2020年6月30日火曜日

PO(CREロジスティクスファンド投資法人)

CREロジスティクスファンド投資法人 3487 東R
公募:72,750 売出0 OA7,500
合計80,250(120憶)
仮条件 3.0%~5.0% 7/7~10
主幹事 SMBC日興証券 野村證券
引受人 みずほ証券 大和証券 三菱UFJモルガン・スタンレー証券
発表前終値:150200円 規模:113憶
参加度:やや強気

初値分析(エブレン)

エブレン
初値 5000円 +370%
終値 4635円
需給相場が続き高騰しずきるのでノートレです。

上場承認(モダリス)

8/03 モダリス  4883 医薬品 マザ みずほ証券     
事業内容:コアとなるプラットフォーム技術である『切らないCRISPR技術(CRISPR-GNDM技術)』を用いた遺伝子治療薬の研究開発
公開株数合計:2,700,000 OA:405,000(25.4憶)
公募株数:2,100,000 売出株数:600,000
発行済み株数⇒27,200,000(223憶)
ブックビルディング7/14~20
公募価格決定日
引受証券会社 みずほ証券 SBI証券 SMBC日興証券 いちよし証券 エース証券 
想定価額:820円 予想レンジ1000円~2000円 期待度3.5
黒字で技術力もありそうで面白そうな銘柄。

2020年6月29日月曜日

前日予想(グッドパッチ)

グッドパッチ
初値予想 1800円→2800円
初値買い 中立
高そうなので参戦チャンスはほぼないでしょう。

初値分析(コマースOneホールディングス)

コマースOneホールディングス
初値 6970円 +435%
終値 6330円
ここまで高いとチャンスは全くないです。

上場承認(Sun Asterisk)

7/31 Sun Asterisk  4053 情報・通信業 マザ 大和証券     
事業内容:産業のデジタライゼーションを推進するデジタル・クリエイティブスタジオ事業
公開株数合計:4,200,000 OA:630,000(30.4憶)
公募株数:2,050,000 売出株数:2,150,000
発行済み株数⇒36,210,000(228憶)
ブックビルディング7/14~20
引受証券会社 大和証券 SMBC日興証券 みずほ証券 SBI証券 楽天証券 マネックス証券 東海東京証券 岡三証券
想定価額:630円 予想レンジ700円~1300円 期待度3.5

上場承認(日本情報クリエイト)

7/31 日本情報クリエイト 4054 情報・通信業 マザ 野村證券     
事業内容:不動産業者向けソフトウエア・サービスの提供
公開株数合計:1,490,000 OA:223,500(18.6憶)
公募株数:800,000 売出株数:690,000
発行済み株数⇒6,683,720(73憶)
ブックビルディング7/13~17
引受証券会社 野村證券 大和証券 岡三証券 SBI証券 エース証券 楽天証券 岩井コスモ証券 極東証券 
想定価額:1090円 予想レンジ1200円~2000円 期待度3
不動産テックではありますが、同業もあるのでそれほど人気にはならないでしょう。

2020年6月28日日曜日

前日予想(エブレン)

エブレン
初値予想 3100円
初値買い 中立
需給以外はそれほど妙味ないので、安く寄らない限り参戦予定なし。

2020年6月27日土曜日

IPO分析(SPEEE)

【事業内容】
(1)MarTech事業
人々の消費活動の複雑化に伴い、マーケティング活動は高難易度化してきており、それに即した形で多種多様なデータや解法が存在する一方、それらの活用難易度も高い状態になっております。当社グループは、自社で蓄積したデータと世の中に散在するデータや解法を収集・整理し、活用方法を紡ぎ出すことで顧客企業の成果最大化を目指しており、当セグメントでは、データ分析を元にしたマーケティングソリューションサービスを提供するほか、データを活用したマーケティング施策のオペレーション代行等を行っております。
具体的には、以下のサービスを提供しております。

(コンサルティングサービス)
本サービスでは、顧客の事業に本質的に貢献できるようなサービスを目指して、「Webアナリティクス」、「トレーディングデスク」、2018年10月より事業開始した「PAAM」を主要なサービス内容としており、首都圏を中心に316社の顧客に利用されております(2020年2月末現在)。
「Webアナリティクス」においては、Google等の検索エンジンを通じてユーザーの来訪数や購入数等を向上させるために顧客のWebサイトの掲載内容や構造を改良することを目的としたコンサルティングを提供し、顧客ごとに毎月一定額の報酬を得ております。
「Webアナリティクス」では「Webサイトの流入数やコンバージョン数※2の最大化による顧客の事業上の成果に貢献するための要素」ととらえ、Webサイトに流入するユーザーの分析やプロジェクトマネジメントなどの機能を通じて、より上流の工程から顧客をサポートしております。

(プロダクト)
マーケティングの自動化支援のための主力プロダクトとして、当社グループではネイティブアド配信プラットフォーム「UZOU(ウゾウ)」を提供しております。「UZOU」はネイティブ広告を扱うアドネットワークであり、187社の広告主・624の媒体に利用いただいております(2020年2月末現在)。媒体に掲載された記事の内容や来訪ユーザーの属性を考慮して顧客の広告を表示し、それらの対価として広告主から広告出稿量に比例した収入を得ております。
  
(2)X-Tech事業
価値交換を行うための情報伝達経路が潜在したまま分断され、消費者と事業者双方の売買経験が蓄積されないことと相まってバリューチェーンの非効率が取り残されやすい状態になっている、産業としての歴史が長い領域に対して、当セグメントは、バリューチェーン※の生産性に影響を及ぼしている課題を特定した上で、テクノロジーを活用した新たなソリューションを実装しております。
主力サービスは中古不動産売却におけるマッチングサービス「イエウール」、外壁リフォームにおけるマッチングサービス「ヌリカエ」であり、いずれの市場においても、集客支援メディアとして参入後、ツールの提供等を通じて価値提供の幅を拡大する方針を採っております。

(イエウール)
本サービスは、不動産一括見積もりサイト「イエウール」の運営を通じて、不動産の売却を検討するユーザー(個人)を、複数の不動産業者に紹介するものであります。
具体的には、オンライン広告等のプロモーション手段によって、当社グループの運営するWebサイト「イエウール」に、不動産売却に関心を持つユーザーを集客します。サイトではユーザーから居住地域や物件に関する情報を受け取り、条件に適合する不動産業者にユーザーを紹介しております。
その後、不動産業者がユーザーに連絡を取り、売却見積価格の提示・売却の提案等を行うこととなります。
物件などの条件に適合する複数の不動産業者の見積価格を一度に比較できることが、ユーザーにとってのメリットであります。また不動産業者にとっては、売却を検討しているユーザーの情報を入手できることがメリットであります。当社グループは「ユーザーの紹介」1件ごとにその対価として不動産仲介業者から報酬を得ております。

 
(ヌリカエ)
本サービスは、外壁塗装一括見積サイト「ヌリカエ」の運営を通じて、住宅の外壁塗装工事を検討するユーザー(個人)を、複数の外壁塗装業者に紹介するものであります。
具体的には、オンライン広告等のプロモーション手段によって、当社グループの運営するWebサイト「ヌリカエ」に、外壁塗装に関心を持つユーザーを集客します。サイトではユーザーから居住地域や物件に関する情報を受け取り、さらに電話で希望条件等を詳しく聞いた上で、条件に適合する外壁塗装業者にユーザーを紹介しております。
その後、外壁塗装業者がユーザーに連絡を取り、見積価格の提示・提案等を行うこととなります。
「イエウール」と同様に、複数の業者の見積価格を一度に比較できることが、ユーザーにとってのメリットであります。また外壁塗装業者にとっては、外壁塗装を検討しているユーザーの情報を入手できることがメリットであります。当社グループは紹介の対価として、「ユーザーの紹介」及び「紹介したユーザーの成約」ごとに報酬を外壁塗装業者から得ております。

本サービスは、「イエウール」と多くの共通点を持っており、「Webサービス開発とプロモーションの体制」「成約率向上への注力」が特徴であります。
またそれらに加え、「ヌリカエ」独自の特徴として「カスタマーサポートの体制」が挙げられます。
外壁塗装は、物件の種別のみならず、塗装箇所の大きさや劣化状態、塗料の材質などによっても大きく価格が変動することが特徴であります。そこで本サービスでは「カスタマーサポート」のチームを設け、Webサイトでユーザーから情報を集めた後、直接ユーザーに電話でも問合せを行い、詳しい情報を収集しております。これにより、紹介すべき適切な業者を判断し、成約率を向上させることができます。

本サービスの運営によって得たノウハウや顧客基盤を生かして、外壁塗装以外のリフォーム関連領域においてユーザーを業者に紹介するサービス「ナコウド」を2018年11月より展開しております。
これは、解体、太陽光及びエクステリアに関するサービスを提供するリフォーム事業者とユーザーをインターネット上でマッチングするものであります。

(3)Data Platform事業
ビッグデータやAIといった潮流がある中で、世界にはデータが溢れているイメージがあるものの、重要なデータは共有されず、データを活用しきれていない課題があります。「Datachain」では、重要なデータに関して、全ての取引履歴について第三者による検証が可能であり、意図しない相手へのデータ流出を防ぎつつ、中央管理者を介さずに当事者間でデータ流通が完結する取引形態を実現することで、ブロックチェーン技術とトークンエコノミーによってデータ流通を革新することを目指しております。

(4)その他
上記のほか、当社グループでは将来の企業成長の柱となる事業の立ち上げを目指し、次に挙げるような様々な領域へ参入を行っております。なお、PT.SPEEE RECRUITMENT NUSANTARA、株式会社ThinQ Healthcareの2社によって当該事業を行っております。

① インドネシア共和国におけるHR(人材)関連サービス「Job-Like」
インドネシア共和国において、企業の求人広告を制作・掲載し、それを求職者である一般ユーザーへ情報提供を行うWebサービス「Job-Like」を運営しております。
② ThinQ Healthcare事業について
従業員のヘルスケア領域に対して、テクノロジーを活用したサービスの運営を行っております。

