2024年7月13日土曜日

IPO分析(タイミー)

 【事業内容】

​ (1)サービス概要

・スキマバイトサービス「タイミー」

 「タイミー」は有料職業紹介事業として「働きたい時間」と「働いてほしい時間」をマッチングするスキマバイトサービスであります。従来の求人媒体型サービスと異なり、「タイミー」でマッチングする業務はクライアントとワーカーの1日単位の直接雇用となっております。

 創業者である小川嶺が単発アルバイト勤務を繰り返している中で潜在的に感じたフラストレーションを解消させることで事業が構想されており、応募から働くまでの工程削減(履歴書なし・面接なし)や正当な評価(相互レビュー機能)、働いてから入金されるまでの時間短縮(即金性)に受け継がれています。働き手(以下、「ワーカー」という。)は、働きたい案件を選ぶだけで、履歴書なし・面接なしですぐ働くことができ、勤務終了後すぐに報酬を受け取ることができ、雇用主(以下、「クライアント」という。)は、来て欲しい時間や求めるスキルを設定するだけで、条件にあったワーカーが自動的にマッチングします。新しい就業機会を得たワーカーにとっては「タイミー」での出会いや経験が就業、起業など人生の可能性を広げる機会となり、クライアントにとっては人手不足が解消されるだけでなく、繁忙期に合わせた採用を行うことで人件費の効率化にも寄与しております。ワーカーとクライアント双方に支持され続け、2024年4月末現在、登録ワーカー数は7.7百万人、登録クライアント事業所数は25.4万拠点であり、ワーカーの観点ではサービス利用率、クライアントの観点では求人掲載数に基づき、本邦No.1のスキマバイトプラットフォームとなっております。

 「タイミー」のワーカーは、20代から40代までの若い世代が多く、正社員・パート/アルバイト・契約/派遣社員・学生といった様々な職業の方に性別問わずご利用いただいております。クライアントは、サービス開始以降、物流業界や飲食・小売業界を中心にご利用いただいております。近年は人流回復やインバウンド需要の回復に伴い、ホテル・宿泊業界での利用も伸びてくるなど、様々な業界でご利用いただけるサービスとして成長しております。

 なお、クライアントは初期費用、掲載料無料で、「タイミー」に最短1時間の業務時間から求人情報を掲載することができます。クライアントが当社へ支払う手数料は、原則としてワーカーに支払う賃金報酬及び交通費の合計額(以下、「賃金報酬等」といいます。)の30%程度であり、成果報酬型の料金体系を採用しております。

 

a)クライアントから選ばれる理由

・「今働ける人がすぐに見つかる」

 日本全国で7.7百万人(2024年4月末時点。サービス開始以来の累計)を超えるワーカーが登録しており、稼働率は約88%を誇り、パートタイムの平均稼働率約18%を大きく上回っています。また、勤務開始時間の直前まで求人を掲載できるため、急な欠員や繁忙期にも高確率でワーカーを採用することが可能となっております。そのため、繁忙期を想定した人員を年間を通じて固定で雇用するのではなく、「タイミー」を活用して繁忙度に合わせた採用を行うことで、閑散期の余剰人員を抑えることも可能となっております。人件費の効率化にも貢献でき、クライアントが抱える喫緊の課題に対するソリューションとなっております。


・「実績のある優良ワーカー/リピーターが豊富」

 クライアントが掲載した求人情報は勤務データ(クライアントからの評価や直前キャンセル・遅刻に基づくペナルティポイント)に基づき、勤務実績の優れたワーカーから先行公開される仕組みを構築しており、サービス開始以降2024年4月末までの期間において、クライアントによるワーカーレビュー数は累計1,860万件(同じ職場で2回以上勤務した場合のレビューを含む)となっております。

 また、過去に就業したワーカーの中から、もう一度働いて欲しいワーカーに限定して求人を出す機能(お気に入りリスト機能)も実装しており、毎回の教育コストをかけずに、勤務実績があり優秀なワーカーのみを採用することも可能です。同一業界で勤務経験があるワーカーは約76%となっておりますが、この機能により、同じ職場で何度も働くワーカーは多く、約62%のワーカーがリピーターとして働いております。クライアントにとっては、「タイミー」を活用いただければいただくほど、教育コストのかからないリピーターのみで現場を回す体制を実現することが可能となっております。


