2022年3月7日月曜日

IPO分析(Repertoire Genesis )

 【事業内容】

​ 当社は、「治らないをなくす」というミッションのもと、当社独自の免疫多様性解析技術から得られる多くの情報を統合し、生体反応を多方面から正確に把握することで、がんや自己免疫疾患、感染症などの幅広い疾患分野において、免疫系を応用したこれまでにない新しい医療開発(基礎研究、予防、診断、治療)を支援する事業を展開しております。

 免疫系は、私たちが体内に元々備えている自然界で最も洗練された診断及び治療の仕組みの一つと言えます。しかしながら、これまではその詳細を十分に把握/解明できなかったため、医療分野では免疫系が持つ潜在的な医療応用へのポテンシャルを十分に活かせていませんでした。

 当社独自の免疫多様性解析技術は、患者さんの免疫系に関する複雑かつ多くの情報を遺伝子レベルで解読し、免疫系がその患者さんの病気にどのように関与しているか、また特定の治療方法がどのように免疫系に影響を与えているかの検証を可能とします。これらの解析結果を独自のバイオインフォマティクス(注1)技術とこれまでに当社が蓄積したデータベースと組み合わせて多面的に把握することで、顧客の抱える医療開発に関する課題に合わせた高付加価値なソリューションが提供可能となります。

 当社では2014年10月の創業以来、免疫系を担う主要なリンパ球であるT細胞の表面にあるT細胞受容体(TCR)及びB細胞の表面にあるB細胞受容体(BCR)の詳細な遺伝子解析であるTCR/BCRレパトア解析を主軸として、がん、感染症、自己免疫疾患などの多くの疾患分野での解析を実施してきております。これまでに多くのアカデミア(大学や研究機関)や製薬企業との共同研究やパートナーシップ、及び商業的関係構築の実績を積み上げてきました。当社は今後も多くの研究機関と協力することで、免疫系への理解を深めて、「治らないをなくす」という世界を実現すべく、当社独自の免疫多様性解析技術を世の中に広めていくことで、人類の健康に資する研究開発を推進することを目的とした事業展開をしていきます。


(1) 当社の事業領域

① 拡大を続ける事業機会

 当社がターゲットとする免疫系を応用した医療開発領域は、英国ロンドンに本社を置き、ライフサイエンス分野におけるマーケット情報分析を行うEvaluate社によると、下記のグラフのとおり、がん治療薬、糖尿病治療薬、免疫抑制剤及びワクチンにおいて全世界の売上の増加が予測されるなど、ヘルスケア分野において大きな拡大が想定される成長マーケットの一つであり、当社は免疫応答を詳細に把握することができる当社独自の免疫多様性解析技術を活用することで、がん、感染症、自己免疫疾患、アレルギー、臓器移植など数多くの免疫系が関与する疾患分野にアプローチすることを目指しております。

  また、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)等の感染症の大流行への対策が、持続可能な社会を実現するための大きな社会課題となる中、感染症予防ワクチンの開発支援や感染による重症化を予測するバイオマーカーの開発など当社が寄与できる事業機会が拡大してきております。また、がん免疫療法、自己免疫疾患市場の拡大、抗体医薬、免疫細胞療法、遺伝子治療の普及、ゲノム編集の臨床応用の試みが加速化する中で、当社が保有する一連の独自技術を組み合わせることで、製薬企業による新規抗体医薬の創出、既存薬剤の適応拡大の支援、ゲノム編集を用いた免疫細胞療法(TCR-T、CAR-T)の開発も可能となります。さらに、近年では製薬企業による診断薬や予防分野への参入、後発医薬品メーカーの新薬開発への参入、AI創薬の試みの活発化など、創薬環境が大きく変化してきている中で、当社では免疫細胞の受容体情報から潜在的なバイオマーカーを見出し、診断アプリケーションの開発に迅速につなげ、また免疫系が持つ、病気の監視、早期発見、治療機能を応用した創薬支援サービスを提供し、複雑な免疫系の暗号を復号化し、病気の診断と治療を変革するためのバイオインフォマティクスを軸とした創薬ソリューションを提供するなど、外部環境の変化を捉えた事業展開を行っております。