【業績等】
業績動向(百万円)売上高 営業利益 経常利益 純利益
(連結実績)2018.9 7,165 205 165 226
(連結実績)2019.9 7,420 198 189 21
(連結予想)2020.9 8,753 589 537 497
(連結中間実績)2020.9 4,600 520 481 542

 1株当たりの数値 EPS BPS 配当
(連結予想)2020.9 54.95  -  0
調達資金使途 採用費および人件費、広告宣伝費

上場時発行済み株数 9,755,600株 (別に潜在株式780,000株)
公開株数 1,121,900株(公募855,600株、売り出し120,000株、オーバーアロットメント146,300株) 

PER:52.4
PBR:
PSR:3.2
配当利回り:
公募時吸い上げ資金:32.3億
公募時時価:281億
    
【株主構成】
大塚英樹 代表取締役 2,895,000 29.91 90日
久田哲史 取締役 2,610,000 26.96 90日
(株)Print 役員らが議決権の過半数を所有する会社 2,510,000 25.93 90日
渡辺昌司 取締役 805,000 8.32 90日
安田智之 新株予約権受託者 730,000 7.54 90日
松嶋良治 特別利害関係者など 75,000 0.77
(株)バルーン 役員らが議決権の過半数を所有する会社 55,000 0.57 90日
本募集並びに引受人の買取引受による売出しに関連して、売出人及び貸株人である大塚英樹、売出人である渡邉昌司、当社株主である久田哲史、株式会社Print及び株式会社バルーン並びに当社新株予約権者である安田智之は、主幹事会社に対して、元引受契約締結日から上場(売買開始)日(当日を含む)後90日目の2020年7月18日までの期間中は、主幹事会社の事前の書面による同意なしには、当社普通株式の売却等(ただし、引受人の買取引受による売出し及びオーバーアロットメントによる売出しのために当社普通株式を貸し渡すこと等は除く。)を行わない旨を合意しております。

【代表者】
代表者生年月日 1985年08月23日生まれ
代表者略歴 
2008年03月 当社入社
2010年10月 (株)RiTAKE設立 代表取締役
2011年06月 当社 代表取締役(現任)
2016年04月 (株)バルーン設立 代表取締役(現任)
2018年03月 (株)Datachain 取締役(現任)
2019年08月 (株)ThinQ Healthcare取締役(現任)

【幹事団】
主幹事証券 野村 849,100 87.0
引受証券 SBI 58,500 6.0
引受証券 みずほ 36,500 3.74
引受証券 楽天 9,700 0.99
引受証券 SMBC日興 7,800 0.8
引受証券 大和 7,800 0.8
引受証券 マネックス 2,400 0.25
引受証券 藍沢 1,900 0.19
引受証券 いちよし 1,900 0.19

【参考類似企業】今期予想PER 6/15現
2159  フルスピード 9.9倍(連結見込 )
2459  アウンコンサル 108.0倍(連結見込 )
6026  GMOTECH 147.7倍(単独予想 )
6533  オーケストラHD 31.8倍(連結予想 )
6549  ディエムソリュ 17.4倍(単独予想 )
6550  Fringe81 -倍(連結見込 )
7067  ブランディン 210.5倍(連結予想 )

【私見】
 アドテク関連で人気業種ではあるものの、類似業種も多く優位性があるかどうかがポイントになりそうです。直近の3月でトヨタファイナンスとブロックチェーンでの提携をしていことや、典型的なIT関連で新規事業に資金を費やしてることから上場後も材料は期待出来そうです。業績はPERは高いですが、利益の伸びも良く成長性を感じます。時価総額が既に300憶近いので値は軽くないですが、ロックも完全にかかっており需給は悪くないです、IT関連特有のきな臭さはありますが、逆に中期でみれば意外とセカンダリーがあるかもしれません。イメージ的には同じ野村主幹事のヘンゲ(時価総額200憶→800憶)のように時間をおいてから上がることをイメージしています。

想定価額:2270円
仮条件上限:2880円
初値予想:3500円
ブック申し込み度・・・やや強気
セカンダリー期待度・・・中立~やや強気(中期)
総合評価3.5

2020年6月26日金曜日

初値分析(フィーチャ)

フィーチャ
初値 4710円 +905%
終値 4050円
公募比9倍と凄まじい初値でした。さすがにノートレで今後もしばらく買うことはないでしょう。

2020年6月25日木曜日

前日予想(コマースOneホールディングス )

コマースOneホールディングス
初値予想 5000円
初値買い 中立〜やや強気
マークはしますが、高ければ無理しない予定。

初値分析(コパコーポレーション)

コパコーポレーション
初値 4530円 +226%
終値 5230円
お祭り相場なので需給が良い銘柄はいくらであろうと上がりそうです。比較がしずらいので適正位置が難しくノートレです。

2020年6月24日水曜日

初値分析(ロコガイド)

ロコガイド
初値 4605円 +230%
終値 5310円
社長のネームバリュー含めても時価総額500億の5000円から6000円を上値と見て、3000円台くらいまでは狙ってましたが予想以上に高騰したので見送り。この規模では初日で高騰しすぎだと思います。

2020年6月23日火曜日

前日予想(ロコガイド)

ロコガイド 
初値予想 2800円→ 3000円
初値買い やや強気
規模はそこそこ大きく中期でマーク予定。

前日予想(フィーチャ)

フィーチャ
初値予想 2000円
初値買い 中立〜やや強気
マークはしますが、VCが多いので無理はしない予定。

前日予想(コパコーポレーション)

コパ・コーポレーション 
初値予想 3500円
初値買い 中立
軽くマークはしますが、安くない限り参戦予定なし


2020年6月22日月曜日

IPO分析(Branding Engineer)

【事業内容】
 当社の事業は、ITエンジニアにはキャリア開発の機会と安心して就業できる機会を提供し、そのITエンジニアのリソースを、従来の雇用形態に捉われない様々な形でITサービスの開発力不足に悩む企業に提供することで、国内におけるITエンジニアの人材不足を解決するソリューションを提供しております。
 具体的には、ITエンジニアと主にITサービスの開発を行う企業をマッチングさせ、SES事業及び人材派遣事業を行う「Midworks事業」、主にITエンジニアやビジネスパーソンへの情報発信を行う「メディア事業」、ITエンジニアを必要とする企業へ受託開発サービス及びコンサルティングを提供する「FCS事業」、ITエンジニアに特化した転職支援サービスのTechStars及びプログラミング教育サービスのtech boost を運営する「その他事業」があり、エンジニアの学習から情報収集、独立支援や企業紹介等、エンジニアのキャリアに関するトータルサービスを展開しております。各事業内容は以下のとおりであります。

 (1) Midworks事業セグメント
 Midworks事業では、フリーランスエンジニア、当社の社員として雇用するエンジニア(以下、「社員エンジニア」という。)及び外部協力企業のエンジニアと企業をマッチングさせ、準委任契約に基づき客先にITエンジニアを常駐させるSES事業及び派遣契約に基づく人材派遣事業を行っております。取り扱い案件の種類は、主としてSIer系業務システム開発やWeb系アプリ開発案件になります。また、当社のMidworks事業では、ITエンジニアに特化した独立支援サービスを行っていることが特徴として挙げられます。
ITエンジニアのスキルを活かした働き方のひとつとして、フリーランスとして独立することが考えられますが、収入の不安定さやスキルの維持・向上その他の経費負担の発生、万が一の際の保障が充実していないこと等が不安材料となり、独立に踏み切れないITエンジニアも存在します。
 当社では、所得補償保険料やスキル維持のための費用、会計ソフトの費用等の一部を負担し、経済的支援を行うことで、ITエンジニアが抱える独立に対する不安材料(収入・経費・保障)を可能な限り最小化し、安心して独立できる支援サービスを提供しております。当社の「Midworks」サービスに登録し、準委任契約に基づき業務を行うフリーランスのITエンジニアは、これらのサービスの提供を受けることができます。当社では、ITエンジニアの独立を支援するとともに、当社のITエンジニアのデータベースと開発力不足に悩む企業の求人ニーズとをすり合わせ、ITエンジニア及びクライアントの双方に対して、有益なマッチングを実現することで、クライアントの開発リソース不足の解決にも貢献しております。

(2) メディア事業セグメント
 当社のメディア事業では、「ITエンジニアがキャリアに迷わない」をテーマに、ITエンジニアに有益な情報発信を行うことに特化したメディア「Mayonez」と、ビジネスパーソンに有益な情報配信を行うことに特化したメディア「Tap-biz」を中心に、多様なジャンルの複数の情報発信メディアを展開しております。当社は、これら2つのメディアを中心とした複数の情報発信メディアを運営することによって多様な属性のユーザーに閲覧していただいており、情報発信メディアにアドネットワークを通じた広告を配信することで、広告収入を得ております 。
 また、当社は複数の情報発信メディアを運営しているノウハウを活かし、情報発信メディアの運営受託やコンサルティングサービスである、「SAKAKU」サービスを提供しております。「SAKAKU」サービスは、情報発信メディアを運営するクライアント(企業)に対して、情報メディアの運営受託や記事の作成代行、SEOコンサルティングなど、情報発信メディアの運営にかかわるサービスを提供し、収益を得ております。
 さらに当社では、複数の情報発信メディアの運営を効率化するためのCMSを自社で開発しており、上述した自社の複数の情報発信メディアの運営、並びに「SAKAKU」サービスの事業展開に活用しております。
 