・「充実した労務機能」

 「タイミー」でマッチングする業務はクライアントとワーカーの1日単位の直接雇用となっております。そのため、クライアントの労務関連の業務負担を削減するための様々な機能を実装しております。例えば、マッチングの都度クライアント側で作成が必要となる労働条件通知書のドラフトは、求人を掲載する時に自動生成され、ワーカーは必ず事前同意の上で勤務しております。また、出退勤確認として勤務日当日に勤務現場でワーカーがQRコードを読み込むことで、雇用契約が開始・終了する仕組みを構築しており、クライアントに煩雑な労務・保険・税務関連手続きが生じることを防止する目的で、かかる手続きが必要になる一定の条件に該当する求人情報は投稿できない、または、マッチングされない仕組みとしております。クライアントが当社以外を含む複数のサービスを利用すると、かかる一定の条件に該当したかを判断することが難しくなることから、クライアントには充実した労務機能を提供している「タイミー」のみの利用を継続するインセンティブが生じるものと考えております。

 ワーカーに支払う賃金報酬等についても、当社が立替払いをすることで即日入金(注9)としておりますので、クライアントは当社から送付する月末締め翌月末払いの請求書で一括精算を行うのみとなっております。


・「専任担当者による手厚いサポート」

 主要クライアントには専任のカスタマーサクセス担当者をつけることで手厚いサポートを提供しております。クライアントの業務プロセスを把握した上で、ワーカーが対応可能な業務の切り出しを提案し、業務効率の改善(特別なスキル・経験を必要としない業務はワーカーが対応し、正社員は付加価値の高い業務に注力)に貢献しております。また、毎月のワーカー稼働状況及び稼働率の報告や、クライアントの下で働いたワーカーに対するヒアリングを行い、クライアントへのフィードバックを実施するなど、クライアントの満足度の向上に努めております。

 

b)ワーカーから選ばれる理由

・「好きな時間に働ける」

 ワーカーは、好きな時間、好きな場所、好きな職種で最短1時間から働くことができ、勤務条件の自由度が高くなっております。例えば、育児の合間の時間で働きたい主婦/主夫、希望したシフトに入れなかったパートタイマー、体力的な理由から短時間だけ働きたいシニア世代の中には、シフト制といった従来の働き方では働きたくても働けない方々が数多くおりました。「タイミー」は、あらゆる方々のスキマ時間を活用した就業機会を創出及び提供することで潜在労働力を喚起すると同時に、就業・起業といった人生の可能性を広げるきっかけをも提供しております。


・「履歴書・面接なし」

 従来の一般的な仕事探しは、求人情報を見て応募し、面接を経て合否が決まるまで数週間の時間を要しておりました。「タイミー」は、履歴書や面接は不要で、応募から勤務までの工程を可能な限り削減しております。ワーカーは、働きたい案件を選ぶだけで先着順でマッチングされ、応募したその日から働くことも可能となっております。


・「報酬は即日入金」

 一般的に、派遣・アルバイトの報酬は、月末締め、翌月末払いなどと設定されているケースが多く、賃金報酬等を受け取るまでに一定の時間を要します。「タイミー」では、業務終了直後に賃金報酬等が確定し、ワーカーから振込申請をすることにより、24時間365日いつでも、ワーカー側の振込手数料の負担なしで賃金報酬等の支払いを事前登録した銀行口座にて受けることが可能となっております。副業としてタイミーを利用しているワーカーのうち、約88%のワーカーの本業の年収が500万円未満となっており(2023年2月6日 当社公表の「副業に関する実態調査」に基づく。調査期間:2023年1月16日から18日、調査対象:ワーカーのうち本業が「会社員」「会社役員」「公務員」「自営業・自由業」の2,888名。)、生活費の足し、急な入り用、ちょっとした贅沢等様々な場面で活用いただいております。


・「特別なスキル・経験を必要としない業務」

 クライアントは、自社の業務プロセスの中から、ワーカーが対応可能な業務を切り出してワーカーを募集しております。そのため、工場での梱包やピッキング・仕分け・検品・搬出入といった軽作業、飲食店の洗い場作業、引越し作業といった特別なスキル・経験を必要としない業務に関する求人情報が多く、幅広い就業機会の提供が可能となっており、募集人数は2023年10月期第2四半期から2024年10月期第2四半期までの期間において、91%増加しております。


c)サービスの健全性を確保するための取組

 当社は、「タイミー」を利用する全てのクライアントとワーカーに対して、安心・安全なサービスを提供するため、以下の対応を行い、サービスの健全性の確保に努めております。


