2026年3月15日日曜日

IPO分析(セイワHD)

【スケジュール】

仮条件決定 2026/03/10
ブックビルディング期間 2026/03/11 - 03/17
公開価格決定 2026/03/18
申込期間 2026/03/19 - 03/25
払込期日 2026/03/26
上場日 2026/03/27

【事業内容】

 当社グループは、当社及び連結子会社15社により構成されております。なお、当社は、有価証券の取引等の規制に関する内閣府令第49条第2項に規定する特定上場会社等に該当しており、これにより、インサイダー取引規制の重要事実の軽微基準については連結ベースの数値に基づいて判断することとなります。

 当社は、主に製造業を営む国内中小企業をM&Aにより事業承継し、持株会社として、M&Aによる事業承継の解決とセイワプラットフォームによるグループ企業管理を行っております。

 当社グループはモノづくり事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しておりますが、グループ各社の事業内容は次のとおりであります。

会社名

主な事業

株式会社セイワホールディングス(当社)

(本社:愛知県名古屋市中区)

事業承継M&A

株式会社セイワ工業

本社及び工場:三重県桑名郡木曽岬町

溶接・製缶加工

東栄コーティング株式会社

本社及び工場:岐阜県岐阜市

めっき加工

光誠産業株式会社

本社:千葉県柏市、三和工場:東京都足立区

鋼構造物製造・販売

三陽電工株式会社

本社及び工場:埼玉県戸田市

電線・ケーブル製造・販売

三重工業株式会社

本社及び工場:千葉県市原市

ゴム成形機製造・販売

株式会社平野製作所

本社及び工場:岐阜県美濃市

溶接・製缶加工

タマ化工株式会社

本社及び工場:東京都立川市、東松山工場:埼玉県東松山市

カチオン電着塗装

株式会社カケンジェネックス

本社及び工場:千葉県松戸市

成形アシスト装置製造・販売

株式会社JOB

本社:愛知県碧南市

土木事業

日本計器株式会社

本社及び工場:大阪府柏原市

液面計製造・販売

株式会社開伸

本社及び工場:滋賀県長浜市

プラスチックケースの製造・販売

日本興業株式会社

本社:三重県桑名市

土木事業

株式会社金谷塗装工業所

本社及び工場:群馬県太田市

カチオン電着塗装

株式会社冨士商事

(本社:愛知県名古屋市中区)

株式会社冨士鍍金工業所を買収する際のSPC(特別目的会社)

株式会社冨士鍍金工業所

本社及び工場:愛知県犬山市、各務原工場:岐阜県各務原市

めっき加工

 

 当社が行う事業承継の特徴は、以下のとおりであります。

(1)事業承継の対象エリア

 当社は、「後継者不在である中小企業のM&Aを連続的に行い独自の仕組みでバリューアップを行う、製造業特化型の事業承継プラットフォーマー」であります。

 当社が行う事業承継の対象エリアは、モノづくりにおいて次のようなニッチトップ(注1)になり得る特徴を有しながらも、後継者の不在等により企業の継続が困難な中小企業であります。

・高いマーケットシェア

・参入障壁が高い(法規制、商圏など)

・独自の技術・設備・特許を保有

・高度な人材が在籍

・代替可能性が低い商品、サービス

 当社は次の図の基準・プロセスにより、上記のような企業の事業承継を行い、バリューアップ(企業価値の向上)を図っております。

 

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(注) 1.ニッチトップとは、特定の狭い市場(ニッチ市場)において、高いシェアと競争力を持つことです。

 2.(図中)PMIとは、Post Merger Integrationの略称で、M&A成立後、経営体制、業務運営、情報システム等を円滑に統合し、買収による経営効果を創出するための一連の活動を指します。

 

(2)セイワプラットフォーム

 当社グループは、グループのコア技術である「職人の技」「設計・企画力」「設備力」をかけ合わせることで多様なモノづくりのニーズに応え、また、各グループ会社のポテンシャルを最大限に発揮することで顧客の期待を超える提案を行うことを目指しております。

 そのために、次の図に示す「セイワプラットフォーム」を通して、グループ各社単体で所有が困難な機能を一括管理することにより、当社グループ全体での成長を実現してまいります。

 

0201010_002.png

 

 さらに、当社はセイワプラットフォームを通じて、グループ会社のバックオフィス機能を集中させることにより徹底的な低コスト化を図るとともに、営業・製造・開発等の戦略策定やグループシナジーの追求による生産性向上のための事業支援を行います。その成長により得られた資金を、経営効率化のためのIT投資や経営管理人材の増員によるセイワプラットフォームの強化、設備投資、新規M&Aに活用することで競争力の更なる強化を行います。その結果グループ会社の独自性の向上やシェアアップが可能となり、結果的に、顧客に新しい価値提供が出来るようになります。これらの循環を適切に加速させることで、グループ会社を支援するセイワプラットフォーム自体も、自走的に成長させていくことを目指しております。

 

