2019年7月30日火曜日

前日予想(ツクルバ)

ツクルバ
初値予想  2150円
初値買い 中立
参戦しない予定

2019年7月29日月曜日

前日予想(ブシロード)

ブシロード
初値予想  2100円
初値買い   中立
参戦しない予定

2019年7月25日木曜日

IPO分析(ステムリム)

【事業内容】
 当社が創業以来、その実現を目指し研究開発に取り組んできた「再生誘導医薬」は、怪我や病気により損傷し機能を失った生体組織の機能的再生・治癒を促進する、新しい作用メカニズムにもとづく医薬品です。
再生誘導医薬は、従来型の再生医療/細胞治療とは異なり、生きた細胞の投与を必要とせず、物質=医薬品の投与によって、患者自身の体内に存在する幹細胞(※2)を活性化する方法で、より簡便かつ安全に、治療効果の高い再生医療を実現します。再生誘導医薬開発により、生きた細胞製剤では難しい安定した品質による迅速な再生医療を実現する製品供給が可能となることから、広く普及可能な新しい再生医療となり得ます。
 再生誘導医薬の投与によって患者の体内で誘導される幹細胞は、血液循環を介して体内を巡り、損傷した組織特異的(※3)に集積します。損傷部位に集積した幹細胞は、神経や皮膚、骨、軟骨、筋肉、血管など、様々な種類の組織に分化する能力を有するため、再生誘導医薬という共通のプラットフォームによって、脳梗塞や脊髄損傷などの中枢神経系疾患、心筋梗塞や心筋症などの循環器系疾患、難治性皮膚潰瘍などの上皮系疾患、難治性骨折などの間葉系疾患など、組織損傷をともなう数多くの難病に対して幅広い治療効果をもたらすことが期待されます。
 当社で最も開発の進む開発品は、現在、大阪大学医学部附属病院・慶應義塾大学病院・東邦大学医療センターにおいて難治性遺伝性皮膚疾患(表皮水疱症)を対象とした臨床試験(医師主導治験)第Ⅱ相試験を実施中です。当該開発品をはじめとして、当社はこれまでの研究開発活動を通じて、複数の疾患に対する複数の研究開発パイプライン(医薬品候補群)を保有しており、再生誘導医薬の実現に向けた多面的・多層的な創薬研究開発事業を展開しております。

(1)事業の内容
① 事業モデル
 当社は、医薬品の研究開発を主たる業務としております。自社研究若しくは大学等研究機関との共同研究を通じて、生体内における組織再生誘導メカニズム(※6)の解明と幹細胞の特性解析、幹細胞の制御技術(※7)に関する基礎研究をおこない、その成果を活用したスクリーニング系によって、再生誘導医薬シーズの探索をおこなっております。
 同定した候補物質については、自社単独若しくは共同研究を実施した大学等研究機関と共同で特許を出願し、研究開発活動の果実である知的財産の構築を進めております。大学等研究機関と共同で出願した特許については、当社が独占的な実施権の許諾を受け、以後の製品化に向けた研究開発を当社主導で進めております。
 候補物質については、自社若しくは大学等研究機関/パートナー企業と共同で、製造方法の開発、非臨床薬効薬理試験、安全性試験、初期臨床試験等までを実施し、医薬品開発の成功可能性と知的財産価値を高めたうえで、国内・海外の製薬企業に対して、製品の開発権、製造権、販売権等をライセンスアウトすることで、(a)契約一時金、(b)開発の進捗に応じて支払われるマイルストーン収入、(c)製品上市後に売上高の一定割合が支払われるロイヤリティ収入、(b)売上高に対する目標値を達成するごとに支払われる販売マイルストーン収入等を得る事業モデルを採用しております。
 また、パートナー企業とは、ライセンス契約に至る前の比較的早期の研究開発段階において、将来のライセンス契約を前提とした共同研究契約を締結することもあります(事業系統図の(共同研究))。この場合、当社は、パートナー企業から (a)契約一時金、(d)共同研究収入を得ることで、自社の費用負担を低減しつつ、かつパートナー企業の開発リソースも活用することで、研究開発を加速できるメリットを得られます。

② 再生誘導医薬について/新しい再生医療
「再生誘導医薬」とは、生きた細胞や組織を用いることなく、医薬品(化合物)の投与のみによって、再生医療と同等の治療効果を得られる医薬品です。
これまでは、怪我や病気で身体の臓器や組織に大規模な損傷や不可逆的な病変による機能不全が生じた場合、一般的な医薬品によってこれを根治することは難しく、その回復には、正常な臓器と取り換える移植医療(心臓移植や腎臓移植等の臓器移植や輸血等)をおこなう他に方法がありませんでした。しかしながら、このような移植医療は、難治性疾患に対する根治療法となり得る一方で、臓器提供者(ドナー)の慢性的な不足と他人の臓器に対する免疫拒絶反応、また倫理的な問題等から、すべての患者が享受できる、広く普及可能な一般医療にはなり得ません。
 この移植医療の限界を突破する技術として、近年注目を集めているのが再生医療/細胞治療です。再生医療/細胞治療は、患者本人若しくは健常なドナー(提供者)から採取した細胞を、生体外で大量に培養することで、治療に必要な十分量の移植用細胞を確保したうえで患者に移植する新しい移植医療技術です。この再生医療/細胞治療は、従来の移植医療が抱える普及への制約を解消し、かつ同等な治療効果を得ることが期待できる新しい再生医療と言えます。
 しかしながら、この再生医療/細胞治療についても、その実用化に向けては数多くの解決すべき課題があります。
再生医療/細胞治療は、最終製品として生きた細胞自体を用いる必要があることから、①製造工程における品質管理の難しさ(均質な細胞製剤を安定的に製造することが難しい)、②安全性への懸念(生体外で大量培養する工程で細胞が変質・癌化するリスクがある)、③治療可能時期の制約(自家の細胞を治療に用いる場合、採取から十分量の移植細胞を得るまでに数週間におよぶ細胞培養期間が必要となり急性期~早期治療の機会は失われる)、④免疫拒絶反応(他人から提供された細胞を培養して治療に用いる場合、免疫拒絶の問題が生じる)、⑤保管・流通の制約(冷凍・冷蔵により細胞を生きたまま運搬・保存する際に非常に手間がかかり、保存期間も限られる)など、数多くの構造的な課題を抱えており、一般医療として普及するためには更なる技術革新が必要な状況にあります。
 このような背景のもと、当社が大阪大学との共同研究を通じて先駆的な概念を構築し開発を進めてきた「再生誘導医薬」は、製品として生きた細胞を一切用いることなく、『物質(化合物)の投与によって、再生医療/細胞治療を実現する』をコンセプトとする、新しい『再生医療』であります。


【業績等】
業績動向(百万円) 事業収益 営業利益 経常利益 純利益 
(単独実績)2017.7 300 -160 -157 -123 
(単独実績)2018.7 200 -375 -327 -323 
(単独予想)2019.7 100 -725 -701 -701 
(単独3Q累計実績)2019.7 100 -506 -506 -505 

1株当たりの数値(円) EPS BPS※ 配当 
(単独予想)2019.7 -16.52 387.51 0 
調達資金使途 研究・実験施設の設立、研究開発のための運転資金、事業拡大に伴う人件費 

上場時発行済み株数 50,282,700株 (別に潜在株式8,792,700株) 
公開株数 9,660,000株(公募6,000,000株、売り出し2,400,000株、オーバーアロットメント1,260,000株) シンジケート 公開株数8,400,000株 (別に1,260,000株) 

PER:
PBR:
配当利回り:
公募時吸い上げ資金:164億
公募時時価:855億
    

【株主構成】 
玉井克人 外部協力者 10,500,000 19.78   180
玉井佳子 特別利害関係者など 5,400,000 10.17  180
冨田憲介 代表取締役会長CEO 5,025,000 9.47  180
大久保俊幸 特別利害関係者など 4,650,000 8.76  180
(株)SMBC信託銀行信託口08900027 塩野義製薬 180
(株)の受託者 2,850,000 5.37  180
山崎尊彦 取締役副社長 2,700,000 5.09  180
みやこ京大イノベーション投組 ベンチャーキャピタル(ファンド) 2,443,200 4.60 
大阪バイオファンド投組 ベンチャーキャピタル(ファンド) 2,433,300 4.58  180
大和日台バイオベンチャー投組 ベンチャーキャピタル(ファンド) 2,333,100 4.40 
金崎努 取締役 2,115,000 3.98 180