・「求人情報の確認」

 当社は、クライアントが投稿する求人情報が労働基準法等の各種法令に違反していないかどうか、求人情報の全件について専任部署が確認しております。加えて、投稿された求人情報の業務内容とワーカーが実際に行った業務内容に齟齬があった場合や、サービス残業を強制させられた場合等を把握するために、ワーカーによる通報窓口を設置しており、ワーカーはアプリより通報を行うことができます。


・「本人確認の実施」

 ワーカーに対して「タイミー」での求人申込前に本人確認を実施しております。ワーカーは求人申込前に本人情報(氏名・生年月日・住所等)と顔写真を登録し、本人確認書類を撮影してアプリに登録する必要があります。入力された本人情報と本人確認書類が合致する場合にのみ、求人申込をすることができます。


・「ペナルティポイント」

 キャンセルポリシーに基づき、キャンセル又は遅刻した際にペナルティポイントが付与される制度を導入しております。例えば、勤務開始の24時間前までにキャンセルすると1ポイント、勤務開始の24時間前から12時間前までにキャンセルすると4ポイント、12時間前から8時間前までにキャンセルすると5ポイント、遅刻をすると2ポイントが付与されます。また、累積されたポイントに応じて使用制限があり、4から7ポイントで1週間以降の求人申込が1件までに制限され、8ポイント以上で14日間の利用停止となります。ペナルティポイントは勤務終了後のレビューをするごとに1ポイントずつ減らすことができます。なお、申告がない欠勤の場合は、当社キャンセルポリシーに則り一定期間の利用停止となります。2024年10月期第2四半期の無断欠勤率は約0.2%となっております。


・「相互レビュー」

 業務終了後にワーカーとクライアントそれぞれが相互に評価を記載できる仕組みを構築し、相互牽制による求人情報の内容の正確性及びワーカーの勤務態度の担保を実施しております。

 相互レビューでは、ワーカーは「勤務時間はおおむね予定通りでしたか?」「掲載されていた仕事内容通りでしたか?」「またここで働きたいですか?」などの項目でGood/Badを選び、テキストコメントで働いた感想を記載することが求められます。記載したコメントはアプリ上で、他のワーカーからも見ることができ、まだその職場で勤務したことがないワーカーが安全・安心に仕事選びができるようになっております。

 一方で、クライアントからも勤務したワーカーの仕事ぶりをGood/Badの2択及びテキストコメントで評価することができます。万が一、評価の悪いワーカーとマッチングした場合は、事前キャンセルすることも可能となっております。

 相互レビューがあることで、ワーカーにはやりがいを感じていただき、クライアントはレビューコメントの内容をうけて、職場環境の改善につなげるなどの効果も生まれており、クライアントから初回勤務のワーカーへのGood率、初回勤務のワーカーからクライアントへのGood率は共に90%以上となっております。なお、クライアントとワーカー間でトラブルが発生した際には、当社のカスタマーサポートが間に入り、双方へのヒアリングを実施した上で、円滑に問題解決をする運用を構築しており、クライアント・ワーカー共に問題行動が頻発した場合には、問題行動を起こしたクライアント・ワーカーを利用停止にするなどの対応を講じることもあります。


d)ストック性の高いビジネスモデル

 「働く」という人々の日常に不可欠な領域が持つ本来のストック性に加え、日本社会が直面する慢性的な労働力不足により、「タイミー」はストック性の高いビジネスモデルとなっております。各企業・業界特有の季節性に起因する変動はあるものの、サービス開始以降、多くのクライアントに継続的にご利用いただいております。

 なお、コホート別の流通総額(ワーカーに支払う賃金報酬等の合計額)の推移は以下のとおりであり、当社の収益の大部分は、前四半期から登録されたアクティブアカウント(月に少なくとも1つの求人情報を掲載した登録クライアント事業所数)のコホートによるものとなります。2024年10月期第2四半期における流通総額の91%は、2024年10月期第1四半期以前のアクティブアカウントによるものとなりました。


【業績等】

決算期 種別 売上高 営業利益 経常利益 純利益

2024/10 単独中間実績 12,450 1,719 1,617 964

2024/10 単独会社予想 27,556 4,091 3,623 2,253

2023/10 単独実績 16,144 1,957 1,924 1,802

2022/10 単独実績 6,216 122 114 256


決算期 種別 EPS BPS 配当

2024/10 単独会社予想 23.69 88.82 0.00


上場時発行済株数 95,139,000株

公開株数 37,082,200株【売り出し32,245,400株、オーバーアロットメント4,836,800株(売出に係る国内・海外の募集株式数の内訳(国内売出:9,996,100株/海外売出:22,249,300株)】

