000株

仮条件 3.5% ~ 5.5% 11/25~30

共同主幹事    みずほ証券 

引受人 野村證券  

貸借銘柄

発表前終値:1,179円 規模:18憶

参加度:中立

上場承認(ENECHANGE)

 12/23 ENECHANGE 4169 情報・通信業 マザ みずほ証券      

事業内容:消費者向けの電力・ガス切り替えプラットフォーム「エネチェンジ」等の運営を行うエネルギープラットフォーム事業、エネルギー会社等向けのクラウド型DXサービス「EMAP(デジタルマーケティング支援SaaS)」及び「SMAP(スマートメーター活用SaaS)」等の提供を行うエネルギーデータ事業

公開株数合計 380,000  OA57,000(2.3憶)

公募株数 50,000 売出株数 330,000

発行済み株数 ⇒5,750,000(30憶)

ブックビルディング12/07~11

引受証券会社 みずほ証券 大和証券 野村證券 三菱UFJモルガン・スタンレー証券 SMBC日興証券 いちよし証券 SBI証券 マネックス証券 楽天証券 松井証券

想定価額:520円 予想レンジ1000円~3000円 期待度3.5

業種は至って単純ですが、小型で需給が良いのでマネーゲームが起きる可能性は高いでしょう。

2020年11月19日木曜日

上場承認(Kaizen Platform)

 12/22 Kaizen Platform 4170 情報・通信業 マザ SBI証券     

事業内容:WebサイトのUI/UX改善サービスの提供及び広告/営業/販促動画制作支援により、企業の顧客体験のデジタルトランスフォーメーションを推進

公開株数合計 5,009,300 OA751,300(63.6憶)

公募株数 1,550,000 売出株数 3,459,300

発行済み株数 ⇒15,424,473(170憶)

ブックビルディング12/07~11

引受証券会社 SBI証券 クレディ・スイス証券 大和証券 三菱UFJモルガン・スタンレー証券 みずほ証券 岡三証券 エイチ・エス証券 岩井コスモ証券 極東証券 

想定価額:1100円 予想レンジ1100円~2500円 期待度3.5

赤字のスタートアップなので、初値よりもアフターでは面白いかもしれません。

前日分析(アララ)

 アララ

初値予想 5000円

初値買い 中立〜やや強気

マーク予定。

上場承認(ウェルスナビ)

 12/22 ウェルスナビ  7342 証券・商品先物業 マザ SBI証券    

 【事業内容】資産運用を全自動化したロボアドバイザーの開発・提供

公開株数合計 15,594,300 OA1,559,400(189憶)

公募株数 2,500,000 売出株数 13,094,300

発行済み株数 ⇒44,967,649(494憶)

ブックビルディング12/07~11

引受証券会社名 SBI証券 大和証券 みずほ証券 三菱UFJモルガン・スタンレー証券 野村證券 岡三証券

想定価額:1100円 予想レンジ1100円~2000円 期待度3.5

注目度は高いのですが規模が大きく、初値よりアフターで面白そうな銘柄。

2020年11月18日水曜日

上場承認(いつも)

 12/21 いつも 7694 小売業 マザ みずほ証券      

事業内容:EC総合支援

公開株数合計 1,400,000 OA210,000(23.1憶)

公募株数 800,000 売出株数 600,000

発行済み株数 ⇒5,400,000(78憶)

ブックビルディング12/03~9

引受証券会 みずほ証券 野村證券 岩井コスモ証券 松井証券 極東証券 SBI証券 楽天証券

想定価額:1440円 予想レンジ2500円~7000円 期待度4

吸収金額がやや大きめですが、業種・株主構成からも面白そうな銘柄です。

上場承認(インバウンドテック)

 12/18 インバウンドテック 7031 サービス業 マザ 東海東京証券     

事業内容:24時間365日・多言語対応コンタクトセンター運営事業、セールスアウトソーシング事業

公開株数合計 206,200 OA30,900 (13.5憶)

公募株数 186,200 売出株数 20,000

発行済み株数 ⇒849,200 (48憶)

ブックビルディング12/03~9

引受証券会社 東海東京証券 SBI証券 香川証券 エイチ・エス証券 エース証券 水戸証券

想定価額:5700円 予想レンジ6500円~1300円 期待度3.5

一昨年は値がさで面白そうだと思いましたが、このコロナ渦での影響を見極めてからの判断になりそうです。

2020年11月17日火曜日

IPO分析(バリオセキュア )

 【事業内容】

(1)事業の特徴 

 a.独自のビジネスモデル

 当社は、セキュリティサービスで利用する機器の調達、機器にインストールする基幹ソフトウエアの開発、機器の設置/設定、機器設置後の監視/運用までをワンストップで行っております。 

 エンドユーザーは、機器の選定や運用サービスを個別に検討する必要がなく、手間がかからずにサービスを利用することが可能となります。また、当社がワンストップでサービスを提供しているため、問題が発生した際に原因の究明と対応が行い易く、エンドユーザーは、問い合わせやトラブルに対するサポートを迅速に受けることができます。 

 

 b.リカーリングレベニューの構造 

 当社は、監視/運用サービスを基本に各種セキュリティサービスを月額費用により提供しております。導入企業が増加すれば、年々収益が積み上がる「リカーリングビジネス」と呼ばれるモデルであり、収益の安定化と継続的な拡大に大きく貢献しております。2020年1月末で、全国47都道府県に7,258拠点(VSR設置場所数)のマネージドセキュリティサービスを提供しており、継続的な収益の安定化を実現しております。第4期事業年度の「リカーリングビジネス」であるマネージドセキュリティサービスによる売上収益の売上収益全体に占める比率は85.7%です。 

 

 c.ビジネスパートナー(販売代理店)モデル 

 当社の販売モデルは、販売代理店を介した間接販売及び当社による直接販売に分類できますが、間接販売が中心となっております。通信事業者やインターネットサービス事業者、データセンター事業者など、当社のサービスを付帯することでお客様へ付加価値を提供することを期待する販売代理店と契約しております。これら販売代理店と日本全国をカバーする販売網を構築し、継続的な営業案件の創出が可能となっております。 

 販売代理店は、「相手先ブランド提供パートナー」及び「再販売パートナー」に大別されます。「OEMパートナー」とは、販売代理店自らのブランドでセキュリティサービスを提供し、顧客(エンドユーザー)と直接、契約を締結するパートナーを指します。「再販売パートナー」とは、当社の代理店として顧客(エンドユーザー)の開拓、営業活動を行い、顧客(エンドユーザー)との契約主体は当社となるパートナーを指します。 

 当社では、さらに営業活動を推進するためにセキュリティの専門家である当社が、販売代理店の代わりにお客様に対して直接技術面の説明をする営業同行や、サービスの導入から設置までワンストップで支援することも実施しております。 

 

(2)サービスの概要 

 当社は、インターネットセキュリティサービス事業の単一セグメントであることから、セグメント別の記載は省略しており、サービス毎に記載しております。当社が提供しているサービスは次のとおりであります。 

 a.マネージドセキュリティサービス

 マネージドセキュリティサービスで提供している商品は、VSRを利用した統合型インターネットセキュリティサービスとデータのバックアップサービスの2種類があります。 

 

(a)VSRを利用した統合型インターネットセキュリティサービス 

 インターネットからの攻撃や内部ネットワークへの侵入行為、またウィルスの感染やデータの盗用といった各種の脅威から企業のネットワークを守り、安全にインターネットの利用を行えるようにする総合的なネットワークセキュリティを提供するものです。 

 当社の統合型インターネットセキュリティサービスでは、ファイアウォール、IDS(不正侵入検知システム)、ADS(自動防御システム)などの多様なセキュリティ機能を1台に統合した自社開発のネットワークセキュリティ機器VSRをインターネットとユーザーの社内ネットワークとの間に設置し、攻撃や侵入行為、ウィルスといった脅威を取り除くいわばフィルタとして作動します。VSRは、当社データセンターで稼働する独自の運用監視システムにより自動的に管理・監視され、運用情報の統計情報や各種アラートが人手を介することなくリアルタイムに処理されます。統計情報やアラートはコントロールパネルと呼ぶレポーティング機能により、インターネットを介してユーザー企業の管理者にリアルタイムに提供されます。また、当社では24時間365日のサポートセンターを構築しており、国内全都道府県に対応した保守網並びに機器の設定変更等の運用支援体制を構築しております。 

 従来は、前述のようなセキュリティシステムを導入するには、各種のセキュリティ機器を購入し、これらを自社で導入、メンテナンスする必要がありました。そのためには高度な技術を有する技術者や、高額な投資を要求されることから多くの企業では十分なネットワークセキュリティ対策を導入することが困難な状況でした。また、セキュリティシステム導入後も監視やアラートへの迅速な対応、ソフトウエアのアップデートなどの運用面での負担は非常に大きい状況でした。 