 本募集及び引受人の買取引受による売出しに関し、貸株人かつ売出人である冨田憲介、売出人かつ当社役員である山﨑尊彦、金崎努、当社株主である玉井克人、玉井佳子、大久保俊幸、大阪バイオファンド投資事業有限責任組合、臼井玲、西巻光平、公益財団法人加藤記念バイオサイエンス振興財団、有限会社イー・シー・エス、JAIC-ブリッジ2号投資事業有限責任組合、当社新株予約権者かつ当社役員である横田耕一、久渡庸二、行正秀文、津田和義は、SMBC日興証券株式会社(以下「主幹事会社」という。)に対して、本募集及び引受人の買取引受による売出しに係る元引受契約締結日に始まり、上場(売買開始)日から起算して180日目の2020年2月4日までの期間(以下「ロックアップ期間」という。)中は、主幹事会社の事前の書面による承諾を受けることなく、元引受契約締結日に自己の計算で保有する当社普通株式(潜在株式を含む。)の売却等を行わない旨を約束しております。
 当社普通株式の管理を目的に委託した信託財産である株式会社SMBC信託銀行信託口08900027(以下「当該信託口」という。)における委託者兼受益者である塩野義製薬株式会社は、主幹事会社に対して、ロックアップ期間中は、主幹事会社の事前の書面による承諾を受けることなく、元引受契約締結日に当該信託口で保有する当社普通株式を当該信託口における受託者である株式会社SMBC信託銀行に譲渡又は売却を行わせないこと、当社普通株式の管理を目的として当該信託口以外の新たな信託口が設定された場合においてその受託者に譲渡又は売却を行わせないこと及び信託財産としての当社普通株式が受託者から当社に交付された場合において譲渡又は売却を行わない旨を約束しております。
 また、当社は、主幹事会社に対し、ロックアップ期間中は、主幹事会社の事前の書面による承諾を受けることなく、当社普通株式及び当社普通株式を取得する権利あるいは義務を有する有価証券の発行又は売却(本第三者割当増資に係る新株式発行並びに株式分割による新株式発行等及びストック・オプションに係る新株予約権の発行を除く。)を行わないことに合意しております。


【代表者】
代表者生年月日 1949年01月08日生まれ

代表者略歴 
1974年04月 三共(株)(現第一三共(株)) 入社
1987年07月 日本イーライリリー(株) 入社
2000年06月 アンジェス エムジー(株)(現アンジェス(株)) 代表取締役社長(2001年4月 同社 取締役会長)
2004年05月 Sanbio,Inc. 取締役 8月 OMAb Parma(株)(現イムナス・ファーマ(株)) 代表取締役社長
2010年05月 オンコセラピー・サイエンス(株) 代表取締役会長
2013年07月 当社 取締役 10月 当社 取締役会長
2018年04月 当社 代表取締役社長
2019年03月 当社 代表取締役会長CEO(現任)


【幹事団】
主幹事証券 SMBC日興 - - 
引受証券 大和 - - 
引受証券 野村 - - 
引受証券 みずほ - - 
引受証券 SBI - - 
引受証券 いちよし - - 
引受証券 岡三 - - 
引受証券 楽天 - - 
引受証券 西村 - - 


【私見】
  再生誘導医薬という分野で詳しくは分かりませんが、将来性もありそうで魅力ある分野です。ペプチドは別として、想定ベースでの時価総額1500億超としてはそーせい・サンバイオ並みでなったので厳しいと思いましたが、仮条件を一気に下げヘリオス並みになったので中期で見れば妙味もありそうです。しかし、需給はロックなしVCやSOもあることから初値段階では厳しいスタートが予想されます。サンサンのような展開も考えずられるのでマークはしたい銘柄です。

想定価額:3050円
仮条件上限:1700円
初値予想:1700円
ブック申し込み度・・・中立
セカンダリー期待度・・・中立

総合評価3

2019年7月23日火曜日

前日予想(ビーアンドピー)

ビーアンドピー
初値予想  3000円→2500円
地合が悪く下方修正。参戦しない予定。

2019年7月19日金曜日

PO(システムサポート)

システムサポート    4396  マザ→東証
公募   0株   売出  576,900株    OA86,000株
合計 662,900株
仮条件 3.5% ~ 5.5% 7/24〜29
主幹事 大和証券
信用銘柄
発表前終値:1645円 規模:11億
参加度:中立

2019年7月18日木曜日

IPO分析(ツクルバ)

【事業内容】
 cowcamo(カウカモ)事業及び、シェアードワークプレイス事業を展開しております。
(1) cowcamo(カウカモ)事業
 当事業では、ITを活用したリノベーション・中古住宅流通プラットフォーム「cowcamo」において、オンラインメディアを通じた物件情報流通サービス及び自社エージェントによる仲介サービス、顧客ニーズや物件のデータを活用した売主・事業者向け支援サービスを主なサービスとして提供しております。
 当事業の特徴は、中古住宅流通のバリューチェーンを、テクノロジーを用いて統合している点にあります。具体的には、リノベーション・中古マンション購入における一連の顧客体験の統合・刷新(特徴①-1)、住宅デザイン企画・メディア運営・エージェントサービスの一連のオペレーションの統合・最適化(特徴①-2)、顧客ニーズや物件のデザイン、物件の取引データなどの独自データの活用(特徴②)にあります。
 当事業では、リノベーションマンションに特化した住宅情報メディアサービスおよび自社エージェントによる仲介サービスを提供しております。主な収益源は、リノベーション・中古マンションの売買に関して売手及び買手から受領する売買仲介手数料、その他付随する手数料等、住宅取引の流通総額に対して課される手数料であり、広告掲載料等は受領しておりません。また、買主の要望等により、一部取引においては、在庫リスクをコントロールできる場合に限定して、当社が一時的に物件を仕入・販売する取引が発生するケースがありますが(再販取引)、取引は仲介取引の割合が多数を占める状況にあります。

特徴①-1:リノベーション・中古マンション購入における一連の顧客体験の統合・刷新
 オンラインの住宅情報流通メディアを中心に、リノベーション・中古マンションの購入体験の統合・刷新を図っております。具体的には、従来の店舗やチラシ、物件情報検索サイトを通じた画一的な物件情報流通に対して、ソーシャルメディア等のチャネルに特化し、独自に撮影した画像や取材記事を中心としたコンテンツ型メディアとしての物件情報流通モデルを確立しております。また、会員向けに、当社独自の物件情報データベースからユーザーの嗜好にあった物件を選定・提案するネイティブアプリ(※3)や、住宅購入検討プロセスにおける当社エージェントとのコミュニケーションをオンラインチャット上で行うことができるネイティブアプリを相次いで開発し、多数の会員を有する住宅購入サービスへと成長いたしました。
 なお、「cowcamo」における2019年4月時点での会員数は9.0万人に達しております。

特徴①-2:住宅デザイン企画・メディア運営・エージェントサービスの一連のオペレーションの統合・最適化
 一連の業務フローにおいて自社開発したシステムを活用することにより、高い生産性と顧客満足の両立を図っております。具体的には、顧客の個別的な嗜好性や住まい探しの状況を一元的に把握・管理することが可能な顧客管理システム、エージェントによる顧客への提案支援、顧客とのアポイントメント管理、業務の優先度管理等を支援する業務支援システム、顧客とのコミュニケーションを円滑化・効率化するチャットアプリなど、一連の業務フローが全て自社開発によりシステム化されております。これにより、各々の業務プロセスにおいて高い生産性を実現するとともに、非熟練者でもオペレーションを遂行できることから事業拡大に柔軟に対応可能な組織の拡張性を実現していると考えております。当社の組織的な能力である特徴①-2により当社サービスの価値である特徴①-1の提供が実現していると考えております。

