2025年12月12日金曜日

IPO初値予想2025

2/03 バルコス  フィリ 1400円 1550円 2.5  1401円 0.1%

2/05 技術承継機構  SBI 2000円 2500円 3.5 2700円 35%

2/20 フライヤー   みずほ証券  680円 950円 3.5 1178円 73%

2/21 ブッキングリゾート 日興 1240円 1600円 3.5 1550円 25%

2/28 TENTIAL 野村 2000円 2500円 3.5 2600円 30%

3/18 TalentX みず 750円 1050円 3.5  1026円 38%

3/19 JX金属 大和 820円 850円 3.5  843円 2.8%

3/19 メディックス みず 800円 800円 3  760円 −5%

3/21 ミーク 日興 800円 850円 3.5 845円 5.6%

3/21 パパネッツ フィリ 720円 720円 2.5 830円 15%

3/24 ミライロ 日興 270円 620円 4  661円 145%

3/25 ビジュアル・プロセッシング・ジャパン 岡三 1430円 2200円 3.5 3040円 113%

3/27 ダイナミックマッププラットフォーム 日興 1200円 1800円 4 1601円 28%

3/27 ZenmuTech 岡三 1580円 3500円 4 5000円 178%

3/28 プログレス・テクノロジーグループ 野村 1950円 2050円 3 1980円 1.5%

3/28 トヨコー 日興 730円 850円 3.5 871円 19%

3/31 ジグザグ 大和 1500円 2500円 3.5 2030円 35%

4/7 IACEトラベル 東海 1000円 1000円 3 864円 -14%

4/22 デジタルグリッド 大和 4570円 4570円 3.5 5310円 16%

4/24 LIFE CREATE 大和 1250円 1250円 3 1280円 2.4%

4/25 エレベーターコミュニケーションズ 東洋 1700円 1800円 3 2200円 19%

6/20 伊澤タオル SBI・三菱 750円 800円 3 765円 +2%

6/23 ウェルネス・コミュニケーションズ 野村 2480円 3600円 3.5 3300円 +33%

6/24   プリモグローバルHD 日興 2150円 2150円 3 2013円 -6.3%

6/25 北里コーポレーション 野村・日興 1340円 1600円 3.5 2001円 +49%

6/26 エータイ 大和 1510円 2300円 3.5 2547円 +69%

6/30 レント みず 4330円 4800円 3.5 5730円 32%

6/30 リップス 野村 3130円 3600円 3.5 3200円 2.2%

7/4 ヒット SBI 1500円 1800円 3.5  2166円 44%
7/16 かがやきHD 東海 1200円 1500円~2500円 3.5 中止
7/18 みのや みず 1540円 2400円 3.5   2531円 64%
7/24 フラー SBI 1117円 3200円 3.5  5200円 344%
7/29 山忠 藍沢 2600円 2800円 3
8/13   霞ヶ関ホテルリート投資法人 みずほ 100000円 110000円 3.5  103800円 3.8%
8/13  アクセルスペースHD 日興 370円 800円 4751円 103%
9/25 オリオンビール 野村 850円 1300円 4 1863円 192%
9/25 GMOコマース 大和 1180円 2000円 3.5 2131円 81%
9/26  UNICONHD 野村 1050円 1100円 3.5 1385円 32%
10/3 オーバーラップHD みず 1650円 1650円 3.5 1533円  -8%
10/6 ムービン・ストラテジック・キャリア 大和 2080円 2500円 3.5 2502円 20% 
10/7 ウリドキ Jトラ 1200円 1500円 3.5 1290円 8%
10/8 サイプレスHD 大和 710円 900円 3.5 675円 -5%
10/15 ライオン事務機  みずほ 213円 300円 3.5  374円 76%
10/16 テクセンドフォトマスク 日・野・三 3000円 3200円 3.5 3570円 19%
10/17 ユーソナー 野村 2000円 2500円 3.5 2350円 18%
10/23 サイバーソリューションズ 大和 1380円 1800円 3.5 1914円 39%
10/24 インフキュリオン SBI 1600円 1700円 3.5 1560円 -7.8%
10/28 BJC 日興・SBI 1680円 1800円 3.5 中止
11/4 NE みずほ 750円 800円 3 750円 0%
11/5 クラシコ 大和 1390円 3500円 4  3270円 135%
11/5 ファイントゥデイHD 大和 1470円 1500円~2000円 3.5  中止
11/17 ハンワホームズ フィリ 250円 250円 2.5 298円 10%
11/21 ノースサンド 大和 1120円 1300円 3.5 1200円 7.1%
11/27 HUMAN MADE  野村 3130円 3500円 3.5 3440円 9.9%
12/1 BRANU みず 980円 1500円 3.5 1655円 69%
12/5 FUNDINNO 野村 620円 750円 3.5 883円 42%
12/12 フィットクルー みず 2200円 2800円 3.5
12/12 AlbaLink 野村 1300円 1800円 3.5
12/17 SBI新生銀行 野村・SBI 1450円 1600円 3.5
12/18  ミラティブ 三菱・大和 860円 860円  3
12/19 ギミック 野村 1150円 1500円 3.5  
12/19 辻・本郷ITコンサルティング SBI 1850円 2700円 3.5 
12/19 パワーエックス 日興・三菱 1220円 1220円 3
12/22 スタートライン みずほ 480円 1100円 3.5 
12/23 テラテクノロジー SBI 2090円 2500円 3.5 
12/24 フツパー 日興 1020円 1500円 3.5 
12/24 PRONI 大和 1750円 2000円 3.5 
12/25 リブ・コンサルティング 日興 960円 1500円 3.5 