 当社のサービスではVSRが1台で多様なセキュリティ機能を提供します。機器の購入は不要でレンタル機器にてセキュリティシステムを導入することができます。また、セキュリティ機能ごとに月額費用が設定されており、ユーザー企業は多様なセキュリティ機能の中から必要なオプションを選択することができ、VSRは様々なニーズに対応可能です。ユーザーは、契約の開始時点のみ発生する初期費用及び月額費用を払うだけで、コントロールパネルの利用や設定変更、ソフトウエアのアップデート、監視や出張対応による現地での保守など、ネットワークセキュリティの運用に際して必要となる殆どの工数を当社に委託することができ、業務負担を低減することができます。 

 このように、当社の統合型インターネットセキュリティサービスは、ネットワークセキュリティの導入から管理、運用・保守までをサービスとしてワンストップで提供し、ユーザーから初期費用及び定額の月額費用を徴収する積み上げ型のビジネスモデルとなっております。 

 ユーザーは、自社で専門技術を持つIT責任者を設置することが困難な中堅、中小企業がメインです。2020年1月末で2,912社に導入され、7,258拠点(VSR設置場所数)の日本全国で稼働しております。 

 

 当社のVSRは自社開発品です。自社の技術者やシステムインテグレーター(SIer)を通じてセキュリティ機器を導入・運用する企業は、海外の仕様書を見ながら初期設定やカスタマイズを施し、自社で定期的なソフトウエアのアップデートを行い、トラブル発生の際には海外メーカーに数日間かけて問い合わせるなど、一般的には多大な労力と時間を必要とします。当社は自社開発品を初期導入から運用・保守までワンストップで提供しているため、迅速な対応が可能となっております。不具合やトラブルは、顧客(エンドユーザー)から当社又は販売代理店への問い合わせのほか、当社がリモート監視により能動的に検知してサポートを行っております。運用・保守は、当社のエンジニアが可能な限り、遠隔操作により対処します。ハードウエア等の故障については、業務委託先の倉庫等全国74か所(2020年1月末)に在庫を配備し、4時間以内の駆け付け目標により機器交換に迅速に対応しております。 

システムインテグレーター(SIer)とは、情報システムの設計、構築、運用等の業務を顧客より請け負う情報通信企業を言います。 

 

(b)データのバックアップサービス(VDaP) 

 一般的に企業の大切なデジタルデータが、インターネットの脅威から隔離され、障害が発生した場合でもそれまでの事業の継続性を担保することが、企業の大きな課題となっております。 

 データ保護ソリューションは、ソフトウエア、サービス、ハードウエアを含んでおります。 

バックアップサービスは、クラウドベースのバックアップサービスであり、ユーザーが保有するクライアントPCやサーバーのデータ保護をSaaSとして提供するものと、IaaS、PaaSで稼働しているシステムのデータ保護オプションを提供するサービスの両方を含んでおります。 

 当社のバックアップサービスは、ハードウエアの機器にバックアップデータが保存されるVDaPとデータセンターへの保存を組み合わせたバックアップサービスとなっております。一時的に企業のデジタルデータをVDaPにバックアップした後に、自動的にデータセンターへもデータを転送することで、より一層の耐障害性を高めております。バックアップデータの保持は、最新及び過去のデータがバージョン管理されたデータとして保持しております。データの復旧を行う際にも、お客様が利用しやすいインターフェースを提供することで、必要なデジタルデータを簡単に選択して、復旧することができます。 

 VSRを利用した統合型インターネットセキュリティサービスでの、監視/運用サービスでの経験を活かし、機器の設置、障害時の対応に関しても、その仕組みを活かすことで効率的に全国をカバーしたサービス提供を実施しております。 

 

 b.インテグレーションサービス 

 当社のインテグレーションサービスには、中小企業向け統合セキュリティ機器であるVCRの販売とネットワーク機器の調達や構築を行うネットワークインテグレーションサービスがあります。 

 

(a)VCR 

 サイバーセキュリティ基本法の改定といった法規制の影響もあり、より小規模の事業者やクリニックなどでセキュリティ意識が高まっていることを受け、セキュリティアプライアンス機器であるVCRの販売も行っております。VCRは、マネージドセキュリティサービスと異なり、中小企業を専門とする販売代理店を通じて、UTM製造の世界有数の企業であるSOPHOS Ltd.の製品を自社ブランドとして輸入し、エンドユーザーに販売する事業として実施しております。なお、販売した機器、ハードウエア障害などについては、当社又は販売代理店のサポート窓口経由で、メーカーが保証期間に亘りサポートしております。 

 

(b)ネットワークインテグレーションサービス(IS) 

 統合型インターネットセキュリティサービスでは、外部へのアクセスを可能にするインターネットと社内のネットワークの境界を監視するゲートウェイとして当社機器を設置することから、企業よりゲートウェイ周辺で利用するネットワーク機器の調達や設定、インターネットへの接続全般の設計や構築のニーズがあります。そのため、通信ネットワーク及び機器等の導入のための設計、調達、構築を専門に行う人員を配置し、ネットワークの設計/調達/構築全般を実施し、企業ネットワーク領域全般への業容拡大を図っております。なお、販売した機器、ハードウエア障害などについては、当社又は販売代理店のサポート窓口経由で、メーカーが保証期間に亘りサポートしております。 

 

【業績等】

業績動向(百万円)売上収益 営業利益 税引き前利益 純利益

(単独実績)2018.2 2,226 822 855 596

(単独実績)2019.2 2,299 716 643 453

(単独実績)2020.2 2,513 789 723 498

(単独予想)2021.2 2,530 760 705 489

(単独中間実績)2021.2 1,262 423 394 273


1株当たりの数値(円) EPS BPS※ 配当

(単独予想)2021.2 131.48 1,047.51 39.44

調達資金使途 -


上場時発行済み株数 3,726,600株 (別に潜在株式331,740株)

公開株数 2,719,700株(売り出し2,365,000株、オーバーアロットメント354,700株)


PER:17.1

PBR:

配当利回り:

公募時吸い上げ資金:61.1億

公募時時価:84億

    

【株主構成】 

アイ・シグマ事業支援ファンド2号投組 ベンチャーキャピタル(ファンド)3,720,020 91.02 90日・1.5

稲見吉彦 代表取締役社長 89,680 2.19  以下90日

山森郷司 取締役 18,580 0.45

亀松節子 取締役 16,100 0.39

梶浦靖史 取締役 15,780 0.39

市瀬敦彦 従業員 15,600 0.38

バレス ティモシー 従業員 13,140 0.32

池田毅 従業員 10,620 0.26

伊藤英明 従業員 10,620 0.26

佐々木大祐 従業員 10,620 0.26

鈴木泉永 従業員 10,620 0.26

原武史 従業員 10,620 0.26

他4名


【代表者】

代表者名 稲見 吉彦(上場時55歳1カ月)/1965年生

本店所在地 東京都千代田区神田錦町

設立年 2015年

従業員数 73人 (9/30現在)(平均40.08歳、年収721.95万円)

株主数 2人 (目論見書より)

資本金 310,000,000円 (10/23現在)

代表者生年月日 1965年10月27日生まれ

代表者略歴 

1988年04月 (株)シーエーシー入社

1996年10月 エレクトロニック・データ・システムズ(株)入社

2001年02月 シュローダー・ベンチャーズ(株)入社

2003年01月 (株)ネットエンズ(現日商エレクトロニクス(株)) 取締役就任 8月 イーディエス・ジャパン・エルエルシー入社

2009年08月 日本ヒューレット・パッカード(株)入社 エンタープライズサービス営業統括本部コンサルティング本部 本部長就任

2010年07月 バリオセキュア・ネットワークス(株)(現当社) 取締役就任

2011年05月 当社 取締役COO就任

2012年05月 当社 代表取締役社長就任(現任)  1stホールディングス(株)(現ウイングアーク1st(株))執行役員就任


【幹事団】

主幹事証券 野村 2,046,100 86.52

引受証券 SMBC日興証券 70,900 3.0

引受証券 大和 70,900 3.0

引受証券 いちよし 47,300 2.0

引受証券 みずほ 23,600 1.0

引受証券 岡三  23,600 1.0

引受証券 岩井コスモ  23,600 1.0

引受証券 SBI  23,600 1.0

引受証券 楽天  23,600 1.0

引受証券 マネックス  11,800 0.5


【参考類似企業】今期予想PER(10/30前引け)

3042  セキュアヴェイ 90.2倍(連結予想 )

3356  テリロジー 61.0倍(連結予想 )

3857  ラック 20.7倍(連結予想 )

3927  フーバーブレ 113.5倍(単独予想 )

3968  セグエ 37.5倍(連結予想 )

4288  アズジェント 62.0倍(連結予想 )

6835  アライドHD 106.5倍(連結予想 )

7518  ネットワン 22.2倍(連結予想 )


【私見】

 業種はセキュリティ関連で悪くないものの、業績をみると、売上は横ばい利益も横ばいから減益と良くありません。PERからは同業に比べて低いので、時間がたてば上昇する可能性はあるかもしれません。VCの売出し案件で、2部で吸収金額を大きめなのでスタートは買いが入りにくく苦戦が予想されます。