特徴②:顧客ニーズや物件のデザイン、物件の取引データなどの独自データの活用
 売主・事業者向け支援サービスでは、前述したメディアサービス、エージェントサービスを通じて、顧客ニーズやリノベーションのデザイン、物件、取引情報等の多数のデータを蓄積しております。これらのデータを解析・活用することで、ユーザーのニーズの分析や、最適なリノベーション企画の立案、販売価格の推計等が可能となります。当事業ではこれらを応用し、当サービスを利用する売主・事業者に対してリノベーション物件の商品企画や販売支援などの業務支援サービスを提供しております。これにより、本サービスを利用する売主・事業主からの収益機会が拡大するとともに、cowcamoのユーザー・会員に適した物件の供給が増大し、サービス全体の価値向上に寄与するものと考えております。

(2) シェアードワークプレイス事業
 リノベーションしたオフィス空間に様々なサービスを組み合わせた「働く場」をサブスクリプション型のサービスとして提供するワークスペースのシェアリングサービスを中心とした事業展開を行っております。同事業では、スタートアップ、個人事業主、クリエイターなどの"チャレンジする人・組織"を主要な顧客としたコワーキングスペース「co-ba(コーバ)」、成長中のスタートアップ向けに企業の成長や変化に合わせて柔軟にオフィススペースをレンタルすることができる「HEYSHA(ヘイシャ)」の2つのサービスを提供するほか、ワークスペースの仲介・設計等の受託サービスも展開しております。

シェアードワークプレイス事業の特徴は以下の通りです。
① サブスクリプション型のビジネスモデル
 オフィスの床のみを貸し出して賃料を得る従来のオフィス賃貸と異なり、既に内装や家具が施された空間に様々なソフトサービスを統合した「働く場」を一定期間単位で利用可能としたサブスクリプション型のモデルを採用しております。なお、「co-ba(コーバ)」は月単位または一日単位でのサービス利用料、「HEYSHA(ヘイシャ)」は月額のサービス利用料という形で収益を得ております。

② コミュニティプラットフォーム
 「co-ba(コーバ)」「HEYSHA(ヘイシャ)」のメンバーは、オフィススペースの利用に加え、当社が運営する様々なイベントやメンバー向けオンラインサイトにて相互に交流することが可能となっております。

③ ネットワーク展開
 自社開発のみならず各地において他事業者と連携することにより、早期のネットワーク拡大を図っております。



【業績等】
業績動向(百万円) 売上高 営業利益 経常利益 純利益 
(単独実績)2017.7 346 -105 -91 27 
(単独実績)2018.7 531 -485 -486 -401 
(単独予想)2019.7 1,496 5 1 0 
(単独3Q累計実績)2019.7 1,085 11 6 6 

1株当たりの数値(円) EPS BPS※ 配当 
(単独予想)2019.7 0.10 171.38  -  
調達資金使途 広告宣伝費、システム開発費、事業拠点開発費、人材採用費・人件費、本社拡張費、借入金の返済 

上場時発行済み株数 9,331,700株 (別に潜在株式1,277,000株) 
公開株数 2,202,200株(公募535,000株、売り出し1,380,000株、オーバーアロットメント287,200株) シンジケート 公開株数1,915,000株(別に287,200株)

PER:
PBR:
配当利回り:
公募時吸い上げ資金:45.1億
公募時時価:191億
    

【株主構成】 
村上浩輝 代表取締役CEO 2,281,300 23.43 
中村真広 代表取締役CCO 2,168,800 22.27 
(株)エイチ 役員らが議決権の過半数を所有する会社 1,000,000 10.27 
(同)エム 役員らが議決権の過半数を所有する会社 1,000,000 10.27 
(株)アカツキ 特別利害関係者など 624,000 6.41 
イーストベンチャーズ投組 ベンチャーキャピタル(ファンド) 600,000 6.16 
佐藤裕介 監査役 222,000 2.28 
筧智家至 顧問税理士 220,000 2.26 
(株)シーラホールディングス ベンチャーキャピタル(ファンド) 220,000 2.26 
北原寛司 取締役COO 189,200 1.94 

本募集並びに引受人の買取引受による売出しに関連して、売出人かつ当社株主である村上浩輝、中村真広、株式会社アカツキ、イーストベンチャーズ投資事業有限責任組合、株式会社シーラホールディングス、及び佐藤道明、並びに当社株主である株式会社エイチ、合同会社エム、佐藤裕介、北原寛司、小池良平、合同会社PKSHA Technology Capital、電通ベンチャーズ1号グローバルファンド、みらい創造一号投資事業有限責任組合、福島良典、高野慎一、ANRI3号投資事業有限責任組合、中川綾太郎、株式会社ネクストフィールド、遠藤幸一郎、小泉文明、服部景子、手嶋浩己及び松本恭攝は、主幹事会社に対し、元引受契約締結日から上場日(当日を含む)後90日目(2019年10月28日)までの期間、主幹事会社の事前の書面による同意なしには、当社普通株式の売却等(ただし、引受人の買取引受による売出し、グリーンシューオプションの対象となる当社普通株式を主幹事会社が取得すること及び売却価格が本募集等における発行価格又は売出価格の1.5倍以上であって、主幹事会社を通して行う株式会社東京証券取引所取引での売却等を除く。)を行わない旨を合意しております。
また、当社株主であるツクルバ従業員持株会は、主幹事会社に対し、元引受契約締結日から上場日(当日を含む)後180日目(2020年1月26日)までの期間、主幹事会社の事前の書面による同意なしには、当社普通株式の売却等を行わない旨を合意しております。
さらに、当社の新株予約権を保有する村上浩輝、中村真広、佐藤裕介、北原寛司、小池良平、高野慎一及び服部景子は、主幹事会社に対し、元引受契約締結日から上場日(当日を含む)後90日目(2019年10月28日)までの期間、主幹事会社の事前の書面による同意なしには、当社新株予約権及び新株予約権の行使により取得した当社普通株式の売却等(ただし、新株予約権の行使により取得した当社普通株式の売却価格が本募集等における発行価格又は売出価格の1.5倍以上であって、主幹事会社を通して行う株式会社東京証券取引所取引での売却等を除く。)を行わない旨を合意しております。

【代表者】
代表者生年月日 1985年09月11日生まれ

代表者略歴
2009年04月 (株)コスモスイニシア入社
2009年12月 (株)ネクスト(現:(株)LIFULL)入社
2011年08月 当社 創業
2012年07月 当社 代表取締役CEO就任(現任)
2012年10月 (株)マチニワ 代表取締役就任(現任)
2013年10月 (株)アプト(現:(株)アカツキライブエンターテインメント)取締役就任


【幹事団】
主幹事証券 大和 - - 
引受証券 みずほ - - 
引受証券 いちよし - - 
引受証券 SBI - - 
引受証券 マネックス - - 
引受証券 楽天 - - 


【参考類似企業】 今期予想PER7/5現在 
3491  GATECH 49.6倍(連結予想 ) 
3929  ソーシャルワイヤ 32.2倍(連結予想 ) 
4437  GDH 24.5倍(連結予想 ) 
6037  ファーストロジ 11.1倍(単独予想 ) 


【私見】
   リビンテクノロジーの落ち込みからも人気がなくなったともいえる不動産テック銘柄。シェアリングも含めて同じような業種も数多くあるので優位性は特にないでしょう。黒字化で成長性はあると思いますが、来期の数字を織り込んでおり、規模的にも大きめなので公募やや上の動きが落ち着きどころでしょうか。


想定価額:2050円
仮条件上限:2050円
初値予想:2150円
ブック申し込み度・・・中立
セカンダリー期待度・・・中立

総合評価3

2019年7月17日水曜日

前日予想(Link-U)

Link-U
初値予想  5000円
初値買い  中立
地合いも良くないので無理には参戦しない予定

2019年7月16日火曜日

PO(PKSHA Technology)

PKSHA Technology  3993  マザ
公募  3,540,000株   売出0株    OA531,000株
合計 4,071,000株
仮条件 3.0% ~ 5.0% 7/23~25
主幹事 SMBC日興証券
引受人 三菱UFJモルガン・スタンレー証券   みずほ証券   大和証券 他
信用銘柄
発表前終値:6040円 規模:245億
参加度:やや弱気

2019年7月13日土曜日

PO(日本再生可能エネルギーインフラ投資法人)