(3) FCS事業セグメント
 主に、自社にエンジニア部門がなく自社開発を行うことができない企業に対して、企業のニーズに合わせた受託開発事業及び、コンサルティング事業を行っております。
受託開発事業の方針として短期間(1か月から4か月程度)での納品が可能な受託開発を受注することを基本方針としており、受注する案件の特徴としては、WEBサービスやアプリでのサービス展開をするためのシステム開発を多く受注しております。
 コンサルティング事業は、自社にエンジニア部門を持たないクライアントの中には、開発案件は業務委託で進めつつも、将来的には自社内にエンジニアチームを持ち、保守や開発を行いたいという意向を持ったクライアントも存在します。当社は、受託開発等のプロジェクト開始時から携わり、エンジニア部門の立ち上げに必要なITエンジニアの採用及びチーム組成のサポートなどを通じ、開発・保守・運用までをクライアントが自社で完結できる組織構築の完了までのトータルサービスを行っております。
  
(4) その他事業セグメント
TechStars事業
 ITエンジニアに特化した転職支援サービスです。
 当社のエージェントは、人材紹介サービス事業者向けに提供されている有料の人材データベースのほか、サービスサイトである「TechStars」からの集客、Midworks事業やメディア事業などを通じて当社に蓄積された人材データベースを活用して活動しております。
tech boost事業
 ITエンジニアを目指す人を対象に、プログラミング教育を提供する学習サービスです。
基本的なWeb開発言語から、AIやIoT、ブロックチェーンといった最先端の革新技術まで、受講者の経験に応じた幅広い学習機会を提供しています。カリキュラムの大半がオンラインでのシステム学習により完結する学習サービスであることに加え、当社と業務委託契約を締結している現役のITエンジニアによるマンツーマンのコーチング制をとっていることで、受講者のカリキュラムへの理解度や受講内容への満足度を高める体制を整えていることが、本サービスの特徴です。

【業績等】
業績動向(百万円)売上高 営業利益 経常利益 純利益
(単独実績)2018.8 2,448 87 101 71
(単独実績)2019.8 2,819 143 143 109
(単独予想)2020.8 3,063 115 115 80
(単独中間実績)2020.8 1,521 82 81 54

1株当たりの数値(円)EPS BPS 配当
(単独予想)2020.8 16.30  90.59  - 
調達資金使途 本社移転費用、広告宣伝費用、人材採用費

上場時発行済み株数 5,133,400株 (別に潜在株式710,320株)
公開株数 436,200株(公募260,000株、売り出し136,200株、オーバーアロットメント40,000株)

PER:27.0
PBR:4.9
配当利回り:
公募時吸い上げ資金:1.9億
公募時時価:23億
    
【株主構成】
河端保志 代表取締役CEO 2,104,280 37.69 180日
高原克弥 代表取締役COO 2,099,680 37.60 180日
イーストベンチャーズ2号投組 ベンチャーキャピタル(ファンド)252,240 4.52 90日
(株)マイナビ 特別利害関係者など 194,920 3.49 90日
(株)Orchestra Investment ベンチャーキャピタル(ファンド) 104,000 1.86 90日
クルーズ(株) 特別利害関係者など 97,480 1.75 90日
(株)インターワークス 特別利害関係者など 97,480 1.75 90日
(株)ベクトル 特別利害関係者など 84,080 1.51 90日
セガサミーホールディングス(株) 特別利害関係者など 48,760 0.87 90日
YAS(同) 役員らが議決権の過半数を所有する会社 38,800 0.69 180日

【代表者】
代表者生年月日 1989年07月25日生まれ
代表者略歴 
2013年10月 当社設立 代表取締役CEO就任(現任)

【幹事団】
主幹事証券 SBI 336,500 84.93
引受証券 大和 19,800 5.00
引受証券 みずほ 7,900 1.99
引受証券 あかつき 4,000 1.01
引受証券 エイチ・エス 4,000 1.01
引受証券 エース 4,000 1.01
引受証券 岡三  4,000 1.01
引受証券 極東  4,000 1.01
引受証券 東洋  4,000 1.01
引受証券 楽天  4,000 1.01
引受証券 マネックス 2,000 0.50
引受証券 水戸 2,000 0.50

【参考類似企業】今期予想PER 6/2現
7060  ギーグス 38.5倍(連結予想 )
6544  エスユーエス 37.7倍(連結予想 )
3907 シリコンスタジオ 38.5倍(連結予想 )

【私見】
 IT関連の人材銘柄ということでギーグスが類似業種にあたり業種としては大きな優位性はないかと思います。業績は大きくは伸びていはいませんが、成長性はありそうで上値は充分にありそうです。需給の良さが全てで、吸収金額・時価総額共に小さく、ロックは完全にかかっていることから低単価で売りは少ないことが予想され、初値段階で3~4倍に高騰する可能性は高いです。6憶程度の利益のギーグスが130憶の時価総額から考えて、このラインを超えるのは本来は厳しいのですが、マネーゲームを考慮して良い位置までいくのかもしれません。


想定価額:440円
仮条件上限:490円
初値予想:1500円
ブック申し込み度・・・強気
セカンダリー期待度・・・中立
総合評価3.5

2020年6月17日水曜日

IPO分析(グッドパッチ)

【事業内容】
 顧客企業に対し、Web・スマートフォンサービス等のデジタルプロダクトに関わる様々なデザインについて、次の3つの領域にまたがりサービスを提供しております。
(1)デザインパートナー事業
 デザインパートナー事業においては、主にWebサイトやスマートフォンアプリケーション等のデジタルプロダクトのデザイン開発を進めたい顧客企業(クライアント)に対し、当社のUXデザイナー及びUIデザイナーがデザインプロジェクトをリードしながらデザインプロセスを遂行し、顧客企業が真に必要とするUI/UXデザインの実現を支援し、顧客企業(クライアント)の成長にデザインで貢献します。

① デザインプロジェクトのデザインプロセス(デザイン支援の流れ)について
 当事業においては、顧客企業にとって本来必要とされるデザインの開発のために、製品・サービスをユーザーとのやりとりだけでなく、ユーザーを取り巻く環境や前後関係、時間の流れなどを総合的な「経験・体験」としてとらえてユーザーの体験のデザイン(UXデザイン)を行います。
 当社グループでは、プロダクトやサービスの見栄えや表面上の見た目を綺麗に整えることだけでは十分に目的を達成するデザインとはならないと考えており、米国のUXデザイナーであるJesse James Garrett氏の提唱する、ユーザー体験を考える上での5つの要素(戦略、要件、構造、骨格、表層)をもとに、互いに関係するそれぞれの要素を考慮しながらデザインプロジェクトを進めております。
 
 デザインプロジェクトでは、必ずしも前段階を完全に完成させてから次段階に着手するわけではなく、途中まで作った状態で次段階に進み、また前段階に戻りやり直すという段階の行き来、すなわちプロトタイピングを繰り返しながら発想を深めていきます。企業側の視点だけでなく、ユーザー側の視点からその思考や行動を柔軟に分析していくため、プロトタイピングを繰り返すことで顧客企業が気付かない潜在的な強みを取り入れる、顧客企業がこれまで採ったことのないマーケットへのアプローチを検討する、顧客企業がターゲットと考えているユーザー像を最適化する、顧客企業が持たない技術を外部から取り入れることを検討する等の結果につながり、イノベーションの実現に近づいていきます。
  
② 当社グループのデザイナーについて
 当社グループのデザインプロジェクトでは、プロジェクト開始段階からUXデザイナーとUIデザイナーが少なくとも一人ずつ参加することを原則としています。プロジェクト全体のデザインスコープによっては、それぞれが複数名ずつ参加する場合もあります。UXデザイナー及びUIデザイナー並びにエンジニアの役割は次のようになります。

・UXデザイナー
 UXデザイナーはデザインプロジェクトにおいて、顧客のサービス体験を設計する役割を担い、デザインプロセスの主に前半から中盤部分を担当します。ユーザー像を絞り込んで定義し、ユーザー像から顧客のサービスにおける問題の本質を発見し、解決のための設計を行い、デザインのベースとなる要素を絞り込んでいきます。
・UIデザイナー
 UIデザイナーはデザインプロジェクトにおいて、絞り込まれたユーザー像からプロトタイプを設計し、本番に実装するデザインを制作します。デザインプロセスにおいては、主に中盤から後半部分を担当します。
・エンジニア
 エンジニアはデザインプロジェクトにおいて、デザインが確定した後のアプリの実装を担います。iOS、Android、Web、サーバーなどの様々な専門スキルを持ったメンバーが在籍しております。

 ③ 事業拠点について
 デザインパートナー事業では、主として日本でのビジネス展開のために当社を、ヨーロッパ全土でのビジネス展開のために連結子会社Goodpatch GmbHをそれぞれ事業拠点としております。UIデザイン及びUXデザインについてクライアントへ提供するためのデザインプロセスは、日本とヨーロッパ等においても異なるところはなく、そのオペレーションは類似しています。一方で、デザインを活用するエンドユーザーの文化的背景によっては表現方法が異なることがあるため、当社グループでは人材の多様性(出身国や言語等)ある組織運営を実施し、グローバルレベルでのターゲットユーザーについては、当社及びGoodpatch GmbHが連携をして対応しております。

(2) デザインプラットフォーム事業
デザインプラットフォーム事業は、デザインパートナー事業によって行われるUI/UXデザイン支援を様々な側面からバックアップするものとなります。デザインが有効に活用され、プロダクトとして世の中にリリースされるまでのプロセスをソフトウェア(デザインITツール-「Prott」「Athena」)、企業内デザイン人材(デザイナー採用支援サービス-「ReDesigner」)、デザインビジネス環境(クラウドソーシング-「Goodpatch Anywhere」)の点からサポートし、デザインパートナー事業をサポートする基盤(プラットフォーム)として機能しております。

具体的には当社グループが顧客に提供している主な製品・サービスは以下のとおりであります。
 ① Prott
 「Prott」は2014年にリリースしたプロトタイピングツールです。Web、iOS、Androidの3つのプラットフォームにて展開しております。
 デザイナーはProttを用いることで簡易的に画面設計を行うことが可能になります。アプリにおける画面遷移の動作やタッチパターンなどの設定をプログラミング無しで表現することが可能です。また、プロトタイプをメンバー間で共有することで、フィードバックの授受やコーディング時の意思疎通等がスムーズに進み、デザインの制作現場の効率化に貢献します。2020年4月末において1,306アカウントの有料のユーザー登録があります。