 当社では、がんや自己免疫疾患、感染症やアレルギーなどの様々な種類の病気に免疫系が関与していることに着目し、また人が過去から現在までに遭遇した病気の記憶は、免疫系内に保存されていることから、この免疫系の包括的で詳細な理解が、病気の原因や薬の作用メカニズムの解明に欠かせないものであり、免疫系の多様性解析を活用することで、これまでにない画期的な予防、診断、治療法を開発することが可能となると考えております。中長期的には、免疫多様性情報に基づいた治療法の選択や個別化医療を実現することが、世界中で今後加速すると考えられる免疫関連疾患の増大と医療経済のひっ迫という大きな社会課題を解決し、当社のミッションである「治らないをなくす」ことの実現につながると考えております。


 ② 当社技術の特長

 免疫系の詳細な理解に基づいて、新しい治療法や診断法を開発する試みは、当社の創業以前にもありましたが、その実現は容易ではありませんでした。その理由としては、免疫系が数多くの外来性の抗原に対応するために元々備えている多様性の規模が大きいため、正確にその全貌を把握することが困難であったためです。そこで、当社は、免疫系の多様性と特異性についての把握に必須となる次世代型のTCR/BCRレパトア解析を開発しました。

 (ア)がん免疫療法の有効性評価、バイオマーカー開発

 がん治療の分野では、近年免疫系を利用した治療法(がん免疫療法)の開発が盛んに行われています。これら治療法の多くは、患者さん自身のT細胞やB細胞の働きを利用しています。TCR/BCRレパトア解析は、がん組織、あるいは血液中に存在する免疫細胞が治療によってどのように変化するかを明らかにすることができ、がん免疫療法の有効性や安全性の評価に利用することができます。特に免疫チェックポイント阻害薬は高い治療効果が示されているがん免疫治療薬であり、現在も様々な種類の免疫チェックポイント阻害薬の開発が世界中の製薬企業によって進められています。これらの薬は一部のがん種や症状に対して有効ではありますが、効果のある患者さんは限られ、有効な患者さんを予測するバイオマーカーの開発が求められています。免疫チェックポイント阻害薬の効果は患者さんの免疫状態に影響を受ける可能性があり、TCR/BCRレパトア解析から得られる情報が有用なバイオマーカーの開発につながると期待されます。

(イ)免疫療法の開発

 TCR/BCRレパトア解析を用いて、特定の抗原で刺激する前後の検体サンプルを比較することで、抗原刺激によって増加した免疫細胞を探索することができ、また抗原刺激によって誘導されたT細胞やB細胞が持っているTCR/BCR遺伝子の配列を決定することができます。抗原に反応するTCR/BCRの遺伝子配列を特定できれば、そのTCR/BCR遺伝子を人為的に免疫細胞に導入することで遺伝子改変型の細胞療法を実現することや抗体医薬の開発につなげることができます。 

(ウ)自己免疫疾患のバイオマーカー

 関節リウマチなどの自己免疫疾患は、本来は異物を認識し排除する役割を持つ免疫系が、正常な細胞や組織に対して過剰に反応してしまうことで起こる病気です。多くの自己免疫疾患の原因は十分に明らかにされておらず、様々な免疫系の異常により発症すると考えられています。TCR/BCRレパトア解析により、自己免疫疾患に特徴的なT細胞やB細胞の異常が明らかになれば、それらをバイオマーカーとして利用することができます。また、T細胞の異常に起因する患者さんや、抗体を産生するB細胞の異常が原因となる患者さんが分かれば、それらの患者さんに対するより効果的な治療法の開発が可能になります。