調達資金使途 -


PER:60.3

PBR:

配当利回り:

公募時吸い上げ資金:530億

公募時時価:1360億

​   

【株主構成】 

小川嶺 代表取締役 24,030,000 21.96% 売出779,400 360日

(株)Recolle 代表取締役の資産管理会社 9,045,000 8.27% 360日

KeyrockCapitalMasterFund,Ltd 投資業(ファンド) 7,950,000 7.27% 180日

(株)MIXI 投資業(ファンド) 6,117,000 5.59% 6年(下記参照) 

ジャフコSV6投組 投資業(ファンド) 4,704,000 4.30% 売出2,000,000

月山特定目的会社 投資業(ファンド) 3,999,000 3.66% 売出2,200,000

エン・ジャパン(株) 投資業(ファンド) 3,867,000 3.53% 売出2,200,000

(株)サイバーエージェント 投資業(ファンド) 3,840,000 3.51% 180日

JEC2 Limited 特別利害関係者など 3,615,000 3.30% 180日

Woodline Master Fund LP 投資業(ファンド) 3,180,000 2.91% 180日

 グローバル・オファリングに関連して、売出人かつ貸株人である株式会社サイバーエージェント、売出人であるCA Startups Internet Fund 2号 投資事業有限責任組合、コロプラネクスト3号ファンド投資事業組合及び他1社、当社株主であるKeyrock Capital Master Fund,Ltd、JEC2 Limited、Woodline Master Fund LP、Kadensa Master Fund、Seiga Japan Fund、タイミー従業員持株会、渡辺雅之、Seiga Japan Long Opportunities Fund、八木智昭及び他1名並びに上記に含まれない当社の新株予約権者である108名は、ジョイント・グローバル・コーディネーターに対し、元引受契約締結日から上場日(当日を含む。)後180日目の日までの期間(以下、「ロックアップ期間(A)」という。)、ジョイント・グローバル・コーディネーターの事前の書面による同意なしには、当社普通株式(ただし、JEC2 Limited、Woodline Master Fund LP、Kadensa Master Fund、Seiga Japan Fund及びSeiga Japan Long Opportunities Fundについては、当該株主が元引受契約締結日時点で保有する当社普通株式に限る。)の売却等(ただし、本件売出し、オーバーアロットメントによる売出しのために大和証券株式会社に当社普通株式の貸付けを行うこと及びグリーンシューオプションが行使されたことに基づいて当社普通株式を売却すること等を除く。)を行わない旨を合意しております。

 売出人である小川嶺、西山知義、THE FUND投資事業有限責任組合、株式会社NEXYZ.Group、株式会社MSERRNT、貫啓二、須田将啓、株式会社WDI及び他4名、当社株主かつ新株予約権者である株式会社Recolle、当社株主である伊藤忠商事株式会社は、ジョイント・グローバル・コーディネーターに対し、元引受契約締結日から上場日(当日を含む。)後360日目の日までの期間(以下、「ロックアップ期間(B)」という。)、ジョイント・グローバル・コーディネーターの事前の書面による同意なしには、当社普通株式の売却等(ただし、本件売出し等を除く。)を行わない旨を合意しております。

 当社株主である勝部孝史は、ジョイント・グローバル・コーディネーターに対し、元引受契約締結日から上場日(当日を含む。)の2年後の日までの期間、ジョイント・グローバル・コーディネーターの事前の書面による同意なしには、当社普通株式の売却等(ただし、株式受渡期日(当日を含む。)の1年後の日から株式受渡期日(当日を含む。)の2年後の日の前日までの期間(以下、「ロックアップ期間(C)」という。)において、当該ロックアップ対象者が株式受渡期日の午前0時の時点で保有する発行会社の普通株式の数の2分の1を上限として行われる発行会社の普通株式の売却又は譲渡等を除く。)を行わない旨を合意しております。