想定価額:2210円

仮条件上限:2250円

初値予想:2250円

ブック申し込み度・・・やや弱気

セカンダリー期待度・・・中立

総合評価2.5




 

上場承認(ポピンズホールディングス)

 12/21 ポピンズホールディングス 7358 サービス業 東証 大和証券     

事業内容:ベビーシッター派遣等を中心とした在宅サービス事業及び保育・学童施設等の運営を行うエデュケア事業等

公開株数合計 3,250,000 OA487,500 (106憶)

公募株数 1,100,000 売出株数 2,150,000

発行済み株数 ⇒9,780,000(278憶)

ブックビルディング12/04~10

引受証券会社 大和証券 SBI証券 みずほ証券 SMBC日興証券

想定価額:2850円 予想レンジ2700円~4000円 期待度3

国の政策から見れば悪くないので、東1であれば大きくないので面白いかもしれません。

上場承認(ヤプリ)

 12/22 ヤプリ 4168 情報・通信業 マザ みずほ証券     

事業内容:スマホアプリの開発・運用・分析をノーコード(プログラミング不要)で提供するアプリプラットフォーム「Yappli」の運営

公開株数合計 4,845,400 OA726,600(165憶)

公募株数 350,000 売出株数 4,495,400

発行済み株数⇒11,663,600(345憶)

ブックビルディング12/04~10

引受証券会社 みずほ証券 大和証券 野村證券 SBI証券 マネックス証券 

想定価額:2960円 予想レンジ3000円~4000円 期待度3.5

規模は大きいのですが、業種は良いのでアフターで面白そうな銘柄。

2020年11月16日月曜日

上場承認(ココペリ)

12/18 ココペリ 4167 情報・通信業 マザ 大和証券     

事業内容:中小企業向け経営支援プラットフォーム「Big Advance」及びAIモジュール「FAI」の開発・提供等

公開株数合計 1,082,400 OA162,300(16.1憶)

公募株数 276,000 売出株数 806,400

発行済み株数 ⇒7,243,380(94憶)

ブックビルディング12/03~9

引受証券会社名 大和証券 SBI証券  丸三証券 マネックス証券 松井証券

想定価額:1300円 予想レンジ2000円~5000円 期待度3.5

業種・規模からもそこそこ人気になりそうな銘柄 

上場承認(かっこ)

 12/17 かっこ 4166 情報・通信業 マザ SBI証券      事業内容:データサイエンスの技術とノウハウをもとに、アルゴリズム及びソフトウェアを開発・提供することで、企業の課題解決やチャレンジを支援する「SaaS型アルゴリズム提供事業」

公開株数合計 250,000  OA37,500(5.4憶)

公募株数 245,000 売出株数 5,000

発行済み株数 ⇒2,582,081 (49憶)

ブックビルディング12/02~8

引受証券会社 SBI証券 SMBC日興証券 みずほ証券 あかつき証券 岩井コスモ証券 岡三証券 極東証券 静銀ティーエム証券 東洋証券 松井証券 マネックス証券 水戸証券 楽天証券 

想定価額:1890円 予想レンジ3500円~10000円 期待度4

業種も良く小型で人気化必至の銘柄

2020年11月15日日曜日

IPO分析(クリーマ)

【事業内容】

 本事業は、「本当にいいものが埋もれてしまうことのない、フェアで新しい巨大経済圏を確立する」をコンセプトに、創作活動に取り組む全国のクリエイターと生活者(ユーザー)が、オンライン上で直接オリジナル作品を売買できるCtoCのハンドメイドマーケットプレイス「Creema」の運営を2010年より行ってまいりました。

 また2013年以降は、来場者数5万人を誇る、日本最大級のクリエイターの祭典「HandMade In Japan Fes’(東京ビッグサイト)」等の大型イベント開催や、常設ショップ「Creema Store(新宿・札幌)」「暮らしとクリーマ(二子玉川)」の運営等、「Creema」に出店するクリエイターにさらなる活躍の場を提供すると同時に、生活者(ユーザー)がリアルの場で作品に触れられる機会を数多く創出することで、日本のクラフト文化を創造・牽引しながら、クリエイターの活動支援に長年注力して参りました。

 上述のとおり、当社グループの事業活動はクリエイターの活動支援に注力してきた関係から、本業として作家活動を行うクリエイターや、これから本格的に作家としての活動を志望しているクリエイター等、プロ志向のクリエイターから支持を頂いております。品質の高いプロ志向のクリエイターの作品が多く集まるため、当社グループのマーケットプレイスでは高品質の作品を求める生活者(ユーザー)の安定的な集客が可能となっており、これが感度の高い良質なコミュニティの構築につながり、当社グループのサービスの明確な独自性・競争優位性のひとつとなっています。

 当社グループの収益は、マーケットプレイスサービスにおける「Creema」 上での販売手数料収入に加え、プラットフォームサービスにおける各種広告収入、イベント・ストアサービスにおける出店料・入場料、及び販売手数料収入、そして、クラウドファンディングサービスの成約手数料等から構成されています。


<具体的な製・商品またはサービスの特徴>

(1)マーケットプレイスサービス

「Creema」はオンライン上で個人が直接、オリジナルのハンドメイド作品を売買できるCtoCマーケットプレイスであり、当社の中心的なサービスです。「Creema」は日本国内におけるハンドメイドマーケットプレイスの先駆的サービスでもあり、2010年5月のリリース以降、多くのクリエイターの支持を獲得してきました。

「Creema」では、クリエイターが自身の作品を当社のマーケットプレイスに出品し、ユーザーがその作品を購入する際、当社が決済の仲介を行い、購入代金から一定の販売手数料を当社が差し引き、その残金を売上金としてクリエイターに入金するというビジネスモデルとなっています。

「Creema」では、各クリエイターのページに掲示板を設けており、掲示板を使ってユーザーがクリエイターに直接連絡を取ることができます。作品に関する質問をしたり、オーダーメイドや発注数の相談をしたりといったコミュニケーションも可能となっており、オンラインでの購買でありながら「つながる楽しさ」も提供しております。また、クリエイターはこうしたコミュニケーション機能を通じて、クリエイター自身のファン構築をすることもでき、本業としての活動を広げることが可能となっています。

 2016年7月には、海外展開の第一歩として、中国語版「Creema」をリリースするとともに、海外子会社「可利瑪股份有限公司」を台湾(台北市)に設立いたしました。中国語版「Creema」のリリースにより、日本国内で活動するプロ・セミプロのクリエイターが、台湾・香港のユーザーに向けて自身の作品を簡単に出品することが可能となりました。また、日本にいるユーザーも、台湾・香港のクリエイター作品を手軽に購入できるようになっております。国境を越えての出店はすべて事前審査制としているため、作品品質を維持しつつ、越境取引でもユーザーに安心してお買い物を楽しんでいただける仕組みとなっています。サイト、出品、取引メッセージまで、中国語版「Creema」はすべて中国語(繁体字)化しており、出品やメッセージのやりとりには自動翻訳機能が対応しているため、安心でスムーズな取引が可能です。さらに、日本語・中国語が堪能かつ、台湾・香港のECに精通したスタッフが、出品や取引に関するコミュニケーションに対して全面的なサポートを行っております。そのため、クリエイター・ユーザーともに、利用しやすい環境が実現されていると言えます。

 設立当初より「本当にいいものが埋もれてしまうことのない、フェアで新しい巨大経済圏を確立する」をコンセプトに、クリエイター支援を主軸として「Creema」を運営してきました。そうした企業姿勢・各種取り組みの結果、業界内でもプロ及びプロを目指すクリエイターの出品が出品作品の中心となっており、品質の高い作品が集まるハンドメイドマーケットプレイスとしての地位を確立、現在まで次表のとおり急成長を遂げております。   


(2)プラットフォームサービス

 「Creema」のプラットフォームを活用し、出店クリエイター・企業・地方公共団体のマーケティング支援等を行うプラットフォームサービスも提供しております。その一環として、作品プロモーションと呼ばれる広告機能を2018年9月にリリースし、内部広告サービスの提供を開始しました。これにより、クリエイターは自身の作品の広告を「Creema」上にある所定の広告枠に表示することができるようになりました。本サービスにより、クリエイターは、自身の作品を効果的に多くのユーザーに認知させることが可能となり、「Creema」出店クリエイターの売上増に貢献しています。なお、本広告機能はクリック課金型の収益モデルとなっており、表示された広告作品をユーザーがクリックするごとに、設定されたクリック単価をクリエイターが当社に支払う仕組みとなっています。