IPO分析(リブ・コンサルティング)

【事業内容】

(1) 理念・ビジョン

当社は「“100年後の世界を良くする会社”を増やす」という経営理念を掲げて代表取締役の関が2012年に創業いたしました。経営理念にはコンサルティングという仕事を通して現在、そして未来の世界にプラスの価値をもたらす会社の発展をサポートし、世の中をより良い方向に変えていくとの創業の想いが込められております。この経営理念は、現在でも当社の重要な意思決定における判断軸の根幹をなしております。

 

(2) 事業の概要

近年は不安定な国際情勢が続き、エネルギー価格をはじめ原材料価格の高騰など世界的な物価上昇に伴うインフレ圧力による先行き不透明な状況を受け、日本の各企業はさらなる付加価値向上や新たなビジネス機会創出のための取り組みを積極的に推進しており、これらの動きを支援するコンサルティング業界へのニーズは引き続き高い状態が続くと想定されます。

さらに少子高齢化の進展など、日本の生産年齢人口は減少の一途を辿っており、特に高度企画人材やIT人材などの専門人材が企業規模に関わらず不足しているという現状があります。

 


 

(注) 1.政府統計・人口推計 長期時系列データより当社にて作成、15歳~64歳の人口を「生産年齢人口」としております。

2.調査機関リクルートによる「リクルートエージェント求人データ」(2024年7月)参照し当社作成, 経営企画・事業・業務企画を対象とし、2015.1月期を1としております。

3.総合人材サービス会社のヒューマンリソシア株式会社による「海外ITエンジニア活用に関する実態調査vol.1」(2025年5月)を参照し、当社にて作成しております。

 

このようなコンサルティング会社にとって追い風の事業環境の中、当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社、連結子会社(株式会社Flow Group、株式会社Goofy、株式会社プルーセル、株式会社Impact Venture Capital及びLiB Consulting(Thailand) Co., Ltd.)の計6社で構成されており、国内および海外において、コンサルティング事業を主に展開しております。連結子会社の主たるサービスは次のとおりであります。株式会社Flow Groupは登録フリーコンサルタントにコンサルティング案件を紹介するコンサルティング業界特化型の人材事業、株式会社Goofyはセールスフォースの導入や活用支援に特化したコンサルティング事業、株式会社プルーセルは営業代行業務、株式会社Impact Venture Capitalはベンチャー投資に従事しております。LiB Consulting(Thailand) Co., Ltd.はタイでのコンサルティング事業を展開しております。当社と当社の子会社群はそれぞれの強みを活かす形でお互いに連携を取りながらグループ一体として事業展開をしております。

 

(3) 事業の特徴

世の中には規模の大きなものから小さなものまで、無数のコンサルティング会社があると同時に、それぞれのコンサルティング会社がカバーしている支援領域には大きく3つの区分があります。

エキスパート:伝統的なコンサルティング会社の主要業務範囲。業界やテーマに関して豊富な経験を持つ専門官であるコンサルタントが診断、助言、指導を行う。

 

②ハンズオン:企画業務やよりオペレーショナルな領域で対象企業の社員に変わり高品質と高スピードで実行する。高級人材派遣といわれる領域

③IT/DXコンサル:企業課題を経営・業務観点から抽出し、IT,デジタルによる解決策を導き、場合によっては導入までをサポートする。

現在のコンサル市場の成長は主に上記②のハンズオンおよび③のIT/DXコンサル領域の成長によるものであると当社は考えております。

このように多種多様な企業体や支援領域がある中で当社は下記のようないくつかの独自性を持って事業展開しており、それらが組み合わさって他のコンサルティング会社に対する差別化につながっております。

 

1 ベンチャーから大手企業まで全国に広がる顧客基盤

大企業に特化したコンサルティング会社が多い中、当社はベンチャー企業から中堅・中小企業、大企業まで幅広い顧客層に対して経営戦略コンサルティングを行っており、支援先企業も首都圏にとどまらず日本全国に広がっているのが一つ目の特徴です。2025年上期の当社単体での売上構成比ではベンチャー企業向け支援が24%、中堅・中小企業向け支援が42%、大企業向け支援が34%となっております。また創業以来の累計支援プロジェクト数は2025年10月31日時点で1万件に達しております。(注:売上構成比は企業規模別に編成された事業部毎の売上構成比です)

中小企業庁発行の「2024年版中小企業白書」によれば大企業は日本の全企業数の0.3%しか占めず、日本の全企業数の99.7%は中堅・中小企業であると同時に、中堅・中小企業が日本の雇用全体の7割を占めております。当社は世の中を良い方向に変えていき「“100年後の世界を良くする会社”を増やす」ためには他のコンサルティング会社の支援が手薄い中堅・中小企業向けの支援とこれから世の中に変革を起こそうとしているベンチャー企業の支援が不可欠であるとの考えから、大企業だけでなく中堅・中小企業向けとベンチャー向けの支援にも注力しております。また東京一極集中と言われて久しい日本の現状に一石を投じ、地方創生に貢献するため日本全国の顧客の支援をさせていただいております。