② ReDesigner及びReDesigner for Student
 「ReDesigner」は2018年にリリースしたデザイナーに特化した人材紹介サービスです。デザイナーの実際の就業現場において発生しがちなスキルやマインドセットなどのミスマッチを、デザイン会社である当社自らが人材紹介を行うことで企業側とデザイナー側両面のニーズを満たしたサービス提供が可能です。
 デザイナーの採用を検討している企業は、企業の求めるデザイナーのスキル等、デザイナーの知りたい情報を網羅した求人票を当社と共に作成します。またデザインに対する理解度が高い当社のキャリアアドバイザーが、転職を希望するデザイナーの悩みや希望を聞くことで適切な情報を提供していきます。当社がデザイナーと企業の間に入ることで、相互のニーズをより深く理解し、デザイナー及び企業双方にとってのベストマッチを図っております。
 また、2019年6月には「ReDesigner for Student」というデザイナー志望の学生に向けた採用支援サービスを正式リリースしております。学生は当サービスに登録し、ポートフォリオ(作品集)の掲載を行い、企業からの採用アクションを待ちます。一方、採用企業は月定額の利用料を支払い、ポートフォリオを登録している学生に向けて求人を発信しております。

③ Goodpatch Anywhere
 「Goodpatch Anywhere」は、全国各地に居住するフリーランスのデザイナーの中からスキルの確かなデザイナーを厳選してプロジェクトチームを組成し、インターネットを通じてプロジェクトを進行する、フルリモート形態によるWebサイトやアプリケーションのデザイン支援を展開しております。
 世の中のデザイナーの働き方は、インターネットの発展にともない時間と場所の制約にとらわれず、また企業の一社員にとどまらないフリーランスの形態へと広がりをみせています。また、ウェブ会議システムやコラボレーションツールが広く普及し、一堂に会することなく円滑なコミュニケーションが可能になっています。企業においても、有事の際にも業務を継続でき、かつ柔軟な働き方を提供できるリモートワーク導入への取り組みが進んでおります。
 このような背景から、全国各地に居住する経験豊富なデザイナーを集め(クラウドソーシング)、プロジェクトの内容に応じてメンバー選定を行い、UIデザイン及びUXデザインを軸として、当社のこれまでのデザイン支援の知見を活かしプロジェクト品質を担保しながら、当社従業員及び選定されたメンバーが協働して、フルリモートで顧客企業とのデザインプロジェクトを進めます。なお、Goodpatch Anywhereにおけるデザインプロジェクトは、デザインパートナー事業におけるデザインプロジェクトと同様、顧客企業は当社と準委任契約を締結し、役務の提供が行われます。2020年4月末現在では、114名のUIデザイナー・UXデザイナーを中心としたフリーランスのメンバーが登録されており、そのうち29名が稼働しております。

④ Athena
 「Athena」として、カーデザインをVR環境で行うことができるソフトウェアの開発を連結子会社Goodpatch GmbHにて進めております。実際に車を運転している状況をシミュレーションしながら、より簡易的に3Dデザインを行うことができるよう機能拡充を図っております。

【業績等】
業績動向(百万円)売上高 営業利益 経常利益 純利益
(連結実績)2018.8 1,371 -14 -11 -22 
(連結実績)2019.8 1,683 75 83 57
(連結予想)2020.8 2,237 206 205 212
(連結中間実績)2020.8 1,121 160 160 170

1株当たりの数値(円)EPS BPS 配当
(連結予想)2020.8 30.70  -   - 
調達資金使途 採用費・人件費、借入金返済、新規事業への投資

上場時発行済み株数 7,173,260株 (別に潜在株式634,400株)
公開株数 758,700株(公募308,900株、売り出し350,900株、オーバーアロットメント98,900株)

PER:22.4
PBR:
PSR:2.1
配当利回り:
公募時吸い上げ資金:5.2億
公募時時価:49億
    
【株主構成】
土屋尚史 代表取締役社長 3,181,840 42.43 180日
DG Lab 1号投組 ベンチャーキャピタル(ファンド) 792,920 10.57 90日・1.5倍
(株)DGベンチャーズ ベンチャーキャピタル(ファンド) 792,840 10.57 90日・1.5倍
(株)ブルーローズ 役員らが議決権の過半数を所有する会社 618,160 8.24 180日
FinTechビジネスイノベーション投組 ベンチャーキャピタル(ファンド)594,320 7.93 90日・1.5倍
Salesforce Ventues LLC ベンチャーキャピタル(ファンド)231,000 3.08 90日・1.5倍
MSIVC2016V投組 ベンチャーキャピタル(ファンド)198,080 2.64 90日・1.5倍
実方ボリス 取締役 160,200 2.14 180日
SMBCベンチャーキャピタル 2号投組 ベンチャーキャピタル(ファンド)121,520 1.62 90日・1.5倍

【代表者】
代表者生年月日 1983年08月03日生まれ
代表者略歴 
2006年09月 イデアキューブ(株)(現 (株)ブランジスタ) 入社
2007年09月 (株)フィードフォース 入社
2008年10月 (株)ZEEK 入社
2011年04月 btrax Inc 入社
2011年09月 当社創業,代表取締役就任(現任)
2015年05月 Goodpatch GmbH Managing Director就任(現任)

【幹事団】
主幹事証券 大和 594,000 90.0
引受証券 SBI 65,800 10.0

【参考類似企業】今期予想PER 6/2現
2130  メンバーズ 28.7倍(連結予想 )
3622  ネットイヤー 76.1倍(連結予想 )
4763  クリーク&リバ 14.8倍(連結予想 )

【私見】
 新興デザイン業の上場は直近でも2社ありましたが、Webデザイン業としては完全な同業種はなく業種妙味はあります。売上・利益の伸びも良く、指数からも割高感はないので上値余地は充分あります。吸収金額も小さく、時価総額も小さいので3倍くらいのサイズになっても問題はありません。問題はVCの多さで、1.5倍でロックがきれるVCは多いので、高騰したセカンダリーを狙うのはややリスクが高いかと思います。
 
想定価額:610円
仮条件上限:690円
初値予想:1800円
ブック申し込み度・・・強気
セカンダリー期待度・・・中立
総合評価4

2020年6月15日月曜日

PO(東名)

東名  4439 マザ→東証
公募:0 売出:850,000 OA:127,500 合計:977,500
仮条件 4.0%~6.0% 6/23~26
主幹事:東海東京証券
信用銘柄
発表前終値:1370円 規模:13憶
参加度:やや弱気

2020年6月14日日曜日

上場承認(KIYOラーニング)

7/15 KIYOラーニング  7353 サービス業 マザ SMBC日興証券     
事業内容:個人向けオンライン資格講座及び法人向け社員教育クラウドサービスの提供
公開株数合計:340,200 OA:51,000(7.7憶)
公募株数:300,000 売出株数:40,200
発行済み株数⇒2,145,000(42憶)
ブックビルディング6/30~7/06
引受証券会社 SMBC日興証券 大和証券 三菱UFJモルガン・スタンレー証券 SBI証券 楽天証券 
想定価額:1980円 予想レンジ2500円~4500円 期待度3.5
時流に合っているので、短期よりも中長期で面白そうな銘柄です。

2020年6月13日土曜日

上場承認(アイキューブドシステムズ )

7/15 アイキューブドシステムズ  4495 情報・通信業 マザ 野村證券     
事業内容:法人向けモバイルデバイス管理サービスの提供
公開株数合計:780,800 OA:22,500(4.5憶)
公募株数:150,000 売出株数:0
発行済み株数⇒5,161,350(135憶)
ブックビルディング6/29~7/3
引き受け会社 野村證券 大和証券 三菱UFJモルガン・スタンレー証券 SBI証券 マネックス証券 西日本シティTT証券 岡三証券 岩井コスモ証券
想定価格:2630円 予想レンジ3500円~6000円 期待度4
売出をなしにしての再申請。リモートワークよってテーマ性があり人気化するでしょう。

上場承認(GMOフィナンシャルゲート)

7/15 GMOフィナンシャルゲート 4051 情報・通信業 マザ 大和証券     
事業内容:クレジットカード、デビットカード、電子マネー、ポイント等による対面型決済を行う決済端末の提供及び決済処理サービス
公開株数合計:449,800 OA:67,300(12.5憶)
公募株数:240,000 売出株数:208,800
発行済み株数⇒3,835,170 (92憶)
ブックビルディング6/30~7/6
引受証券会社名 大和証券 SMBC日興証券 みずほ証券 いちよし証券 丸三証券
想定価格:2420円 予想レンジ3000円~6000円 期待度3.5
業種は時流に乗っているので人気化するでしょう。

2020年6月12日金曜日

IPO分析(エブレン)