 また、「Creema」のプラットフォーム上で蓄積された、巨大なユーザー基盤を活用し、企業や地方公共団体をクライアントとする広告サービスである外部広告サービスも提供しております。地方創生を目的として全国各地で市を開く「Creema Craft Caravan」や、Creemaプラットフォームを活用した伝統工芸士団体のデジタルシフト支援、また、玩具、ジュエリー、日用品等の様々な業種のメーカーとコラボレーションして当社のクリエイターが作品を制作する広告企画など、当社でしかできない独自性のある広告商品を多数提供しております。

 上記のほか、会員向けのサービスとして、「Creema」での売上金の受け取りを、通常の振込日である月末まで待たずに早期に行いたいというクリエイターのニーズに対応するスピード振込サービスを提供しております。本サービスは、振込対象金額に所定の料率を乗じた手数料をいただいております。また、クリエイターに対し、販売やプロモーションに留まらず、商品企画等創作活動全般に関するコンサルティングを行うプレミアムコンサルサービスも提供しております。なお、プレミアムコンサルサービスでは「Creema」での通常の販売手数料率に加え、サービス分を上乗せした料率での契約を、対象クリエイターと個別に締結しております。


(3)イベント・ストアサービス

 当社は、クリエイター作品の販路として、ハンドメイドマーケットプレイス(オンライン)の提供だけでなく、直接クリエイターとユーザーとをリアルの世界で結びつけるクラフトイベントやエディトリアルショップ(常設店舗)も積極的に展開しております。これらの展開は、当社サービスの認知度向上はもちろんのこと、クリエイターやユーザーとのエンゲージメント強化にも意味を持つと同時に、ハンドメイド市場やハンドメイドカルチャーの拡大にも貢献していると認識しています。そのため、イベント・ストアサービスは、クリエイターの支援、当社の収益源としての位置づけにとどまらず、PR活動のひとつとしても取り組んでおります。


 以下に当社が毎年定期的に開催している主要な2つのクラフトイベントを記載いたします。

(a) 「HandMade In Japan Fes'」

 2013年から「クラフトの市場/カルチャーを日本に確立するために、ミュージシャンにとっての音楽フェスと同様に、クリエイターにも祭典とよべるステージをつくりたい」という想いから、東京ビッグサイトにて「HandMade In Japan Fes'」を開催しております。イベント名称には「日本発のクリエイティブカルチャーを国内外に大きく 発信していこう」という想いが込められています。

 全国のクリエイターによる作品販売ブースやワークショップがあつまる「クリエイターエリア」、人気バンドのステージ等を楽しめる「ミュージック&プレイエリア」、手作りにこだわった「フードエリア」等で構成され、イベント出店者と来場者の感性が直接触れ合い、うねりを起こす、クリエイティブな2日間のフェスティバルとなっており、普段はオンライン上で作品の売買を行っているクリエイターとユーザーのリアルでの接点の場にもなっています。

 2013年の開催以降、動員数を着実に伸ばし続けており、2013年開催時点では出店数約1,960店、来場者数約26,000人でしたが、2019年夏の開催時には出店数で約3,000店、来場者数は約50,000人を記録しました。現在では日本最大級のクラフトイベントと呼べる規模にまで成長しております。


(b) 「Creema Craft Party」

 「Creema Craft Party」は、丁寧であたたかなクラフトの世界が感じられる空間で、ものづくりの魅力を体感できる大規模クラフトイベントであり、大阪・台北(台湾)の2箇所で継続的に開催しています。クリエイターがオリジナル作品を販売する「マーケットエリア」、手作りにこだわった焼き菓子やパン等を販売する「フードエリア」、人気クリエイターによる「ワークショップエリア」、実力派アーティストのライブパフォーマンスを楽しめる「ミュージック&プレイエリア」等を設けております。

 「Creema Craft Party」は、「HandMade In Japan Fes'」に続いて2014年冬に大阪で始まり、2018年は過去最大規模となる約3,000名の出店と約18,000人の来場となりました。今後も出店者・来場者ともに増加を見込んでおり、こちらも関西最大級のクラフトイベントとしての地位を確立しています。

 また、2017年と2019年には台湾でも同様のイベントを開催しており、日本のクラフト文化を世界に発信する象徴的なイベントとなっています。

 また、当社は「Creema」出店クリエイターの作品を展示販売する常設エディトリアルショップの企画、運営を行っております。クリエイターの作品出品料は無料とし、販売手数料を設定のうえ、当社にて販売受託を行っております。出店期間とテーマを決め、クリエイターからの出店の募集を実施。クリエイターの作品の世界観やクオリティ、価格等を重点的に評価した上で、出店の可否を決定しております。そのため、エディトリアルショップのテーマに沿った高品質な作品が常時ショップに並ぶ仕組みとなっています。

 エディトリアルショップでの作品の販売は当社スタッフがクリエイターに代わり行っておりますが、クリエイターからの要望がある場合には、クリエイターがエディトリアルショップのブースに立合い、接客を行うことも可能としております。

 2014年にアクセサリーを主軸とした「Creema Store 新宿」をオープン後、2018年9月には二子玉川ライズにて「暮らしとクリーマ」をオープンしました。「Creema Store 新宿」が女性向けのアクセサリーを中心に扱っているのに対し、「暮らしとクリーマ」では『物語と暮らす、世界にひとつのおうち時間』をコンセプトに、器や生活雑貨、インテリア、フード等、毎日を彩るハンドメイド作品がずらりと並ぶ当社グループ初のライフスタイル特化型エディトリアルショップとなっています。

 2019年3月には北海道にCreema Storeの2号店となる「Creema Store 札幌」をオープン。今後も、「Creema」で構築した豊富な作品基盤・ユーザー基盤を活用し、より一層リアルの世界での展開を強化してまいります。


(4)クラウドファンディングサービス

 当社では、2020年6月に、ハンドメイドに限定することなく、あらゆるジャンルのクリエイターの創造的な活動を応援することに特化した、購入型クラウドファンディングサービス「Creema SPRINGS」も開始しております。「Creema」にご登録いただいているクリエイターをはじめ、クリエイターが「新しいブランドをつくりたい」「工房・アトリエを作りたい」「海外で個展を開催したい」など様々なアイディアや夢、想いをかたちにするプロジェクトを発信し、その想いに共感する支援者(ユーザー)からプロジェクト実現のための資金を募ることができる場を提供しております。支援者は、自身が応援したいクリエイター・プロジェクトを見つけて資金提供を行い、そのリターンとして、複数のプランから任意に選択した作品・商品またはサービスの提供を受けることができます。

 本サービスは、目標金額に到達した場合のみプロジェクトの実施及び商品の提供が決定する「目標達成型」のプロジェクトと、目標金額に到達しない場合でもプロジェクトの実施及び商品の提供が行われる「実行確約型」プロジェクトの2つが存在しており、クリエイターは任意の方法で必要資金の調達が可能です。


【業績等】

業績動向(百万円) 売上高 営業利益 経常利益 純利益

(連結実績)2019.2 1,150 -366 -372 -373

(連結実績)2020.2 1,517 48 45 -28

(連結予想)2021.2 1,937 162 144 198

(連結中間実績)2021.2 1,037 248 242 236


1株当たりの数値(円) EPS BPS※ 配当

(連結予想)2021.2 40.00 96.03 -

調達資金使途 運転資金、新規事業の開発・プロモーション費、オフィス移転費用など


上場時発行済み株数 6,089,000株 (別に潜在株式922,000株)

公開株数 1,839,900株(公募113,000株、売り出し1,559,700株、オーバーアロットメント167,200株)


PER:89.3

PBR:

配当利回り:

公募時吸い上げ資金:65.7億

公募時時価:217億

    


【株主構成】 

丸林耕太郎 代表取締役社長 2,200,000 31.89 180日

アニマリズムグループ(株) 代表取締役社長が議決権の過半数を所有する会社 628,000 9.10 180日

グロービス4号ファンド投組 ベンチャーキャピタル(ファンド) 591,000 8.57 90日・1.5倍

グローバル・ブレイン6号投組 ベンチャーキャピタル(ファンド) 490,000 7.10 90日・1.5倍

大橋優輝 取締役 477,000 6.92 180日

KDDI新規事業育成2号投組 ベンチャーキャピタル(ファンド) 421,000 6.10 90日・1.5倍

KDDI新規事業育成投組 ベンチャーキャピタル(ファンド) 400,000 5.80 90日・1.5倍

Globis Fund IV, L.P. ベンチャーキャピタル(ファンド) 355,000 5.15 90日・1.5倍

日本郵政キャピタル(株) ベンチャーキャピタル(ファンド) 212,000 3.07 90日・1.5倍

SBI AI& Blockchain投組 ベンチャーキャピタル(ファンド) 212,000 3.07 90日・1.5倍

SMBCベンチャーキャピタル1号投組 ベンチャーキャピタル(ファンド) 200,000 2.90 90日・1.5倍

 

【代表者】

代表者名 丸林 耕太郎(上場時41歳3カ月)/1979年生

本店所在地 東京都港区北青山

設立年 2009年

従業員数 70人 (9/30現在)(平均30.7歳、年収402.6万円)、連結70人

株主数 18人 (目論見書より)