 

2 現場主義に徹して成果に拘りぬく支援

中堅・中小企業やベンチャー企業向けの支援は戦略立案の提案のみにとどまるケースが非常に少なく、立案された戦略が実行され成果として出るまで責任をもって支援いたします。例えばトップライン向上支援であればマーケティング戦略立案だけでなく、顧客と一体となって現場に入り込み個々の営業員のセールス力向上の為に営業の見本を見せ、セールス人員向けの研修を行ったりするなどの支援を実行しております。このように大手企業を顧客とした一般的な経営戦略コンサルティング会社とは一線を画し、当社は現場主義に徹して支援成果創出に拘りぬくハンズオン支援を強みとしております。

 

 

3 中堅・中小企業、ベンチャー支援と大企業支援の相乗効果

当社は中堅中小企業やベンチャー企業向けで磨いてきた成果創出・現場主義型のハンズオン支援を大企業に届けるとともに、ベンチャー企業向けの支援で磨いた新規事業開発ナレッジを大企業の新規事業立ち上げ支援において活かしております。また、大企業向けの支援で培われた先進課題の解決方法を中堅中小、ベンチャー支援に活用する三位一体での支援体制を構築しております。例えば、電気自動車社会到来に備えて大手保険会社がとるべき戦略を、全国のカーディーラーとの接点をもつ当社ならではのナレッジを活かして現場の声や現状を反映した形で戦略立案支援を行うなど、大手企業、中堅・中小企業、ベンチャー企業の全てを支援している当社ならではの強みである三位一体での支援体制をクロスポイントでの価値創出と位置づけ、顧客にも高い評価をいただいております。さらに、支援姿勢や支援体制でも大企業向けの支援においても中堅中小やベンチャー支援と同様に現場に入り込み成果が出ることに拘りぬく姿勢を貫いており、こちらも戦略立案や提案に留まるコンサルティング会社などとの差別化に繋がっております。

 


 

4 戦略立案から実行までサポートできるグループ力

当社はグループ内に営業代行機能やDX実装機能などの周辺機能を有しており、それらの周辺機能群をグループ一体的に運営できることも当社グループの強みとなっております。例えば、当社がマーケティング戦略の立案をサポートし、それを実行するために必要なセールスフォースを用いたシステム化を株式会社Goofyが行い、実際のセールス活動を株式会社プルーセルが担うといった戦略立案から実行までの一貫したサポートなども行えます。また、成長のための事業戦略はあるがそれを実行する財務的な条件が整っていないスタートアップの顧客に対しては株式会社Impact Venture Capitalが資本提供をする用意があります。

 

5 テクノロジー(AI)の最大活用

当社は生成AIを積極活用しており、創業以来の支援プロジェクト(累計プロジェクト数1万件)を基に当社に蓄積されたナレッジを効果的に顧客に還元させる仕組みを構築しております。

例えば、事業開発プロセスをAIによって自動化することにより人力では実現不可能なアイディアの幅や数を実現する仕組みを構築しております。また、AI領域の有力なスタートアップである株式会社Preferred Networksと「生成AI × マーケティングセールス」領域を共同事業として立ち上げております。

 

6 コンサルティング・ノウハウのパッケージ化

さらに当社ではコンサルティング・ノウハウをSaaSなどの形でパッケージング化して、より広範な顧客に、より手軽に低価格でコンサルティング成果を享受してもらう仕組み作りも進めております。例えば、住宅販売においては口コミや紹介が購買行動において非常に重要な要素を占めますが、当社ではこの口コミや紹介を活性化させる顧客コミュニティープラットフォームとしてSaaSサービスの「アンバサダークラウド」を展開しております。本SaaSサービスは当初はコンサルタントが行っていた住宅不動産業界における紹介や口コミによる売上を伸ばす支援を、そのニーズの高まりを受けてより広範囲の顧客に、より低価格でサービスを提供することを目的に展開を開始しました。ローンチから3年半目の2024年末で契約社数173社、エンドユーザー数6万人を超えております。また相当数の顧客が当社のSaaSサービスとの相乗効果を得るためにコンサルティングサービスも併用して活用しており相乗効果を生んでおります。当社ではこのようなコンサルティング・ノウハウのパッケージング化により、より広範囲の顧客により低価格でのサービス提供が可能な機会について継続的に注視しております。

 

 


 