 当社株主である株式会社KIDS HOLDINGS、AIAIグループ株式会社、SBSホールディングス株式会社及びその他2社は、ジョイント・グローバル・コーディネーターに対し、元引受契約締結日から上場日(当日を含む。)の3年後の日までの期間(以下、「ロックアップ期間(D)」という。)、ジョイント・グローバル・コーディネーターの事前の書面による同意なしには、当社普通株式の売却等(ただし、本件売出し、(a)株式受渡期日(当日を含む。)の1年後の日から株式受渡期日(当日を含む。)の2年後の日の前日までの期間において、当該ロックアップ対象者が株式受渡期日の午前0時の時点で保有する発行会社の普通株式の数(以下、「本件保有株式数(A)」という。)の3分の1を上限として行われる発行会社の普通株式の売却又は譲渡、(b)株式受渡期日(当日を含む。)の2年後の日から株式受渡期日(当日を含む。)の3年後の日の前日までの期間において、本件保有株式数(A)の3分の2を上限として行われる発行会社の普通株式の売却又は譲渡(ただし、上記(a)に則ってロックアップ期間(D)中に売却又は譲渡される発行会社の普通株式の総数が、当該規定に基づき売却又は譲渡可能な発行会社の普通株式の数の上限を超えず、かつ、上記(a)及び(b)に則ってロックアップ期間(D)中に売却又は譲渡される発行会社の普通株式の総数が本件保有株式数(A)の3分の2を超えない場合に限る。)等を除く。)を行わない旨を合意しております。

 当社株主であるその他2社は、ジョイント・グローバル・コーディネーターに対し、元引受契約締結日から上場日(当日を含む。)の3年後の日までの期間(以下、「ロックアップ期間(E)」という。)、ジョイント・グローバル・コーディネーターの事前の書面による同意なしには、当社普通株式の売却等(ただし、本件売出し、(a)株式受渡期日(当日を含む。)の1年後の日から株式受渡期日(当日を含む。)の3年後の日の前日までの期間において、当該ロックアップ対象者が株式受渡期日の午前0時の時点で保有する発行会社の普通株式の数(以下、「本件保有株式数(B)」という。)の3分の2を上限として行われる発行会社の普通株式の売却又は譲渡を除く。)を行わない旨を合意しております。

 売出人かつ貸株人である株式会社MIXIは、ジョイント・グローバル・コーディネーターに対し、元引受契約締結日から上場日(当日を含む。)の6年後の日までの期間(以下、「ロックアップ期間(F)」という。)、ジョイント・グローバル・コーディネーターの事前の書面による同意なしには、当社普通株式の売却等(ただし、本件売出し、オーバーアロットメントによる売出しのために大和証券株式会社に当社普通株式の貸付けを行うこと及びグリーンシューオプションが行使されたことに基づいて当社普通株式を売却すること、(イ)株式受渡期日(当日を含む。)の17か月後の日から株式受渡期日(当日を含む。)の24か月後の日の前日までの期間において、当該ロックアップ対象者が特約付貸借契約で定義する返還日の翌日午前0時の時点で保有する発行会社の普通株式の数(以下、「本件保有株式数(C)」という。)の10分の1を上限として行われる発行会社の普通株式の売却又は譲渡、(ロ)株式受渡期日(当日を含む。)の24か月後の日から株式受渡期日(当日を含む。)の36か月後の日の前日までの期間において、本件保有株式数(C)の5分の1を上限として行われる発行会社の普通株式の売却又は譲渡(ただし、上記(イ)に則ってロックアップ期間(F)中に売却又は譲渡される発行会社の普通株式の総数が本件保有株式数(C)の10分の1を超えない場合に限り、かつ、上記(イ)及び(ロ)に則ってロックアップ期間(F)中に売却又は譲渡される発行会社の普通株式の総数が本件保有株式数(C)の5分の1を超えない場合に限る。)、(ハ)株式受渡期日(当日を含む。)の36か月後の日から株式受渡期日(当日を含む。)の48か月後の日の前日までの期間において、本件保有株式数(C)の5分の2を上限として行われる発行会社の普通株式の売却又は譲渡(ただし、上記(イ)及び(ロ)の各規定に則ってロックアップ期間(F)中に売却又は譲渡される発行会社の普通株式の総数が、それぞれ当該各規定に基づき売却又は譲渡可能な発行会社の普通株式の数の上限を超えない場合に限り、かつ、上記(イ)ないし(ハ)に則ってロックアップ期間(F)中に売却又は譲渡される発行会社の普通株式の総数が本件保有株式数(C)の5分の2を超えない場合に限る。)、(ニ)株式受渡期日(当日を含む。)の48か月後の日から株式受渡期日(当日を含む。)の60か月後の日の前日までの期間において、本件保有株式数(C)の5分の3を上限として行われる発行会社の普通株式の売却又は譲渡(ただし、上記(イ)ないし(ハ)の各規定に則ってロックアップ期間(F)中に売却又は譲渡される発行会社の普通株式の総数が、それぞれ当該各規定に基づき売却又は譲渡可能な発行会社の普通株式の数の上限を超えない場合に限り、かつ、上記(イ)ないし(ニ)に則ってロックアップ期間(F)中に売却又は譲渡される発行会社の普通株式の総数が本件保有株式数(C)の5分の3を超えない場合に限る。)及び(ホ)株式受渡期日(当日を含む。)の60か月後の日から株式受渡期日(当日を含む。)の72か月後の日の前日までの期間において、本件保有株式数(C)の5分の4を上限として行われる発行会社の普通株式の売却又は譲渡(ただし、上記(イ)ないし(ニ)の各規定に則ってロックアップ期間(F)中に売却又は譲渡される発行会社の普通株式の総数が、それぞれ当該各規定に基づき売却又は譲渡可能な発行会社の普通株式の数の上限を超えない場合に限り、かつ、上記(イ)ないし(ホ)に則ってロックアップ期間(F)中に売却又は譲渡される発行会社の普通株式の総数が本件保有株式数(C)の5分の4を超えない場合に限る。)等を除く。)を行わない旨を合意しております。