日本再生可能エネルギーインフラ投資法人  9283  東イ
公募  33,079口   売出0口  OA1,653口
合計 34,732口
仮条件 2.5% ~ 5.0% 7/23〜25
共同主幹事 SMBC日興証券   みずほ証券
引受人   三菱UFJモルガン・スタンレー証券   SBI証券 他
信用銘柄
発表前終値:101400円 規模:35億
参加度:やや弱気

2019年7月12日金曜日

IPO分析(ブシロード)

【事業内容】
1.エンターテイメント事業 
 トレーディングカードゲーム部門、モバイルオンラインゲーム部門、音楽ソフト販売や声優のマネージメント等を行う音楽部門、自社・他社のIPに関連するグッズの企画・発売等を行うMD部門、関連書籍の出版や広告代理店業務を行うメディア部門の5部門に分かれており、それらを担う当社と連結子会社の相互作用によって独創性が高いIPを開発(または良質なIPを取得)し、時代の潮流を読みながら多角的なメディアミックスを行うことでIPを発展させ、事業を拡大しております。 
 2015年1月に発表した「BanG Dream!(バンドリ!)」プロジェクトは、キャラクターの声を演じる声優が実際に楽器を演奏し、生のライブ活動を行うというユニークな発想を起点として開発したIPであり、こうした音楽活動をはじめ、アニメ、モバイルオンラインゲーム、トレーディングカードゲーム、MDといった様々なメディアミックスと幅広い広告宣伝によって多様なチャネルからユーザーを獲得しております。収益の面においてもモバイルオンラインゲームやトレーディングカードゲームのみならず、子会社が担う音楽ソフトやMDの売上が順調に伸びており、IPが発展することによって子会社を含む各部門の成長が牽引され、それによって収益面においてボラティリティの高い部門を他の部門が補うことができるという当社が理想とするビジネスモデルを体現したIPとなっております。 
 2017年4月に発表した「少女☆歌劇 レヴュースタァライト」は、昨今エンターテイメント業界で話題となっている「2.5次元ミュージカル(2次元の漫画・アニメ・ゲームを原作とする3次元の舞台コンテンツの総称)」の多くがアニメのミュージカル化であることに対し、ミュージカルを原点としたアニメとの二層展開式プロジェクトという発想から開発されたIPであり、ミュージカル、アニメともに同一のキャストが演じることがプロジェクトに一体感をもたらし、どちらの入り口からも相乗的にファンを獲得できるIPとなっております。また、こちらも「BanG Dream!(バンドリ!)」同様にIPをさらに発展させるべく、モバイルオンラインゲームやトレーディングカードゲーム、MDなど様々な展開を実施しております。 

①トレーディングカードゲーム部門 
 1対1の対面で遊べるアナログゲームであり、現在「カードファイト!! ヴァンガード」、「ヴァイスシュヴァルツ」、「フューチャーカード バディファイト」、「ラブライブ!スクールアイドルコレクション」の4タイトルを展開しております。
 このうち「ヴァイスシュヴァルツ」は、自社他社問わずアニメやゲームなど様々な有力IPを取り入れたプラットフォーム型TCGであり、2008年3月の発売以降100を超えるIPに参入いただいております。これは当社が積極的かつ総合的なプロモーションを実現している事から、「ヴァイスシュヴァルツ」への参入が単なる商品化としての側面だけでなく、IP自体のプロモーションに寄与することが1つの要因であり、当社が「協業先から選んでいただけるIPプロデュース会社」であることを意味しています。
 一方で「カードファイト!! ヴァンガード」はオリジナルIPとしての側面も持つトレーディングカードゲームであり、発売以来国内のTCG市場上位に位置し続けております。また、当社の有力IPの1つとしてアニメやコミック、MD、コンシューマーゲームなど様々な形のメディアミックス展開も盛んに行っております。
 いずれのトレーディングカードゲームにおいても対戦相手が必要なアナログゲームであるため、販売小売店での大会開催支援や当社主催での大型大会及びイベントの開催などユーザーが遊べる場所の提供をインフラ整備として積極的に行っており、その運営ノウハウが他の部門でも生かされております。
 海外展開においては日本語版の輸出や英語版の発売の他、「カードファイト!! ヴァンガード」ではイタリア語、タイ語、韓国語などでもローカライズ(翻訳、仕様変更等)を行っており、2019年5月時点では海外60カ国以上で発売しております。海外での主催大会においても、アメリカやフランス、ドイツ、シンガポール、中国、タイなど世界20カ国以上で毎年開催するなど意欲的に展開を進めております。

② モバイルオンラインゲーム部門 
 ゲームブランド「ブシモ」を冠してGoogle LLC.及びApple Inc.等が運営するプラットフォームを介しユーザーに無料で提供され、一部アイテムを購入する際に課金される課金型のビジネスモデルを導入しており、2019年5月時点で「バンドリ! ガールズバンドパーティ!」「少女☆歌劇 レヴュースタァライト-ReLIVE-」等自社IPを題材としたタイトルや「ラブライブ!スクールアイドルフェスティバル」「戦姫絶唱シンフォギアXD UNLIMITED」等他社IPを題材としたタイトルなど、主にIPを中心とした計13タイトルを提供しております。
 当事業において提供しているタイトルはすべて外部のパートナー会社と共同で展開をしているものであり、その収益モデルは(1)当社がゲームの企画、製作、宣伝、配信を行って課金収入を得、外部のパートナー会社に開発及び運営を外注又は委託するケース、(2)当社がゲームの企画、製作、宣伝を、プロジェクトパートナー会社が開発、運営、配信を担い、収益は一定割合で分配するケースの2通りに分けられます。現在の主力タイトルである「バンドリ! ガールズバンドパーティ!」、「少女☆歌劇 レヴュースタァライト-ReLIVE-」はいずれも(2)の収益モデルに該当しております。
 海外展開においてはパートナー会社と協力しながら、グローバル版(英語)、繁体字版、簡体字版、韓国語版をメインに展開しております。

③ 音楽部門 
 自社IPを中心に、音楽ソフトの販売や楽曲の権利開発、ライブやイベント運営などを行っております。またそれらの音楽ソフトやライブは、同じく連結子会社の㈱響に所属する声優を中心に展開しているため、他社では模倣する事が困難なフットワークの軽さによって良質なパフォーマンスを実現しており、多くのユーザーから支持を頂いております。 

④ MD部門 
 ㈱ブシロードクリエイティブにおいては自社や他社の有力IPを用いたグッズの企画・制作・販売を行っております。販売チャネルは全国にあるアニメショップなどでの一般流通のほか、全国のカプセル玩具自動販売機向けの販売や、アミューズメント施設向け景品の商品化も行っております。またIPのファンが集うイベント会場や商業施設での期間限定ポップアップストアなどコアなファンに向けた商品展開にも積極的に取り組んでおり、IPに対するユーザーのロイヤリティをさらに高める役割を果たしております。また当社でも主催イベントでのグッズ販売やトレーディングカードゲーム関連のサプライ用品などを企画・発売しております。また、これらのMDや③の音楽ソフト等を取り扱うオンラインショップ「ブシロードEC SHOP」を運営しております。 

⑤ メディア部門 
 「カードファイト!! ヴァンガード」「BanG Dream!(バンドリ)」「少女☆歌劇 レヴュースタァライト」を看板タイトルに掲げた雑誌「月刊ブシロード」を制作・発行しております。「月刊ブシロード」の名を冠した実写情報バラエティ番組「月刊ブシロードTV」の制作・放送・配信も併せて行っており、雑誌単体では成し得ない複合的なプロモーションが可能となっております。また、㈱響にてWEBラジオの配信プラットフォームである「響 -HiBiKi Radio Station-」を運営しており、自社、他社問わず有力IPのWEBラジオを配信しております。アニメコンテンツのジャンルでは数少ないWEBラジオのプラットフォームであるため、業界の最新情報や有力IPの取得にも貢献しております。 