7 海外展開を見据えた事業展開

LiB Consulting(Thailand) Co., Ltd.は当社の将来の海外展開を見据える上で戦略上重要な子会社となっております。タイにコンサルティング子会社を持つことにより、日本の支援ノウハウをタイ企業に対して活用し、タイでの支援ノウハウを日本で活用する事による相乗効果をもたらす形での事業展開が可能となっております。また上場後にはM&Aなども活用しながら、海外拠点を増やしていき支援ノウハウの相互活用だけでなく、日本企業の海外進出や海外企業の日本進出など「“100年後の世界を良くする会社”を増やす」を世界中で行うのが当社の経営目標です。LiB Consulting(Thailand) Co., Ltd.での経営経験を通して現地コンサルタントや経営メンバーの育成方法など海外での今後の事業展開に必要不可欠な経験の蓄積が可能となっております。また韓国のISKRA CONSULTING INC(本社: Gangnam-gu, Seoul, Republic of Korea、CEO:Hyang-Soo, Kim)と日本企業の韓国でのコンサルティング支援や韓国企業の日本でのコンサルティング支援などを目的とした戦略的業務提携を締結するなど海外展開においては提携戦略も積極的に活用していく予定です。

 

8.買収後のバリューアップにフォーカスしたM&A戦略

当社の事業領域を拡大・補完するのを主目的としたM&Aや外部連携を進めております。M&Aなどにおいては適正な価格での買収が基本であるとともに、買収後のバリューアップ戦略を買収前に明確に描けるかどうかも重要な判断基準としております。当社グループに2024年に株式会社Goofy、2025年に株式会社Flow Groupが100%子会社としてグループ・インしておりますが、それぞれグループ・イン後に売上高、利益ともに大幅に増加させることに成功しております。

 

 


 

(注) 1.株式会社Goofyのデータは「2022年10月~2023年9月」と「2024年1月~2024年12月」のデータを比較、「2022年10月~2023年9月」を100としております。

2.株式会社Flow Groupのデータは管理会計上の数値を使った参考値、「2024年6月~2024年8月」と「2025年6月~2025年8月」のデータを比較、「2024年6月~2024年8月」を100としております。

 

参考:外部環境と当社の競争力の源泉の全体像

 


 

 

当社グループの事業系統図は、次のとおりであります。






【業績等】
決算期 種別 売上高 営業利益 経常利益 純利益
2025/12 連結3Q累計実績 4,413 565 566 356
2025/12 連結会社予想 6,022 754 767 444
2024/12 連結実績 4,976 408 493 272
2023/12 連結実績 3,957 -34 -23 -58

決算期 種別 EPS BPS 配当
2025/12 連結会社予想 87.17 - 0.00

上場時発行済株数 6,400,000株(別に潜在株式959,463株)
公開株数 1,897,500株(公募1,300,000株、売り出し350,000株、オーバーアロットメント247,500株)
調達資金使途 人材の採用費用・人件費

PER:10.6
PBR:
配当利回り:
公募時吸い上げ資金:17.5億
公募時時価:60億
​   
【株主構成】 
関厳 代表取締役 3,876,000 63.97% 180日
権田和士 常務取締役 918,000 15.15% 売出300,000 180日
榎園利浩 新株予約権信託の受託者 510,000 8.42%
加藤有 取締役 306,000 5.05% 売出50,000 180日
匿名1 従業員 41,973 0.69%
匿名2 従業員 41,973 0.69%
中川貴裕 取締役CFO 36,210 0.60%
(株)310 外部協力者 30,600 0.50%
匿名3 従業員 22,593 0.37%
匿名4 従業員 21,063 0.35%

本募集及び引受人の買取引受による売出しに関し、貸株人である関厳、売出人である権田和士及び加藤有は、SMBC日興証券株式会社(以下「主幹事会社」という。)に対して、本募集及び引受人の買取引受による売出しにかかる元引受契約締結日に始まり、上場(売買開始)日から起算して180日目の2026年6月22日までの期間(以下「ロックアップ期間」という。)中は、主幹事会社の事前の書面による承諾を受けることなく、元引受契約締結日に自己の計算で保有する当社普通株式及び当社普通株式を取得する権利を有する有価証券の発行、譲渡又は売却等を行わない旨を約束しております。

【代表者】
代表者名 関 厳(上場時46歳10カ月)/1979年生
本店所在地 東京都中央区日本橋 東京日本橋タワー29階
設立年 2012年
従業員数 253人 (2025/10/31現在)(平均33.6歳、年収812.6万円)、連結337人

【幹事団】
主幹事証券 SMBC日興 - -
引受証券 野村 - -
引受証券 SBI - -
引受証券 岡三 - -
引受証券 岩井コスモ - -
引受証券 マネックス - -
引受証券 楽天 - -
引受証券 松井 - -
引受証券 あかつき - -

【参考類似企業】今期予想PER(12/5)
2170 LINK&M 14.0倍 (連結予想)
446A ノースサンド 26.9倍 (単独予想)
4792 山田コンサル 12.0倍 (連結予想)
6088 シグマクシスH 15.1倍 (連結予想)
6532 ベイカレント 27.0倍 (連結予想)
7034 プロレド - (連結予想)
7038 フロンティアM - (連結予想)
9168 ライズ 12.0倍 (連結予想)
9644 タナベコンサル 21.3倍 (連結予想)
9658 太田昭 14.7倍 (連結予想)
9757 船総研HD 15.5倍 (連結予想)

【私見】
 コンサル会社の上場ですが、大きな優位性はなさそうでう、上場を機に人材獲得と知名度を上げて緩やかに伸びるイメージの会社です。業績は当然良いのですが、他社比較で15前後までは上値余地はありそうです。需給面でも、VCなしの完全ロックで、時価総額としては大きくはないので、目先は100億を目指す展開でしょうか。