資本金 100,000,000円 (10/23現在)


代表者生年月日 1979年07月31日生まれ

代表者略歴

年月 概要

2004年04月 (株)セプテーニ 入社

2006年10月 (株)セプテーニクロスゲート 転籍

2009年03月 赤丸ホールディングス(株)(現 当社) 設立、代表取締役社長(現任)

2016年05月 子会社 可利瑪股份有限公司 設立、董事長(現任)

2020年02月 アニマリズムグループ(株)  設立、代表取締役(現任)


【幹事団】

主幹事証券 SBI - -

引受証券 大和 - -

引受証券 みずほ - -

引受証券 SMBC日興 - -

引受証券 エース - -

引受証券 岩井コスモ - -

引受証券 岡三 - -

引受証券 丸三 - -

引受証券 水戸 - -


【参考類似企業】 今期予想PER(10/30)

2769  ヴィレッジV -倍(連結予想 )

3633  GMOペパ 49.6倍(連結予想 )

4385  メルカリ -倍(連結予想 )

4477  BASE -倍(連結予想 )

4689  ZHD 36.3倍(連結予想 )

4755  楽天 -倍(連結予想 )


【私見】

 ハンドメイドマーケットという分野で、市場が思っていた以上に大きく、何といっても初物なので業種妙味があります。PERは高いものの、業績の伸びも良く、コロナ渦を考えると今後の成長性は大きいと思います。需給は吸収金額・時価総額共に大きめで、株主もVCが多く良くはありませんが、VCは全て条件付きロックなので初値比1.5倍が目標ラインだと思います。


想定価額:3250円

仮条件上限:3570円

初値予想:5000円

ブック申し込み度・・・強気

セカンダリー期待度・・・中立~やや強気

総合評価4

2020年11月14日土曜日

上場承認(リベルタ)

 12/17 リベルタ 4935 化学 JQS 野村證券     

事業内容:美容商品、トイレタリー商品、機能衣料商品等の企画販売及び輸入腕時計日本総代理店業務

公開株数合計 830,000 OA  124,500(10.6憶)

公募株数 300,000 売出株数 530,000 (32憶)

発行済み株数 ⇒2,908,000

ブックビルディング12/01~7

引受証券会社名 野村證券 みずほ証券

想定価額:1120円 予想レンジ1200円~2500円 期待度3

需給は良いのですが、業種・業績から人気にはならないでしょう。

上場承認(オーケーエム)

 12/17 オーケーエム 6229 機械 東2 三菱UFJモルガン・スタンレー証券      

事業内容:バルブ製造販売事業

公開株数合計 1,317,000 OA 197,500 (16.5憶)

公募株数 1,000,000 売出株数 317,000 (47憶)

発行済み株数 ⇒4,315,200

ブックビルディング12/01~7

引受証券会社 三菱UFJモルガン・スタンレー証券 SMBC日興証券 SBI証券  みずほ証券 いちよし証券 西村証券 

想定価額:1090円 予想レンジ1000円~1500円 期待度2.5

東2の地味銘柄なので厳しいでしょう。


2020年11月13日金曜日

上場承認(バルミューダ)

 12/16 バルミューダ 6612 電気機器 マザ みずほ証券      

事業内容 家電製品の企画・製造・販売

公開株数合計 1,435,000 OA:215,200(29.3憶)

公募株数 1,235,000 売出株数 200,000(137憶)

発行済み株数⇒6,500,000

公開日現在⇒ 7,735,000

ブックビルディング11/30~12/04

引受証券会社 みずほ証券 SBI証券 三菱UFJモルガン・スタンレー証券 丸三証券 エース証券 極東証券 岩井コスモ証券 

想定価額:1780円 予想レンジ1800円~3500円 期待度3.5

以前から話題性はあるのでそれなりの評価は受けるでしょうか。

上場承認(ローランド)

 12/16 ローランド 7944 その他製品 東証 SMBC日興証券     

事業内容:電子機器、電子機器およびそのソフトウェアの製造販売ならびに輸出入

公開株数合計 11,710,000 585,500株 (400憶)

公募株数 0 売出株数 11,710,000

発行済み株数 ⇒27,343,830 (891憶)

ブックビルディング12/01~7

想定価額:3260円 予想レンジ2800円~4000円 期待度2.5

外資の再上場案件でやや厳しいでしょう。

上場承認(Fast Fitness Japan)

 12/16 Fast Fitness Japan  7092 サービス業 マザ 野村證券      

事業内容:24時間型フィットネスクラブ”エニタイムフィットネス”の日本におけるマスターフランチャイジーとしてフランチャイズシステムを運営

公開株数合計:1,800,000 OA:270,000(38.5憶)

公募株数:1,600,000 売出株数:200,000

発行済み株数⇒10,850,000(201憶)

ブックビルディング11/30~12/4

引受証券会社 野村證券 SMBC日興証券 SBI証券 むさし証券 マネックス証券 岡三証券

想定価格:1860 予想レンジ1600円~2500円 期待度3

再申請で規模が小さくなりましたが、このコロナ渦ではやや厳しいでしょう。

2020年11月12日木曜日

上場承認(ビートレンド)

 12/17 ビートレンド 4020 情報・通信業 マザ みずほ証券     

事業内容:飲食店・小売店等を展開する企業向け顧客情報管理ツールであるCRMソフトウェアプラットフォーム「betrend」の提供・運営

公開株数合計 164,500  OA  24,600 (5.6憶)

公募株数 80,000 売出株数 84,500 (28憶)

発行済み株数 ⇒1,028,800

ブックビルディング12/01~7

引受証券会社 みずほ証券  丸三証券 いちよし証券 岩井コスモ証券 エース証券 マネックス証券 

想定価額:2680円 予想レンジ3000円~6000円 期待度3.5

需給が良いので初値人気はあるでしょう。


上場承認(スタメン)

 12/15 スタメン 4019 情報・通信業 マザ 大和証券     

事業内容:エンゲージメント経営プラットフォーム「TUNAG」の開発及び提供等

公開株数合計 1,600,000 OA;240,000株(14.7憶)

公募株数 1,000,000 売出株数 600,000

発行済み株数⇒8,425,000(67憶)

ブックビルディング11/30~12/04

引受証券会社名 大和証券 野村證券 みずほ証券 SMBC日興証券 SBI証券 マネックス証券 東洋証券 

想定価額:800円 予想レンジ1200円~3000円 期待度3.5

業種妙味があり初値人気は高そうですが、ジャフコのロックラインは要警戒でしょう。

上場承認(ビーイングホールディングス)

 12/15 ビーイングホールディングス 9145 陸運業 東2 野村證券  

事業内容:生活物資に特化した物流事業(主に自社及び顧客の物流センターの輸送・保管・包装・荷役・流通加工・情報システムの構築を一貫して手掛ける3PL事業、物流コンサルティング)、その他(旅客事業等)

公開株数合計 1,506,000 OA:225,900 (15.8憶)

公募株数 1,160,000 売出株数 346,000

発行済み株数 ⇒5,675,000 (52憶)

ブックビルディング11/27~12/03

引受証券会社 野村證券 今村証券 みずほ証券 三菱UFJモルガン・スタンレー証券 SMBC日興証券 SBI証券 

想定価額:910円 予想レンジ1200円~2500円 期待度3.5

東2で地味ですが、物流関係で業績も良く穴銘柄かもしれません。

PO(エネクス・インフラ投資法人)

 エネクス・インフラ投資法人 9286 東イン

公募 245,000口 OA12,250口

合計 257,250口

仮条件 % ~ % 11/24 ~25

共同主幹事 SMBC日興証券 みずほ証券

引受人 SBI証券  岡三証券

貸借銘柄

発表前終値: 105,100円 規模:270憶

参加度:やや弱気


上場承認(伊藤忠アドバンス・ロジスティクス投資法人)

 伊藤忠アドバンス・ロジスティクス投資法人 3493 東R

公募 111,000口 売出0口 OA5,500口

合計 128,857口

仮条件 2.5% ~ 5.0% 11/16~18

共同主幹事 SMBC日興証券 大和証券

引受人 みずほ証券 野村證券 SBI証券 

貸借銘柄

発表前終値: 146,300円 規模:188憶

参加度:やや強気

2020年11月11日水曜日

IPO分析(ジオコード)

 【事業内容】

  Webマーケティング事業では、主として中堅・中小企業に対して、Webマーケティング領域全般にわたる課題解決に対処するための各種サービスを提供しております。インターネット上のマーケティング活動には欠かせない「SEO対策」、「Web広告」、「Webサイト制作」を「一社完結」で提供することにより、顧客に対しWebマーケティング活動全体を俯瞰した分析や提案をして、課題解決に向けた適切なサービスの提供を行っております。また、クラウド事業では、昨今数多くの企業が取り組む働き方改革や生産性の向上に貢献するクラウド型業務支援ツールをSaaS形態で提供しております。開発から販売、運用サポートまでの一連のプロセスを自社で対応するとともに、Webサイト制作で培ってきたノウハウを活用して見やすさと使いやすさを重視した、かつ必須機能を備えたツールを低価格で提供しております。