2.スポーツ事業 
 2012年1月に連結子会社化した新日本プロレスリング㈱と、2016年8月に設立した連結子会社㈱キックスロードの2社において、興行部門、グッズの企画・販売等を行うMD部門、試合を中心とした動画コンテンツの企画・制作・配信を行うコンテンツ部門を展開しております。新日本プロレスリング㈱は45年を超える歴史を持ち、日本で唯一1989年から現在まで毎年東京ドームでの興行を開催し続けているプロレス団体です。連結子会社化以降、興行の動員人数や全体の売上は伸張し続けており、2018年7月期においては、過去最高の売上額を達成いたしました。 
 なお、2018年7月期のスポーツ事業における売上高の内訳は興行部門がおよそ5割、MD部門がおよそ3割、コンテンツ部門がおよそ2割となっております。 

 ① 興行部門 
 新日本プロレスリング㈱は1972年に旗揚げした歴史あるプロレス興行会社であり、年間およそ160試合を開催し、2018年には延べ400,000名ほどを動員いたしました。また北米を中心とした海外での興行にも注力しており、2019年4月に開催された米国ニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデン大会では、アメリカの団体ROHとの合同興行で16,534名(札止め)の観衆を集めました。 
 また㈱キックスロードはキックボクシングイベント「KNOCK OUT(ノックアウト)」を主催しており、2018年7月期においては年間7試合を開催、延べ17,000名ほどを動員しております。 

② MD部門 
 選手や団体名に関連するモチーフを使用したアパレルや雑貨などグッズの企画、販売を行っております。販売チャネルは興行時の会場内物販や各種イベントを主としており、新日本プロレスリング㈱では直営ECサイト「闘魂SHOP」でも販売を行っております。 

③ コンテンツ部門 
 新日本プロレスリング㈱は㈱テレビ朝日との共同事業として、主要大会の生中継や過去の名勝負等現在から過去まで豊富な映像資産を有しており、それらを有力なコンテンツとして月額動画配信サービス「新日本プロレスワールド」(約100,000名)などの各種動画メディアにて配信しております。また、こういった映像コンテンツは今後の海外展開においてもファン獲得の肝であり、外国語実況及び字幕をつけるなど海外の視聴者にも向けたコンテンツ作りへより一層注力し、さらなる海外ファンの掘り起こしを促進しております。 


【業績等】
業績動向(百万円) 売上高 営業利益 経常利益 純利益 
(連結実績)2017.7 22,759 306 323 -22 
(連結実績)2018.7 28,889 2,929 2,996 1,637 
(連結予想)2019.7 31,354 - 2,739 1,713 
(連結3Q累計実績)2019.7 23,522 2,500 2,522 1,450 

1株当たりの数値(円) EPS BPS※ 配当 
(連結予想)2019.7 125.79 709.72 0 
調達資金使途 アニメ制作の開発費 

上場時発行済み株数 15,706,000株 (別に潜在株式1,408,000株) 
公開株数 4,350,400株(公募2,100,000株、売り出し1,683,000株、オーバーアロットメント567,400株) 
シンジケート 公開株数3,783,000株 (別に567,400株)

PER:15.1
PBR:
配当利回り:
公募時吸い上げ資金:82.1億
公募時時価:297億
    

【株主構成】 
三井住友信託銀行(株)信託口甲9号 取締役の血族の信託財産 5,064,000 33.73 180
木谷高明 取締役、子会社の代表取締役 2,614,000 17.41  180
(株)中野坂上 役員らが議決権の過半数を所有する会社 2,500,000 16.65 
グリー(株) 特別利害関係者など 1,679,000 11.18  180
ハロルド・ジョージ・メイ 取締役CSO、子会社の代表取締役 452,000 3.01 
木谷恵 取締役の配偶者 124,000 0.83 180 
広瀬和彦 取締役 122,000 0.81 180
里見哲朗 特別利害関係者など 120,000 0.80 180 
岡田真澄 特別利害関係者など 120,000 0.80  180
国本哲秀 特別利害関係者など 120,000 0.80  180
高津祐一 監査役 120,000 0.80 180

 本募集及び引受人の買取引受による売出しに関し、売出人である木谷高明、グリー株式会社、森瀬教文、岩倉亜貴及び成田耕祐、貸株人である株式会社中野坂上、当社株主かつ当社役員である広瀬和彦、高津祐一、橋本義賢、村岡敏行及び桶田大介並びに当社株主である木谷惠、島村匡俊、長畑克也、中山淳雄及び有本慎は、SMBC日興証券株式会社(以下「主幹事会社」という。)に対して、本募集及び引受人の買取引受による売出しに係る元引受契約締結日に始まり、上場(売買開始)日から起算して180日目の2020年1月24日までの期間中は、主幹事会社の事前の書面による承諾を受けることなく、元引受契約締結日に自己の計算で保有する当社普通株式(潜在株式を含む。)の売却等を行わない旨を約束しております。
 三井住友信託銀行株式会社信託口(信託口甲9号)(以下「本件信託」という。)における委託者兼受益者である木谷奈津子並びに本件信託における委託者兼受益者である木谷加奈子及び木谷翔太郎の親権者である木谷高明及び木谷惠は、主幹事会社に対して、本募集及び引受人の買取引受による売出しに係る元引受契約締結日に始まり、上場(売買開始)日から起算して180日目の2020年1月24日までの期間中は、主幹事会社の事前の書面による承諾を受けることなく、本件信託の解約を行わないこと、元引受契約締結日に信託財産として信託されている普通株式を三井住友信託銀行株式会社に譲渡又は売却を行わせないこと、及び本件信託の終了により交付を受ける普通株式の譲渡又は売却を行わないことを約束しております。 
 売出人である小原正司、榎本武士、住友正信、金原威也、末原香織及び東保裕之、当社株主である里見哲朗、岡田真澄、国本哲秀、中村聡、稲田洋一、浅尾慶一郎、都田和志、筆谷芳行、源生哲雄、安藝貴範、馬場隆博、戸塚恵一、佐藤允彦、松村和俊及び鳥羽史郎は、主幹事会社に対して、本募集及び引受人の買取引受による売出しに係る元引受契約締結日に始まり、上場(売買開始)日から起算して90日目の2019年10月26日までの期間中は、主幹事会社の事前の書面による承諾を受けることなく、元引受契約締結日に自己の計算で保有する当社普通株式(潜在株式を含む。)の売却等を行わない旨を約束しております。
 また、当社は、主幹事会社に対し、本募集及び引受人の買取引受による売出しに係る元引受契約締結日に始まり、上場(売買開始)日から起算して180日目の2020年1月24日までの期間中は、主幹事会社の事前の書面による承諾を受けることなく、当社普通株式及び当社普通株式を取得する権利あるいは義務を有する有価証券の発行又は売却(本第三者割当増資に係る新株式発行並びに株式分割による新株式発行等及びストック・オプションに係る新株予約権の発行を除く。)を行わないことに合意しております。 
  

【代表者】
代表者生年月日
1964年10月25日生まれ 

代表者略歴
1987年04月 日本アイ・ビー・エム(株)入社 
1995年05月 (株)コスチュームパラダイス(現(株)コスパ)設立 
2006年04月 ブリエ・コミュニケーションズ(株)(現コスパグループホールディングス(株))設立 
2012年01月 当社顧問 
2015年09月 当社取締役 
2017年10月 当社代表取締役社長(現任) 


【幹事団】
主幹事証券 SMBC日興 - - 
引受証券 大和 - - 
引受証券 みずほ - - 
引受証券 SBI - - 
引受証券 楽天 - - 
引受証券 マネックス - - 
引受証券 エース - - 
引受証券 水戸 - - 


【参考類似企業】今期予想PER(7/1)
2121  ミクシィ 55.5倍(連結予想 )
2432  DeNA 33.5倍(連結予想 )
2706  ブロッコリー 21.4倍(単独予想 )
3656  KLab 11.3倍(連結予想 )
3668  コロプラ 77.2倍(連結予想 )
3765  ガンホー 16.4倍(連結予想 )
3903  gumi -倍(連結予想 )
3932  アカツキ 8.0倍(連結予想 )
4334  ユークス 25.5倍(連結予想 )
4751  サイバエージ 255.8倍(連結予想 )
5103  昭和HD -倍(連結予想 )
7832  バンナムHD 23.3倍(連結予想 )
9684  スクエニHD 25.2倍(連結予想 )