【代表者】

代表者名 小川 嶺 (上場時27歳3カ月)/1997年生

本店所在地 東京都港区東新橋

設立年 2017年

従業員数 917人 (2024/05/31現在)(平均30.9歳、年収583.6万円)

事業内容 スキマバイトサービス「タイミー」の運営など

URL https://timee.co.jp/

株主数 60人 (目論見書より)

資本金 107,254,000円 (2024/06/21現在)

社員数 917人(2024年05月31日現在)

代表者生年月日 1997年04月13日生まれ

代表者略歴

2017年08月 当社設立、代表取締役(現任)

2023年03月 一般社団法人スポットワーク協会理事(現任)


【幹事団】

主幹事証券 大和 - -

主幹事証券 三菱UFJモルガン・スタンレー - -

主幹事証券 モルガン・スタンレーMUFG - -

引受証券 野村 - -

引受証券 みずほ - -

引受証券 SBI - -

引受証券 SMBC日興 - -

引受証券 岩井コスモ - -

引受証券 水戸 - -

引受証券 岡三 - -

引受証券 楽天 - -


【参考類似企業】今期予想PER(6/26)

2181 パーソルHD 15.7倍 (連結予想)

2341 アルバイトタイ 44.6倍 (連結予想)

2379 ディップ 16.9倍 (連結予想)

4848 フルキャストHD 10.5倍 (連結予想)

6054 リブセンス 17.5倍 (連結予想)

6098 リクルートHD 41.6倍 (連結予想)

6551 ツナグGHD 12.6倍 (連結予想)


【私見】

 規模も大きく、知名度高いスタートアップ銘柄の上場で注目度は高いです。以前から若手社長ということでメディアには取り上げられていましたが、人手不足の現状での需給は強く、都内中心に周囲でも利用者は多く実績も伴っています。まだ赤字と思いましたが、利益水準は高く、成長率も非常に高く納得できる数字です。問題はリクルートなど他社が隙間時間を使った求人に参入を示しているように、他社の追随が気になるところではありますが、先行特権で優位性はしばらくあるのではないかと思います。同業比較では、時価総額1900億でディップは経常利益は120億、フルキャストは経常利益70億で時価総額600億からどこを基準とするかでしょう。グロースではフリーが現状1500億ですが、勢いがあるときは2000億を超えていたので、当面の目標は時価総額2000億の2000円のラインと個人的には思います。需給としてはジャフコなどがロックはありませんが、この規模では影響は少なく、海外配分も6割から7割に増えたことから初値段階で株価は高いと予想します。


想定価額:1330円

仮条件上限:1430円

初値予想:1800円

ブック申し込み度・・・強気

セカンダリー期待度・・・中立

総合評価:4

2 件のコメント:

  1. 担当さんから支店配分が少なくて申し訳ないと電話がありました。
    第4回訂正事項を見てみると海外売出2781万株、国内売出499万株と変更になっていました。海外人気が凄まじいですね。

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  2. 海外に持っていかれましたね。想定以上に取れなかったです。初値も高いでしょう。

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