想定価額:920円
仮条件上限:920円
初値予想:1500円
ブック申し込み度・・・強気
セカンダリー期待度・・・中立
総合評価:3.5

2025年12月11日木曜日

前日予想(フィットクルー)

フィットクルー

公募価額 2200円

初値予想 2800円

初値買い 中立

無理には参戦しない予定。


IPO分析(フツパー)

【事業内容】

当社は、「最新テクノロジーを確かな労働力に」をミッションに掲げ、製造業界を中心に、AI技術及びIoT技術等の新しい技術を活用したサービスを提供しております。当社がサービスを提供している日本の製造業界は少子高齢化に伴う労働人口の減少による「人手不足」が深刻化する中で、競争力を維持・発展させるための製造現場のDX化がなかなか進まないことによる、競争力の低下に直面していると当社ではとらえております。これらの課題に対処すべく製造業界においては生産性向上のためのAIやIoT等の新しい技術を確実に製造現場で使用できるソリューションが強く求められていると判断しております。

当社は製造業界向けに、外観検査自動化AI「メキキバイト」をはじめとする画像認識AIサービス、顧客の保有するビッグデータのAIによる分析サービスである「カスタムHutzperAI」等の分析AIサービス、その他スキルに応じたAIによる人材配置最適化システム「スキルパズル」及びインターネット接続不要の生成AIソリューション「ラクラグ」を提供しております。各サービスは、以下に記載する特徴があると考えておりますが、それらは当社がこれまで製造業に特化し、常に顧客の要望・ニーズをとらえ、より高品質なソリューションの提供が可能となるように努めてきたことによるものであると考えております。

また、当社では製造業出身のエンジニアが多く在籍していると共に、社内教育及び設計物の十分なレビューを行うことで、経験の浅いエンジニアでも十分なパフォーマンスを発揮できる体制を整えていると考えております。

当社では以下のとおりエンジニアリング部門を組織化しております。

・AIエンジニアリング部:主として「メキキバイト」をはじめとした画像認識AIサービスにおける光学設計等の技術開発、顧客へのサービス提供を行う。

・プロダクト開発部:クラウドシステムである「Hutzper Insight」や「スキルパズル」の開発、顧客向けWebサービスの提供を行う。

・データサイエンス部:全社的なAI技術を統括すると共に、カスタムHutzperAI等のAIサービスの提供を行う。

 

各部門におけるエンジニアの在籍状況は以下のとおりであります。

2025年10月31日現在

組織名

役割

保有技術

人数(人)

AIエンジニアリング部

PM

(プロジェクトマネージャー)

顧客の技術面の課題抽出及びプロジェクト全体のマネジメント

製造工程、品質管理、生産管理に関する知見

ソフトウェアチーム

製造現場で使用するソフトウェアの開発

プログラミング

ハードウェアチーム

コンベアや排除機構等の製造ラインの設計・組立・設置

ハードウェア設計、電気回路構築

AIチーム

顧客の製造現場、製造物に対応した光学設計からAI構築及び学習

光学設計、AI構築

プロダクト開発部

Hutzper Insight並びにスキルパズルの開発、Webサービスの個別開発

Webサービス開発、デザイン

データサイエンス部

カスタムHutzperAIの提供及びAI技術の調査・研究開発

AIリサーチ、データサイエンス、AIを活用したコンサルティング

 

 事業の内容及び特徴については以下のとおりであります。なお、当社は製造業向けAIサービス事業の単一セグメントであり、セグメント情報を記載していないため、サービス別に記載しております。

 

① 画像認識AIサービス

(特徴)

メインサービスである「メキキバイト」は、製造業の顧客に対して、製造ライン、検査対象に適した照明・カメラ等の選定から設置までの光学設計をはじめ、検査対象の不良検出のための最適なAIモデル構築並びに不良品の排除機構連携、導入後の運用管理までを一気通貫で提供しております。また、AI判定は現場にある産業用PCに搭載したエッジAI(注1)として提供し、安定稼働の実現かつ高速処理を可能とすることに加えて、当該システムの運用フェーズにおいてはクラウドシステム「Hutzper Insight(フツパーインサイト)」を管理アプリケーションとして提供することにより、顧客自身によるAIモデルの精度の向上、品質管理を可能としており、継続的な運用を支援しております。

ハードウェアのスポット販売に加えて、初年度はAI構築(200,000円/月)及び「Hutzper Insight」のライセンス(98,000円/月)をサブスクリプションで月額利用料にて提供しており、2年目以降は「Hutzper Insight」のライセンスを提供しております。一部、クラウド管理機能である「Hutzper Insight」を伴わないソフトウェアのスポット販売での提供もございます。サブスクリプション契約の解約率(注2)は創業以来低い水準を維持しており、2025年12月期第3四半期の解約率は0.76%となりました。

また、当社は、「メキキバイト」で培った画像認識AIの技術を活用し、製造現場に設営されたカメラを活用した作業員の行動分析、機械への巻き込み防止等の安全対策等の外観検査以外のサービスの提供を行っております。