 このように当社では、顧客の事業拡大に貢献するWebマーケティング事業と業務改善に貢献するクラウド事業を併せて展開し顧客を攻守両面から支援するサービスの提供を行っております。なお、当社は、安定した収益基盤を確立することが重要であると考えており、一度限りの取引ではなく、顧客と長期的な関係を構築することが可能な一定の契約期間を設けた継続取引を中心に事業を展開しております。


 当社が営む事業の内容は以下のとおりであります。

(1)Webマーケティング事業

①SEO対策

 当社は、Google、Yahoo!JAPAN等の主要検索エンジンを通じて集客を行うことを目的としたSEO対策のサービスを創業間もない2005年より提供しております。

 SEOとは「検索エンジン最適化(Search Engine Optimization)」を意味し、Web上のキーワード検索においてWebサイトの上位表示を実現するための施策を実行し、Webサイトへの流入を促すことで集客を強化するマーケティング手法のひとつであります。キーワード検索でWebサイトの上位表示を実現するためには、検索エンジンの順位決定の特性を理解し、Webサイトが検索エンジンから高い評価を得られる施策を講じる必要があります。そのためには、検索エンジンの利用者にとって有益な情報をWebサイトに掲載するとともに、検索エンジンがその情報を正しく認識できるようにWebサイトの設計や構造・構成を最適化する必要があります。

 当社では、顧客の要望を踏まえ、当社でこれまで培ってきたSEO対策ノウハウ等に基づく調査・分析を行い、優先的に対策を施すべきキーワードの選定をして施策を立案しております。また、施策を提案するコンサルティングにとどめるのではなく、必要となるWebサイトの内部構造の改善作業の実装やWebサイトに掲載する記事の作成、UI/UXの改善まで併せて行うことにより、検索結果の上位表示を超えてCV獲得の最大化まで踏み込んだサービス提供が可能となっております。


②Web広告

 当社は、リスティング広告を中心としたWeb広告全般の運用代行サービスを10年以上にわたって提供しております。

 リスティング広告とは、「検索連動型広告」とも言われ、検索エンジンで検索されたキーワードと関連性の高い広告を選択して表示する広告手法であります。リスティング広告では、検索エンジンの利用者が検索サイト上に表示される広告主のテキスト広告をクリックした場合にのみ広告費が発生する仕組みとなっております。また、リスティング広告の掲載順位は、クリック単価、広告文のクリック率、キーワードや広告文と移動先ランディングページとの関連性等により決定されております。

 当社では、Google LLCやヤフー株式会社等が提供するリスティング広告及びコンテンツ連動型広告を主軸としつつ、Facebook, Inc.やLINE株式会社等が提供するSNS広告等も含め幅広い広告媒体に対応した運用代行を行っております。

 また、当社は、Google LLCが主催する「Google Premier Partner Awards」において2018年、2019年と2年連続で最終候補企業に選出された他、2019年にはヤフー株式会社より「特別認定パートナー」に認定される等、対外的な評価を得ております。高品質なサービスを組み合わせて提供することで、CV改善に貢献する広告運用が可能となっております。


③Webサイト制作

 当社は、顧客が開設又はリニューアルを予定するWebサイトの企画・制作・保守運用サービスを2006年より提供しております。

 Webサイトの企画・制作では、コーポレートサイトをはじめ、サービスサイト、ECサイト、広告用のランディングページ、運用バナー等の多種多様なWebサイトを手掛けております。また、保守運用では、Webサイトの運用に不可欠な更新作業、アプリケーションの保守、Webサーバーやドメイン、SSL証明書の管理・運用等を代行しております。

 当社では、SEO対策やWeb広告において培ってきたノウハウ等を活用して、Webサイト制作においても企画設計の段階から集客を意識したWebサイト制作を行っております。


(2)クラウド事業

 クラウド事業では、主として中堅・中小企業に対して、操作性に配慮し、かつ顧客が必要とする機能を低価格で利用できるクラウド型業務支援ツールをSaaS形態によりサービス提供しております。なお、具体的なツールの内容は以下のとおりであります。


①勤怠管理・交通費精算・経費精算ツール「ネクストICカード」

 「ネクストICカード」は、交通系ICカードを利用して、勤怠管理や交通費精算に加え、交際費や会議費等の経費精算も簡単に処理できるクラウド型業務支援ツールであります。短期間かつ低コストで容易に導入することが可能な設計としており、また、一目でわかるメニューやボタン配置等、当社がWebサイト制作で培ってきたノウハウ等を活用し、利用者にとっての見やすさと使いやすさを重視した、業務時間の大幅削減を実現する業務効率改善に適したツールであります。

②営業支援ツール「ネクストSFA」

 「ネクストSFA」は、見込み顧客の管理から商談履歴の管理、さらに案件成立後の顧客管理までの一連の営業プロセスを見える化して効率的に管理できるクラウド型業務支援ツールであります。「ネクストICカード」同様に、短期間かつ低コストで容易に導入することが可能な設計としており、また、利用者にとっての見やすさと使いやすさを重視した、生産性の向上に貢献するツールであります。 


【業績等】

業績動向(百万円) 売上高 営業利益 経常利益 純利益

(単独実績)2019.2 2,415 47 55 0

(単独実績)2020.2 2,968 153 155 109

(単独予想)2021.2 3,172 191 169 105

(単独中間実績)2021.2 1,442 55 52 33


1株当たりの数値(円) EPS BPS※ 配当

(単独予想)2021.2 48.79 347.54 0

調達資金使途 採用活動の強化に伴う関連費用、設備資金


上場時発行済み株数 2,470,000株 (別に潜在株式274,800株)

公開株数 770,500株(公募420,000株、売り出し250,000株、オーバーアロットメント100,500株)

シンジケート 公開株数670,000株 


PER:25.6

PBR:

配当利回り:

公募時吸い上げ資金:9.6億

公募時時価:31億

    


【株主構成】 

(株)ディーグラウンド 役員らが議決権の過半数を所有する会社 1,000,000 43.01 90日・1.5

原口大輔 代表取締役社長 872,600 37.53 90日・1.5

吉田知史 専務取締役 86,000 3.70 90日・1.5

(株)ビジョン 特別利害関係者など 83,200 3.58 90日・1.5

坂従一也 取締役 40,000 1.72

識学1号投組 ベンチャーキャピタル(ファンド) 33,200 1.43

(株)Orchestra Investment ベンチャーキャピタル(ファンド) 11,000 0.47

後藤隼人 従業員 10,000 0.43

小島伸介 従業員 10,000 0.43

加藤康二 従業員 8,000 0.34

鈴木慎吾 従業員 8,000 0.34

 

【代表者】

代表者生年月日 1976年02月27日生まれ

代表者略歴

年月 概要

1997年09月 (株)ニチヨーキャリー(現 (株)ベストランス)入社

2003年05月 (株)ネクサス(現 (株)ジェイ・コミュニケーション) 入社

2004年04月 (株)リベラル 入社

2005年02月 (有)ジオコード(現 当社)設立 取締役

2006年05月 当社 有限会社から株式会社へ組織変更 代表取締役社長(現任)


代表者名 原口 大輔(上場時44歳8カ月)/1976年生

本店所在地 東京都新宿区新宿

設立年 2005年

従業員数 129人 (9/30現在)(平均31.2歳、年収509.5万円)

株主数 8人 (目論見書より)

資本金 72,500,000円 (10/21現在)


【幹事団】

主幹事証券 いちよし 502,500 75.00

引受証券 SMBC日興 40,200 6.00

引受証券 東洋 20,100 3.00

引受証券 楽天 13,400 2.00

引受証券 松井 13,400 2.00

引受証券 SBI 13,400 2.00

引受証券 マネックス 13,400 2.00

引受証券 極東 13,400 2.00

引受証券 岩井コスモ 13,400 2.00

引受証券 岡三 13,400 2.00

引受証券 丸三 13,400 2.00


【参考類似企業】今期予想PER(11/5)

2159  フルスピード 18.3倍(連結予想 )

2459  アウンコンサル -倍(連結予想 )

4499  Speee 84.6倍(連結見込 )

6026  GMOTECH 153.4倍(単独予想 )


【私見】

 業種としてはWebマーケティング事業のSEO対策などが主で、業種としては悪くないものの同業も多く大きな優位性は感じません。業績の伸びは悪くなく、PERからも割高感はないので上値は充分あるかと思います。需給は、吸収金額・時価総額共に小さく、VCもほぼいないことから需給面では期待がもてます。いつものパターンで、初値で2倍から3倍で、地合いが良ければセカンダリーの可能性もあるでしょう。


想定価額:1250円

仮条件上限:1250円

初値予想:4000円

ブック申し込み度・・・強気

セカンダリー期待度・・・中立

総合評価3.5

PO(タカラレーベン・インフラ投資法人)