【私見】
 ゲームから音楽・プロレスまで多岐にわたるエンターテイメント銘柄で優位性もあり業種的には悪くないと思います。しかし、PERからは割高でもないと思いますが、昨期は減益でで、ここからの成長性を考えると大きな上値はないかと思います。需給は、一部ロックなしもあり、吸収金額・時価総額共に大きいので公募やや上の動きと予想します。


想定価額:1840円
仮条件上限:1890円
初値予想:2000円
ブック申し込み度・・・中立
セカンダリー期待度・・・中立

総合評価3

2019年7月8日月曜日

IPO分析(ビーアンドピー)

【事業内容】
 当社では、インクジェット技術を世の中、日本社会、市民生活の発展の為に普及させる為に、「より良い働きを通じて 全従業員の物心両面の幸せを創造し 社会へ貢献しよう」という企業理念を掲げております。
 また、当社は、顧客からの受注に基づき、業務用の大判インクジェットプリンターを使用し、プリント・加工・納品までを一貫して行うインクジェット出力事業を行っております。広告代理店、広告制作会社、印刷会社、デザイン会社等から発注される「販売促進用広告物の制作」及びゲーム機メーカーが取り扱うプリントシール機の外装カーテン、並びにインテリアメーカーやインテリア専門商社が取り扱う、内装壁紙や床材等の「生活資材・製品制作」を主たる事業としております。
(1)販売促進用広告制作
 販売促進用広告制作においては、広告代理店、広告制作会社、印刷会社、デザイン会社、屋外サイン業者等から発注される販売促進用広告物を制作しております。
①営業体制
 営業部門は大阪、東京、神奈川、福岡に体制を置いております。特に大阪、東京においては街の中心部に位置しており、大阪府では大阪市内、東京都では都内23区内という限られた地域に絞り、都心の利点を活かして非常に限られたエリア単位で営業部員をきめ細かく配置しながら、サービスを展開しております。
 当社では、広い地域であらゆる業界からの受注を目指すのではなく、広告代理店、広告制作会社、印刷会社、デザイン会社、屋外サイン業者に的を絞り、そうした顧客が集中する都心部の狭い地域において受注占有率で地域NO.1になることを基本方針としております。
 また、広告業界の特性として、広告代理店等が広告主から即応体制を求められるようになり、当社も即納体制を整備することが受注獲得の上で非常に重要になりました。このため、顧客から近い地域に制作拠点を設けることが顧客にとって非常に利便性が高く、安心して発注できるというメリットがあります。都心部エリア外に位置する広域エリアの顧客に関しては、広域エリア専任営業を配置し、受注獲得を行っております。さらに、インターネット経由による問い合わせに関しても専任窓口も配置し、ECサイトとWEB受注専用ページ(ランディングページ)を運用し、受注獲得を行っております。
②制作体制
 制作部門は、営業部門と同じく大阪、東京、神奈川、福岡に体制を置いております。主要な拠点において、24時間体制で生産を行っており、顧客からの短納期の注文や緊急案件を含め、様々な要望にも対応可能なサービス体制を構築しております。また、1箇所の拠点に受注が集中した場合においては、拠点間での連携制作を行い、生産機会の逸失を防ぐ体制をとっております。また、各拠点間での製品の品質差異を防ぐために、拠点間同士での色統一が可能となる測色システムを導入し、品質管理体制を強化しております。
 当社では、制作体制の「アナログからデジタル化」を基本方針として掲げ、加工の機械化・高速化を図ることを重点的に行っております。最新鋭設備を調査し、加工のロボット化の仕組み化を加速させていきます。
 また、東京本社には3Dスタジオを設立し、高精彩の立体造形製品や、形状確認用のモックアップ試作製造を行うことができるフルカラー立体造形サービスを展開しております。モデリングソフトやスキャナーも導入し、自社内で3Dデータの作成まで行える体制を取っております。
③販売促進用広告製品の概要
 店頭用セールスプロモーションツールや屋外広告サイン、展示会装飾、3D立体造形サービスなど、多種多様な販売促進用の広告製品を制作しております。
(2)生活資材・製品制作
 生活資材・製品制作においては、ゲーム機メーカーが取り扱うプリントシール機の外装カーテン、及びインテリアメーカーやインテリア専門商社が取り扱う壁紙や床材などの製品、並びにオリジナル壁紙製品などを制作しています。
 これらの顧客からは、顧客の長期的な計画に基づいて当社に対する発注があるため、顧客ごとに専任の営業部員を配置し、顧客との関係を密にして顧客の動向を把握しております。また、製品の大量連続生産が必要となるため高い生産技術や、定期的な材料試験を通して適切な材料品質の管理体制を構築しております。
 また、多店舗展開企業・病院・幼稚園・スーパー・ホテル・アミューズメント施設・オフィス・個人住宅などの内装インテリア業界へ、壁紙などのインクジェット出力製品のサービスを行います。

 【業績等】
業績動向(百万円) 売上高 営業利益 経常利益 純利益
(連結実績)2017.10 2,899 490 480 277
(連結実績)2018.10 3,067 641 639 464
(単独予想)2019.10 3,150 - 549 372
(単独中間実績)2019.10 1,505 257 256 177
1株当たりの数値(円) EPS BPS※ 配当
(単独予想)2019.10 178.83 1,135.14 50
調達資金使途 インクジェット出力機・加工機などへの設備投資、新拠点設立、システム構築
上場時発行済み株数 2,300,000株 (別に潜在株式70,000株)
公開株数 690,000株(公募300,000株、売り出し300,000株、オーバーアロットメント90,000株) シンジケート 公開株数600,000株(別に90,000株)
PER:10.6
PBR:1.67
配当利回り:2.6%
公募時吸い上げ資金:13.1億
公募時時価:44億
    
【株主構成】
英知興産(株) 役員らが議決権の過半数を所有する会社 1,900,000 91.79 180
和田山英一 代表取締役会長 30,000 1.45  180
和田山朋弥 代表取締役社長、代表取締役会長の次女の配偶者 30,000 1.45 180
和田山恵子 代表取締役会長の血族 20,000 0.97
和田山陽子 代表取締役会長の血族 10,000 0.48
和田山順子 代表取締役会長の血族 10,000 0.48
小林恒文 取締役専務 4,800 0.23
中村祐輔 執行役員 2,400 0.12
高橋正幸 従業員 2,400 0.12
長谷川浩司 執行役員 2,300 0.11
本募集並びに引受人の買取引受による売出しに関連して、売出人である英知興産株式会社及び和田山 英一並びに和田山 朋弥は、主幹事会社に対し、元引受契約締結日から上場(売買開始)日(当日を含む)後180日目の令和2年1月19日までの期間(以下「ロックアップ期間」という。)中、主幹事会社の事前の書面による同意なしには、当社株式の売却(ただし、引受人の買取引受による売出し、オーバーアロットメントによる売出しのために当社普通株式を貸し渡すこと及びグリーンシューオプションの対象となる当社普通株式を主幹事会社が取得すること等は除く。)等は行わない旨合意しております。
【代表者】
代表者生年月日 1982年07月26日生まれ
代表者略歴
2005年04月 兵庫三菱自動車販売(株) 入社
2008年03月 当社 入社
2009年10月 当社 営業主任
2010年10月 当社 取締役
2011年11月 当社 取締役常務
2014年11月 当社 取締役専務
2016年10月 当社 代表取締役社長(現任)
2016年11月 (株)ニコール 取締役

【幹事団】
主幹事証券 いちよし 450,000 75.00
引受証券 三菱UFJモルガン・スタンレー 42,000 7.00
引受証券 SMBC日興 30,000 5.00
引受証券 大和 30,000 5.00
引受証券 極東 12,000 2.00
引受証券 マネックス 12,000 2.00
引受証券 岩井コスモ 6,000 1.00
引受証券 SBI 6,000 1.00
引受証券 エース 6,000 1.00
引受証券 東洋 6,000 1.00

【参考類似企業】今期予想PER
5704  JMC  36.3倍(単独予想 )
7838  共立印刷 16.8倍(連結予想 )
7863  平賀  6.9倍(単独予想 )
7919  野崎印 30.7倍(連結予想 )