【事業内容】
 当社グループは、これらのインフラシステムに使用される組込型コンピュータ(産業用コンピュータ)及びその周辺製品を事業の対象領域として捉え、当社グループが保有する技術力と生産力を全分野横断的に提供することを営業の基本として、これらに特化した製品の設計と製造を一筋に40有余年継続してきました。
 この間において、コンピュータの世界は半導体集積回路の技術革新と相まってコストパフォーマンスが向上し、その活用領域が飛躍的に拡大しました。
また、当社グループ製品の納入先である大手システムメーカー(産業用電子機器メーカーや機械装置メーカー等)の多くが、「選択と集中」を標榜した得意分野へのリソース重点配分政策を推進してきた結果、当社グループのような専門メーカーが果たす役割も重要視されるようになり、我々が活躍するチャンスも拡大の一途にあると考えております。
当社グループが設計・製造する製品は、従来から通信・医療・交通・半導体製造装置・FA機器・計測装置・セキュリティー等のシステムに組込まれるコンピュータが中心ですが、これらの分野に加えて、最近ではIoTやAI、HPC、及びエッジコンピューティング分野のコンピュータハードウェアの開発案件も増加しております。
   当社グループは、産業用機器や工業用コンピュータに使用されるバックプレーン、システムラックやコンピュータシャーシ(以下「ラック」と記載)、及びボードコンピュータを含むその他周辺機器等の開発、設計、製造、販売を行っております。
 バックプレーンには各種の規格が制定されており、当社グループではそれらの規格に準拠した標準製品も販売しておりますが、お客様である電子機器メーカーや機械装置メーカーの製造する最終製品は多岐にわたり、その要求仕様も異なるため、お客様の独自の仕様に合わせて設計したカスタム製品の販売が中心となっております。また、バックプレーン単体ばかりでなく、お客様の要望に合わせて製造したラックに組み込み、電源ユニットやファン等を取り付け、配線等を施したうえで、コンピュータ本体として完成した製品の販売も行っております。
バックプレーン及びラックは電子機器本体に固定的に組み込まれるため交換することが容易ではなく、かつシステムダウンの許されない社会インフラを支える電子機器に応用されることが多いため、極めて高い品質レベルを要求されております。加えて産業用コンピュータの設計・製造は新製品開発と密接に関わるため、大手システムメーカーは自社内で生産するか、当社グループのような独立系メーカーに委託する事となります。
 当社グループでは各種のコネクタ、並びに様々なサイズや厚さのプリント基板に対応できるようにした自動組立装置(プレスフィットマシン)及び検査装置(電気検査機)を自社で設計、開発し生産に使用しております。
 ボードコンピュータは、用途によりバックプレーンに接続して複数のボードコンピュータと一緒に動作を行うもののほか、1枚のボードコンピュータのみで動作するものがあります。バックプレーンを使用するボードコンピュータは半導体製造装置や鉄道車両など比較的大規模なシステムに使用される一方、1枚のボードコンピュータのみで動作するものは、IoTやエッジコンピューティングの分野など、比較的小規模な分野で使用します。CPUだけではコンピュータとして成り立たず、コンピュータとして動作させるためにはCPUの他に記憶装置、入出力装置、通信装置などを回路基板に組み込む必要があります。このようなケースにおいて、お客様はCPUの開発に専念し、ボードコンピュータとして動作させることは当社グループが行うケースが増えております。当社グループは、従来のバックプレーンを使用するボードコンピュータの製品開発で培った技術力、開発力を駆使し、IoTやエッジコンピューティングなど時代の流れに沿って様々なニーズに応じたサービスを提供しております。
    当社グループの事業系統として、当社は海外の仕入先から部材を仕入れるとともに、連結子会社である蘇州惠普聯電子有限公司との間で相互に部材を融通しております。このことにより、仕入の際のスケールメリットの享受や、安くて高品質な部材の調達を可能にしております。また、当社においては組み立て等の製造工程の一部を外注先に依頼しております。さらに、蘇州惠普聯電子有限公司から日本国内のお客様に販売することがありますが、その際は当社経由での販売となります。


【業績等】
業績動向(百万円)売上高 営業利益 経常利益 純利益
(連結実績)2018.3 3,603 345 361 255
(連結実績)2019.3 3,309 364 388 261
(連結実績)2020.3 3,183 283 303 200
(連結予想)2021.3 3,374 337 314 207

1株当たりの数値(円)EPS BPS 配当
(連結予想)2021.3 140.41  -  18

調達資金使途 設備資金、新規事業における運転資金
上場時発行済み株数 1,536,000株
公開株数 310,300株(公募142,900株、売り出し127,000株、オーバーアロットメント40,400株)

PER:9.6
PBR:
配当利回り:1.3%
公募時吸い上げ資金:4.2億
公募時時価:21億
    
【株主構成】 以下90日
上村正人 代表取締役社長 641,100 46.93
カーム(有) 役員らが議決権の過半数を所有する会社 250,000 18.30
熊谷尚登 監査役 77,000 5.64
小林寛子 特別利害関係者など 60,000 4.39
高橋武志 特別利害関係者など 50,000 3.66
藤野正美 特別利害関係者など 45,000 3.29
社員持株会 特別利害関係者など 40,100 2.94 180日
菊水電子工業(株) 特別利害関係者など 30,000 2.20
上村和人 取締役、代表取締役社長の血族 23,500 1.72
上村宏子 代表取締役社長の配偶者 23,500 1.72
上村愛 代表取締役社長の血族 23,500 1.72

【代表者】
代表者生年月日 1944年09月04日生まれ
代表者略歴 1963年04月 日本電気(株)入社
1973年10月 当社取締役
1984年05月 当社常務取締役
1986年09月 当社代表取締役常務
1987年05月 当社代表取締役社長(現任)
2002年02月 カーム(有)代表取締役社長(現任)
2002年09月 蘇州惠普聯電子有限公司 執行董事(現任)
2011年07月 (株)タンバック代表取締役社長

【幹事団】
主幹事証券 野村 264,700 98.07
引受証券 いちよし 2,600 0.96
引受証券 マネックス 2,600 0.96

【参考類似企業】今期予想PER6/1現
6430  ダイコク電 62.6倍(連結予想 )
6597  HPCシステ 32.5倍(単独予想 )
6639  コンテック 10.0倍(連結予想 )
6912  菊水電 11.8倍(連結予想 )

【私見】
 業種としてはHPCシステムに近く、派手さはなくJQ特有の堅実な印象を受けます。業績は売上が横ばいが続き、PERは低いものの成長性からは評価できません。一番の利点は需給で、吸収金額・時価総額共に小さく、ロックもかかっていることから売り物は少なく、地合い次第ですが需給のみで初値高騰が見込まれます。

想定価額:1050円
仮条件上限:1350円
初値予想:3100円
ブック申し込み度・・・強気
セカンダリー期待度・・・中立
総合評価3.5

IPO分析(コマースOneホールディングス)

【事業内容】
  ①株式会社フューチャーショップ
 中小・中堅企業を中心としたECサイト運営事業者向けにSaaS型にてECサイト構築プラットフォーム「futureshop」の提供を行っており、2019年3月末現在、2,400以上の店舗での利用実績があります。当サービスは月額利用料22,000円をベースとして、多様化する消費者嗜好をとらえたECサイト構築ができるようにSaaS型プラットフォームでありながらECサイトの要素一つ一つを「パーツ」単位に分割し各パーツを組み合わせた表現を可能にし、デザインのカスタマイズ性、更新性を高めました。加えて導入後に、コンバージョン率やリピート率を高めるためのデータ解析やカスタマーサポートを通じたサイト改善提案を実施することで、ECサイトの流通額拡大に寄与しております。また、カスタマーサポートについては、16年にわたり、自社EC店舗をサポートしてきたノウハウが長年蓄積されており、経験豊富なECアドバイザーがEC運営事業者の抱えるデザインリニューアル、プロモーション、サイト運営などの悩み、問題の解決に向けてサポートします。加えて、サポートのフィードバックによる年複数回のバージョンアップやサービス導入後の契約店舗向けの無料の勉強会、セミナーを実施し、導入店舗様の売上拡大に寄与しております。
 2018年9月に新CMS機能として「commerce creator」をリリースしております。当サービスではECサイトを構成する要素をより細かい「パーツ」に分割しており、パーツをドラッグ&ドロップすることでサイト構築に繋がる等のレイアウト機能により自由に配置変更を行うことができます。またパーツはシステムから提供するものとは別に、運営事業者独自に作成することができるため、よりオリジナリティを追求したECサイトの構築が可能であります。一般的なSaaS型のECサイトとは異なり、定型的なサイト構築ではなく、導入企業の独自デザインでのサイトカスタマイズが可能な面で他社サービスとの差別化を図っており、自由度の高いサイト構築の実現に寄与しております。なお、当社は「futureshop」及び「commerce creator」に加えて、導入企業の持つリアル店舗での在庫表示機能及び店舗間ポイント連携機能を持つ「futureshop omni-channel」、越境ECサイト構築用の「futureshop overseas」をそれぞれ提供しております。

 ②株式会社ソフテル
 EC用の多店舗の受注在庫などを一元管理できるパッケージソフトウェア「通販する蔵」を中心に、「出店する蔵」「レジする蔵」「ロジする蔵」といったECサイト・POS・物流管理の各システム連携を備えたカスタマイズを、サーバー内に契約顧客専用のアクセス先を設定するプライベートクラウド型での提供を行っております。通常のバックヤードシステムでは事業運営者の既存システムとの連携が必要となるため、オープンクラウド型のSaaSでは必要に応じて自社システムの入替や改修を要することがあります。一方で顧客の自社サーバー内にシステムを組入れるオンプレミス型での開発の場合は、ソフトウェアから開発するため一般的に相当なコストが必要となります。その点、当サービスではプライベートクラウド型での提供とすることで、既存システムとの連動性の観点から初期的なカスタマイズは必要であるものの、SaaS型での提供であるためシステム利用時の負荷低減を実現しております。そのため同社の収益計上は、初期導入に係るカスタマイズ料と導入後の保守・運用並びに改修に伴う収入となります。 

 ③株式会社TradeSafe
 トラストマークの認証業務の他、ECサイト構築における助言を行っております。なお株式会社TradeSafeは国際提携であるWorld Trustmark Allianceに加盟し、1999年のOECDのガイドラインに沿った「トラストマーク運営事業者のためのガイドライン」をもとに加盟企業共通審査を行っております。ECサイトの法令順守状況、運営事業者の実在性、サイト運営のクオリティ等を総合的に検証の上認証を付与しております。
また、2013年12月より自社開発のEC受注状況分析ツール「ECnote」をリリースして販売を開始いたしました。当グループの株式会社ソフテルをはじめ複数のECバックヤード管理システム供給業者により取り扱われております。

主なサービスの料金体系について
(株式会社フューチャーショップ)
futureshopの料金体系は、導入時の初期費用と利用期間に継続して支払われる基本料金(月契約)から構成されており、登録可能商品数に応じて初期費用及び基本料金が異なっております。なお、登録可能商品数とは、futureshopのサイト内で登録できる商品数であります。