 タカラレーベン・インフラ投資法人 9281 東イン 

公募 25,500口 売出0口 OA1,275口

合計 26,775口

仮条件 2.5% ~ 5.0% 11/16~18

共同主幹事 SMBC日興証券 みずほ証券 

引受人 SBI証券 

信用銘柄

発表前終値:123,000円 規模:33憶

参加度:中立 9281 東イン 

公募 25,500口 売出0口 OA1,275口

合計 26,775口

仮条件 2.5% ~ 5.0% 11/16~18

共同主幹事 SMBC日興証券 みずほ証券 

引受人 SBI証券 

貸借銘柄

発表前終値:123,000円 規模:33憶

参加度:中立

2020年11月10日火曜日

PO(日本航空)

 日本航空 9201 東1 

公募 90,869,600株 売出0株 OA 9,130,400株

合計 100,000,000株

仮条件 3.0% ~ 6.0% 11/18~25

共同主幹事 大和証券   みずほ証券  三菱UFJモルガン・スタンレー証券

引受人 野村證券 SMBC日興証券 岡三証券 東海東京証券 SBI証券 

貸借銘柄

発表前終値:1,843円 規模:1843憶

参加度:中立

2020年11月9日月曜日

IPO分析(MTIホールディングス)

 【事業内容】

 ソフトウエア開発を事業の中核に、ソリューションサービスとして、CADソリューションサービス、認証ソリューションサービス、デジタルマーケティングサービスや、Web上でのコンテンツサービス、ドローンサービス等の他、社会貢献型総合IT関連教育事業を提供しております。

 持株会社である当社は、グループ経営戦略の策定、経営全般における指導、採用・教育を含む事務委託及び、コーポレート・ガバナンスの構築等の管理業務を行っております。

(1)システムインテグレーションサービス

① システムインテグレーション

 システムインテグレーションサービスは、当社グループにおける事業の中核となるサービスであり、企業活動を営む上で必要となるシステム・アプリの設計・開発から導入・運用保守までをワンストップで提供しております。また、官公庁や大手企業の業務に特化したシステム構築をオンサイト形式で行っております。

② サーバ/ネットワーク設計構築

 金融系や中央省庁のセキュリティネットワークや携帯・スマートフォン等の基地局インフラの設計・構築を行っております。

③ システム運用・保守サービス等

 システムの安定的な運用を監視し、システムトラブルに対する原因究明、再発防止のための対処を実施します。

④ プロジェクトマネジメント

 プロジェクトの問題点を客観的視点でとらえ、体制見直しのアドバイスや効率化のためのツール導入等トラブルを解決するためのサポートを行います。

(主な開発実績)

・中央省庁向け年金システム

・地方自治体予算管理システム

・IoT/IoE技術のベースとなる通信キャリア系システム

・医療系(健康保険組合業務向けパッケージ)システム

・WEBインテグレーション(物流、建設、広告会社等)

・金融系(クレジットカード、生損保)システム等


(2)ソリューションサービス

① CADソリューションサービス

 高機能で幅広い互換性を持つ2次元汎用CADである「DynaCAD」シリーズの開発・販売や自治体の電子化に伴うコンサルティング、図面電子化サービスを行っております。

② 認証ソリューションサービス

 3D顔認証システムの販売や顔認証以外の生体認証機器のコンサルティングを行っており、銀行・証券等の金融機関での本人であるかどうかの認証や原子力関連施設や医療関係施設でのセキュリティの強化等に幅広く利用されております。また、モバイル認証や非接触型ICカード入退管理システム等の提案により最近では生体認証機器の販売だけでなく、総合的に認証に関するソリューションを提供しております。

③ デジタルマーケティングサービス

 当社グループが開発・販売する「Wisebook」は、誰でも簡単にデジタルブックが制作・配信できるシステムサービスです。月額制のクラウドサービスまたは、オンプレミス)により提供しており、限定公開/一般公開、リッチコンテンツ設定、閲覧データ解析など多くの機能を実装しています。Wisebookは、近年のデジタル化に伴う紙媒体の電子化サービスとして、電子書籍化サービス、社内文書管理サービス、教育現場での電子教科書への対応など、将来的に様々なビジネスセグメントで大きな需要が見込まれるマーケットにおいて高い評価を受けております。

④ その他サービス

 Drone International Association(通称DIA)を設立し、操縦技術講習等を実施するドローンソリューションサービスを行っており、2018年5月には国土交通省の定める公認講習団体に認定されました。また、小中学生を対象とした無料のプログラミング教室の運営によるエデュケーションサービスを行っております。

 なお、当社は、有価証券の取引等の規制に関する内閣府令第49条第2項に規定する特定上場会社等に該当しており、これにより、インサイダー取引規制の重要事実の軽微基準については連結ベースの数値に基づいて判断することとなります。


主な販売先は日立社会情報サービス14.8%、富士通11.3%、NTTデータ・アイ10.8%。


【業績等】

業績動向(百万円) 売上高 営業利益 経常利益 純利益

(連結実績)2018.11 3,827 115 112 58

(連結実績)2019.11 3,845 120 113 60

(連結予想)2020.11 3,906 132 128 81

(連結3Q累計実績)2020.11 2,837 77 74 45


1株当たりの数値(円) EPS BPS※ 配当

(連結予想)2020.11 46.65 261.73 5

調達資金使途 社内基幹システムの刷新、人材採用・育成費用、3DCAD(三次元コンピューター利用設計システム)ソフトウエアの開発費、新規ビジネスへの投資・研究開発費


上場時発行済み株数 1,991,600株 (別に潜在株式187,600株)

公開株数 550,000株(公募250,000株、売り出し300,000株)


PER:19.7

PBR:

配当利回り:0.7%

公募時吸い上げ資金:7.8億

公募時時価:49億

    


【株主構成】 

鈴木浩 代表取締役社長 357,400 18.53 180日

ちば新産業育成投組 ベンチャーキャピタル(ファンド) 250,000 12.96

7ベルティーピー(株) 役員らが議決権の過半数を所有する会社 240,000 12.44 180日

朝日生命保険(相) 特別利害関係者など 128,000 6.63 180日 

従業員持ち株会 特別利害関係者など 96,800 5.02

中森将雄 取締役 87,600 4.54 180日

増田典久 取締役 82,200 4.26 180日

沼倉巧和 監査役 65,200 3.38 180日

高梨政彦 従業員 38,000 1.97 180日

TDCソフト(株) 特別利害関係者など 36,000 1.87 180日


 

【代表者】

代表者名 鈴木 浩(上場時62歳10カ月)/1957年生

本店所在地 千葉県千葉市美浜区中瀬 ワールドビジネスガーデン24階

設立年 2009年

従業員数 14人 (9/30現在)(平均46歳、年収500.4万円)、連結296人

株主数 64人 (目論見書より)

資本金 200,320,000円 (10/19現在)


代表者生年月日 1957年12月26日生まれ

代表者略歴

年月 概要

1979年11月 (株)シスコン 入社

1988年05月 (株)ビィエスシィ 入社

1990年01月 (株)システムイオ設立 取締役

2004年06月 (株)NetValue 取締役会長(現任)

2007年09月 (株)ビーガル 取締役会長(現任)

2009年12月 当社 代表取締役社長(現任)

2017年02月 (株)システムイオ 取締役会長(現任)

2018年10月 7ベルティーピー(株) 代表取締役社長(現任)


【幹事団】

主幹事証券 SBI 467,500 85.00

引受証券 みずほ 16,500 3.00

引受証券 岡三 11,000 2.00

引受証券 ちばぎん 11,000 2.00

引受証券 東洋 5,500 1.00

引受証券 水戸 5,500 1.00

引受証券 岩井コスモ 5,500 1.00

引受証券 極東 5,500 1.00

引受証券 マネックス 5,500 1.00

引受証券 エース 5,500 1.00

引受証券 丸三 5,500 1.00

引受証券 楽天 5,500 1.00


【参考類似企業】

参考類似企業 今期予想PER(10/23)

2335  キューブシス 28.7倍(連結予想 )

3799  キーウェア 14.4倍(連結予想 )

3916  DIT 22.7倍(連結予想 )

3924  ランドコンピ 16.6倍(単独予想 )

3988  SYSHD 17.4倍(連結予想 )

4012  アクシス 43.8倍(単独予想 )

4299  ハイマックス 15.6倍(連結予想 )

4386  SIG 27.4倍(単独予想 )

4421  DIシステム 43.6倍(連結見込 )

4450  PSOL 37.5倍(単独予想 )

4491  Cマネジメント 16.3倍(連結予想 )

4762  エックスネット 17.4倍(単独予想 )


【私見】

 業種としてはシステム開発で同業他社も多く大きな優位性は感じませんが、日立や富士通など大手相手で安定性はあります。業績も売上・利益ともに横ばい程度で、PERは他社と比べても適度で需給を除けば上値は大きくないと思います。しかし、需給は非常に良く、吸収金額・時価総額共に小さめで、ロックなしVCも少なめで売り要素はあまりありません。いつものように初値で高騰し、高すぎる初値であればセカンダリーで沈むパターンでしょうか。