【私見】
 印刷関連でマザーズでありながら新鮮さはなく、業種妙味は特段ありません。業績は安定していますが売り上げも大きくは伸びておらず、PERからは15~20が妥当なラインなのかと思います。需給は売り圧力がなく、吸収金額も小さいので初値でそこそこ上がるか、一度下値を探った後に、時間をかけて上がる可能性もあるでしょう。

想定価額:1900円
仮条件上限:1900円
初値予想:3000円
ブック申し込み度・・・強気
セカンダリー期待度・・・中立
総合評価3.5

2019年7月7日日曜日

上場承認(ステムリム)

8/09 ステムリム 4599 医薬品 マザ SMBC日興証券     
事業内容:生体内に存在する幹細胞を活性化し、損傷組織の再生を誘導する医薬品・医療機器及び遺伝子治療等製品の研究、開発、製造、販売
公開株数合計8,400,000 OA1,260,000(294憶)
公募株数6,000,000 売出株数2,400,000
発行済み株数⇒50,282,700(1533憶)
ブックビルディング7/25~31
引受証券会社 SMBC日興証券 大和証券 野村證券 みずほ証券 SBI証券 いちよし証券 岡三証券 楽天証券 西村証券 
想定価格:3050円 予想レンジ2800円~3800円 期待度3
悪くはないと思いますが、規模が大きいので初値では苦戦するでしょうか。

2019年7月6日土曜日

上場承認(ツクルバ)

7/31 ツクルバ 2978 不動産業 マザ 大和証券     
事業内容:ITを活用したリノベーション・中古住宅流通プラットフォーム「cowcamo」を運営する「cowcamo(カウカモ)事業」および「働く場」をサブスクリプション型のサービスとして提供する「シェアードワークプレイス事業」
公開株数合計1,915,000 OA287,200 (45.1憶) 
公募株数535,000 売出株数1,380,000
発行済み株数⇒9,331,700(191憶)
ブックビルディング7/16~22
引受証券会社 大和証券 みずほ証券 いちよし証券 SBI証券 マネックス証券 楽天証券 
想定価格:2050円 予想レンジ2100円~3500円 期待度3.5
リビンを見る限り、不動産なので大きな人気にはならないと思いますが、成長性はあるのでそれなりの評価はつくでしょう。

2019年7月4日木曜日

前日予想(フィードフォース)

フィードフォース
初値予想  4000円
初値買い  中立〜やや強気
無理に初値で参戦せず、緩んだ後の参戦でも良いかと考えています。

2019年7月2日火曜日

IPO分析(Link-U)

【事業内容】
(1)事業の概況 
 「世の中の課題を技術で解決する」という経営理念のもと、自社設計のオリジナルサーバーを基軸としたデータ配信と、そのデータを適切に蓄積・分析・処理するAIソリューションを併せてワンストップで提供するサーバープラットフォームビジネスを展開しております。その中で培ったサーバーインフラ技術、データ処理技術及びコンテンツ処理技術等を強みとして、事業規模を拡大してまいりました。 

(2)技術の特徴 
 当社のサーバープラットフォーム技術には、以下の特徴があります。 
①ユーザビリティ 
・高速配信が可能 
 ハウジングで利用しているデータセンターにおいて、インターネット回線が集積する東京都千代田区大手町から当社のみが利用する専用線を引き込んでおり、自社のみで使用できる環境にある高速なインターネット回線を通じて配信しているため、他社の利用状況の影響を受けず安定した高速配信により快適なユーザー体験を提供できる能力を有しております。 
 当社は高性能なサーバーを自社で保有していることを利点として、仮想化やルーティングによるオーバーヘッドなくサーバーを稼働させております。 
 ユーザーに快適な使用環境を提供することは、隙間時間の活用やサービスへの接触機会の増加につながり、ユーザー満足度の向上のために重要であると考えております。 

・コンテンツ処理 
 マンガに適した画像とするためのトーンをグラデーションにする処理技術、画像圧縮技術、ノイズリダクション技術及びアップコンバート技術を有しております。 
 その他、パソコン上のブラウザやスマートフォン上での快適な画面の閲覧が可能になる画像表示ソフトウェア(viewer)、データの大量配信に対応した電子認証システム等の技術を有しております。 
 動画につきましても、画像と同じく圧縮処理技術・ノイズリダクション等の技術を有しております。 

・通信量削減 
 ユーザーの読書履歴及びお気に入り登録などから、大量のデータにより学習した情報を基にユーザーが読むであろうコンテンツを予測し、充電中かつWi-Fiに接続しているユーザーの端末への事前の配信を可能にしております。これにより携帯電話回線接続時にダウンロードが不要になることから画像表示に要する時間及び通信量が削減され、電車の中など電波状態の悪い環境におけるコンテンツ閲覧に要する通信環境のハードルが下がり、パケット制限への抵触が回避しやすくなります。 

②安定した運用 
・サービス停止の防止策 
 当社ではサーバーを3重化、ネットワークを2重化した、単一障害点のない冗長化構成を基本としております。突発的なサーバーダウンが発生した場合においてもダウンしたサーバーを自動で除外し、残りの2台のサーバーが相互補完する仕組みとなっており、サービスを中断することなく提供することが可能な体制となっております。同様に、ネットワークダウンが発生した場合においても、予備のネットワークに自動で切り替える体制となっております。 

・耐障害性の高さ 
 データベースサーバーにおいて、マルチマスタ方式を採用しております。一般的にはマスタ・スレーブ方式が採用されておりますが、マスタデータを更新してからスレーブデータに更新されるまでにタイムラグが発生し、マスタサーバーに不具合が発生した場合、マスタ・スレーブの切替の処理が必要というデメリットがあります。マルチマスタ方式を採用することにより、マスタ・スレーブの切替の処理が不要となり、障害発生時に自動フェイルオーバーによるサービスの継続が可能となっております。 

③高コストパフォーマンス 
・低コストでの運用 
 コンテンツの電子配信事業者は、クラウドサーバー事業者を活用することが通常であるなかで、当社は用途、配信量に応じたサーバーハードウェアを自社設計する方針としており、画像・動画の高速大量配信に特化したオリジナルサーバーを高性能・低コストで調達することができます。通常、サーバーの台数が増加するほど、サーバー間の連携をとるためのシステムは複雑になり、サーバーの監視に要する人的コストは高まります。当社はサーバー1台の性能を高めることにより、少数のサーバーにより運営しております。それにより複雑なシステムを構築する必要がなく、また監視対象が少ないため、保守に要する労力も削減しております。 

・サーバーコスト抑制 
 当社は圧縮率の高いフォーマットであるWebPを採用しております。コンテンツの容量を削減することにより、サーバーを構築するうえで確保する必要のある容量を削減、サーバーに必要なコストを抑制しております。 

④マーケティング 
 迅速なフィードバック 
 当社は高速なデータベースの集計処理を可能とする技術を有しております。データの高速取得は、データ分析の容易さに直結するため、リアルタイムで取得したユーザーの動向を、サービスに対して迅速にフィードバックを行うことが容易となっております。 

⑤セキュリティ 
 著作権保護技術 
 動画コンテンツにおいては、DRMとしてGoogle Inc.が提供するWideVineを採用した実績があります。 

(3)サービスの内容 
①リカーリングサービス 

「リカーリングサービス」は、当社の持続的な収益基盤となるレベニューシェア)収益及び月額固定収益で構成されております。①サーバーの調達、システムの構築及びデータセンター設置のサーバー保守運用、②継続するスマートフォンアプリケーションの開発・アップデート並びに③サービス運用及び広告運用の組み合わせ、もしくは単体でこれらのサービスを提供しております。 