(株式会社ソフテル)
パッケージソフトウェア(主に通販する蔵)の料金体系は、初期導入に係るカスタマイズ料と導入後の保守・運用並びに改修に伴う収入から構成されており、平均受注数、出店モール・カートに応じて初期費用及び月額保守金額が異なっております。

(株式会社TradeSafe)
(ⅰ)トラストマーク
トラストマークの料金体系は、登録料と月額使用料から構成されており、本店サイトについては、月間店舗売り上げに応じて月額利用料が異なっております。なお、本店サイトにおいての月間店舗売り上げと月額利用料の関係は以下の通りとなっております。
(ⅱ)ECnote
ECnoteの料金体系は、初期費用と月額利用料から構成されており、月額利用料については、店舗数に応じて月額利用料が異なっております。なお、店舗数と月額利用料の関係は以下の通りとなっております。

【業績等】
業績動向(百万円)売上高 営業利益 経常利益 純利益
(連結実績)2018.3 1,665 271 280 232
(連結実績)2019.3 1,952 320 357 294
(連結予想)2020.3 2,144 289 361 252・・・前回の予想
(連結実績)2020.3 2,167 375 430 292・・・上方修正
(連結予想)2021.3 2,245 343 345 225

1株当たりの数値(円)EPS BPS 配当
(連結予想)2021.3 60.63 382.26
調達資金使途 グループ人材開発、ソフトウエア開発

上場時発行済み株数 3,761,700株
公開株数 614,100株(公募150,000株、売り出し384,000株、オーバーアロットメント80,100株)
PER:26.3
PBR:4.2
PSR:2.7
配当利回り:
公募時吸い上げ資金:9.8億
公募時時価:60億
    
【株主構成】 以下90日・1.5倍
岡本高彰 代表取締役、子会社の代表取締役 1,221,900 33.83
AsianAssetAcquisition Pte.,Ltd. ベンチャーキャピタル(ファンド)903,000 25.00
(株)フューチャースピリッツ 特別利害関係者など 541,500 14.99
(株)オプトホールディング 特別利害関係者など 429,000 11.88
星野裕子 取締役、子会社の代表取締役 196,200 5.43
越智哲生 特別利害関係者など 84,000 2.33
北川輝信 取締役、子会社の代表取締役 75,000 2.08
熊谷儀七 特別利害関係者など 68,100 1.89
NIFSMBC-V2006S3投組 ベンチャーキャピタル(ファンド) 36,000 1.00
オリックス(株) 特別利害関係者など 30,000 0.83

【代表者】
代表者生年月日 1968年08月26日生まれ
代表者略歴
1991年04月 (株)富士銀行(現(株)みずほ銀行)入行
2005年10月 (株)オプト入社
2006年08月 (株)TradeSafe(現(株)コマースOneホールディングス) 代表取締役就任(現任)
2010年03月 (株)フューチャーショップ 取締役(現任)  5月 エコシステムホールディングス(株) 代表取締役(現任)
2010年12月 ジャパンサイクル(株) 取締役(現任)
2011年09月 (株)ソフテル 取締役(現任)
2015年07月 エネサイクル(株) 取締役(現任)
2017年09月 (株)TradeSafe 代表取締役(現任)

【幹事団】
主幹事証券 大和 599,400(96.0)
引受証券 みずほ 6,200(1.0)
引受証券 いちよし 6,200(1.0)
引受証券 松井 6,200(1.0)
引受証券 SBI 6,200(1.0)

【参考類似企業】今期予想PER 5/28
3134  Hamee 21.7倍(連結見込 )
3633  GMOペパ 20.2倍(連結予想 )
3985  テモナ 78.7倍(連結予想 )
4304  Eストアー 22.0倍(連結予想 )
4477  BASE -倍(連結予想 )

【私見】
 最近では関通のように巣ごもり銘柄でテーマ性があり人気化が予想されます。ECサイト関連では、最近のBASEほど派手さはありませんが、世の中の状況からも需要はありそうです。業種とは裏腹に業績は思ったほど伸びてはいませんが、業種重視で株価には問題にはならないかと思います。需給は2位株主が1.5倍でロックが外れることは気になりますが、総合的にも初値・セカンダリー共に注目したい銘柄です。

想定価額:1270円
仮条件上限:1600円
初値予想:5000円
ブック申し込み度・・・強気
セカンダリー期待度・・・中立~やや強気
総合評価4

2020年6月11日木曜日

上場承認(Speee)

7/10 Speee  4499 情報・通信業 JQ 野村證券     
事業内容:データ資産を利活用したマーケティング活動を支援するMarTech事業及び消費者と事業者を繋ぐプラットフォームサービスを提供しリアル産業のデジタルシフトを促進するX-Tech事業の運営等
公開株数合計:975,600 OA:146,300(25.4)
公募株数:855,600 売出株数:120,000
発行済み株数⇒9,755,600(221憶)
ブックビルディング7/2~7
引受証券会社名 野村證券 SBI証券 みずほ証券 SMBC日興証券 大和証券 藍澤證券 いちよし証券 マネックス証券 楽天証券
想定価格:2270円 予想レンジ2300円~3500円 期待度3
規模を小さくして再申請。業績は良いのですが、時価総額は大きいので大きくは上昇しないでしょう。

2020年6月10日水曜日

IPO分析(フィーチャ)

【事業内容】
  2005年の創業以来、主にレンズ検査装置事業を行ってきましたが、2012年に画像認識ソフトウェア開発事業を開始しました。それ以来、コンピュータビジョン(コンピュータを用いた画像技術)と機械学習の経験を活かし、車載カメラやドライブレコーダ向けの画像認識ソフトウェアを提供してまいりました。今後も当社グループは、様々な端末に実装しやすい画像認識技術の実現を目指してまいります。

・当社グループの事業内容
 当社は、画像認識ソフトウェアを開発しておりますが、特に車載カメラやドライブレコーダ向けに歩行者や車両、車線、標識などを検知するADAS用の組み込みソフトウェアの開発に注力しております。主な顧客はTier 1と呼ばれる自動車部品メーカーやドライブレコーダメーカーです。また、顔認証及びよそ見運転、危険運転、居眠り運転等を検知するDMS用ソフトウェアが、自動車部品メーカー等を通して自動車に搭載されております。
 
・当社グループのソフトウェア技術について
 当社は、コンピュータビジョンに特化したソフトウェア、特に機械学習を用いた画像認識ソフトウェアを主に開発しております。機械学習とは、大量のデータを用いて学習を行い、特徴量と呼ばれる辞書を作成し、その辞書を参照しながら画像から歩行者などの対象物を検知する技術です。
 機械学習は、近年AI技術を大きく発展させたディープラーニングとディープラーニング出現前の非ディープラーニングに分けることができ、当社は、現在、主にディープラーニング技術を用いたアルゴリズム及びソフトウェアの開発に注力しております。ディープラーニングは、非ディープラーニングに比べて認識性能が高く、当社ではADAS用ソフトウェアだけでなく、運転手監視ソフトウェアにも用いております。
 一方、実装性能に優れた非ディープラーニングを有することも、当社の大きな強みです。画像認識ソフトウェアを安価な車載カメラやドライブレコーダに搭載する場合には、比較的性能が低いLSIで動作させることが必要ですが、当社の非ディープラーニングは、そういった比較的性能が低いLSIでも動作させることが可能です。
 このように当社は製品の仕様に応じて、非ディープラーニングとディープラーニングを使い分け、あるいはその両方を組み合わせて使うハイブリッド化を行い、車載カメラやドライブレコーダ用カメラにソフトウェアを提供しております。
 
・当社グループのビジネスモデル
 当社は、顧客の車載カメラやドライブレコーダ向けに画像認識ソフトウェアのカスタマイズや実装を行う対価を受託開発収入として計上しております。また、量産以降に発生する、搭載数量に応じたソフトウェア使用料をライセンス収入として計上しております。なお、一部の取引には商社が介在しております。
 直近の取引先はトヨタコネクティッド、JVCケンウッド、ネクスティエレクトロニクスがそれぞれ2割ずつとなっています。

【業績等】
業績動向(百万円)売上高 営業利益 経常利益 純利益
(連結実績)2018.6 210 52 50 42
(連結実績)2019.6 282 -3 -5 -8
(連結予想)2020.6 403 72 63 41
(連結3Q累計実績)2020.6 311 78 74 52

1株当たりの数値(円) EPS BPS 配当
(連結予想)2020.6 7.90  -   - 
調達資金使途 人件費、エージェント利用料や紹介料などの採用費
上場時発行済み株数 5,409,000株 (別に潜在株式64,716株)
公開株数 667,000株(公募150,000株、売り出し430,000株、オーバーアロットメント87,000株)

PER:65.8
PSR:6.9
配当利回り:
公募時吸い上げ資金:3.4億
公募時時価:28億
    
【株主構成】
曹暉 代表取締役CTO 1,716,000 32.23 180日
王潞 代表取締役の配偶者、従業員 1,146,000 21.53 180日 
脇健一郎 代表取締役社長CEO 954,000 17.92 180日
恵州市徳賽西威汽車電子 特別利害関係者など 528,000 9.92 180日
NVCC7号投組 ベンチャーキャピタル(ファンド)273,000 5.13 90日・1.5 
(株)SMBC信託銀行(信託口) ベンチャーキャピタル(ファンド) 264,000 4.96 90日
ニッセイ・キャピタル6号投組 ベンチャーキャピタル(ファンド) 219,000 4.11 90日・1.5
名大東海地区大広域ベンチャ1号投組 ベンチャーキャピタル(ファンド)105,000 1.97 90日・1.5
三菱UFJキャピタル5号投組 ベンチャーキャピタル(ファンド)54,000 1.01 90日・1.5
横田和之 取締役 10,524 0.20 180日
岩成武司 従業員 10,524 0.20 180日