想定価額:610円

仮条件上限:690円

初値予想:2500円

ブック申し込み度・・・強気

セカンダリー期待度・・・中立

総合評価3.5

2020年11月4日水曜日

IPO分析(アララ)

 


【事業内容】

 当社は、BtoBtoCを中心としたSaaS型販促ソリューションを提供しており、下記の4つの事業に区分されます。

(a)独自のハウス電子マネーやポイントを導入したい地域密着のスーパーマーケット等を顧客とした「キャッシュレスサービス事業」

(b)一時に大量の電子メールを送付したい航空会社、金融機関、eコマースサイト、地方公共団体等を顧客とした「メッセージングサービス事業」

(c)個人情報を適切に管理したい金融機関、情報通信事業者等を顧客とした「データセキュリティサービス事業」

(d)「その他の事業(ARサービス)」


(a)~(c)の3事業につきましては、顧客との契約が継続する限りにおいて、安定的に収益を獲得できるリカーリングビジネスであることが、収益構造上の特徴となっております。顧客との価値の共創を通じて、様々なITサービスを生み出し、進化させ、顧客にとって、長期的に使い続けたいサービスとなることが、ミッション達成の近道と考えております。


①「キャッシュレスサービス事業」

 当社の顧客である店舗や企業向けに、エンドユーザーが利用するハウス電子マネーやポイントをSaaS型の「point+plus」にて提供しております。また、エンドユーザーのキャッシュレスサービス利用時に蓄積された履歴をもとに顧客がメッセージングサービスを活用し、エンドユーザーと最適なコミュニケーションを取ることができる統合型販促ソリューションサービスを展開しております。

 当社の顧客が、「point+plus」を活用し、クレジットカードやいわゆる「〇〇Pay」等の他社運営の決済手段の導入とは異なり、顧客自らが電子マネーの決済事業者となることで、エンドユーザーが、電子マネーにチャージする際のインセンティブ付与や支払時のポイント付与等を自由に行うことができ、再来店客の増加、エンドユーザーの愛着及び信頼向上に繋げることができます。

 また、「point+plus」の付加サービスとして、地域のスーパーマーケット等で、エンドユーザーがハウス電子マネーにて特定メーカーの商品を購入した情報を販売時点情報管理システムから即座に得ることで、そのエンドユーザーにメーカーの販売促進費を原資とした電子マネーを付与するチャージバックシステムを東芝テック株式会社と共同で開発しております。


 a.「キャッシュレスサービス事業」の売上構成について

サービス提供に関わる基本的な売上は、リカーリングビジネスによる売上と一時的な売上によって構成されております。


リカーリングビジネスによる売上

●月額利用料:ポイント機能や販売促進機能のサービス利用料

●決済手数料:顧客ごとに定めた条件・料率及びハウス電子マネーの決済金額に応じた手数料


一時的な売上

●システム導入に係る初期費用並びにカード制作及びチャージ機等の物品販売

b.サービスの提供・販売方法について

サービス提供方法については、基本的に下記の2つのルートにて行っております。

●顧客へサービスを直接提供・販売

●サービス提供のための顧客との契約締結及び顧客からの債権回収を行う代理店経由の提供・販売


②「メッセージングサービス事業」

 適切なタイミングで、電子メールを一時に大量に配信したい企業・団体(主要顧客:運輸業、金融機関、情報通信業、地方公共団体等)を対象に、メッセージングサービスを提供する事業です。「キャッシュレスサービス事業」同様、主にSaaS型にてサービスの提供をしております。顧客にとって下記のような業務上不可欠な様々な情報配信ニーズにお応えしております。


 本サービスは、1つのパッケージではなく、メール配信自動連携API「repica auto-mail」、メール配信管理システム「repica editor」及び高速メール配信エンジン「repica sender」の3つのパーツで構成されており、顧客ニーズによって、組み合わせはもちろん、それぞれ単独での使用も可能となっております。メールを配信するシステムとして、様々な顧客のサービスやシステムと連携し、業務フローに組込まれ、人の手を介さず、自動的にメール配信を行っているケースもあります。


a.メールの市場ニーズについて

総務省提供「電気通信事業者10社の全受信メール数と迷惑メール数の割合(2020年3月時点)」によりますと、迷惑メールを除いた受信数は、継続的に増加しております。


  


【業績等】

業績動向(百万円) 売上高 営業利益 経常利益 純利益

(単独実績)2018.8 1,027 1 13 -113

(単独実績)2019.8 1,042 105 111 114

(単独見込)2020.8 1,201 136 142 143

(単独予想)2021.8 1,472 263 246 222


1株当たりの数値(円) EPS BPS※ 配当

(単独予想)2021.8 36.78 181.57 0

調達資金使途 サーバー保守・運用などに関わる業務委託費、システム投資、マーケティング費、採用活動費


上場時発行済み株数 6,125,400株 (別に潜在株式779,300株)

公開株数 912,000株(公募381,100株、売り出し412,000株、オーバーアロットメント118,900株)


PER:38.0

PBR:

配当利回り:

公募時吸い上げ資金:12.7億

公募時時価:86億

    


【株主構成】 

岩井陽介 代表取締役社長 1,874,300 28.73 90日

Livio(株) 特別利害関係者など 398,000 6.10 90日・1.5倍

ドコモ・イノベーションファンド投組 ベンチャーキャピタル(ファンド) 370,000 5.67 90日・1.5倍

大和ベンチャー1号投組 ベンチャーキャピタル(ファンド) 370,000 5.67 90日・1.5倍

(株)デンソーウェーブ 特別利害関係者など 370,000 5.67 90日・1.5倍

EEIクリーンテック投組 ベンチャーキャピタル(ファンド) 370,000 5.67 90日・1.5倍

IWAI GROUP PTE. LTD. 役員らが議決権の過半数を所有する会社 250,000 3.83 90日

寺田倉庫(株) 特別利害関係者など 250,000 3.83 90日・1.5倍

井上浩毅 取締役副社長 237,300 3.64 90日

ビットキャッシュ(株) 特別利害関係者など 202,000 3.1090日・1.5倍 

 

【代表者】

代表者名 岩井 陽介(上場時54歳11カ月)/1695年生

本店所在地 東京都港区南青山

設立年 2006年

従業員数 84人 (8/31現在)(平均33.3歳、年収559.3万円)

株主数 99人 (目論見書より)

資本金 337,400,000円 (10/14現在)代表者生年月日 1965年11月20日生まれ

代表者略歴

1989年04月 (株)リクルートコスモス(現(株)コスモスイニシア)入社

1991年10月 (株)リクルートビルマネジメント(現(株)ザイマックス)入社

2001年07月 (有)自在代表取締役就任(現任)

2006年03月 (有)自由自在代表取締役就任 6月:IWAI GROUP PTE.LTD. Director就任(現任) 10月:CYB International President就任

2007年02月 当社取締役就任 6月:(株)サイバードホールディングス取締役就任

2008年01月 当社代表取締役社長就任(現任) 2月:ONPOO(株)社外取締役就任

2010年02月 Dr.Body(株)取締役就任 7月:(株)イー・コミュニケーションズ社外取締役就任 10月:アララ(株)(※2010年10月設立の同社子会社を指す)代表取締役就任

2012年08月 ARARA PTE. LTD. Director就任


【幹事団】

主幹事証券 SMBC日興 674,400 85.03

引受証券 大和 39,600 4.99

引受証券 SBI 39,600 4.99

引受証券 楽天 15,800 1.99

引受証券 みずほ 15,800 1.99

引受証券 松井 7,900 1.00


【参考類似企業】今期予想PER(11/2)

2352  エイジア 29.3倍(連結予想 )

3923  ラクス 130.6倍(連結予想 )

3960  バリュデザ 95.6倍(連結予想 )

4449  ギフティ 94.4倍(連結予想 )

6172  メタップス -倍(連結予想 )

6701  NEC 15.6倍(連結予想 )

6702  富士通 15.5倍(連結予想 )

7911  凸版印 21.5倍(連結予想 )

9449  GMO 32.9倍(連結予想 )

9600  アイネット 14.4倍(連結予想 )


【私見】

 業種としてはキャッシュレス関連なので業種妙味があります。業績も伸び、PERも適度ではありますが、初値段階で3倍程度に上がってしまえば、100を超えやや割高な水準になってしまいます。規模的にも適度ですが、初値で3倍程度になると200憶となり、今の地合いではここから上は簡単ではない水準だと思います。また1.5倍でロックが外れるVCも多く、地合い次第ですがセカンダリーも期待できないかもしれません。


想定価額:1385円

仮条件上限:1400円

初値予想:5000円

ブック申し込み度・・・強気

セカンダリー期待度・・・中立

総合評価4