サービス提供に係る原価として、画像認識AIサービスでは現場に設置するハードウェアやエッジデバイスに関する材料費や、エンジニアの人件費等が発生いたします。

 

(注)1.エッジAI:ネットワークの端末機器(エッジデバイス)に直接搭載したAIのこと。

2.解約率=当月の解約により減少したライセンス収入÷前月末のライセンス収入の総額×100%の12ヵ月平均

 

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(当社の強み)

a 製造業に対する豊富な知識

当社は創業時より製造業界向けに特化したサービスを提供しており、製造ラインや検査における豊富な知見を有していると考えております。製造業の顧客が取り扱う品目は金属製品や食品等様々であり、製造物毎に製造ラインの特徴を理解し、検査対象を確実にとらえるための高度な撮像・画像処理技術等の光学設計の技術が必要となります。

 

b 運用開始までの一気通貫したサービスの提供

当社は顧客に対して、光学機器や搬送・排除機構等のハードウェアの選定・設置からAIモデル構築までを一気通貫で提供しております。具体的には、当社で光学設計を行った照明・カメラ・治具を顧客の製造ラインに設置した上で、本番環境でのデータ収集に努めております。AIモデル構築に当たっては、本番環境で撮影したデータを学習させることにより、効率的にAIのモデル構築を進め、高い実装力を有していると考えております。

光学設計からAIモデル構築まで一気通貫した技術をもたないベンダーでは、テスト環境で撮影したデータによる学習によりAIモデルを構築するものの、製造現場に設置されている照明・カメラ等で撮影した本番環境でのデータとの差異が発生し、効果的かつ効率的な製造現場での実装が難しく、当社のように低コストかつ迅速な実装は難しいものと考えております。

 

c エッジAIとクラウドシステムのハイブリッドによる運用支援

一般的な検査サービスにおいては、製造現場に実装した検査システムについての良否判定データは一定期間製造現場に蓄積されるのみであり、その後の利活用は進んでいないものと当社では考えております。

このような課題に対し、当社では、エッジデバイスに実装されたAIにより外観検査を行うことで、ネットワークが不要で、即時・大量の検査を行うことを可能とし、また、エッジ側で良否判定基準を設定することで、現場での柔軟な運用を可能としております。一方で、エッジ側でのAIによる外観検査の結果については、現場で不良と判定された画像データのみについてクラウド環境にアップロードする特許技術を有しております。当社は当該技術を用いた外観検査支援アプリケーションである「Hutzper Insight」を提供しており、顧客は自身で画像データの再分類、再学習を行うことでノーコードにてAIモデルの精度を向上させることができるとともに、「Hutzper Insight」上で品質管理を行うことができます。

 

d 排除機構連携

当社では「メキキバイト」にて不良と判定された検査物について、エアジェット(注1)連携等による排除機構の設置までを行っております。これにより、製造現場における人員をより減らすことができるため、顧客のより効率的な生産に資することが可能となります。

 

(導入実績)

2024年12月期の導入実績は、72社であります。また、売上高は367,671千円であります。また、「メキキバイト」のサブスクリプション契約における1ラインのあたりの平均単価(注2)はハードウェア5,932千円、初年度のAI構築及びライセンス利用料3,819千円、2年目以降のライセンス利用料(注3)10,604千円となり、合計は20,356千円となりました。

 

(注)1.エアジェット:品質検査で不良品と判定された製品を高速のエアージェット(圧縮空気)で吹き飛ばし、選別すること。

2.平均単価=ハードウェアの平均単価+初年度のAI構築及びライセンス利用料の平均単価+2年目以降のライセンス利用料

3.2年目以降のライセンス利用料=ライセンス利用料の年間平均単価÷(解約率×12)-ライセンス利用料の年間平均単価

 

② 分析AIサービス

(特徴)

 当社では、顧客が保有するビッグデータを活用し顧客のAI構築を支援する「カスタムHutzperAI」等の分析AIサービスを提供しております。具体的には、現場データをもとにした在庫予測や故障予測等の分析サービスをスポット販売で提供しております。サービス提供に係る原価として、エンジニアの人件費等が発生いたします。

 

(当社の強み)

業界問わず、一定の規模を有する企業においては画像データやその他のデータの蓄積が進んでおり、IoT化に向けた準備は整いつつあると当社では考えております。しかしながら、データの特徴及び企業の事業内容が複雑に関係する中で、当該データを用いた分析や解析により新たな示唆を得るには高度な分析能力が必要となります。

当社では製造業についての豊富な知見と分析案件の実績をもとに、適切な分析設計からAIモデル構築まで、企業の潜在的なニーズに根ざしたサービスを提供しております。顧客の課題特定の段階から当社が関与することで、顧客の課題に十分に対応したAI導入を提案し、コンサルティング、設計、開発、運用までの幅広いプロセスにおける導入及びMLOps(注1)全体の構築等の支援を行っております。

また当社では、生成AIを顧客の労働生産性を向上させるための技術として活用し、ナレッジの社内での共有、アイデア生成、市場調査や予測分析等の高度なタスクへの応用を支援しております。これらのタスクにおいては、単純にLLM(注2)を適用しても課題解決が難しく、様々なカスタマイズ、チューニングを行うことで、最適な出力を実装する必要がありますが、当社ではLLMに対して外部情報の検索を組み合わせるRAG(注3)技術によって、より専門性が高く正確性の高いAIとのやり取りを実現可能にし、高度な機能を持つ生成AIアプリケーション構築を可能としております。