(エ)ワクチンの作用機序の解明

 TCR/BCRレパトア解析はワクチン開発にも有用です。ワクチン投与後に、T細胞やB細胞がどのような変化を示すのかをTCR/BCRレパトア解析により明らかにすることができます。抗原に特異的なT細胞が誘導される様子や抗体を産生するB細胞を検出できるので、ワクチンがどのような作用機序で働くのかを調べることが可能になり、より効果的なワクチンの開発が可能になります。


c.当社技術の優位性

 TCR/BCR遺伝子は、多数のV領域、D領域及びJ領域の遺伝子断片の組み合わせによって、多くの種類の遺伝子配列が作りだされます。そのため、これら遺伝子をPCRによって増幅するためには、V領域とJ領域それぞれに数十種類を超える多数のプライマーを用いて増幅するMultiplex PCR法が一般的には用いられます。このMultiplex PCR法を用いた場合、プライマー間の遺伝子増幅効率の差により、PCR増幅反応の過程でバイアス(偏り)が生じ、正確性を欠く結果になります。

 そこで当社では、1セットのアダプタープライマーとC領域に特異的なプライマーを用いて増幅するAdaptor-ligation PCR法を開発し、2017年に特許を取得いたしました(特許第6164759号)。当社が開発したAdaptor-ligation PCR法では、異なるV領域やJ領域を持つ全てのTCR/BCR遺伝子を、1セットのプライマーで増幅することが可能であり、Multiplex PCR法で問題となる解析データの偏りが起こりません。また、B細胞は抗原との結合力を増すためにV領域、J領域の遺伝子配列に体細胞超突然変異が発生することが知られていますが、当社の増幅手法ではプライマーの結合に影響を受けることがないため、正確性の高い遺伝子増幅が可能となります。


 d.当社技術の広がり

 免疫系の解明及び新規の予防、診断、治療法の開発には、TCR/BCRレパトア解析以外にも、様々な技術が必要となるため、当社では免疫多様性解析に関する一連の関連技術群の開発を進めております。一例としては、がん細胞などの病気の細胞のみに存在している、正常な細胞とは異なる変異ペプチド(ネオエピトープ)を正確に判定するネオエピトープ解析技術を保有しております。


 (2) 当社のビジネスモデル

 顧客の医療開発に対して、免疫系を応用した新規医療開発支援事業を単一セグメントで展開しているため、セグメント別の記載は行っておりませんが、開発支援サービスの提供方法の違いにより「研究開発支援」及び「臨床開発支援」と2つの売上区分を定義しております。

<医薬品の開発工程と当社開発支援サービスとの関係>

 「研究開発支援」とは、顧客の基礎的な研究開発を支援する区分であり、主に大学や公的な研究機関などのアカデミアを対象とした比較的小規模な研究支援サービスを主に販売代理店経由で顧客に提供する事業領域を言います。

 「臨床開発支援」とは、顧客の応用的な臨床開発を支援する区分であり、主に製薬企業を対象として臨床サンプルを利用した比較的大規模で長期間にわたる開発プロジェクトを推進する事業領域です。

① 研究開発支援

 「研究開発支援」においては、主要顧客である大学・公的研究機関等のアカデミアに対して、当社独自の免疫多様性解析サービスを販売代理店経由で提供しております。

 主要サービスとして、TCR/BCRレパトア解析があり、顧客における当社技術の利用目的は多岐にわたっておりますが、様々な疾患の基礎的な免疫メカニズムの解明や新規の予防、診断、治療法の初期的な探索などが代表的なものとなります。

 研究開発支援における基本的な課金体系としては、解析量に応じた従量課金方式となり、比較的金額は小さく、かつ単発的な収益となりますが、安定的な売上に貢献するのみならず、最先端の研究をされているアカデミアのKOL(キーオピニオンリーダー)などの専門家との積極的な意見交換や共同研究に基づいた技術の開発・特許の共同出願を推進することで、当社の中長期的な発展の礎とするオープンイノベーション的な要素も企図した事業領域となります。

②臨床開発支援

 「臨床開発支援」においては、主要顧客である製薬企業等と開発内容と経済条件をよく協議したうえで、直接契約をし、当社の免疫多様性解析技術・ノウハウ・情報等と製薬企業の新規医薬品候補・既存医薬品・ノウハウ・情報等とを連携することで、これまでにない新しい予防、診断、治療法を開発しております。