 事業領域としては、電子書籍配信サービスに注力しております。 
 電子書籍配信サービスでメインのサービスは、その配信者(コンテンツホルダー)または配信者からサービス運営を受託した企業とのレベニューシェア契約を締結しているサービスであり、株式会社小学館が提供するマンガアプリである「マンガワン」においては上記サーバー、アプリ開発及びサービス運用の3サービスをまとめて提供しており、株式会社スクウェア・エニックスが提供する「マンガUP!」及び株式会社白泉社が提供する「マンガPark」では、サーバーサービスを提供しております。 
 電子書籍配信サービスではマンガコンテンツをメインに配信しておりますが、その他に当社の技術を活用しながら動画コンテンツや小説コンテンツも配信し、他サービスとの差別化を図り、付加価値の向上に努めております。 
 マンガアプリの主な収益構造は、ユーザーからの課金及び広告収入となっております。 
 「マンガワン」については、ライフ、SPライフ、チケットの3種類のポイントがあり、それぞれのポイントを使用することでマンガを閲覧することが可能となっております。ライフは1日に2回4ポイントまで回復します。SPライフは広告の閲覧や、広告主の提供するサービスの利用、課金の際のおまけポイント等により入手可能です。チケットは、ユーザーがApple Inc.やGoogle Inc.といったプラットフォーム運営事業者による課金決済を通じて入手できるポイントになります。「マンガUP!」及び「マンガPark」も同様の構造となっております。また、コンテンツにより閲覧する際に使用できるポイントの種類が異なっております。 
 当社はもともとクラウドサーバーを独自の技術で効率的に運用することにより、顧客のサーバー費用の削減を提案し、収益化に繋げてきました。その成長により得た資金でオンプレミスサーバーでの管理が可能になり、ビジネス規模を拡大してまいりました。レベニューシェアのコンテンツ配信サービスはオンプレミスサーバーでの配信を核とし、画像処理技術やデータ分析を付加価値として提供することが評価され獲得した案件であり、今後も当社事業の中核をなしていくと考えております。しかしながら、クラウドサーバーからオンプレミスサーバー管理へ環境は変わりましたが、従来営んできたような顧客のサーバー費用の削減に貢献し、当社の収益化に繋がるサーバー保守運用サービスについても、ストック型のビジネスとして案件を拡大してまいります。その一例として、株式会社メディアシークが運営する、QRコードリーダーアプリ「ICONIT」のサーバー保守運用を行っております。 

②初期開発・保守開発サービス 
 「初期開発・保守開発サービス」は、リカーリングサービス案件獲得のための受託開発を提供するサービスです。取引先の新規サービス立ち上げ時、既存サーバーからの乗り換え時に、当社がその後のサービス保守運用も見据えたサーバープラットフォームやアプリケーション等をワンストップで提供します。またサービスのアップデートのための開発も請け負っております。 
 当社はリカーリングサービスの拡大による持続的な成長に努めております。そのためには初期開発においてクオリティの高い成果物、納期の遵守等の顧客ニーズを確実に満たす必要があります。また、その後の保守運用において、安定的なサービス運用及びユーザー動向をサービスに反映するための適時のアップデート対応なども必要となってまいります。今後も技術力を基礎とした開発サービスの提供により取引先からの信頼を獲得し、リカーリングサービス案件の獲得に努めてまいります。 

③その他サービス 
 「その他サービス」は、上記の2サービスには分類されないWebサイト開発などスポットの開発案件を主として構成されております。 
 サービスの収益構造としては、初期開発売上及び保守開発売上と、レベニューシェア収益及び月額固定収益から構成されるサーバープラットフォームの継続利用料になります。 


【業績等】
業績動向(百万円) 売上高 営業利益 経常利益 純利益 
(単独実績)2017.7 628 278 279 166 
(単独実績)2018.7 610 207 211 149 
(単独予想)2019.7 1,068 394 378 269 
(単独3Q累計実績)2019.7 818 374 374 261 

1株当たりの数値(円) EPS BPS※ 配当 
(単独予想)2019.7 63.97 315.93 0 
調達資金使途 サーバー費用、人件費および人材採用教育費、オフィス増床、借入金の返済 

上場時発行済み株数 4,455,000株 (別に潜在株式216,100株) 
公開株数 589,900株(公募251,000株、売り出し262,000株、オーバーアロットメント76,900株) シンジケート 公開株数513,000株(別に76,900株) 

PER:44.1
PBR:
配当利回り:
公募時吸い上げ資金:16.6億
公募時時価:126億
    

【株主構成】 
松原裕樹 代表取締役社長 1,800,000 40.72   180
山田剛史 取締役CTO 1,800,000 40.72  180
(株)メディアシーク 特別利害関係者など 400,000 9.05  90.1.5
前田有幾 特別利害関係者など 120,000 2.71 180
(株)セレス 特別利害関係者など 42,000 0.95 
(株)ACCESS 特別利害関係者など 42,000 0.95 
井上裕貴 従業員 26,000 0.59   90
広畑壮一郎 従業員 26,000 0.59  90
村上航規 従業員 26,000 0.59  90
友野拓也 従業員 26,000 0.59 90
松田暁 従業員 26,000 0.59 90

本募集及び引受人の買取引受による売出しに関し、貸株人かつ売出人である松原裕樹、売出人である山田剛史、当社株主である前田有幾、当社役員かつ当社新株予約権者である志村優太、池田裕、塚田英樹及び髙木伸學は、SMBC日興証券株式会社(以下「主幹事会社」という。)に対して、本募集及び引受人の買取引受による売出しに係る元引受契約締結日に始まり、上場(売買開始)日から起算して180日目の2020年1月13日までの期間中は、主幹事会社の事前の書面による承諾を受けることなく、元引受契約締結日に自己の計算で保有する当社普通株式(潜在株式を含む。)の売却等を行わない旨を約束しております。 

 当社新株予約権者である井上裕貴、広畑壮一郎、村上航規、友野拓也、松田暁、光益義幸、土屋達示、矢ノ目亮、平藤燎、岡田卓也、中田雄太、山田彩実、加藤瞳、平文英徳、小林尚貴、星子恭平、南保大地、藁谷富次郎及び豊田智香は、主幹事会社に対して、本募集及び引受人の買取引受による売出しに係る元引受契約締結日に始まり、上場(売買開始)日から起算して90日目の2019年10月15日までの期間中は、主幹事会社の事前の書面による承諾を受けることなく、元引受契約締結日に自己の計算で保有する当社普通株式(潜在株式を含む。)の売却等を行わない旨を約束しております。 
 当社株主である株式会社メディアシークは、主幹事会社に対して、本募集及び引受人の買取引受による売出しに係る元引受契約締結日に始まり、上場(売買開始)日から起算して90日目の2019年10月15日までの期間中は、主幹事会社の事前の書面による承諾を受けることなく、元引受契約締結日に自己の計算で保有する当社普通株式の売却等(ただし、その売却価格が募集における発行価格又は売出しにおける売出価格の1.5倍以上であって、主幹事会社を通して行う東京証券取引所での売却等は除く。)を行わない旨を約束しております。 

【代表者】
代表者生年月日 1989年03月11日生まれ 

代表者略歴
2011年04月 楽天(株)入社 
2012年02月 (株)サイバーエージェント入社 
2013年04月 (株)電通入社 
2013年08月 当社設立 取締役 
2014年12月 当社代表取締役社長(現任) 


【幹事団】
主幹事証券 SMBC日興 456,900 89.06
引受証券 SBI 25,600 4.99
引受証券 野村 20,500 4.00
引受証券 極東 2,500 0.49
引受証券 いちよし 2,500 0.49
引受証券 エース 2,500 0.49
引受証券 岡三 2,500 0.49

【参考類似企業】今期予想PER(6/24)
3641  パピレス 16.8倍(連結予想 )
3678  メディアドゥ 50.6倍(連結予想 )
3776  ブロバンタワ -倍(連結予想 )
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3788  GMOクラウド 35.0倍(連結予想 )
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4348  インフォコム 25.4倍(連結予想 )
4424  Amazia 49.6倍(単独予想 )
7035  anfac 52.0倍(単独予想 )



【私見】
   業種としては悪くはないものの、真新しさはなく大きな優位性はないかと思います。ストックビジネスではあるため、利益の伸びは良く、高めのPERも容認はされるかと思います。需給は、規模は適度に大きめで、メディアシークが1.5倍でロックが外れることから注意は必要です。時価総額も適度に大きいので大きな上値はないかもしれませんが、二週間空くことにより直前のフィードフォース次第で上振れの可能性もあります。


想定価額:2580円
仮条件上限:2820円
初値予想:5000円
ブック申し込み度・・・強気
セカンダリー期待度・・・中立
総合評価3.5