 

(導入実績)

 2024年12月期の導入実績は、22社であります。また、売上高は225,442千円であります。

 

(注)1.MLOps(Machine Learning Operations):機械学習モデルをビジネス適用するための開発から運用、管理までのライフサイクルを効率化するための手法のこと。

2.LLM(Large Language Model):巨大なデータセットとディープラーニング技術を用いて構築された大規模言語モデルのこと。

3.RAG(Retrieval Augmented Generation):LLMにプロンプトを入力すると、そのプロンプトをもとに外部データから関連する部分を取り出し、それを元に回答を生成する方法のこと。

 

③ その他AIサービス

(スキルパズル)

当社は、製造工程における各人のスキルに応じたAIによる最適なシフト配置を提供する「スキルパズル」を利用人数に応じた従量課金によるサブスクリプションにて提供しております。「スキルパズル」は人手・人材不足の課題が激しい製造業において、人に依存しすぎない効率的な業務や人材管理の手法を提供することで、現場の業務負担を減らし、さらには人員配置の最適化やスキルマネジメントによる適切な評価、職場満足度と定着率の向上を推進していくことにより、持続可能な産業成長に貢献しております。

「スキルパズル」では、生産計画に基づき、社員のスキルや資格、出退勤情報等のリアルタイムの状況を考慮して最適なシフト配置を1クリックで瞬時に提案し、顧客の業務負担を大幅に軽減し、多能工化やスキルアップを促進できるサービスです。社員一人ひとりの能力や勤怠情報だけでなく、作業負荷や相性等も考慮した最適な人員配置をAIアルゴリズムが導き出すことができ、急な欠員にも対応できる体制を整えます。これによりシフト作成業務の省力化だけでなく、ベテラン社員の業務負担を減らし、作業そのものの質と効率を向上させることができます。

サービス提供に係る原価として、サーバー等のインフラ維持費が発生いたします。

 

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(ラクラグ)

 当社は、蓄積された社内ナレッジをインターネット接続不要で活用できるローカル生成AIソリューション「ラクラグ(らくらくRAG)」を販売しております。「ラクラグ」は、人手不足や世代交代に伴う暗黙知の喪失という製造業共通の課題に対し、完全オンプレミス環境で安全にナレッジを循環させる仕組みを提供することで、ベテランの知見を組織全体の力へ変換し、生産性と品質の両立を後押ししております。「ラクラグ」は、PDFやエクセル、画像データ等をまたいで、独自の情報抽出エンジンにより、図面や写真の内容までも構造化データとして取り込み、質問と根拠資料を紐づけたまま自然言語回答を提示します。さらに、ユーザーの質問を意味解析して不足語を自動補完するクエリ補強アルゴリズムが検索精度を底上げし、専門用語が入り混じる現場でも「欲しい情報に最短距離で辿り着ける」体験を実現しております。導入時はハード・ソフト一体型で納品するため、設置後すぐに稼働開始ができ、専門スタッフによる伴走支援も行っております。これらの総合支援により、ファイル検索にかかる時間やヒューマンエラーを大幅に削減し、“人”に依存しすぎない知識伝承と持続可能な現場力向上を実現しております。

 サービス提供に係る原価として、ローカル環境に設置するサーバー代などの材料費が発生いたします。

 

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(その他)

 上記のサービスには分類されないAIモデルの構築やライセンス供与等であります。

 

(導入実績)

 2024年12月期の導入実績は、27社であります。また、売上高は9,682千円であります。ただし、「ラクラグ」は2025年6月にリリースされたため、取引社数及び売上高に含まれておりません。

 

サービス別の収益構造をまとめると、以下のとおりであります。なお、販売にあたっては、直販がメインではありますが、一部販売代理店を経由して販売しております。

 

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【業績等】
決算期 種別 売上高 営業利益 経常利益 純利益
2025/12 単独3Q累計実績 750 203 212 170
2025/12 単独会社予想 1,269 358 346 263
2024/12 単独実績 602 -69 -65 -23
2023/12 単独実績 309 -112 -111 -134

決算期 種別 EPS BPS 配当
2025/12 単独会社予想 30.00 194.12 -

上場時発行済株数 10,040,000株(別に潜在株式1,075,000株)
公開株数 3,895,000株(公募1,250,000株、売り出し2,137,000株、オーバーアロットメント508,000株)
調達資金使途 人件費・採用費、研究開発費、広告宣伝費