【代表者】
代表者生年月日 1960年12月04日生まれ
代表者略歴 年月
概要 1986年04月 キヤノン(株)入社
2000年10月 (株)プラザクリエイト入社
2003年10月 アキュートロジック(株)入社
2007年11月 (株)ジェテック入社
2009年05月 クワンタービュー(株)(現当社)代表取締役就任
2017年07月 当社代表取締役社長CEO就任(現任)
2019年11月 北京飞澈科技有限公司執行董事就任(現任)

【幹事団】
主幹事証券 SMBC日興 493,000 85.0
引受証券 大和 29,000 5.0
引受証券 水戸 11,600 2.0
引受証券 極東 5,800 1.0
引受証券 みずほ 5,800 1.0
引受証券 エース 5,800 1.0
引受証券 東洋 5,800 1.0
引受証券 SBI 5,800 1.0
引受証券 楽天 5,800 1.0
引受証券 いちよし 5,800 1.0
引受証券 岩井コスモ 5,800 1.0

【参考類似企業】今期予想PER 5/27
2359  コア -倍(連結予想 )
3653  モルフォ 32.0倍(連結予想 )
3663  アートスパーク 22.6倍(連結予想 )
3918  PCIHD 22.8倍(連結予想 )
4420  イーソル 53.2倍(連結予想 )
4440  ヴィッツ 32.6倍(連結予想 )

【私見】
 車載などにも使われる画像認識で業種妙味は非常にあります。売上規模は非常に小さいですが、成長性は高く、PER200・PSR20倍の公募比3倍ラインは初値段階で楽に超えるかと思います。問題はそれ以上ですが、需給からも吸収金額は極端に少なく、ロックの切れるVCはいるものの時価総額は非常に小さいので数字的には説明できない価額になることが予想されます。

想定価額:480円
仮条件上限:520円
初値予想:2000円
ブック申し込み度・・・強気
セカンダリー期待度・・・中立~やや強気
総合評価4

2020年6月9日火曜日

IPO分析(コパ・コーポレーション)

【事業内容】
 当社は設立以来、「やさしさと感動を売って、人々に笑顔を与える」という経営理念のもと、実演販売を柱として生活用品を中心とした商品(掃除用クロス「パルスイクロス」、コーティングフライパン・包丁等「スーパーストーンバリアシリーズ」、かかと角質削り・爪磨き等「5セカンズシャインシリーズ」等)を販売してまいりました。
 当社の強みは実演販売です。実演販売とは、実演販売士が消費者の目の前で実際に商品を使って見せて使用価値をアピールし、購入を促す販売手法です。実演販売は、対象とする商品の使用方法や特徴、効果、利点等を消費者へ直接伝えることができ、能動的に需要を喚起させることができる手法です。当社は自社の役職員及び業務委託先として実演販売士を擁しております。実演販売士は、売り場で消費者に対して話す内容を事前に実演口上として作り上げ、実演販売を開始した後でも実演口上を何度もブラッシュアップし、販売力を向上させる努力を続けております。また、実演販売は単に売るだけではなく、広告効果も高いため売り場への営業ツールとしての機能も有します。さらに、実演販売士は売り場において消費者の動向を体感していることもあり、商品の目利き力を備えることができ、次に売れる商品についてメーカーや工場と共同で企画し、発売前から販売まで携わる力が実演販売士にはあります。
なお、当社の実演販売士に対しては、販売についての事項やコミュニケーション、コンプライアンス等にまで及ぶ、範囲の広く精度の高い教育が必須となります。当社は「売の極意塾」と称する実演販売士育成講座を開催しており、最新の心理学や脳科学に基づく実演ノウハウや関連する法令知識を身に付けるとともに、実演口上に基づいた商品企画のできる実演販売士を継続的に輩出する仕組みを整えております。このノウハウにより、あらゆる商品を実演販売において手掛けることができ、さらには実演販売のみならず、セミナー講師や販促動画出演等にも応用できる力が備わってまいります。
 また、当社は実演販売の力を最大限に活かすために当社独自の戦略である「3Dマーケティング販売戦略」を採用しており、戦略的に販売活動を行っております。「3Dマーケティング販売戦略」とは、実演販売士がテレビの通販番組で商品を実演販売することによって新たな需要を活性化させ、ベンダー販売、インターネット通販など顧客層も販売特性も違う販売チャネルへとそれぞれのシナジー効果を得ながら販売に繋げて行き、実演販売士が新たに開拓した需要を回収して販売量と利益を獲得する戦略です。なお、当社のプライベートブランド(以下、「PB」という。)又は独占販売商品を取り扱うことで、商品の値崩れ及び当社の宣伝広告活動に競合他社がフリーライドすることを防止するとともに、商品に係るブランド戦略を立案することが可能となっており、実演販売が開拓した需要を回収する効果が高まることとなります。また、購買意欲が顕在化している消費者層にリーチすることにより、潜在的な購買意欲のある層への宣伝広告効果をもたらすことで、消費者の購買を促し、顧客層を拡大していきます。さらに、実演販売士によるテレビの情報番組等のメディアへの露出によるインフルエンサー効果により、各販売チャネルにおける消費者の購買意欲を向上させることが可能となります。

 (TV通販)
地上波テレビのTV通販番組や24時間テレビショッピングチャンネルといったTV通販専門チャンネルにおけるTV通販番組にて販売するため、TV通販番組運営会社に対して商品を卸売りしております。番組には当社の実演販売士が出演します。TV通販番組を通して視聴者へ広く訴求することができるため広告宣伝効果が大きく、また放送時間が最長で1時間と長く、深堀して説明できるので商品の使用価値をアピールしやすいという特徴があります。

 (ベンダー販売)
量販店において店頭で販売するため、量販店に対して商品を卸売りしております。また店頭の販促活動として、当社の実演販売士が量販店にて実演販売を行うことや、当社の実演販売士が出演している販促用のVTRを店頭にて視聴できるよう提供することも行っております。TV通販番組とは異なり広く消費者へ訴求することはできない反面、消費者にとっては量販店の店員に商品の評判を聞くことができ、実際の商品を手に取った上で購入できるという特徴があります。

 (インターネット通販)
インターネット上の大手ECサイトのショッピングモールにて商品を販売しております。当社の実演販売士が出演の動画にて商品の特徴や使い方をインターネット上で説明しております。また、スマートフォンの普及により、TV番組等を通して商品に興味をもった消費者が量販店に行かずとも手軽に当社の商品を購入することができるという特徴があります。

 (セールスプロモーション)
企業等からの依頼に基づき、プロモーション活動における展示会等のイベントや、講師としてセミナー等へ実演販売士を派遣することで報酬を得ております。商品に限らず様々なサービス等も対象としてきた実演販売で培った販売力を依頼主へ提供いたします。また、慣れ親しんだ当社以外の商品やサービスを取り扱うことにより、実演販売士の実力を向上させることができます。 

 (デモカウ)
”デモンストレーション×買う”をコンセプトとして、直営店舗『デモカウ』及びECサイト『デモカウ』にて商品を販売しております。実演販売のお店として当社実演販売士が店員として接客し、実演販売を行います。当社の実演販売士の育成、消費者のニーズへ直に接することによる商品企画力の強化、メディア取材の場の提供といった機能を担っております。
当社におけるBtoC事業の中核をなしている事業で、直営店舗化することにより粗利率が上がります。また、顧客をロイヤルカスタマーとして会員とすることもでき、プラットフォームを構築して、商品の先行販売、試験販売等を始めとした当社独自の施策を展開することもできます。さらに、従来取得することのできなかった詳細な市場情報を取得することにより、より消費者のニーズに沿った販売戦略を策定することができます。
 
【業績等】
業績動向(百万円)売上高 営業利益 経常利益 純利益
(単独実績)2018.3 2,503 241 265 187
(単独実績)2019.3 3,506 458 475 320
(単独予想)2020.3 5,031 736 728 473・・・前回の予想
(単独実績)2020.3 5,605 862 863 561・・・上方修正
(単独予想)2021.3 5,607 708 699 457

1株当たりの数値 EPS BPS 配当
(単独予想)2021.3 172.94 866.82 -
調達資金使途 運転資金、借入金の返済
上場時発行済み株数 2,720,000株 (別に潜在株式150,000株)
公開株数 713,000株(公募320,000株、売り出し300,000株、オーバーアロットメント93,000株) 
PER:11.5
PBR:2.3
PAR:
配当利回り:
公募時吸い上げ資金:14.2億
公募時時価:54億
    
【株主構成】 以下90日
吉村泰助 代表取締役社長 1,440,000 56.47
エンパワーフィールド(株) 役員らが議決権の過半数を所有する会社 700,000 27.45
(株)チョイズ 役員らが議決権の過半数を所有する会社 200,000 7.84
松下周平 取締役 100,000 3.92
従業員持株会 特別利害関係者など 60,000 2.35 180日
北田陽士 従業員 10,000 0.39
木原祐貴 従業員 10,000 0.39
後藤伊奈波 従業員 10,000 0.39
村山祐介 従業員 10,000 0.39
中島章吾 従業員 10,000 0.39


【代表者】
代表者生年月日 1968年08月18日生まれ
1996年09月 吉村泰助事務所設立
1998年10月 (有)コパ・コーポレーション(現 (株)コパ・コーポレーション)設立 代表取締役社長就任(現任)
2011年03月 ハイホームマーケット(株)設立 代表取締役就任
2016年08月 (株)コパ(現 (株)チョイズ)設立 代表取締役就任(現任)
2016年12月 エンパワーフィールド(株)設立 代表取締役就任(現任)

【幹事団】
主幹事証券 野村 545,600 88.00 
引受証券 大和 31,000 5.00
引受証券 SBI 18,600 3.00
引受証券 三菱UFJモルガン・スタンレー 12,400 2.00
引受証券 東海東京 6,200 1.00
引受証券 マネックス 3,100 0.50
引受証券 岡三にいがた 3,100 0.50