 臨床開発支援における基本的な課金体系としては、プロジェクト規模に応じた複数年契約を基本とした従量課金方式となり、比較的金額は大きく、かつ中長期的な収益貢献となります。尚、リスクとリターンのバランスに応じてプロジェクトから得られた成果物が共有となり、将来の売上ロイヤリティが生じる共同研究開発形式の契約となることもあります。


③ 研究開発支援と臨床開発支援の関係性

 医薬品の各開発工程において、当社が顧客に提案する価値類型を示したものです。医薬品開発の上流から下流までをシームレスに幅広く価値提案することで安定的な収益基盤の構築と高い成長可能性の両立を実現する安定的高成長モデルとなっていると考えております。

 当社では、主にアカデミアの基礎的な研究ニーズに応える形で、独自性の高い研究開発支援サービスを提供することで、顧客が新規性の高い研究成果が出せるように支援しております。また、基礎的な研究で一定の評価が得られた場合には、アカデミアの基礎研究からヒトの臨床サンプルを利用した臨床開発に開発フェーズが移行しますが、当社では臨床開発のニーズに対応するために、2018年7月に医薬品の安全性に関する非臨床試験の実施の基準に関する省令(医薬品GLP省令)に準じて当社の開発した解析サービスを提供する体制を構築しました。さらに2019年3月にはレパトア解析の分野でISO/IEC 17025:2017(注18)の認定を取得したことによって、当社の独自性の高い解析に対して国際的な信頼性が付与されたと考えており、製薬企業との長期的な臨床開発案件の増大につながっております。


(3) 当社の成長戦略

 世界で拡大を続けている免疫系を応用した医療開発ニーズを確実に捉えていくために、3本の成長軸を基本とした成長戦略を遂行しております。具体的には、①基礎的な研究開発支援から応用的な臨床開発支援へと開発フェーズをステップアップさせるという事業軸、②同一製薬企業内でも複数本の開発案件に提携を広げるプロジェクト展開軸、③国内外の顧客数を増やす顧客軸、という3本の成長軸で、今後も金額規模が大きく契約期間の長い臨床開発支援案件を多く獲得することにより、安定的かつ高い成長性の実現を目指します。


 【業績等】業績動向(単位:百万円)決算期

2022/12 単独予想 777 92 92 74

2021/12 単独見込 602 -13 6 4

2020/12 単独実績 416 20 19 17

2019/12 単独実績 217 -125 -126 -128


EPS BPS  配当

2022/12 単独予想 19.33 746.15 0.00


上場時発行済株数 4,044,000株(別に潜在株式352,500株)

公開株数 1,911,300株(公募930,000株、売り出し732,000株、オーバーアロットメント249,300株)

調達資金使途 設備資金、借入返済済、新規人材の採用費およびその人件費、研究開発投資、運転資金


募集を行う地域

欧州及びアジアを中心とする海外市場(ただし、米国及びカナダを除く。)


PER:54.3

PBR:

配当利回り:

公募時吸い上げ資金:20.6億

公募時時価:42億

​   

【株主構成】 

UTEC3号投組 ベンチャーキャピタル(ファンド) 1,020,000 29.42% 90日

Beyond Next Ventures 1号投組 ベンチャーキャピタル(ファンド) 510,000 14.71% 90日

鈴木隆二 代表取締役会長 379,500 10.95% 180日

新井理 取締役 375,000 10.82% 180日

全薬工業(株) 資本提携先 342,000 9.87% 180日

松谷隆治 従業員 279,000 8.05% 180日

北浦一孝 従業員 183,000 5.28% 180日

市川満寿夫 代表取締役社長 154,500 4.46% 180日

丸山哲也 取締役 60,000 1.73% 180日

ノーベルファーマ(株) 資本提携先 42,000 1.21% 180日

坂田恒昭 取締役 25,500 0.74% 180日


 本募集並びに引受人の買取引受による売出しに関連して、売出人かつ貸株人である鈴木隆二、売出人である新井理、松谷隆治、北浦一孝及び坂田恒昭並びに当社株主(新株予約権者を含む。)である全薬工業株式会社、市川満寿夫及び丸山哲也は、主幹事会社に対し、元引受契約締結日から上場(売買開始)日(当日を含む。)後180日目の2022年9月13日までの期間中、主幹事会社の事前の書面による同意なしには、当社株式の売却(ただし、引受人の買取引受による売出し及びオーバーアロットメントによる売出しのために当社普通株式を貸し渡すこと等は除く。)等は行わない旨合意しております。

 また、売出人であるUTEC3号投資事業有限責任組合及びBeyond Next Ventures 1号投資事業有限責任組合は、主幹事会社に対し、元引受契約締結日から上場(売買開始)日(当日を含む。)後90日目の2022年6月15日までの期間中、主幹事会社の事前の書面による同意なしには、当社株式の売却(ただし、引受人の買取引受による売出し等は除く。)等は行わない旨合意しております。

【代表者】

代表者名 市川 満寿夫(上場時43歳6カ月)/1978年生

本店所在地 大阪府茨木市彩都あさぎ(最寄りの連絡所:東京都中央区日本橋本町)

設立年 2014年

従業員数 16人 (2021/12/31現在)(平均46.6歳、年収633万円)

事業内容 免疫多様性解析を基盤とした新規診断法・治療法の開発支援

URL https://www.repertoire.co.jp/

株主数 9人 (目論見書より)

資本金 100,000,000円 (2022/02/10現在)

上場時発行済株数 4,044,000株(別に潜在株式352,500株)

公開株数 1,911,300株(公募930,000株、売り出し732,000株、オーバーアロットメント249,300株)

調達資金使途 設備資金、借入金返済、新規人材の採用費およびその人件費、研究開発投資、運転資金


代表者生年月日 1978年09月01日生まれ

代表者略歴

2001年09月 (株)スタッフサービス(現(株)スタッフサービス・ホールディングス)入社

2003年04月 (株)ポストゲノム研究所 入社

2015年06月 当社 取締役兼営業部長

2016年03月 当社 取締役兼営業部長

2017年04月 当社 取締役兼執行役員営業部長

2019年01月 当社 取締役兼執行役員事業開発部長 9月:当社 取締役兼執行役員事業統括部長、当社 取締役兼執行役員事業統括部長

2020年04月 当社 取締役兼専務執行役員事業統括部長

2021年04月 当社 取締役兼社長執行役員兼事業統括部長 8月:当社 代表取締役社長(現任)


【幹事団】

主幹事証券 みずほ 1,312,800 90.04%

引受証券 SMBC日興 29,100 2.00%

引受証券 SBI 29,100 2.00%

引受証券 あかつき 14,500 0.99%

引受証券 いちよし 14,500 0.99%

引受証券 岩井コスモ 14,500 0.99%

引受証券 東海東京 14,500 0.99%

引受証券 丸三 14,500 0.99%

引受証券 楽天 14,500 0.99%


【参考類似企業】今期予想PER(2/16)

2342 トランス 3.3倍 (連結予想)

4570 免疫生物 - (連結予想)

4572 カルナバイオ - (連結予想)

7707 PSS 19.6倍 (連結予想)


【私見】

 仮条件が大幅に下がったことからも人気のないバイオ銘柄ですが、コロナ関連でもあり、内容的にはそこまで悪そうでもありません。赤字のバイオが多い中、僅かですが黒字であることは評価出来ます。更に仮条件が大幅に下がったことにより、時価総額も小さくなり、ロックも完全のため需給不安はありません。そうは言っても、この地合いで積極的に買われることは考えにくく、公募前後の動きと予想します。 


想定価額:1660円

仮条件上限:1050円

初値予想:1050円

ブック申し込み度・・・やや弱気

セカンダリー期待度・・・中立

総合評価:2.5

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