PER:32.0
PBR:
配当利回り:
公募時吸い上げ資金:37.4億
公募時時価:96億
​  
【株主構成】 
大西洋 代表取締役社長 2,605,500 26.40% 180日
ANRI4号投組 投資業(ファンド) 1,391,000 14.10% 売出695,500 90日・1.5倍
黒瀬康太 取締役 1,105,500 11.20% 売出175,000 180日
弓場一輝 取締役 855,500 8.70% 売出150,000 180日
フツパー従業員持株会 投資業(ファンド) 343,500 3.50% 180日
広島大・広島県内大発ベンチャー投組 投資業(ファンド) 274,000 2.80% 売出130,500 90日・1.5倍
GA3号投資組合 投資業(ファンド) 228,000 2.30% 売出114,000 90日・1.5倍
三菱UFJキャピタル8号投組 投資業(ファンド) 205,000 2.10% 売出97,500 90日・1.5倍
関西イノベーションネットワーク投組 投資業(ファンド) 195,000 2.00% 売出97,500 90日・1.5倍
創発の莟1号投組 投資業(ファンド) 195,000 2.00% 売出97,500 90日・1.5倍

・その他売出し
大西 洋150,000株
GA4号投資組合94,500株
ちゅうぎんインフィニティファンド1号投資事業有限責任組合84,500株
関西みらい2号投資事業組合58,500株
SMBCベンチャーキャピタル7号投資事業有限責任組合58,500株
おおさか社会課題解決2号投資事業有限責任組合58,500株
イーストベンチャーズ3号投資事業有限責任組合55,500株
HVC2号投資事業有限責任組合19,500株


本募集及び引受人の買取引受による売出しに関し、貸株人かつ売出人である黒瀬康太、大西洋及び弓場一輝、当社株主であるフツパー従業員持株会及び髙木真一郎並びに当社新株予約権者である40名は、SMBC日興証券株式会社(以下「主幹事会社」という。)に対して、本募集及び引受人の買取引受による売出しに係る元引受契約締結日に始まり、上場(売買開始)日から起算して180日目の2026年6月21日までの期間中は、主幹事会社の事前の書面による承諾を受けることなく、元引受契約締結日に自己の計算で保有する当社普通株式(潜在株式を含む。)及び当社普通株式を取得する権利を有する有価証券の発行、譲渡又は売却等を行わない旨を約束しております。

 売出人であるANRI4号投資事業有限責任組合、広島大学・広島県内大学発ベンチャー支援投資事業有限責任組合、GA3号投資組合、三菱UFJキャピタル8号投資事業有限責任組合、関西イノベーションネットワーク投資事業有限責任組合、創発の莟1号投資事業有限責任組合、GA4号投資組合、ちゅうぎんインフィニティファンド1号投資事業有限責任組合、関西みらい2号投資事業組合、SMBCベンチャーキャピタル7号投資事業有限責任組合、おおさか社会課題解決2号投資事業有限責任組合、イーストベンチャーズ3号投資事業有限責任組合及びHVC2号投資事業有限責任組合は、主幹事会社に対して、本募集及び引受人の買取引受による売出しに係る元引受契約締結日に始まり、上場(売買開始)日から起算して90日目の2026年3月23日までの期間中は、主幹事会社の事前の書面による承諾を受けることなく、元引受契約締結日に自己の計算で保有する当社普通株式及び当社普通株式を取得する権利を有する有価証券の発行、譲渡又は売却等(ただし、その売却価格が募集における発行価格又は売出しにおける売出価格の1.5倍以上であって、主幹事会社を通して行う東京証券取引所での売却等は除く。)を行わない旨を約束しております。


【代表者】
代表者名 大西 洋(上場時31歳3カ月)/1994年生
本店所在地 大阪府大阪市淀川区西中島
設立年 2020年
従業員数 67人 (2025/10/31現在)(平均34.9歳、年収567.1万円)
事業内容 製造業向けAI(人工知能)サービスの提供。
1.外観検査自動化AI「メキキバイト」
2.AI受託開発サービス「カスタムHutzperAI
3.人材配置最適化システム「スキルパズル」など

【幹事団】
主幹事証券 SMBC日興 - -
引受証券 SBI - -
引受証券 三菱UFJモルガン・スタンレー - -
引受証券 楽天 - -
引受証券 松井 - -
引受証券 ひろぎん - -
引受証券 東海東京 - -
引受証券 中銀 - -


【参考類似企業】今期予想PER(12/5)
135A VRAIN 63.7倍 (単独予想)
3655 ブレインP 49.1倍 (連結予想)
3993 PKSHA 37.1倍 (連結予想)
4056 ニューラル 180.7倍 (連結予想)
4259 エクサウィザー 72.5倍 (連結予想)
4371 CCT 11.4倍 (連結予想)
4418 JDSC 52.7倍 (連結予想)
5574 ABEJA 61.4倍 (単独予想)
5586 LaboroAI 68.7倍 (連結予想)

【私見】
 製造業向けのAIを使った画像認識ソフトの開発ということで、やや落ち着きましたが、業種妙味非常にあります。業績は赤字から脱却し、今期黒字化と、2月の決算発表でどれだけ積み上げ出来るかでしょう。高PERが容認されている業種なので、現在の価額でも割高感はありません。問題は需給面で、吸収金額はやや大きく、1.5倍でロックが外れるVCは多く、1.5倍で頭は抑えられることが予想されます。成長性はありそうなので、2月の決算発表次第では、VCラインを突破するのも難しくないと思います。


想定価額:960円
仮条件上限:1020円
初値予想:1500円
ブック申し込み度・・・強気
セカンダリー期待度・・・中立~やや強気(中期)
総合評価:3.5