【業績等】

決算期 種別 売上収益 営業利益 税引き前利益 純利益
2026/05 連結中間実績 3,874 939 844 667
2026/05 連結会社予想 7,779 1,553 1,490 1,002
2025/05 連結実績 7,769 700 563 327
2024/05 連結実績 7,276 471 445 281

決算期 種別 EPS BPS 配当
2026/05 連結会社予想 66.43 324.69 -

上場時発行済株数 18,805,000株(別に潜在株式1,292,000株)
公開株数 6,210,000株(公募3,720,000株、売り出し1,680,000株、オーバーアロットメント810,000株)

PER:18.8
PBR:
配当利回り:
公募時吸い上げ資金:78億
公募時時価:235億
​   
【株主構成】 

野見山勇大 代表取締役社長など 11,445,500 69.89% 360日  売出 200,000 
石田克史 特別利害関係者など 1,365,800 8.34%
(株)フューチャーラボ 取引先 1,274,200 7.78% 売出 1,150,000
DBC1号投組 投資業(ファンド) 479,500 2.93% 180日
井川径成 取締役副社長など 413,500 2.52% 180日
あいぎん未来創造ファンド4号投組 投資業(ファンド) 330,000 2.02% 売出330,000
森祐介 子会社の代表取締役など 134,500 0.82% 180日
あいぎんベンチャーファンド2号投組 投資業(ファンド) 115,000 0.70% 
橋本久司 子会社の元役員 75,000 0.46% 180日
橋本享子 子会社の元役員 75,000 0.46% 180日
山下裕輔 執行役員など 72,100 0.44% 180日
伊沢智也 元役員 61,000 0.37% 180日

本募集並びに引受人の買取引受による売出しに関連して、売出人かつ貸株人である野見山勇大は、共同主幹事証券に対し、元引受契約締結日から上場(売買開始)日(当日を含む)後360日目の2027年3月21日までの期間(以下ロックアップ期間①)という。)中、共同主幹事会社の事前の書面による同意なしには、当社普通株式の売却等(ただし、引受人の買取引受による売出し、オーバーアロットメントによる売出しのために当社普通株式を貸し渡すこと、グリーンシューオプションの対象となる当社普通株式を株式会社SBI証券が取得すること等は除く。)は行わない旨合意しております。

 また、当社株主(新株予約権者を含む)であるDBC1号投資事業有限責任組合、井川径成、森祐介、橋本久司、橋本享子、山下裕輔、伊澤智也、三宅悠介、児玉栄司、安東秀顕、坂田啓輔、大石勇、戸塚優、小﨑和哉、進藤祐造、竹内和彦、松本竜也、佐藤康、西尾勉、山田雅和、吉良晃一及びその他38名は、共同主幹事会社に対し、元引受契約締結日から上場(売買開始)日(当日を含む)後180日目の2026年9月22日までの期間(以下「ロックアップ期間②」といい、ロックアップ期間①とあわせて以下「ロックアップ期間」という。)中、共同主幹事会社の事前の書面による同意なしには、当社普通株式の売却等は行わない旨合意しております。


【代表者】

代表者名 野見山 勇大(上場時33歳11カ月)/1992年生
本店所在地 愛知県名古屋市中区錦
設立年 2021年
従業員数 34人 (2026/01/31現在)(平均38.91歳、年収587.9万円)、連結345人
事業内容 製造業の事業承継推進、プラットフォーム化によるグループ経営
URL https://seiwaholdings.co.jp/
株主数 17人 (目論見書より)
資本金 100,000,000円 (2026/02/20現在)


【幹事団】

主幹事証券 SBI 2,902,500 53.75%
主幹事証券 みずほ 2,273,400 42.10%
引受証券 大和 135,000 2.50%
引受証券 東海東京 54,000 1.00%
引受証券 楽天 8,100 0.15%
引受証券 松井 8,100 0.15%
引受証券 マネックス 8,100 0.15%
引受証券 静銀ティーエム 5,400 0.10%
引受証券 極東 5,400 0.10%

【参考類似企業】今期予想PER(3/10)

2884 ヨシムラフード 14.9倍 (連結予想)
319A 技術承継 61.3倍 (連結予想)  前期)時価1200億 売上150億 当利30億
3928 マイネット 8.9倍 (連結予想)
7318 セレンディプ 9.0倍 (連結予想) 時価330億 売上500億 経常21億
9166 GENDA 26.2倍 (連結予想)

【私見】

 昨年の技術支援機構と同業種で製造業のM&A会社であり、同社が5倍ほどに上がったほどビジネスモデルとしては評価は高いです。同社は異常な人気になったが、セレンディブとの比較が妥当で、公募価額・時価総額も妥当な水準だと思います。今後の成長性次第では、セレンディブを超え、技術支援機構に近づくことも可能性としてはゼロではないです。
問題は地合いで、先が見えないグロース株に資金は入ってこない現状で、買いが入るか難しい判断になります。
 
想定価額:1230円
仮条件上限:1250円
初値予想:1400円
ブック申し込み度・・・中立
セカンダリー期待度・・・中立
総合評価:3

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