【参考類似企業】今期予想PER 3/6
4951  エステー 16.3倍(連結予想 )
4967  小林製薬 31.1倍(連結予想 )
7818  トランザクショ 15.5倍(連結予想 )
7819  粧美堂 25.3倍(連結予想 )
7874  レック 11.1倍(連結予想 )
9414  日本BS放 13.5倍(連結予想 )

【私見】
 業種としてはジャパネット高田をイメージしますが、上場企業では同業種がなく業種妙味があります。コロナの影響で実演はマイナスですが、TVショッピングなど映像面もあるので問題はないかと思います。業績は良く、PERも高くなく、規模は小さめで需給は非常に良いので初値段階で人気になるでしょう。

想定価額:1560円
仮条件上限:2000円
初値予想:3500円
ブック申し込み度・・・強気
セカンダリー期待度・・・中立
総合評価3.5

2020年6月8日月曜日

IPO分析(ロコガイド)

【事業内容】
 「トクバイ」は、地域のユーザーと小売企業をつなぐ情報マッチングサイトであり、小売企業には新聞折込チラシの画像データやお買い得商品などを掲載することによる販促支援サービスを、ユーザーにはスマートフォンを中心としたインターネットを通じて、地域の買い物に関する情報が得られるという情報提供サービスを運営しております。
  「トクバイ」は、ユーザーに対して、地域の食品スーパーマーケットや、ドラッグストア、ホームセンターといった小売店舗の情報を無料で閲覧することができる機能を提供しております。ユーザーは、「トクバイ」を利用する際に、郵便番号や位置情報によって、普段よく利用するお店を登録することができます。それによって、日々更新されるお買い得商品の情報やクーポン、タイムセールといった情報をEメールやスマートフォンアプリのPUSH通知などの形式で受け取ることができるようになります。また食品など購入を検討している商品情報を閲覧すると、同様の商品が他小売店舗で販売されているかどうか、販売されている場合はいくらで販売されているかといったことが分かり、生活費を節約したいと考えている生活者に利用されております。さらに、買い物する商品などを記録することができるメモ機能も提供しており、日常的な買い物において欠かせないサービスとなっております。
 他方、「トクバイ」は、小売企業に対して、インターネットを通じて情報掲載ができる管理機能を提供しております。同機能を利用することで、小売企業の販促部門は、パソコンから複数の店舗に対しての情報配信ができ、また各店舗はパソコンに加えスマートフォンから簡単に情報配信ができるようになっております。掲載できる情報は、新聞折込チラシの画像データに加えて、お買い得商品や、旬の商品、タイムセールやクーポン、店頭でのイベント情報などのお知らせといったように多様な種類があります。それによって、小売企業ごとに自社の特徴や訴求情報をユーザーに伝えることができます。小売企業は情報掲載によって得られたユーザーの閲覧数などの効果情報に関しても、管理機能からいつでも確認することができるようになっております。それによって掲載する情報を改善し、ユーザーによりよい情報を届けるための取り組みを進めることができます。「トクバイ」の利用によって、小売企業においては、自社の販売促進費や工数削減、また情報掲載商品の販売増等を実現しております。
 情報掲載のプランは、SaaS型プラットフォームのサービスとして「無料掲載プラン」と「有料掲載プラン」に分かれております。利用登録をすることで各機能が利用できるようになり、月額5,000円からの「有料掲載プラン」では、チラシ・商品などの基本情報掲載に加えて、クーポンやお知らせなど掲載できる情報を増やすことができ、また優先的にサイト内で表示されることでユーザーの閲覧数を増加させることができるといった仕組みも提供しております。小売企業にとって、新聞折込チラシのコスト負担が大きくなる中、「トクバイ」を利用することで新聞折込チラシを削減し、コスト負担を軽減させていくことができるため、「有料掲載プラン」を利用する小売企業も増加傾向が続いております。さらに、2017年7月から12月に情報掲載を開始した食品スーパーマーケットの店舗あたりユーザーフォロー数は、2019年9月時点で約2.8倍に増加しており、提供価値の向上に伴い、「有料掲載プラン」を利用する小売企業のさらなる増加及び価格改定の余地があります。
 上述のように、「トクバイ」は新聞折込チラシに替わる新たな情報サービスのニーズの高まりによって、食品スーパーマーケットやドラッグストア、ホームセンターといった地域での日常の買い物に欠かせない主要小売業態において、高い網羅率を保持しております。さらに、家電量販店、スポーツ用品店といった専門小売業態の新規掲載も増加しており、2020年3月末のサービス利用店舗数は家電量販店2,331店、スポーツ用品店871店となっております。また2020年3月の12ヶ月平均解約率は0.13%と低い水準を維持しております。
 新聞購読率の低下は継続しており、ユーザー及び小売企業にとって、新聞折込チラシに替わる新たな情報サービスへのニーズは益々高まっていくものと考えられます。今後さらに地域の小売業態からの情報掲載に加え、非小売業態に展開することで、ユーザーを拡大していく取り組みを進めてまいります。

「トクバイ」のサービス利用店舗数及び有料契約店舗数の推移は、以下の通りであります。なお、有料契約店舗数の業種別内訳は、食品スーパーマーケット42%、ドラッグストア26%、ホームセンター7%、その他25%となっております。(2020年3月末時点)
     サービス利用店舗数  有料契約店舗数
2018年3月末 50,195  10,166
2019年3月末 49,397  20,328
2019年6月末 48,922  23,785
2019年9月末 52,491  24,851
2019年12月末 51,696  24,660
2020年3月末  51,711  25,282

【業績等】
業績動向(百万円)売上高 営業利益 経常利益 純利益
(単独実績)2018.3 500 -204 -200 -200
(単独実績)2019.3 1,008 146 145 156
(単独予想)2020.3 1,421 325 323 189・・・前回の予想
(単独実績)2020.3 1,424 342 340 221・・・上振れ
(単独予想)2021.3 1,873 505 489 340

1株当たりの数値(円) EPS BPS 配当
(単独予想)2021.3 38.53 507.46  - 

調達資金使途 販売促進費、人件費、地域情報サービスの成長に係る投資資金、広告代理事業の運転資金
上場時発行済み株数 9,386,700株 (別に潜在株式487,200株)
公開株数 2,590,700株(公募2,346,700株、オーバーアロットメント244,000株)
シンジケート公開株数2,346,700株 

PER:51.9
PBR:3.9
PSR:10.6
配当利回り:
公募時吸い上げ資金:51.8億
公募時時価:187億
    
【株主構成】
穐田誉輝 代表取締役 6,796,000 90.29 90日・1.5倍
沖本裕一郎 取締役 304,000 4.04 90日・1.5倍
前田卓俊 取締役 100,000 1.33
片桐優 取締役 68,000 0.90
池田拓司 取締役 50,000 0.66
林展宏 取締役が議決権の過半数を所有する会社の役員 20,000 0.27
小野寺康崇 従業員 14,000 0.19
青山哲也 従業員 14,000 0.19
根岸義輝 従業員 14,000 0.19
菅間淳 取締役が議決権の過半数を所有する会社の役員 12,000 0.16

【代表者】
代表者生年月日 1969年04月29日生まれ
代表者略歴 
1993年04月 (株)日本合同ファイナンス(現(株)ジャフコ)入社
1996年04月 (株)ジャック(現(株)カーチスホールディングス)入社
1999年09月 (株)アイシーピー代表取締役
2000年05月 (株)カカクコム取締役 2001年12月:同社代表取締役
2007年07月 クックパッド(株)取締役 2012年5月:同社代表執行役
2012年11月 (株)Zaim取締役(現任) 
2017年01月 当社取締役 3月:(株)オウチーノ取締役 4月:当社代表取締役(現任) 6月:(株)LITALICO社外取締役(監査等委員)
2018年10月 (株)くふうカンパニー取締役(現任)

【幹事団】
主幹事証券 みずほ 1,643,100 70.02
幹事証券 クレディスイス 469,300 20.00
引受証券 SBI 93,800 4.00
引受証券 野村 46,900 2.00
引受証券 大和 23,400 1.00
引受証券 マネックス 23,400 1.00
引受証券 楽天 23,400 1.00
引受証券 三田 23,400 1.00

【参考類似企業】今期予想PER 5/25
2164  地域新聞 -倍(連結予想 ) 
2376  サイネックス 35.1倍(連結予想 )
2481  タウンニュース 616.1倍(単独予想 )
6048  デザインワン 36.9倍(連結予想 )
7082  ジモティー 40.6倍(単独予想 )
7911  凸版印 9.2倍(連結見込 )


【私見】
 業種としてはありそうな業種ですが、低価格で解約率も低く妙味はあります。業績は売上で40%増、利益は2.2倍と成長性は高く、高めのPERですがPSRで10倍と妥当な水準かもしれません。需給は社長が9割を占めているので社長次第ですが、カカクコム・クックパットの代表を務めたやり手の社長なので、再申請で大幅に価格を下げロックの切れる1.5倍は超えるのは間違いないと思っています。社長の話題性からも注目度が高いIPOにはなりそうです。

想定価額:1800円
仮条件上限:2000円
初値予想:2800円
ブック申し込み度・・・強気
セカンダリー期待度・・・中立~やや強気
総合評価4

2020年6月4日木曜日

上場承認(Brandhing Engineer)

7/07 Branding Engineer  7352 サービス業 マザ SBI証券     
事業内容:企業に対してエンジニアリソースの提供を行うMidworks事業、メディア事業及びプログラミングスクール運営等
公開株数合計:396,200 OA:40,000(1.8憶)
公募株数:260,000 売出株数:136,200
発行済み株数⇒5,133,400(23憶)
ブックビルディング6/22~26
引受証券会社 SBI証券 大和証券 みずほ証券 あかつき証券 エイチ・エス証券 エース証券 岡三証券 極東証券 東洋証券 楽天証券 マネックス証券 水戸証券
想定価額:440円 予想レンジ800円~1500円 期待度3.5
SBI色が強く好みではありませんが、需給が良いので高騰するでしょう。